
【最新】ハッシュタグキャンペーンとは?やり方や成功事例3選、おすすめツールも紹介
さまざまな企業がSNSマーケティングを行うなか、効果的な手法のひとつとして上げられるのが「ハッシュタグキャンペーン」です。
ハッシュタグキャンペーンは、アカウントをフォローの上、キャンペーン独自のハッシュタグをつけて投稿することで、キャンペーンに参加してもらう仕組みとなっています。
当記事では、ハッシュタグキャンペーンのメリットや手順、企業の成功事例について紹介します。また、キャンペーン実施のポイントについても解説するので、認知拡大やUGC獲得を図る施策を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.ハッシュタグキャンペーンとは
- 2.ハッシュタグキャンペーンのメリット
- 2.1.認知拡大につながる
- 2.2.口コミを収集できる
- 2.3.投稿を二次利用できる
- 3.ハッシュタグキャンペーンのやり方・手順
- 3.1.目的や目標を設定する
- 3.2.キャンペーン内容を企画する
- 3.3.キャンペーンを実施する
- 3.4.効果検証をする
- 4.ハッシュタグキャンペーンの集計・抽選方法は?
- 5.【Twitter】ハッシュタグキャンペーンの成功事例3選
- 6.【Instagram】ハッシュタグキャンペーンの成功事例3選
- 6.1.PABLO「#パブロでハロウィン」
- 6.2.アイリスオーヤマ「#クッキングケトル」
- 6.3.スシロー「#スシローぜ」
- 7.ハッシュタグキャンペーンを実施するときの注意点
- 7.1.景表法・ガイドラインを遵守する
- 7.2.なりすましアカウント対策を行う
- 8.ハッシュタグキャンペーンを実施する3つのポイント
- 8.1.参加したくなる工夫をする
- 8.2.季節性やトレンドを意識する
- 8.3.分かりやすい参加条件にする
- 9.効果的なハッシュタグキャンペーンを実施しよう
- 10.まとめ
ハッシュタグキャンペーンとは
ハッシュタグキャンペーンとは、指定のハッシュタグをつけてSNSに投稿するタイプのキャンペーンのことです。
リツイートキャンペーンやアンケートなどと異なり、ユーザーが自分のSNSアカウントから投稿することで参加できます。
ハッシュタグキャンペーンは、ユーザーによる発信でUGC生成を見込めるほか、キャンペーン自体の認知拡大にも効果的です。
内容としては、商品・サービスへの要望や、口コミを投稿してもらうなど、企業によってさまざまで、積極的に参加してもらえる工夫が必要となります。
ハッシュタグキャンペーンのメリット
ハッシュタグキャンペーンは主に以下のメリットがあります。
|
ここでは、それぞれのメリットについて解説します。
認知拡大につながる
ハッシュタグキャンペーンを実施することで、自社商品やサービスの認知拡大を図ることができます。
ユーザー自身が商品やサービスについて発信するため、多くのSNSユーザーからの認知を集められるのです。
また、指定のハッシュタグ投稿が増えることで、キャンペーン自体の二次拡散が期待でき、認知拡大も見込めるでしょう。
口コミを収集できる
自社商品やサービスの魅力的な口コミを集めたい場合、口コミ投稿を条件とするハッシュタグキャンペーンが効果的です。
口コミを収集することで、より顧客側のニーズを把握しやすくなり、商品やサービスの改良・施策の企画に役立てられるでしょう。
投稿を二次利用できる
キャンペーンで集めた口コミ投稿は、自社サイトで二次利用することができます。
TwitterやInstagramで投稿された写真を埋め込み機能によって、自社サイト・LP・広告に掲載する方法が一般的です。
ユーザーによる発信(UGC)は信頼度が高く、親近感を持ちやすい傾向にあり、UGCをうまく活用していくことで売上アップを期待できます。
ただし二次利用するには、ユーザーに許諾申請をする必要があるため注意しましょう。
ハッシュタグキャンペーンのやり方・手順
ハッシュタグキャンペーンは、一般的に以下の流れで実施します。
|
ここからは、ハッシュタグキャンペーンを実施する手順を紹介します。
目的や目標を設定する
まずは、キャンペーンを実施する目的や達成したい目標を設定しましょう。
キャンペーンの目的設定の例は以下のとおりです。
|
目的によってキャンペーンの参加条件や検討すべき内容は変わってきます。またキャンペーン終了後に効果検証を行うためにも、KPIの設定も必要不可欠です。
キャンペーン内容を企画する
目的や目標が決まったら、キャンペーンに関する具体的な内容を決めていきましょう。
下記のようなポイントをはじめ、できるだけ詳しい内容を選定します。
|
キャンペーンの目的や目標に応じて、実施期間や予算を調整しましょう。
ハッシュタグキャンペーンは、リツイートキャンペーンに比べてやや参加のハードルが高いので、参加したくなる内容を工夫することが重要です。
またキャンペーンに必要なクリエイティブ制作、特設ページの手配なども必要となります。
キャンペーンを実施する
キャンペーンの企画内容をもとに、キャンペーンを実施します。
できる限り多くのユーザーに参加してもらうためにも、キャプションの文章やハッシュタグ選定にも細心の注意を払いましょう。
予算に余裕がある場合、TwitterやInstagramの広告機能を活用するのも効果的です。広告を出稿することで、手軽により多くのユーザーにキャンペーンを認知してもらえます。
効果検証をする
キャンペーンを投稿したら、応募者数やリーチ数など、事前に設定しておいたKPIを指標として効果測定を行いましょう。
広告を出稿した場合は、広告による効果とそれ以外の効果を別で確認してください。
効果検証を行うことで、今後の施策やマーケティング活動に活かすことができます。
ハッシュタグキャンペーンの集計・抽選方法は?
キャンペーンを実施するときは、応募者の集計・抽選・当選通知などさまざまな工数がかかります。そのため、キャンペーン専用ツールを利用するのが一般的です。
小規模なキャンペーンであれば、手動で集計や抽選を行うことも可能ですが、誤りや抜け漏れが発生する可能性もあります。
キャンペーンツールを利用することで、工数を削減しつつユーザーの信頼性を高められるでしょう。
Twitterは拡散力・リアルタイム性が高いSNSです。拡散力が高いことから、多くのユーザーにキャンペーンの認知拡大を広げやすいメリットがあります。
【Twitter】ハッシュタグキャンペーンの成功事例3選
Twitterは拡散力・リアルタイム性が高いSNSです。拡散力が高いことから、多くのユーザーにキャンペーンの認知拡大を広げやすいメリットがあります。
ここからは、企業が実施するハッシュタグキャンペーンの成功事例を5つ紹介します。
「#じゃがりこ1個分のごめんね」キャンペーン
じゃがりこ公式アカウントでは、12月10日の「ごめんねの日」に合わせて、「#じゃがりこ1個分のごめんね」キャンペーンを実施しました。
「#じゃがりこ1個分のごめんね」をつけて謝りたい相手やエピソードを投稿すると、自動で結果が届く内容となっています。
キャンペーン内容 |
賞品:じゃがりこLサイズの電子クーポンを4000名様 期間:2021年12月10日(金) 当選者数:4,000名 |
参加方法 |
|
さらに、謝りたい人に@メンションをつけて抽選した人の中から、さらに抽選で100名に当たるWチャンスも用意されています。ユーザー間でのコミュニケーション構築・情報拡散につながる事例となりました。
本キャンペーンはOWNLYのインスタントウィンキャンペーンを活用して実施されました。OWNLYでは、キャンペーン特設ページを開設できるため、参加者の投稿を掲載することで盛り上がりを促進しています。
檸檬堂「あなたはどっち派?」投票キャンペーン
檸檬堂公式アカウントでは、2022年3月28日〜4月10日の14日間にわたって、檸檬堂の新製品2本セットが当たるキャンペーンを実施しました。
「#檸檬堂無糖レモン派」「#檸檬堂うま塩レモン派」のどちらかをつけて投稿を引用リツイートすることで参加できるという内容です。
キャンペーン内容 |
賞品:檸檬堂 新製品2本セット 期間:2022年3月28日~2022年4月10日 参加方法 |
参加方法 |
|
どちらの商品が好きかと問いかけることで、ユーザーの参加意欲を上げてキャンペーン参加数を増やす狙いがあります。新商品の認知拡大に成功している事例といえるでしょう。
ユニクロ 30分間限定プレゼントキャンペーン
ユニクロ公式アカウントでは、キャンペーンで使うハッシュタグを「秘密のハッシュタグ」に設定した、ハッシュタグキャンペーンを実施しました。
ユニクロが行うライブ配信中にハッシュタグを発表することで、ライブ配信への誘導とハッシュタグツイートの拡散を同時に実現しています。
キャンペーン内容 |
賞品:50色ソックス 期間:2022年9月23日 |
参加方法 |
|
ライブ配信自体だけでなく、同社で展開する他商品の認知獲得につながった事例となりました。
【Instagram】ハッシュタグキャンペーンの成功事例3選
Instagramは画像や動画などビジュアルでの訴求力が高いSNSです。そのため、フォトコンテストや写真を集めた形式のハッシュタグキャンペーンと相性が良いでしょう。
ここからは、Instagramのハッシュタグキャンペーンの成功事例を3つ紹介します。
PABLO「#パブロでハロウィン」
チーズタルト専門店・PABLOでは、Instagramで「#パブロでハロウィン」というハッシュタグキャンペーンを実施しました。
PABLO公式サイトや店内に提示されたイラストを指定のアプリで読み込むことで、オリジナルフォトフレームが出現します。写真撮影をしてInstagramにアップして、店舗スタッフに提示することで、全商品10%OFFになるという内容です。
Instagramに投稿した写真がクーポン代わりになるため、多くのユーザーが参加しました。
アイリスオーヤマ「#クッキングケトル」
続いて紹介するのは、アイリスオーヤマ株式会社が運営する公式Instagramで実施されたハッシュタグキャンペーンの事例です。
自宅にあるクッキングケトルを使った様子を「#クッキングケトル」で投稿すると、抽選で100名に同社商品がプレゼントされるという内容です。l
クッキングケトルが使用されやすい冬季に実施されており、キャンペーン実施によって自社商品の宣伝やUGC創出に成功しています。
スシロー「#スシローぜ」
株式会社あきんどスシローが運営する、スシロー公式SNSでは、TwitterとInstagram両方でハッシュタグキャンペーンを実施しました。
ハッシュタグ「#スシローぜ」をつけて、募集テーマに合った写真・動画を投稿した方の中から、抽選で100名にお食事券2,000円分が当たるという内容です。
各SNSに投稿された写真は自社サイトの特設ページに掲載され、スシローへの来店やテイクアウトを促進する事例となっています。
ハッシュタグキャンペーンを実施するときの注意点
ハッシュタグキャンペーンを実施するときの注意点は以下の通りです。
景表法・ガイドラインを遵守する
SNSでハッシュタグキャンペーンを実施するときは、各SNSのガイドラインを遵守する必要があります。ガイドラインに違反すると、最悪の場合アカウントの凍結やロックなどのリスクがあるため注意が必要です。
また景品表示法についても十分注意しなければなりません。たとえば、SNSにおけるキャンペーンは、金額の上限や景品の規制などがあります。
それぞれを十分に遵守したうえで、キャンペーンを実施しましょう。
なりすましアカウント対策を行う
普段のSNS運用にも言えることですが、企業のなりすましアカウントが発生する可能性があります。キャンペーン開催時はとくになりすまし被害に遭う可能性も高いため、十分に対策を行いましょう。
たとえば、キャンペーン開催時にツイートで「なりすましアカウントにご注意ください」といった注意喚起を流すのがおすすめです。
ハッシュタグキャンペーンを実施する3つのポイント
ハッシュタグキャンペーンにおいて、より多くのユーザーによるハッシュタグを生成するには、以下をポイントに実施しましょう。
|
ここでは、それぞれのポイントについて解説します。
参加したくなる工夫をする
ハッシュタグキャンペーンを実施する際は、ユーザーが思わず参加したくなるような仕組みを作りましょう。
「ハッシュタグをつければ当選確率アップ」や「どっちが好きか」といった対立構造を利用するのも効果的です。
リツイートキャンペーンなどと比べてやや参加ハードルが高いため、ユーザーのキャンペーン参加へのハードルを下げることを心がけましょう。
季節性やトレンドを意識する
Twitterは「いま」起きていること、「いま」の気持ちがシェアされやすいSNSです。
トレンドや季節性のあるハッシュタグや、「〇〇の日」など話題になりやすいものに関連したハッシュタグを設計しましょう。
テーマによるものの、「〇〇の日」はTwitterで話題になりやすい傾向です。
分かりやすい参加条件にする
ユーザーがSNSの投稿1つに目を通す時間は限られているため、より分かりやすく、目を惹くキャンペーン内容であることが必要です。
キャンペーンに参加してもらうために、参加する条件やメリットを明確に分かりやすく伝えられるよう工夫しましょう。
クリエイティブの要素を検討したり、キャンペーンの工数を減らしたりすることで、参加者を増やすことができます。
効果的なハッシュタグキャンペーンを実施しよう
ハッシュタグキャンペーンを実施するなら、「OWNLY」の活用がおすすめです。OWNLYは、SNSキャンペーンとUGC活用を一元管理できるマーケティングツールです。
ハッシュタグキャンペーンをはじめ、15種類以上のSNSキャンペーンを定額・無制限で利用可能。SNS施策の企画から実行までサポートします。
SNSキャンペーンやUGCマーケティングによる施策の実施を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
ハッシュタグキャンペーンは、商品・サービスの認知拡大やUGC生成に効果的な施策のひとつです。投稿を収集して自社サイトに掲載したりと、二次利用によってマーケティングに活かすことができます。
キャンペーンを実施する際は、目標を設定した上でKPIを効果検証し、キャンペーン終了後のプロモーションやマーケティング活動に役立てましょう。