近年さまざまなSNSや媒体で企業アカウントによる「プレゼント企画」が実施されており、商品・サービスの認知拡大や集客につなげています。
「プレゼント企画のやり方とは?」「プレゼント企画を成功させるコツについて知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、プレゼント企画のやり方・流れを5ステップで紹介します。成功のコツや注意点なども解説するので、ぜひ参考にしてください。
プレゼント企画とは?
プレゼント企画とは、特定の応募条件を設けて、それぞれを満たしたユーザーに対して何らかのプレゼントを行うキャンペーンのことを指します。
具体的な手法としては、以下のような企画が挙げられます。
- アカウントをフォロー&いいねした人の中から抽選でプレゼント
- ハッシュタグ付きで写真を投稿した人全員に割引クーポンを配布
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プレゼント企画を行うことで、SNSのフォロワー獲得や商品のプロモーションを行えるというメリットがあります。
また、プレゼント企画をきっかけに投稿を拡散させれば、自社のホームページやECサイト、YouTubeなどの外部メディアに誘導しやすくなるでしょう。
プレゼント企画の目的は企業によってさまざまですが、認知拡大や売上アップ、コミュニケーション促進、UGC創出などさまざまなメリットがあります。
プレゼント企画を実施するメリット
プレゼント企画を実施することで、自社商品やサービス、ブランドの認知拡大を図れるというメリットがあります。
プレゼント企画の応募条件によっては、キャンペーン投稿の拡散やフォロワーの獲得、集客、販売促進なども見込めます。
キャンペーンを通じて自社の店舗に集客したり、対象商品の購入を促せば、結果的に売上アップや利益向上につながるでしょう。
また、定期的にプレゼント企画を実施すれば、フォロワーが定着しやすく、自社商品やサービスのファン化・リピーター化を目指せるのもメリットです。
プレゼント企画のやり方・流れ
プレゼント企画を実施するには、以下の流れで進行します。
- 目的を明確にする
- 応募条件や規約を決める
- キャンペーンツールを選定する
- 企画を告知・実施する
- 効果検証・改善を行う
ここでは、それぞれの流れを順に解説します。
1. 目的を明確にする
まずは、プレゼント企画を実施する目的を明確にしましょう。
たとえば、「認知拡大」「ブランディング」「販売促進」など、目的によってキャンペーンの方向性や打ち出し方は大きく変わります。
目的が決まったら、ターゲット層や目標も定めましょう。
キャンペーンを実施する際は、自社の目的や課題によって適切なキャンペーンを選ぶことが大切です。
しかし、どのキャンペーンが良いか分からないという方もいるでしょう。SNSにおけるキャンペーン選びに迷う方は、ぜひOWNLYの『SNSキャンペーン診断』を試してみてください。
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2. 応募条件や規約を決める
目的やターゲット、目標が定まったら、プレゼント企画の内容を決めましょう。
プレゼント企画では、いかにユーザーが参加したくなる魅力的なキャンペーンを企画できるかが大切です。
企画すべき内容は、以下が挙げられます。
- プレゼント企画の内容
- 実施期間
- 参加条件
- 抽選方法
- 景品・クーポンの選定
- 特設ページの有無 など
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以下の記事では、面白いプレゼント企画を考えるコツやアイデアを紹介しているので、担当者の方はぜひチェックしてご活用ください。
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キャンペーン企画のアイデア13選!面白い企画を決めるコツも解説
3. キャンペーンツールを選定する
キャンペーンの企画をしたら、キャンペーンツールの選定も行いましょう。
キャンペーンツールを導入することで、手間のかかる作業を自動化でき、効率良くプレゼント企画を進行することができます。
ツールによっては、話題性のあるプレゼント企画の立案からサポートしてもらえるケースもあるので、柔軟に対応できるツールを選ぶのがおすすめです。
おすすめのSNSキャンペーンツールや選び方などについては、下記の記事もぜひチェックしてください。
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【2024年最新】SNSキャンペーンツール9選を比較!選び方も解説
4. 企画を告知・実施する
企画した内容をもとにキャンペーンを告知・実施します。
キャンペーン期間中は、こまめにツールで数値をモニタリングし、必要に応じて告知回数を増やしたり、広告配信の改善を行いましょう。
また、期間中は問い合わせ対応が必要になるケースもあります。あらかじめキャンペーン規約を定めたうえで、問い合わせ先を記載しておくと安心です。
5. 効果検証・改善を行う
キャンペーンが終了したら、事前に定めた指標をもとに効果検証を行いましょう。
目標を達成できたか数値を分析することで、今後のマーケティング施策に活用できます。
期間中のモニタリングや終了後の分析・改善も行えるキャンペーンツールを選ぶと安心です。
プレゼント企画におけるSNSの選び方
プレゼント企画を実施する際は、SNSプラットフォームを活用するのがおすすめです。しかし、どのSNSを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。
SNSを選定するときは、どのような目的で企画を実施するのか、プレゼント企画のターゲット層などによって適切な媒体は変わります。
各SNSプラットフォームにおけるプレゼント企画は、以下のようなものが挙げられます。
X(旧Twitter)
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- フォロー&リポストキャンペーン
- ハッシュタグキャンペーン
- リプライキャンペーン
- 引用リポストキャンペーン
- 写真投稿キャンペーン
- クイズ・診断型キャンペーン
- 投票・総選挙キャンペーン
- マストバイキャンペーン
- インスタントウィンキャンペーン
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Instagram
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- いいねキャンペーン
- リプライキャンペーン
- ハッシュタグキャンペーン
- フォトコンテスト企画
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LINE
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- 友だち追加キャンペーン
- レシート応募キャンペーン
- アンケートキャンペーン
- 投票キャンペーン
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TikTok
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Facebook
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以下からは、自社に合ったSNSプラットフォームを選ぶために、各SNSの特性や利用者層などについて詳しく解説します。
1. X(旧Twitter)
X(旧Twitter)は、140文字以内のテキスト投稿を中心としたSNSです。
リアルタイム性や拡散性が高く、商品・ブランドの認知度向上や話題化、新規フォロワーの獲得を得意としています。
参加者によるフォローやポスト、リポストなどのアクションによって、自身のブランドやキャンペーンの拡散を促せるのが大きなメリットです。
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2. Instagram
Instagramは、画像や動画などのビジュアルを中心に投稿・共有できるSNSです。
近年、Z世代の多くはInstagram内で情報収集を行ったり、ハッシュタグ検索などでトレンドを把握したりすることが多い傾向にあります。
Instagram単体での拡散性は低いものの、自社の世界観を伝えるためのブランディングに適しています。
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3. LINE
LINEは、個人やグループ間でのやり取りをメインとしたコミュニケーションツールとして利用されているSNSです。
日本国内では最も多いシェア率を誇っており、10代~50代まで幅広い年齢層に利用されています。
クーポン配信やポイントカード機能、キャンペーン告知などの機能が備わっており、広告や販促に向いています。
他のSNSに比べて拡散性が低いというデメリットがあるので、他のSNSと組み合わせた施策や、LINEアカウントを周知させる取り組みが必要です。
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4. TikTok
TikTokは、ショート動画の撮影・加工・投稿が行えるSNSです。近年、Z世代を中心に急上昇しており、今後も利用者が伸びていくことが予想されます。
トレンドの移り変わりが激しく、流行の把握や娯楽目的として広く利用されている傾向にあります。
TikTokでは、ユーザー参加型のキャンペーンとして、指定したハッシュタグを付けてユーザーに投稿してもらう企画が効果的です。
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TikTokの投稿キャンペーンとは?メリットや注意点、おすすめツールも紹介
5. Facebook
Facebookは、全世界で最もユーザー数の多いSNSで、実名登録制・1人1アカウント制であることが特徴です。
アクティブな利用者層は、30代後半~40代以上となっており、該当する年齢層や、ビジネスに関連する商材との相性が良いと言えるでしょう。
日本国内の利用者数はやや減少していますが、国外では多くの利用者数を誇るため、インバウンドなど海外向けの施策を展開するのにも向いています。
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プレゼント企画を成功させるコツ
プレゼント企画を成功させるには、以下のコツを意識しましょう。
- 複数のSNSを組み合わせる
- 参加ハードルを下げる
- 商品やサービスをお得に提供する
- 人気の高い景品を選ぶ
- 定期的にキャンペーンを実施する
ここでは、それぞれのコツについて解説します。
複数のSNSを組み合わせる
プレゼント企画を実施するときは、TwitterやInstagram、LINE、TikTokなど複数のSNSを活用するのがおすすめです。
どのSNSを使うかによっても変わりますが、Twitterなら拡散効果が見込めますし、LINEであれば友だち追加による囲い込みが期待できます。
リアルイベントで実施する場合も、SNSを組み合わせることで、より盛り上がりを見せられるため、多くの人に参加してもらいやすくなるでしょう。
以下の資料では、日本国内で利用されているSNSの利用状況と具体的な活用シーンを効果別に解説しています。
「自社のサービスはどのSNSが合うの?」「今から参入すべきSNSは?」とお悩みの方は是非ご参考ください。
参加ハードルを下げる
プレゼント企画を成功させるには、ユーザーが気軽に参加できるようハードルを下げましょう。
参加ハードルを下げることもよいですが、キャンペーンに参加するだけで、楽しさや満足感を得られるような仕掛けを用意することも効果的です。
SNSに動画を投稿して参加してもらう企画や、参加者全員に何らかの特典を提供したりすれば、ユーザーのモチベーションを高めることができます。
たとえば、TikTokで動画投稿すると応募できるタイプや、Instagramでフォトコンテスト形式のキャンペーンを実施したりするのがおすすめです。
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商品やサービスをお得に提供する
プレゼント企画を実施する際は、自社の商品やサービスをお得に使ってもらえるような企画を検討しましょう。たとえば、新商品の無料クーポンを配布したり、サンプルをプレゼントしたりするといった方法があります。
実際に商品やサービスを手に取ってもらえば、新規顧客の獲得やトライアル促進につながります。
また、「年に一度」「年末限定セール」「○○日限定」のように、限定性をアピールすることもおすすめです。
人気の高い景品を選ぶ
プレゼント企画を練るときは、景品選びにも十分考慮する必要があります。定番の人気商品やターゲット層の趣味趣向に合う景品を選ぶのもよいでしょう。
たとえば、「自分で買うのは悩んでしまう価格だが、キャンペーンで当たれば嬉しい」と消費者にとって魅力的にうつる景品を選ぶのもおすすめです。
当選人数が少ない場合でも、人気家電や豪華景品を選択肢の1つに入れるといいでしょう。
また、AmazonギフトやJCBギフトカードなど、デジタルギフトを景品に選ぶのも効果的です。モノより現金に近い景品なので、幅広いユーザーに喜ばれるでしょう。
デジタルギフトは、SNSやメールを通して送付できるため、景品の在庫管理や当選者への郵送手続きも不要で、キャンペーンの負担が軽減します。
定期的にキャンペーンを実施する
キャンペーンを一度だけ開催して終わりでは、ユーザーに興味を持ってもらえず、フォロー解除やユーザー離れにつながってしまいます。
そのため、フォロワーの定着を図りたい場合や自社のファンを増やしたい場合は、単発のキャンペーンはおすすめできません。
定期的にキャンペーンを継続することで、アカウントへの定着率が高まり、自社ブランドへの信頼度や想起性が高まります。
SNSキャンペーンツールの「OWNLY」であれば、15種類以上のSNSキャンペーンを定額かつ回数無制限で利用いただけます。
定期的にキャンペーンを実施したいとお考えの方は、回数無制限のOWNLYを利用するとお得です。ご興味のある方は、ぜひ下記の資料を無料でダウンロードしてください。
企業によるプレゼント企画の成功事例5選
ここからは、企業によるプレゼント企画の成功事例を紹介します。X(Twitter)、Instagram、LINE、TikTok、Facebookそれぞれの事例を上げているので、ぜひ参考にしてください。
1. タイミー|X(Twitter)フォロー&RTキャンペーン
スキマバイトアプリ・タイミーの公式Twitterアカウントでは、「#もっと知ってタイミー」と称して、フォロー&リポストキャンペーンを実施しました。
キャンペーンは期間中1日1回参加でき、その場で当選結果が分かるインスタントウィン形式となっています。
参照:#もっと知ってタイミー フォロー&RTキャンペーン|OWNLY導入事例
応募者の中から抽選で10名にAmazonギフト券10,000円分がプレゼントされるという内容で、ブランドやサービスの認知拡大につながっている事例です。
ツイートにはアプリのリンクも含まれているため、ユーザーがスムーズにアプリをインストールできるように促進している点もポイントです。
2. アイリスオーヤマ|Instagramハッシュタグキャンペーン
続いて紹介するのは、アイリスオーヤマ公式Instagramで実施されたハッシュタグキャンペーンの事例です。
自宅にある同社のクッキングケトルを使った様子を「#クッキングケトル」付きで投稿すると、抽選で100名に同社商品がプレゼントされるという内容です。
このキャンペーンは、クッキングケトルが使用されやすい冬季に実施することで、認知拡大〜販売促進の効果をより高めました。
ユーザーが写真付きで投稿する参加型キャンペーンは、画像や動画などのビジュアルをメインとしたInstagramとの相性が良いと言えるでしょう。
3. 新潟茶豆|LINEレシート応募キャンペーン
参照:新潟茶豆 たくさん食べてご馳走を当てようキャンペーン|OWNLY導入事例
JA全農にいがた/にいがた園芸農産物宣伝会では、新潟茶豆のプロモーションを目的として、「新潟茶豆 たくさん食べてごちそうをあてよう!キャンペーン」を実施しました。
対象商品を購入したレシートを撮影し、メールアドレスまたはLINEでエントリーすると応募できるというものです。
メールやLINEに加えて、はがき応募にも対応することで、幅広い年齢層からの応募を狙いました。
レシート応募によって購買を促し、豪華賞品をプレゼントにすることで、新潟茶豆の認知拡大や販売促進にもつながっています。
4. Relux|Relux思い出TikTokキャンペーン
宿泊予約サービスReluxでは、公式TikTokで投稿キャンペーンを実施しました。
宿泊したホテルや旅館、旅行などに関する動画を撮影し、施設の位置情報と「#Relux思い出」をつけて投稿すると応募できます。
応募者の中から抽選で5名に、指定施設で使える無料宿泊券をプレゼントするという内容です。
キャンペーン参加者全員には、Reluxで利用できる5%OFFクーポンをプレゼントすることで、サービスの利用促進につながる事例となっています。
5. 家族アルバム みてね|Facebookシェアキャンペーン
続いては、お子様の写真や動画を無制限無料で、家族で共有・整理できるアプリ「家族アルバム みてね」の公式Facebookで実施されたキャンペーン事例です。
利用者数200万人を突破した記念として、フォロー&シェアキャンペーンを実施しました。
景品には、往復航空券付きのホテル宿泊券やAmazonギフト券などの豪華景品が用意されています。
また、キャンペーンに合わせて「送料無料キャンペーン」を延長させることで、注目度が高まったタイミングでサービスの認知度を向上できる点もメリットです。
プレゼント企画を行う際の注意点
プレゼント企画を行う際は、以下の点に注意しましょう。
ここからは、それぞれの注意点について解説します。
ガイドラインを遵守する
キャンペーンを実施する際は、使用する媒体のガイドラインを遵守しましょう。
たとえば、X(旧:Twitter)であれば、キャンペーンについて下記のようなガイドラインが示されています。
- 複数アカウントを作成させない
- 繰り返し同じツイートをさせない
- すべての応募を確認できるように、主催者の@ユーザー名を含めてツイートしてもらう
- キャンペーンに関連する話題を盛り込むように推奨する
- Twitterルールに準拠する
- 適用法令および規制
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参照:キャンペーンの実施についてのガイドライン|ヘルプセンター
これらを遵守しなければ最悪の場合、アカウントの停止や凍結などのリスクがあるので注意しましょう。
景品表示法に注意する
景品表示法(景表法)などの各種法律もしっかり遵守する必要があります。
たとえば、景表法では現金・現金同等物を景品としてはいけないという決まりがあり、過大な景品類の提供は禁止されています。
景品表示法は法律がかかわってくるため、心配な方はキャンペーン代行会社や社内の法務部と企画段階でしっかり相談しておくといいでしょう。
まとめ
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OWNLYでは、UGCマーケティングやSNS運用代行、Instagramのハッシュタグ最適化、動画制作代行など、さまざまな施策を展開することもできます。
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