数多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーに、商品やサービスのPRを依頼する『インフルエンサーマーケティング』。近年は、多くの企業によって実施されている効果的なマーケティング施策のひとつです。
SNSマーケターの中には、「インフルエンサーの効果的な活用法が分からない」「SNS別の成功事例が知りたい」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、インフルエンサーマーケティングの成功事例や、成功させるためのコツについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

インフルエンサーマーケティングの成功事例8選
まずは、企業によるインフルエンサーマーケティングの成功事例を紹介します。
1. 株式会社 麦の穂|Instagramのハッシュタグを活用

参照:ハッシュタグSEO
株式会社麦の穂では、OWNLYが提供する『ハッシュタグSEO』を活用し、Instagramのハッシュタグを最適化して上位表示を狙う施策を行いました。
ハッシュタグSEOでは、具体的に以下のようにハッシュタグやインフルエンサーを選定します。
ハッシュタグ
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検索の主要ハッシュタグ上位100投稿から「ブランドハッシュタグ」と「商品に関連するハッシュタグ」との併用率の高い「重要ハッシュタグ」を抽出
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インフルエンサー
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ランクイン回数や順位情報、エンゲージメント情報などのデータから、評価の高いユーザーと投稿を把握。その実績を基に、投稿してもらうべきクリエイターを特定
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商品名だけでなく「#スイーツ好きと繋がりたい」「#スイーツ部」など、複数のハッシュタグにおいて、リール動画での上位表示に成功しました。
近年、10~20代の人々がSNSを使って情報収集をしている傾向にあり、ハッシュタグ検索を起点とするマーケティング施策が注目を集めています。
従来のように、フォロワーが多い人やエンゲージメントが高い人より、上位表示できるインフルエンサーに投稿してもらうことを重視していることが特徴です。

2. HIS(タビジョ)|Instagramでアンバサダーを起用
株式会社HISが運営する公式Instagram「タビジョ」は、女性旅行者による旅先の魅力を発見・共有し合うことを目的として運営されています。
また、観光地や体験をレポートするアンバサダーを募集する投稿も見られました。
レポーター募集は、タビジョのアカウントを通して、現地の魅力・分化・新しいスポットを伝えることを目的として実施されています。
公式アンバサダーを起用することによって、質の高いUGCの創出や、アンバサダーのフォロワーへのリーチなど多くの露出を見込めるのがメリットです。
3. SAKE MARKET|Twitter漫画系インフルエンサー
日本酒専門店・日本酒バー「SAKE MARKET」は、Twitterで漫画やイラストをアップしているケメジホさんを起用して、店舗のPRを行いました。
漫画を使ったユーモアなPRは宣伝感が薄れるため、ユーザーがコンテンツを楽しみつつ、お店に興味を持ってもらえるメリットがあります。
Twitterは拡散性が高いため、ユーザーの興味を引くコンテンツを制作できれば、「バズり」を生み出しやすいと言えるでしょう。
リプライや引用RTでは、「楽しそうだから行ってみたい」「行ったことあるけどおすすめ!」のように好意的な反応が見られています。
4. 味韓|Twitterグルメ系インフルエンサーを起用
韓国料理「味韓」は、フォロワー数40万人を超えるグルメ系インフルエンサーの「りょうくんグルメ」を起用し、PR投稿を行いました。
味韓のメニューの1つである「ユッケ寿司」のおいしさを写真付きで訴求し、店舗の認知度向上や集客を促している事例です。
「美味しい食べ物やお店を知りたい」というフォロワー層に向けて発信することで、効率良くお店のことを知ってもらうことができます。
5. 株式会社バイオフィリア|ペット系YouTuberの起用
株式会社バイオフィリアが展開する手作りドッグフードの冷凍配送サービス「CoCo Gourmet」では、ペット系YouTuberを起用したPRを行いました。
本事例で起用されたのは、主に美容系動画を投稿する「関根理沙」さんのペット用サブチャンネルアカウントです。
関根理沙さんのペット「ハナマサ」くんが、CoCo Gourmetのドッグフードを美味しそうに食べる様子が公開されています。
手作り食品を食べた犬が長生きするという海外の調査データや、食事を通して水分を摂取できるメリットなどを詳しく紹介するなど、訴求力の高いPR動画となっています。
6. パラダイスセガサミー|若者に人気のYouTuberを起用
韓国の観光・アミューズメント企業のパラダイスグループと、日本のゲーム・アミューズメント企業のセガサミーホールディングスの合弁事業「パラダイスシティ」の事例です。
パラダイスシティは、カジノやクラブ、アミューズメント施設、宿泊施設、飲食店などを楽しむことができる、韓国発の統合型リゾート施設です。
このPRは約700万人のチャンネル登録者数(※)を誇る人気YouTuber「東海オンエア」が起用されており、賑やかで楽しげな様子が施設の魅力を引き立てています。
動画再生数は597万回、高評価数は7.4万(※)を超えており、多数の視聴者から好評のPR動画として、認知拡大・集客につながるインフルエンサー施策となりました。(※2023年9月時点)
7. ドミノピザ|ハッシュタグをつけたTikTok動画で拡散
ドミノピザでは、「#ドミノチーズ100万円」と称したSNS動画投稿キャンペーンを実施しました。
ハッシュタグを付けて投稿したユーザーから1名が「1日限定最高チーズ責任者」に選出されるというもの。チーズの魅力を最大限に活かした動画発信やチーズにまつわる業務をおこない、報酬として100万円が支払われます。
本企画を拡散するために、人気のTikTokerによるPR投稿も行われました。キャンペーンはもちろん、ドミノピザの認知度アップにもつながった事例と言えます。
また、キャンペーン終了後も、選出したユーザーによる動画発信が行われるため、継続的にドミノピザを宣伝できるという設計になっています。
8. UQモバイル|ユーザー参加型キャンペーンを実施
大手通信会社KDDIのサブブランド「UQモバイル」では、TikTok上でユーザー参加型のキャンペーンを実施しました。
UQモバイルのテレビCMでお馴染みの『UFO』の楽曲に合わせて、ダンス動画をハッシュタグ付きで投稿するという内容です。
優秀作品に選ばれると、UQモバイルの公式サイトや公式SNSで発表されるため、「有名になりたい」と考えているTikTokユーザーの心理をうまく利用しています。
また、複数のTikTokerによるPR投稿も行われました。SNS上でキャンペーンを実施する際に、インフルエンサーを起用してキャンペーンをPRすれば、より多くのユーザーによる応募が期待できるでしょう。

インフルエンサーマーケティングを成功させるコツ
インフルエンサーマーケティングを成功させるには、商品やサービスとの親和性が高いインフルエンサーを選定することが大切です。
たとえば、若者向けの商品であれば、10〜20代から支持されているインフルエンサーを起用しましょう。
また、インフルエンサーに効果的なPRをしてもらうためにも、商品の魅力をしっかり共有することも必要です。商品の特徴やアピールポイントを詳しく伝えれば、より分かりやすくPRしてもらえるでしょう。
ただし、表現や投稿方法などについては、インフルエンサーに任せることをおすすめします。
訴求したいポイントや避けるべき情報を伝える程度に留めて、自由にコンテンツを作ってもらう方が違和感のないPRが行えます。
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各SNSを横断して蓄積されたノウハウをもとに、ハッシュタグやインフルエンサーを選定することが可能です。
また、OWNLYではSNSキャンペーンやUGCマーケティングにも対応しています。インフルエンサーを起用したキャンペーンや、質の高いUGC生成など、既存の施策における成果をさらに高めることができるでしょう。
Instagramのハッシュタグ活用
ハッシュタグSEOを活用することで、Instagramのハッシュタグ検索で上位表示を狙い、ブランド影響力の向上や認知拡大を図ることができます。
検索結果の上位表示を目的としているため、インフルエンサー本人のフォロワーに留まらず、より多くの滞在顧客にリーチを広げられるのがメリットです。
お申込みから最短20〜30営業日で投稿素材を納品し、重要なハッシュタグの検索上位にUGCが表示される状態を目指します。
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