2023年4月にTwitterのアルゴリズムがオープンソース化され、アルゴリズムによって有利になる運用方法や、NG行動などが明らかになりました。
Twitterを運用している方の中には、「上位表示されるにはどうすればいいの?」「伸ばし方が分からない」と疑問を抱いている方もいるでしょう。
この記事では、Twitterで上位表示されやすい運用方法と避けるべき行動について、公開されたアルゴリズムの内容をもとに解説していきます。
Twitterで上位表示されやすい6つの運用方法
Twitterで公開されたアルゴリズムによると、上位表示を目指す(Twitterを伸ばす)には、下記に沿って運用することが大切です。
それぞれ順に解説していきます。
ユーザーからのリプライを増やす
自分のツイートに対する他ユーザーからのリプライはいいね54個分の効果がある
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ユーザーからのリプライをもらえるような投稿や、積極的なコミュニケーションを図れるような関係性構築が大切です。
リプライを増やすためには、以下の方法が効果的です。
- 質問を投げかける
- クイズ形式でツイートする
- ユーザーの意見や感想を尋ねる
- ユーザーにリツイートやいいねを求める
話題に関連した質問を投げかけることで、ユーザーの反応を引き出しやすくなります。
また、クイズ形式のツイートやアクションを促すツイートは、ユーザーの参加を促し、エンゲージメント向上にも役立つでしょう。
画像や動画付きで投稿する
動画・画像付きのツイートは、ない場合に比べて2倍のブーストがかかる
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画像や動画は目を惹きやすく、ユーザーに興味関心を抱かせることができます。
メディアを活用した投稿は、リツイートやいいねの数を増やす効果があり、実際にエンゲージメントが向上するとも言われています。
興味深い画像や動画を適切に選んで投稿し、ユーザーの関心を喚起しましょう。
ツイートの滞在時間を長くする
1ツイートへの2分以上の滞在はいいね22個分の効果あり
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ツイートの滞在時間を長くすることで、ユーザーがツイートにより多くの時間を費やすようになります。
滞在時間を延ばすためには、以下の方法が有効です。
- 長尺の動画を投稿する
- ツイート内でストーリーを展開する
興味深いストーリーや連続的な情報の提供を行うことで、ユーザーの興味を引き続けることができます。
最近ではTwitter Blueの機能で長文ツイートができるようになりました。
画像・動画・文章などを上手く組み合わせて、長時間滞在させられるような投稿づくりを意識するといいでしょう。
FF比(フォロー・フォロワー比)を高くする
フォロワー数:フォロー数の数字が大きいほど上位表示されやすい
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FF比(フォロー・フォロワー比)は、ユーザーの信頼性や影響力を示す指標の一つです。
ただし、FF比を上げるために一度に大量のフォロー解除をすると、凍結やアカウントロックのリスクがあるので注意しなければなりません。
後からフォロー解除する必要がないよう、フォローするユーザーは厳選するといいでしょう。
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Twitterを伸ばすコツ・フォロワーの増やし方とは?戦略設計から具体的な施策まで紹介
Twitter Blueに加入する
Twitter Blue(980円/月)加入すると、フォロワーに対して4倍、その他のユーザーに対しては2倍 おすすめ表示されやすくなる。
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Twitter Blueは有料のサブスクリプションサービスです。Twitter Blueに加入しているユーザーは優先的に上位表示されます。
2023年4月には、「おすすめユーザーにはTwitter Blueに加入しているユーザーしか表示されなくなる」という発表もありました。
また、Twitter Blueの機能を活用し、ユーザーに魅力的なコンテンツを提供することで、フォロワーの獲得やエンゲージメントの向上を図れるでしょう。
インフルエンサーと交流する
インフルエンサーとの交流(リプライ)は上位表示に効果あり
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インフルエンサーとの交流は、上位表示に効果があり、ユーザーエンゲージメントを促進するうえで効果的です。
インフルエンサーと交流するためには、以下の方法が有効です。
- インフルエンサーのツイートにリプライする
- インフルエンサーのコンテンツをシェアする
インフルエンサーが投稿したツイートに対してリプライをすることで、インフルエンサーとの関係を築くことができます。
また、インフルエンサーのコンテンツをリツイートや引用リツイートすることで、インフルエンサーとの関係を強化し、ユーザーの興味を惹けるでしょう。
Twitterで上位表示されにくいNG行動
ここからは、上位表示を狙うために避けるべき行動について解説します。
これらのNG行動を避けることで、Twitter上でのツイートの品質や信頼性を高め、上位表示される可能性を向上させられるでしょう。
テキストなし・URLのみのツイート
ツイートにテキストがなく、URLのみで投稿されている場合、ぱっと見てコンテンツが十分に理解されず、ユーザーの関心を惹きにくくなります。
上位表示されるためには、コンテンツの質を高めるために説明的なテキストを追加しつつ、ツイートの内容を明確にすることが重要です。
ブロック・ミュート・通報される行為
ユーザーからのブロック・ミュート・通報などの行為は、アルゴリズムによってツイートの品質や信頼性を判断する要素となります。
ユーザーからの負のアクションが多い場合、ツイートは上位表示されにくくなる可能性があります。
攻撃的な行動やスパム行為を避け、ユーザーとのポジティブな関係を構築することが重要と言えるでしょう。
攻撃的な内容の投稿
攻撃的な言葉遣いやヘイトスピーチ、差別的な発言など、他のユーザーに対して攻撃的な内容を投稿する行為は、ツイートの品質を低下させます。
Twitterはコミュニケーションと情報共有の場であるため、コミュニケーションやポジティブなコンテンツを提供することが大切です。
一度に大量のフォロー解除
一度に大量のアカウントのフォローを解除する行為は、アルゴリズムによってスパム行為とみなされる可能性があります。
万が一フォロー整理をしたいという場合、適切なペースでフォロー解除を行い、アカウントの信頼性を保つことが重要です。
ハッシュタグを複数設定
一つのツイートに複数のハッシュタグを設定する行為は、ツイートの内容や関連性を曖昧にし、アルゴリズムの評価を低下させる可能性があります。
適切で関連性の高いハッシュタグを選択し、ツイートの内容と一致させることが重要です。
Twitterの上位表示を狙う具体的な施策
ここからは、上位表示を狙うための効果的な具体策を紹介します。これからのTwitterマーケティングにぜひ取り入れてみてください。
ユーザーにとって有益な情報を発信する
ユーザーにとって有益な情報を提供することは、高いエンゲージメントを得るための重要な要素のひとつです。
たとえば、以下のような方法があります。
- トレンドやニュースに関連する情報を提供する
- ユーザーの問題を解決する情報を提供する
- 独自の専門知識や情報を共有する
UGCが生み出される仕組みをつくる
UGC(User Generated Content)はユーザーが投稿するコンテンツのことです。UGCが生まれる仕組みを整えることで、エンゲージメントを増やすことができます。
たとえば、以下のような方法を取り入れてみましょう。
- ユーザーからのリプライやコメントを促す
- ユーザー生成コンテンツのシェアやリツイートを行う
とくに、特定のテーマやトピックに関連したユーザー生成コンテンツを募集し、ハッシュタグを付けて共有するキャンペーンを実施するのも有効です。
ハッシュタグキャンペーンは、ユーザーの参加を促しUGCを自然と生み出せるでしょう。
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【最新】ハッシュタグキャンペーンとは?やり方や成功事例3選、実施する際のポイントを紹介
Twitterキャンペーンを実施する
ハッシュタグキャンペーンに限らず、Twitterにおけるキャンペーンは、ユーザーのエンゲージメントを促進し、上位表示を狙うための効果的な手段です。
以下の資料では、Twitter上でキャンペーン施策を行う際の設計手順を中心に、キャンペーンから自社サービスへの遷移率を高める方法を解説しています。
SNS運用担当者様や広告代理店さまは、ぜひ資料をご参考ください。
Twitterを伸ばす運用方法で上位表示を狙おう
アルゴリズム公開により判明した運用方法によると、ユーザーにとって価値のある発信を通じて、エンゲージメント率を向上させることが大切です。
UGCマーケティングやTwitterキャンペーンは、Twitterの上位表示に限らず、企業のマーケティングにおいても欠かせない施策として注目されています。
「今後、Twitterにおけるマーケティング活動に力を入れたい」「面白い取り組みがしたい」とお考えの方は、下記の資料もぜひご活用ください!