「X(旧Twitter)の外部リンクは禁止されている?」「外部リンクでインプレッションが減ることはある?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
X(旧Twitter)の外部リンクは、ルールによって禁止されていませんが、インプレッションが下がる原因になる可能性があります。
そのため、外部リンクを貼り付けたポストを行う際は、より多くのユーザーに見てもらうための工夫が欠かせません。
この記事では、X(旧Twitter)に外部リンクを貼る際の注意点や、インプレッションを下げずに外部リンクを貼る方法などを解説するので、ぜひ参考にしてください。

X(旧Twitter)に外部リンクを貼るのは禁止されている?
X(旧Twitter)に外部リンクを貼り付けることは禁止されていません(※2024年1月時点)。
2022年イーロン・マスク氏によってX(旧Twitter)の外部リンクが禁止されたり、撤回されたりという度重なるポリシーの変更で、混乱を生んでいるケースがあるようです。
X(旧Twitter)に外部リンクを貼るという行為は、X(旧Twitter)から他サイトへの離脱を誘導することを意味します。
X(旧Twitter)のアルゴリズムでは「X(旧Twitter)への滞在時間」も深く関わってくるため、滞在時間が長いほどポストがタイムラインに表示されやすくなります。
そのため、外部リンクを貼り付けることでインプレッションが著しく下がってしまったり、タイムラインに表示されにくくなったりする場合があるのです。
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ペナルティを受ける可能性がある
外部リンクを貼り付けたポストばかりを何度も投稿すると、ペナルティを受ける場合があるようです。
とくに、悪質な外部リンクを貼り付けてポストすると、アカウント停止や凍結のリスクも考えられます。
アカウントが凍結されると、これまで投稿したポストやフォロワーを失ってしまうので注意しましょう。
X(旧Twitter)で制限されている外部リンク
X(旧Twitter)が安全でないと判断しないリンクは、拒否リストに登録または警告が行われます。
制限を受けると、外部リンクをクリックしたときに警告が表示されたり、ポストが表示されなくなったりすることがあります。
- マルウェアを含むリンク、またはマルウェアに誘導するリンク
- フィッシングサイト
- 誤解を招くリンク
- 虚偽的なリンク(アフィリエイトリンク、クリックジャッキングリンクなど)
- 予期せぬ転送先へと誘導する、悪意のあるリダイレクトリンクなど
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参照:スパムに関するポリシー
こうした利用者を誘導したり妨害したりするリンクはスパムとして認識され、アカウント自体が制限を受ける可能性もあるので注意が必要です。
なお、説明を含まないリンクをたまに投稿することは、ポリシー違反に該当しないと明記されています。
X(旧Twitter)で外部リンクを貼るときのポイント
悪質なリンクでない限り、X(旧Twitter)で外部リンクを貼る行為はNGではありません。しかし、意図せず制限を受けてしまったり、インプレッションが下がってしまう可能性もあるでしょう。
外部リンクを貼るときは、以下のポイントを意識するのがおすすめです。
ここでは、それぞれのポイントについて順に解説します。
リプライ欄に貼る
自身のポストのリプライ欄に外部リンクを貼る方法です。
リプライ欄を利用することで、元ポストのインプレッションやエンゲージメントを落とさずに外部リンクを貼ることができます。
また、ポスト本文の文字数を削ることなく投稿できるので、ユーザーに情報量を多く伝えることが可能になります。
ポストに直接リンクを貼り付けた場合に比べて、リプライ欄にリンクを貼り付けてポストした方が、インプレッションが伸びたというケースもあるようです。
しかし、リンクのクリック数は直接ポストに貼り付けたほうが高いという場合もあるため、クリックされるかは投稿内容や拡散数次第となるでしょう。
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DMで送る
外部リンクをDMで送ることで、高確率で外部リンクを開いてもらえます。
ただし、ポストのように不特定多数の人にリンクを見てもらうことはできないので、限られた用途でしか利用できないと言えるでしょう。
たとえば、キャンペーンを実施する際に、特定の条件をクリアした参加者に送信したり、当選した応募者のみDMを送ったりすることも有効です。
フォローしていないユーザーに無作為にDMを送ると、アカウント制限などがかかってしまうケースがあるので注意しましょう。
プロフィールに貼る
プロフィールにリンクを貼ることで、制限を受けずにサイトへ誘導することができます。
自社のWebサイトやECサイトなど、誘導したいサイトが明確に決まっている場合は、プロフィール欄のURLに貼り付けるのがスムーズです。
ポストから直接サイトに遷移を促すことはできないため、リンクのクリック数は減少してしまう可能性はあります。
しかし、自社のアカウントやブランドに興味を持ってプロフィールを訪れたユーザーに対して、スムーズにWebサイトに誘導できるのは大きなメリットです。
ポスト本文やリプライ欄などにリンクを貼るかどうかに関わらず、プロフィール欄にリンクを載せておくことはX(旧Twitter)運用において欠かせません。
X(旧Twitter)に外部リンクを貼った場合の拡散方法
ポストに直接外部リンクを貼った際に、より効果的に拡散するにはどうすればよいのでしょうか。以下では、外部リンクを貼ったときの拡散方法について解説します。
- 自身のポストをリポストする
- フォロワーに拡散を促す
- 関心度の高いフォロワーを増やす
- プロフィールに誘導する
それぞれ順に見ていきましょう。
自身のポストをリポストする
一定の期間が経過した後に、自身のポストを再度リポストする方法です。
自己RTはとくに制限がないため、自身のフォロワーのタイムラインに再度情報を流したい場合に効果があります。
「再度投稿するほどではないものの、ユーザーに見てほしい投稿がある」「ポストを新たに作成する時間がない」といった場合に活用するのがおすすめです。
フォロワーに拡散を促す
フォロワーに拡散を促すことで、インプレッションを伸ばせるケースもあります。
ポストに「拡散をお願いします」「気になると思った人はリポスト」といった文言を載せることによって、フォロワーに拡散してもらえる可能性が高まります。
しかし、普段の投稿で毎回拡散をお願いしているだけでは、スルーされてしまうことも。
普段からフォロワーと交流を深めたり、積極的に拡散したりすることで、多くの人から拡散されてインプレッション数を伸ばしやすくなるでしょう。
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関心度の高いフォロワーを増やす
X(旧Twitter)から集客や流入を狙うには、自社アカウントに興味や関心を持ってくれるフォロワーを増やす必要があります。
フォロワー数が多いことよりも、いかに関心度の高いフォロワーを増やすかがポイントです。
関心度の高いフォロワーを増やすためには、日頃から有益な情報を発信したり、自社ブランドに関連する役立つ情報を届けたりすることが必要不可欠です。
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プロフィールに誘導する
プロフィールに誘導し、リンクをクリックしてもらうことも有効です。
ポストの本文に「情報はプロフィールから」といった文言を載せることで、プロフィールアクセス率が高まります。
しかし、プロフィールに誘導する方法を過度に行うと、ユーザーに嫌悪感を与えるリスクもあるので、使い方には注意しなければなりません。
「プロフィールへ誘導するのは胡散臭い」という声も珍しくないため、信頼性のある情報を伝えたうえで、ユーザーへのメリットを提供することが大切です。
X(旧Twitter)の外部リンクの見栄えを良くするには?
単純にリンクを羅列させただけの状態では、何のリンクか分からずユーザーが怪しんだり、興味を持ってもらえない可能性があります。
そのため、X(旧Twitter)上でOGP設定を行い、「X(旧Twitter)カード」を設定することをおすすめします。
X(旧Twitter)カードは、アイキャッチ付きのリンクを添付できる機能です。URLをポストすると、アイキャッチ画像やタイトル、説明文などが表示されます。
このように、X(旧Twitter)カードを設定することで記事タイトルや画像を目立たせられるので、ユーザーの印象に残りやすく、クリックしてもらいやすくなります。
画像上に書かれている文字やディスクリプションも情報として届けられるので、140文字の文字制限に縛られないという点もメリットです。
X(旧Twitter)カードの種類や設定方法、手順については以下の記事をぜひチェックしてください。
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まとめ
X(旧Twitter)に外部リンクを貼ることは明確に禁止されていませんが、リンクの種類によってはペナルティを受ける可能性があるため注意が必要です。
また、X(旧Twitter)に外部リンクを貼るとユーザーの滞在時間が減るため、X(旧Twitter)のアルゴリズムに影響を及ぼし、表示されにくくなるというデメリットもあります。
しかし、X(旧Twitter)運用の本来の目的がWebサイトへの流入や集客である場合は、外部リンクを活用して流入を促すことは欠かせません。
そのような場合は、X(旧Twitter)カードやX(旧Twitter)広告を利用して、より多くのユーザーの目に留まるような施策を展開することがおすすめです。
