レシートキャンペーンツールは、レシート応募によるキャンペーンの参加をシステム上で実施できるツールです。
レシートを読み取るOCR機能・自動で審査を行う自動抽選機能などを活用することで、より効果的なレシートキャンペーンを実施することができます。
当記事では、レシートキャンペーンツールを導入するメリットや、ツールの選び方、おすすめのツールについて紹介します。レシートキャンペーンの実施を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
レシートキャンペーンツールとは

レシートキャンペーンツールとは、商品購入時のレシートを撮影して参加する「レシートキャンペーン」を展開できるツールのことを指します。
従来のレシート応募は、はがきやシールを使って郵送するタイプのキャンペーンが一般的でした。
最近では、LINEやWeb応募を使ったレシートキャンペーンが主流となっており、老若男女誰でも気軽に参加できるようになりました。
レシートキャンペーンは、商品購入を条件とすることで、販促・来店促進につながる点が大きなメリットです。さらに、ツールを導入すると「即時抽選(インスタントウィン)」にも対応できるようになります。

レシートキャンペーンツールを活用するメリット5つ
レシートキャンペーンを実施するには、ツールの導入が必要不可欠です。
ツールを導入することで得られるメリットには、以下のようなものがあります。
- コスト削減につながる
- 即時抽選に対応できる
- 販促・集客効果がある
- 顧客データを収集できる
- 手軽に応募できる
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ここからは、それぞれのメリットについて解説します。
1. コスト削減につながる
レシートキャンペーンツールを導入すると、キャンペーン開催のコストを大幅に削減できる点がメリットです。
従来のはがきによるキャンペーンの場合、はがきの送料負担やレシート情報を収集するためのコストがかかります。
一方システムを利用したレシートキャンペーンであれば、その必要がなく費用を抑えることが可能です。
2. 即時抽選に対応できる
キャンペーンツールによっては、抽選結果がその場で分かるインスタントウィンシステムに対応できます。
インスタントウィンを活用することで、顧客にワクワク感を与えられ、より楽しめるキャンペーンを作ることができるでしょう。さらに、SNS上でのシェアを期待でき、キャンペーンの参加促進・認知拡大にもつながります。
また、個別に抽選結果を送る必要がないため、キャンペーン事務局の運営コスト削減にも効果的です。
3. 販促・集客効果がある
レシートキャンペーンは、「マストバイキャンペーン」とも呼ばれており、販促・集客効果のあるキャンペーン手法のひとつです。
応募するために店舗に来店し、対象商品を購入する必要があるため、レシートキャンペーンが店舗への売上に直結します。
来店促進や売上向上を図りたい方は、レシートキャンペーンの実施がおすすめです。
4. 顧客データを収集できる
顧客データを収集できるという点も、企業にとって大きなメリットです。
レシートに記載されている店舗名や支払い方法、合わせて購入された商品など、さまざまな情報を得ることができ、今後の販促活動に活かすことができます。
さらに、アンケート機能を利用できるツールであれば、消費者のデータや商品の感想などを同時に得られるため、企業のマーケティングに大きく役立つでしょう。
5. 手軽に応募できる
ツールを使ったレシートキャンペーンであれば、LINEなどのSNSを使って簡単に応募できる点がメリットです。
はがき応募のように個人情報を入力したり、郵送したりする手間が省けるため、応募へのハードルが大幅に下がり、より多くの人にキャンペーンに参加してもらいやすくなります。
最近では画像やURLで送れるデジタルギフトを景品とするキャンペーンも多くなっており、プレゼントをすぐに受け取れてすぐに使える点も大きな魅力です。
レシートキャンペーンツールを選ぶポイント

レシートキャンペーンは、以下をポイントに選びましょう。
ここでは、それぞれのポイントについて解説します。
費用/予算
レシートキャンペーンツールは、提供している企業によって費用が大きく異なります。
基本料金は安いものの、実際に運用するとオプションなどの追加費用がかかり、コストが高くなってしまうケースもあるため注意が必要です。
自社のキャンペーン目的を明確にした上で、適切な機能やプランがあるかを確認し、細かな部分まで見積りをしてもらいましょう。
機能面
レシートキャンペーンツールには、さまざまな機能が搭載されています。
とくに、OCR機能(光学文字認識)を利用してレシート検閲ができるかどうかは重要なポイントです。より複雑な応募条件にも対応でき、効率的にキャンペーンを回すことができます。
ツールの機能面を十分に比較して、機能が豊富なツールを導入しましょう。
機能は完全無料で提供している会社と、オプション料金がかかる会社があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
サポート体制
キャンペーンでは、お客様からの問い合わせやさまざまな対応など、事務局に大きな負担がかかることもあります。
そのようなときは、事務局代行や特設ページ設置など、サポート体制が充実しているツールであれば安心です。
中には企画・デザイン・運用をすべて代行してくれるサービスもあるため、ノウハウがないという場合でも安心して任せられるでしょう。
実績/事例
これまでの実績や、キャンペーン事例もチェックしておきたいポイントです。
どのようなキャンペーンを実施してきたのか、自社に似たキャンペーン事例はあるかなど、実績についても十分確認すると安心です。
実績が多く成功している会社であれば、成功するためのノウハウや技術を活かしたキャンペーンを実施してくれるでしょう。
おすすめのレシートキャンペーンツール13選
ここからは、おすすめのレシートキャンペーンツールを3つ紹介します。
どのようなツールを導入すべきか分からない方は、ぜひ参考にしてください。
1. OWNLY

OWNLYは、レシート応募を含む15種類以上のキャンペーンを定額・無制限で利用できるSNSキャンペーンツールです。
OWNLYのレシート応募キャンペーン機能では、LINE株式会社が開発した文字認識サービス「CLOVA OCR」を搭載しており、世界最高水準の認識精度と評価されています。
「CLOVA OCR」はレシートの解析に特化したOCRを提供し、商品名、店舗名、購入日時などの情報をレシート画像から自動的に読み取り、OWNLYにおいて該当するレシートの有効性を自動判別します。レシート応募キャンペーンの機能をリリースして以来、OCR解析の処理件数は累計154万件を超えました。
多彩な機能の提供はもちろん、企画・デザイン・運用・データ分析をトータルサポートするため、ノウハウがない方や初めてキャンペーンを開催する方でも安心です。
SNS運用に力を入れたい、レシートキャンペーンを成功させたいと考えている方は「OWNLY」がおすすめです。
2. SMARTCROSS

SMARTCROSSは、レシート・マストバイキャンペーンを管理できるツールです。
キャンペーンテンプレートも提供されており、標準的な内容であれば確定後5営業日で提供できます。
レシートキャンペーンの提供会社としては老舗で、官公庁・自治体・NPOなどさまざまな導入企業との取引実績があります。
デジコ

デジコは、各種ポイントや現金など6,000種以上のサービスと交換ができるデジタルギフトです。金額は1円単位で送付でき、自由度が高いサービスとなっています。
自社のデータベースと連携することで、メールやSNSで簡単にギフトURLを送付可能。
アンケート謝礼や集客イベントなどの販促キャンペーンとして、さまざまな利用実績があります。
4. Dline

Dlineは、OCR解析エンジン×AI学習機能のWエンジンで高精度な解析が叶うレシートキャンペーンシステムです。
重複判定や対象店舗・キーワードでの絞り込み、SNS認証など多彩な機能を実装しており、自由度の高いキャンペーンを利用できます。
LINEレシート応募・インスタントウィン・レシートマイレージ・量販レシート応募など幅広い応募方法に対応していることも特徴です。
導入支援からヘルプデスクまで対応しており、スムーズな導入が可能なので、キャンペーン初心者の方も安心して利用開始できるでしょう。
5. Smart Receico

Smart Receicoは、LINE×レシート応募のマストバイキャンペーンに対応したキャンペーンツールです。レシート特化型OCR機能を搭載しており、さまざまなレシート審査や複雑な条件にも対応できます。
レシートを集めて応募するマイレージキャンペーンや、レシートインスタントウィン、シリアルコード応募など多彩な施策を実現可能です。
キャンペーンの企画やLP制作、広告配信、SNS運用代行、事務局代行などキャンペーンに必要なサービスをすべて提供しており、安心して任せられるでしょう。
6. GEPPY

GEPPYは、LINE公式アカウントを活用したレシート応募型キャンペーンが簡単に行えるシステムです。
campaignに必要な機能がパッケージ化されており、簡単に導入できるうえに、オプション機能によってカスタマイズすることもできます。
またキャンペーンデータの蓄積もできるので、過去施策の結果をもとに効率的な施策の設計が行えることも特徴です。
発注から最短2週間~1ヶ月でキャンペーン実施が可能なので、導入期間や料金プラン等が気になる方は一度問い合わせしてみましょう。
7. itsmonレシート・マイレージ

itsmonレシート・マイレージは、レシート特化型Ai-OCR搭載のレシート応募キャンペーンシステムです。
1日3,000円〜と低コストで利用でき、追加費用なしで最大20問のアンケート機能やインスタントウィンが利用できます。
またポイ活メディア「itsmon」にてキャンペーンを無料で掲載でき、月間700万PVのメディアで告知できるのも魅力的なポイントです。
多数のノウハウを活かし、企画・デザイン・キャンペーン設定・運用・事務局などトータルサポートしてもらえるため、効果的な施策を実現できます。
8. Messenger Plus

Messenger Plusは、LINE@を使ってLINEメッセージを送るだけで簡単にキャンペーンを作成できるサービスです。
画像とテキストを用意すれば、管理画面で設定するだけでレシートキャンペーン・写真投稿キャンペーン・アンケートキャンペーンなどを簡単に利用できます。
テーマ別に豊富なデザインスキンが用意されており、ブランドイメージに合ったキャンペーンをすぐに開始できることも特徴。
最短3日、15万円~と短納期・低コストで導入できるほか、デモサイトにて無料体験も可能なので、手軽に試したいという方にもおすすめです。
9. クライゼル

クライゼルは、多彩な業務で利用できるCRMプラットフォームで、レシートキャンペーンシステムの機能も備わっているツールです。
CRMプラットフォームならではの豊富な機能が充実しており、さまざまなデータ連携や条件設定、Webフォーム作成なども利用できます。
またクライゼルはセキュリティ対策に強く、ユーザーの個人情報を多く取り扱うキャンペーンを実施する場合も安心です。
料金プランについて気になる方は問い合わせください。
10. C-SO

C-SOは、WEB応募型のレシート応募キャンペーンに適したシステムです。はがきとWEB応募を両立可能で、幅広いユーザー層にアプローチできます。
最短5営業日、月額利用費は10万円で利用でき、複数のキャンペーンを同時に展開することも可能。短納期・低予算のツールをお探しの方におすすめです。
また応募者属性や購入情報を収集できるアンケート項目の設定も可能で、収集した情報を今後のマーケティングに活かすこともできます。
なお月額費用のほか、初期費用は30万円、初回設定代行の別途オプションで10万円かかることを頭に入れておきましょう。
11. シャトルロック

シャトルロックは、Twitterで完結するレシート応募キャンペーンを実施できるツールです。OCRを活用したレシート画像の自動判定が可能で、管理画面で当選DMを一括送信することができます。
Twitter上で完結するためユーザーが気軽に応募しやすく、応募者の増加が見込めるでしょう。参加者の個人情報の収集も不要なので、安心して利用することができます。
企画やサイト制作、事務局代行などのほか、SNSアカウント運用代行などのサービスも提供しており、トータルで支援してもらえることも特徴です。
12. キャンタ

キャンタは、賞品やサービスの購入を応募条件とするクローズドキャンペーンや、誰でも参加できるオープンキャンペーンに対応したキャンペーンツールです。
レシートや画像投稿などのマストバイキャンペーンにも対応しており、後日抽選のみ対応可能。該当店舗や商品を限定したコラボキャンペーンも実施できます。
商品を購入したユーザーの情報を簡単に取得でき、今後のマーケティング開発などに活かすことができます。最低50万円~利用可能です。
13. First-Reciri

First-Receriは、LINEで簡単にできるキャンペーンシステムで、レシート応募・シリアルID応募・WEB応募型インスタントウィンに対応したツールです。
キャンペーンサイト作成から管理、広告運用までまるごとお任せできるプランもあり、キャンペーンLPの雛形を利用して最速で施策を展開することもできます。
多彩な機能やオプションサービスも充実しており、キャンペーンシステムからLINEの管理・カスタマイズまで対応したさまざまなFirstシリーズを利用可能。
料金プランは明示されていないので、公式サイトから問い合わせください。
レシートキャンペーンを成功させる3つのコツ

レシートキャンペーンを成功させるには、3つのコツがあります。
- 魅力的な景品を用意する
- 楽しく応募できる工夫をする
- キャンペーンを広く認知させる
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ここでは、それぞれのコツについて解説します。
1. 魅力的な景品を用意する
レシートキャンペーンは、景品選びが非常に重要です。
自社ターゲット層のニーズに合った魅力的な景品か、話題性やトレンドをおさえた拡散されやすい景品かなどを確認しましょう。
ターゲット層によっては、受け取りにかかる手間や時間などによって、魅力を軽減させてしまう恐れもあるため注意が必要です。
2. 楽しく応募できる工夫をする
キャンペーンを企画する際は、顧客が楽しく応募できる内容に工夫しましょう。
たとえば、「応募レシートを〇枚集めて応募できる」などのキャンペーンであれば、収集による達成感やワクワク感を与えることができます。
またレシートを送信するとスロットが回ったり、おみくじを引いたりしてその場で当落が分かるインスタントウィン型であれば、次回の応募にもつながるでしょう。
3. キャンペーンを広く認知させる
どれだけ魅力的な景品を用意したとしても、認知されなければ意味がありません。
自社ターゲット層はもちろん、より多くの人に参加してもらうために、どのような宣伝方法をすべきか検討する必要があります。
導入するツールによっては、宣伝方法についてもサポートしてもらえる場合があります。SNSキャンペーンに特化した会社であれば安心です。
レシートキャンペーンツールを活用して効果的な施策を実現しよう
レシートキャンペーンツールを導入することで、キャンペーンのコストを削減しながら、より効果的な施策を実施することができます。
ツールを導入する際は、費用や機能などを確認したうえで、自社に合ったキャンペーンツールを選びましょう。実施して終わりではなく、長期的な視点でサポートしてもらえるツールを選ぶことが大切です。
SNSキャンペーンツール「OWNLY」では、申し込み後最短8日営業日で実施が可能です。レシートキャンペーンをはじめとするSNSキャンペーンの実施を検討している方は、ぜひOWNLYまでお問い合わせください。
