「SNS集客を始めたいけど何をすればいいか分からない」「SNS集客の事例を知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
SNS集客を成功させるには、目的や戦略をしっかりと定めつつ、自社と相性の良いプラットフォームを選ぶことが大切です。
この記事では、SNS集客のコツや重要性、企業によるSNS集客の成功事例などについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

SNSで集客する重要性
SNSの集客が重要視されるのは、消費者の購買行動の変化にあります。
SNSが普及した現代の消費行動は、「VISAS」「ULSSAS」などに変化しています。
- VISAS:口コミ→影響→共感→行動→共有
- ULSSAS:認知→いいね→SNS検索→インターネット検索→購買→拡散
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このように、SNS時代と呼ばれる今、消費者行動はユーザーが生成したコンテンツ(UGC)から認知が広がっていることが分かります。
また、アライドアーキテクツ株式会社の調査で「商品・サービスの購入時に、UGCを信頼するか」と質問したところ、全体の64.6%が信頼すると回答しました。

SNSで口コミがない商品やサービスは認知されにくく、商品購入につながりにくいことが分かります。集客チャネルを広げるために、SNSマーケティングは欠かせない施策と言えるでしょう。
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SNSで集客するメリット
SNSを活用した集客は、効果的な広告手法となり、企業やブランドにとって重要なマーケティング戦略のひとつです。
SNSの活用によって、ビジネスの成長や顧客との強い関係性を築くことができるでしょう。
以下では、SNS集客のメリットについて解説します。
1. 集客チャネルや販路の拡大を図れる
SNSは世界中の多くの人々が利用するプラットフォームであり、ビジネスにとって非常に効果的な集客チャネルです。企業やブランドがSNSを活用することで、新たな顧客層にアプローチすることができます。
またSNSの特性上、ユーザーが共有(シェア)しやすく、拡散効果が高いという特長があるため、集客チャネルや販路の拡大に有効です。
SNSを利用してオンラインストアへの誘導や店舗に集客すれば、従来の集客手法よりも効率的に、より広い層へのアプローチが可能となります。
2. 商品のPRやキャンペーン情報を拡散できる
SNSは情報拡散に非常に適したツールなので、SNS上で商品のPRやキャンペーン情報を短時間で多くのユーザーに届けられるのがメリットです。
ユーザーは自身のアカウントで興味を持った投稿をシェアしたり、いいねを付けたりすることで、自身のフォロワーに情報を広げることができます。
商品やサービスに関する魅力的なコンテンツを発信することで、多くのユーザーに訴求しやすくなるでしょう。
また、SNS上でユーザーからのコメントや反応を受け取ることで、商品やキャンペーンの改善点を把握することもできます。
3. 新規ファンの獲得や育成につながる
SNSを活用することで、企業やブランドは新たなファンを獲得し、既存のファンとの関係を強化できる点もメリットのひとつです。
SNS上で魅力的なコンテンツを提供することで、ユーザーのエンゲージメントを高め、ファン層を拡大させることができます。
リアルタイムのコミュニケーションが可能なSNSを通じて、顧客とのコミュニケーションを強化し、顧客ロイヤルティを向上させることにつながります。
4. 企業のブランディングが行える
SNS集客で認知が広がれば、商品・サービスやブランドに関心を抱くユーザーが増えます。
フォロワー数が増えて多くのユーザーから支持されるようになることで、自社商品とブランドのイメージを定着させられるようになります。
ユーザーから良い印象を持たれると、結果的にブランディングにつながり、信頼性やロイヤリティ向上のきっかけとなるでしょう。
5. 無料で始められるためコストが低い
SNSは、テレビCMやオフライン広告などと違い、無料でアカウントを開設できます。
そのため、普段のアカウント運用からUGC活用、キャンペーンなどによって、低コストで集客できるという点が大きなメリットです。
しかし、SNSはやみくもに運用して成果が出るものではなく、戦略立てやコツを考慮して運用していく必要があります。
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SNSで集客するデメリット
SNS集客には、以下のようなデメリットも存在します。
それぞれのデメリットを把握したうえで、SNS集客に取り組みましょう。
中長期的に施策を打つ必要がある
SNS集客に取り組むにあたって、「短期間で集客効果を得たい」と思う人もいるかもしれません。しかし実際には、中長期的な視点で運用していく必要があります。
フォロワーの増加やコミュニティの形成には時間がかかり、信頼性を築くためには定期的な投稿や双方向のコミュニケーションが欠かせません。
また、アルゴリズムの変化や市場の動向にも対応するためには、継続的な戦略の見直しが不可欠です。
短期間での成果を期待するがあまり、「なかなか成果が出ない」「焦って費用をかけすぎてしまった」という事態になりかねないため注意しましょう。
炎上リスクがある
SNS上で発信した情報やコミュニケーションは、リアルタイムに拡散されるため、企業が発信した情報がネガティブに拡散され、炎上の火種となることがあります。
不適切な発言や行動によって、誤解や不満が広まると、ブランドイメージが損なわれる可能性も高まるでしょう。
また、万が一炎上した場合の対処が適切でないと、企業や個人の信頼性が大きく揺らぐこともあります。
炎上を防止するには、社内教育や運用マニュアルの構築が必須と言えるでしょう。
SNS集客の代表的な方法5つ
ここからは、代表的なSNS集客の方法を5つ紹介します。
- アカウント運用
- SNSキャンペーン
- インフルエンサーマーケティング
- SNS広告
- 口コミ投稿(UGC)促進
それぞれの方法について見ていきましょう。
アカウント運用
アカウント運用とは、自社のSNSアカウントを開設し、情報発信やユーザーとのコミュニケーションを行うことです。
直接ユーザーと交流することで、顧客のファン化やブランディング、ロイヤリティ向上が見込めます。
SNSアカウントを運用する際は、ユーザーが拡散したくなるような情報を発信したり、目に留まる画像や動画を投稿したりすることが大切です。
また、各SNSにおけるユーザー層や反応してもらいやすい情報、アルゴリズムなどは異なるので、それぞれの特徴を十分に理解する必要もあります。
もし、「SNSアカウントを運用したいけど、自社に合うSNSが分からない」「各SNSのユーザー層や使われ方を知りたい」
資料では以下の内容をメインに解説しています。
- X(Twitter)/Instagram/TikTok/LINEなどの様々なSNSの強みや特徴
- 各SNSの利用層の詳細
- 各SNSに最適なキャンペーン施策の詳細
ペルソナに届くSNSの活用方法や、自社のマーケティングをどのSNS上で行うべきかお悩みの方はぜひ無料でダウンロードしてみてください。

SNSキャンペーン
「フォロー&リポストでプレゼント」のように、SNS上でキャンペーンを実施している投稿を見かけたことがある方もいるでしょう。
こうしたSNS上で実施されるキャンペーンのことを「SNSキャンペーン」といいます。
SNSのフォロワーを効率良く増やしたり、自社商品やブランドの認知度を高めるための手段として実施されています。
SNSは拡散力があるプラットフォームなので、ユーザー同士のシェアによって拡散効果が見込めるのもメリットです。
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【2024年最新】SNSキャンペーン成功事例30選|効果や成功のポイントも解説
インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングは、SNS上で影響力を持つインフルエンサーにPRを依頼し、認知拡大や購買につなげる手法です。
自社が宣伝するより、第三者のインフルエンサーがPRすることで広告感を薄めやすく、インフルエンサーのフォロワーに拡散されやすいのがメリットです。
インフルエンサーマーケティングは、単にフォロワーが多い人物を起用すればいいわけではなく、自社のターゲット層と合致しているかを検討する必要があります。
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インフルエンサーマーケティングとは?効果やメリット・事例などを徹底解説

SNS広告
SNS広告は、各SNSのタイムラインやストーリーズなどに表示する広告のことを指します。
ほとんどの場合、通常の投稿のように表示させられるので、一般的なWeb広告よりもユーザーに受け入れられやすいのがメリットです。
一方で、タイムラインは次から次へと流れるためユーザーの目に留まらせるための工夫も必要になります。
ユーザーの情報や行動履歴をもとにターゲティングするため、自社のターゲットに近いユーザーに情報を届けられます。
口コミ投稿(UGC)促進
SNS上の口コミはユーザーから信頼されやすく、来店・購買のきっかけになります。
口コミを投稿したくなるような商品やサービスを提供したり、口コミを増やす施策を実施したりするのが大切です。
たとえば、ハッシュタグ付きで写真を投稿すると割引を受けられるキャンペーンを実施すれば、フォロワーや認知拡大が見込めます。
自社アカウントでUGCを拡散すれば、より口コミが見てもらいやすくなるでしょう。

集客に活用できるSNSの種類と特徴
SNSで集客する際は、各SNSの特性を理解する必要があります。
- X(Twitter)
- Instagram
- LINE
- Facebook
- YouTube
- TikTok
SNSの種類やそれぞれの特徴について見ていきましょう。
X(Twitter)
X(Twitter)は、拡散力が高いSNSです。投稿がリツイートされると、ユーザーにどんどん拡散されるため、多くの認知を集められるメリットがあります。
また、引用RTやリプライなどでコミュニケーションを取りやすく、SNSからファン獲得・育成を図りやすいことも特徴です。
Instagram
Instagramは、写真や動画などビジュアルによる投稿がメインのSNSです。拡散力は少ないものの、世界観をアピールしやすくブランディングに向いています。
また、Instagramにはショッピング機能があり、投稿から商品ページに誘導しやすいことも特徴です。
アパレルやグルメ、美容系などのビジュアルで訴求するジャンルや、ネットショップを運営するアカウントと相性が良いと言えるでしょう。
LINE
LINEは、1対1のコミュニケーションを主にしたSNSです。日常生活のコミュニケーションツールとして普及しており、日本国内では最も利用率が高いことが特徴です。
拡散力はないものの、友だち登録者に対して直接発信できるので、ファン育成やリスト獲得に最適なSNSと言えるでしょう。
Facebook
Facebookは、30〜50代の年齢層が高いユーザーの利用率が高いSNSです。実名での登録が基本なので、経営者や個人事業主などのユーザーが多い傾向にあります。
BtoB向け商材や店舗型ビジネスを展開している企業に向いていると言えるでしょう。
YouTube
YouTubeは、動画やライブ配信をメインとしたSNSです。全年代のユーザーが幅広く利用しており、集客力にも優れています。
動画コンテンツは、撮影や編集などの専門的なスキルが必要ですが、文章や画像と異なり情報が伝わりやすいのがメリットです。
TikTok
TikTokは、ショート動画をメインとしたSNSです。10~20代の若者を中心に広がりましたが、現在は30代以上のユーザー層も増加傾向にあります。
TikTokアプリには撮影・編集機能が備わっているため、高度な技術がなくても簡単に動画を作ることができるのも魅力です。
もし、「自社の施策に自社のマーケティングをどのプラットフォーム上で行うべきか」とお悩みの方は、ぜひ下記の資料をご参考ください。
- Twitter/Instagram/TikTok/LINEなどの様々なSNSの強みや特徴
- 各SNSの利用層の詳細
- 各SNSに最適なキャンペーン施策の詳細

SNS集客でよくある失敗例
SNSで集客する際に失敗しがちな要因として、下記が挙げられます。
- 目的や戦略が曖昧になっている
- 自社のターゲット層に合っていない
- ブランドイメージと乖離している
- SNSのアルゴリズムを理解していない
ここでは、それぞれの失敗例について解説します。
目的や戦略が曖昧になっている
SNS集客を成功させるには、明確な目的と戦略が欠かせません。
しかし、「とりあえず始めてみる」「フォロワーを増やせばいい」といった曖昧な状態で運用を進めると、思うような成果が得られないことが多いです。
たとえば、ブランド認知を高めたいのか、商品の購入につなげたいのかなど、目的によって適した投稿内容や運用方法は変わります。
SNS運用では、最初に「誰に何を伝え、どのような行動を促したいのか」を明確にし、目的に沿ったコンテンツを発信することが重要です。
自社のターゲット層に合っていない
SNSは多くのユーザーが利用するツールですが、すべてのプラットフォームが自社のターゲット層に適しているわけではありません。
たとえば、10代向けの商品を扱う企業がビジネス向けのFacebookやLinkedInで発信しても、ターゲットに届きにくいでしょう。
逆に、BtoB企業が若年層向けのTikTokを活用しても、思うような効果が得られない可能性があります。
このように、ターゲットの年齢層や興味関心、SNSの利用傾向を分析し、最適なプラットフォームを選ぶことが大切です。
ブランドイメージと乖離している
SNSの投稿内容がブランドイメージと一致していないと、フォロワーからの信頼を失う原因になります。
たとえば、高級感を売りにするブランドがカジュアルすぎる投稿を続けると、ブランドの価値が下がる可能性があるでしょう。
また、企業アカウントで流行のネタを取り入れるのは有効ですが、ブランドの方向性と合わない場合は逆効果になることもあります。
一貫性のある発信内容やクリエイティブを維持しながら、ブランドの強みを伝える投稿を心がけましょう。
投稿の企画段階で「ブランドの世界観に合っているか」を常に意識し、フォロワーがブランドに抱くイメージとずれないようにすることが重要です。
SNSのアルゴリズムを理解していない
SNSは独自のアルゴリズムを持っています。アルゴリズムを理解せずに運用すると、投稿が思うように拡散されません。
アルゴリズムに沿わずに投稿すると、ターゲットに届きにくく、エンゲージメントが伸びない原因になります。
各SNSの仕組みを把握し、拡散されやすい投稿形式や最適な投稿タイミングを調査しましょう。
■関連記事
【最新版】SNSのアルゴリズムとは?SNS運用する上で知っておきたいこと
SNSで集客する方法やコツ10選
SNS集客と言っても、やみくもにSNSを運用するだけでは良いマーケティング効果が得られません。以下のように、計画的なSNS運用が重要となります。
- SNS集客の目的を定める
- ターゲットを明確にする
- SNS運用のコンセプトを明確にする
- 親和性の高いSNSを選定する
- SNSキャンペーンを実施する
- 積極的にコミュニケーションを図る
- 口コミやシェアを増やす
- 役立つ情報を発信する
- 共感が得られる発信をする
- アクセス数を分析して改善を行う
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ここからは、SNS集客を成功させるコツをそれぞれ紹介します。
1. SNS集客の目的を定める
はじめに、どういった成果を目指してSNS集客を行うのかを明確にしましょう。
企業のSNS運用というと、フォロワー数やいいね数を増やすことに気を取られてしまいがちですが、SNS運用そのものを目的にしないことが大切です。
たとえば、代表的なものとして以下のような目的(ゴール)が挙げられます。
- 製品やサービスの売上を増やす
- ブランド認知を高める
- 新規顧客を獲得する
目的を明確にすることで、戦略や実行内容がより具体的になります。
■関連記事
SNS運用のKPI・KGIとは?SNS別の設定方法や指標を選ぶコツも解説
2. ターゲットを明確にする
次にどんな人に情報を届けたいのか、顧客はどういった層なのかを明確にします。
ターゲットを設定することで、投稿するコンテンツの方向性やアプローチの仕方が定まるため、アカウント運用に統一感が生まれます。
ターゲットを決める際には、さらに深堀りして顧客像を明確にできる「ペルソナ設定」を行うのが一般的です。
■関連記事
SNSマーケティングで重要なペルソナ設定とは|具体例や作成のコツを紹介
3. SNS運用のコンセプトを明確にする
SNS集客を成功させるためには、明確なコンセプトを設定することが重要です。ブランドのアイデンティティや伝えたいメッセージを明確にし、SNS運用の方向性を明確にしましょう。
コンセプトには、テーマ性やコンテンツのスタイル、トーンなどが含まれます。視覚的にも統一されたデザインを使用することで、ブランドの認知度が高まるでしょう。
コンセプトに合わせたコンテンツ戦略を展開し、目指すイメージを明確にすることで、ブランドの特徴や価値をフォロワーに伝えることができます。
4. 親和性の高いSNSを選定する
SNS集客では、自社ターゲットのニーズや好みを把握し、親和性の高いSNSを選ぶことも重要です。
ターゲットが利用している主要なSNSを調査し、その中で最も適切なものを選びましょう。たとえば、ビジュアルコンテンツが重要な場合はInstagram、拡散力を重視したい場合はTwitterを利用します。
各SNSの特性や特徴に合わせてコンテンツを最適化し、効果的なコミュニケーションを図ることが重要です。SNSの種類や特徴については、後ほど詳しく解説します。

5. SNSキャンペーンを実施する
SNS上でのキャンペーンは、フォロワーの参加を促進し、ブランドの認知度やエンゲージメントを向上させるのに効果的です。
キャンペーンはSNS上での話題性を生み出し、フォロワーの拡散力を活用できる魅力的なマーケティング手法のひとつです。
たとえば、フォロワーからの投稿やシェアを募集するフォトコンテストを開催したり、特別なプレゼントを提供したりする方法があります。
6. 積極的にコミュニケーションを図る
成功するSNSブランディングには、積極的なコミュニケーションが欠かせません。
フォロワーとのコミュニケーションは、ブランドの信頼性や関係性を高めるために重要です。
フォロワーからのコメントやメッセージに迅速かつ丁寧に対応し、コミュニケーションを通じて関係性を築きましょう。
定期的に投稿に対する反応やフィードバックを確認し、フォロワーとの交流を活発に行うことで、新規ファンの獲得・育成がおこなえます。
7. 口コミやシェアを増やす
SNSで集客するためにはユーザーによる口コミが欠かせません。一方的な発信ばかりでは、認知拡大やフォロワー獲得に限界があります。
効率良くファン獲得・育成するためには、口コミや拡散を増やすことを意識しましょう。
ユーザーの役に立つ有益な情報を発信したり、キャンペーンを行ってSNSアカウントの口コミを集めたりすれば、自然とファンを集めやすくなります。
8. 役立つ情報を発信する
フォロワーになってもらうには、役立つ情報を発信してアカウントをフォローするメリットや価値を感じてもらうことが大切です。
ここで重要なのは、自社ブランドと親和性の高い情報や、自社のターゲット層が知りたい情報を発信することです。たとえば、食品系の企業アカウントであれば、レシピや調味料などのツイートがいいでしょう。
9. 共感が得られる発信をする
SNSでは、共感を誘う投稿が拡散されやすい傾向にあります。
「誰かとこの情報を共有したい」と思ってもらえれば、リツイートやシェアによって、ユーザーからの認知やエンゲージメントを効率良く集められるでしょう。
たとえば、日常生活のあるあるツイートをすれば、企業への親近感につながり、ブランディングにつながります。
10. アクセス数を分析して改善を行う
TwitterやInstagramをはじめ、SNSには分析機能が設けられており、以下のような項目を分析することができます。
- リーチ数
- インプレッション数
- エンゲージメント率(いいね・コメント・シェアなど)
- リンククリック数
- フォロワー属性
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どの投稿が反応が良かったか、インプレッションが伸びない投稿の原因は何かなどを確認し、改善を繰り返しましょう。
企業によるSNS集客の成功事例4選
ここからは、企業によるSNS集客の成功事例を紹介します。
1. キリンビバレッジ|レシートキャンペーン

参照:Summer Afternoon Teaキャンペーン|OWNLY導入事例
キリンビバレッジ株式会社では、「Summer Afternoon Teaキャンペーン」と称してレシートキャンペーンを実施しました。
ウエルシアグループ×KIRIN共同企画として実施され、ウエルシアグループ店舗で対象商品を購入して応募すると、抽選で600名に景品が当たるというものです。
レシートで応募するキャンペーンは、店舗への来店・購買促進につながるため、効果的な集客方法のひとつとえいます。
2. 銀のさら|LINE友だち追加キャンペーン

参照:宅配寿司 銀のさら「銀夏祭 公式アプリ限定デリポイントプレゼント」|OWNLY導入事例
宅配寿司の銀のさらでは、公式アプリ限定で「LINE公式アカウント友だち追加」で抽選で最大1,000ポイントが当たるキャンペーンを実施しました。
銀のさら公式アプリをダウンロードのうえ、公式LINEの友だち追加するとくじを引くことができ、その場ですぐに当選結果を確認できるという流れです。
公式ハズレなしでお得なクーポンが当たるので、ユーザーに参加してもらいやすく、サービスの利用促進につながっています。
3. ふるなび|X(Twitter)キャンペーン
SNS上でキャンペーンを実施すれば、自社の情報を効率的に拡散させ、認知拡大や新規ファンの獲得につなげられます。
たとえば、Twitterのリツイートキャンペーンはユーザーからユーザーへと拡散されるので、必然的に多くのユーザーの目に触れる機会を増やせるでしょう。
他にも、InstagramのいいねキャンペーンやTikTokのハッシュタグチャレンジなど、企業によるSNSキャンペーンは大きく普及しており、絶大な反響を生んでいます。
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【2023年6月更新】SNSキャンペーンの成功事例20選|効果や成功のポイントを解説
4. ジルスチュアート|UGC活用
UGCとは、ユーザー自らが作り出したコンテンツのことです。たとえば、TwitterやInstagramに投稿された商品の写真や動画、口コミなどが該当します。
企業が宣伝するよりも、より消費者目線で投稿されるUGCは、他のユーザーの共感を生みやすいことが特徴です。情報の信頼度が高まることで、UGCを通して購買意欲を高められるメリットがあるのです。
UGCを創出するには、ハッシュタグキャンペーンを実施したり、フォロワーとのコミュニケーションを取ったりと、さまざまな手法があります。
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UGCマーケティングの活用事例3選|メリットとポイントについても紹介
SNSで集客する際の注意点
SNSで集客する際には、下記の点に注意しましょう。
- 中長期的な取り組みが必要になる
- 運用体制を整える
- 炎上リスクに備える
- ステマ対策を行う
ここでは、それぞれの注意点について解説します。
中長期的な取り組みが必要になる
SNS集客は短期間で大きな成果を出せるものではなく、継続的な運用が求められます。
アカウントを開設してすぐにフォロワーが増えることは稀であり、認知度を高めるには地道な発信やエンゲージメントの積み重ねが必要です。
また、アルゴリズムの影響で投稿がすぐに多くの人に届くとは限らないため、試行錯誤しながら運用することが重要になります。
短期間で結果を出そうと焦らず、半年から1年以上のスパンで戦略を立てると、安定した成果につながるでしょう。
運用体制を整える
SNS運用を成功させるには、計画的な投稿やフォロワーとのコミュニケーションを継続するための運用体制づくりが欠かせません。
担当者が一人だけでは対応しきれない場合もあるため、チームで役割分担をすることで安定した運用が可能になります。
たとえば、投稿内容の企画、コメントやDMの対応、分析と改善をそれぞれ分担すると、業務の負担を軽減できるでしょう。
また、運用ルールを明確にし、トラブル発生時の対応方針を決めておくことも大切です。
炎上リスクに備える
SNSは拡散力が強いため、一度炎上すると企業のブランドイメージに大きな影響を与えます。
軽い冗談のつもりで投稿した内容が不適切と判断され、批判を受けるケースも少なくありません。特に、政治や宗教、差別的な問題、ジェンダーなどセンシティブな話題には触れないようにルール化しておきましょう。
また、返信やリポストを行う際も、不適切なアカウントとの関わりを避けることが重要です。リスク管理の観点から、投稿前に複数人で内容をチェックする仕組みを作るとよいでしょう。
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ステマ対策を行う
ステルスマーケティング(ステマ)は、消費者に広告と気づかれない形で宣伝を行う手法です。
近年、消費者庁もステマ規制を強化しており、企業のSNS運用においても注意が必要です。
たとえば、インフルエンサーを起用する際は、広告であることを明記するなど、透明性を確保することが求められます。
また、口コミを装った自作自演の投稿は、信頼を損なうだけでなく法的リスクを伴う可能性もあります。
SNSで集客する際は、誠実な情報発信を徹底し、長期的なブランド価値を守ることが大切です。
■関連記事
SNSのステマとは?ステマ規制や炎上の具体例、対策法も解説
SNS集客ツールなら「OWNLY」がおすすめ
SNS集客ツールをお探しの方は、SNSキャンペーンとUGCマーケティングを一元管理できるマーケティングツール「OWNLY」がおすすめです。
15種類以上のSNSキャンペーンを無制限に利用可能かつ、UGCの収集から活用までワンツールまで実現することができます。
SNS施策の企画から実行まで伴走する安心のサポート体制が整っており、予算と目標に応じた広告運用最適化などの支援も可能です。
また、Instagramの運用代行なども提供しているため、運用体制を1から整えて確実に成果を出したい方は、ぜひ下記をチェックしてみてください。

SNSの集客方法まとめ
SNS集客は成果が出るまで時間がかかるものですが、認知拡大や継続率向上、新規ファンの獲得、ブランディングなどさまざまなメリットがあります。
一方で、目的や目標を定めずにSNSアカウントを運用すると、成果が出にくくなってしまうため、必ず戦略を考えるようにしましょう。
今回紹介したSNS集客の活用ポイントを参考に、SNS運用体制を整えていきましょう。
