国内のTwitterの利用者数は4,500万人を超えており、幅広い顧客層にアプローチできるプラットフォームとして多くの企業が利用しています。
「Twitter広告を利用してサービスを広めたい」「広告配信の種類ややり方を知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、Twitterプロモーションの種類やメリット、やり方、注意点などについて解説します。導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Twitterプロモーションとは
Twitterプロモーション(Twitter広告)とは、Twitter上に掲載する有料広告のことを指します。
特定の商品やサービス、イベント、キャンペーン、アカウントを広く認知させたり、集客や販促につなげられる手法です。
Twitter広告には、大きく分けて下記の7種類があります。(2023年7月26日時点)
広告形式
|
|
プロモ広告
|
テキストやメディアなどの広告機能を用いてプロモーションを行う広告形式
|
フォロワー獲得広告
|
新しいフォロワーを獲得するために訴求する広告形式
|
Twitter Amplify
|
動画コンテンツの再生前あるいは再生後に表示する広告形式
|
Twitterテイクオーバー
|
Twitter上の「話題を検索」タブの目立つ位置に掲載する広告形式
|
Twitterライブ
|
ライブ放送を全世界に向けて発信する広告形式
|
ダイナミック商品広告
|
商品データをもとに広告クリエイティブが自動生成され、興味関心に基づいてパーソナライズされた広告を配信する広告フォーマット
|
コレクション広告
|
メイン画像や小さな商品サムネイル画像でカタログのように表示させる広告フォーマット
|
参照:広告|Twitter
Twitter公式によると、広告フォーマットを3種類以上使用すると、広告キャンペーンの認知度が20%、購買意欲が7%向上するようです。
一般的に広く利用されているのが「プロモ広告」であり、画像広告や動画広告、カルーセル広告などのサブカテゴリーも用意されています。
また、さまざまなカスタム機能やブランド機能が設けられていることも特徴。
自社がTwitterプロモーションを行う目的を明確にしたうえで、最適な広告フォーマットを選定することが大切です。
Twitterプロモーション(プロモ広告)の種類
Twitterプロモーションを行う際は、「プロモ広告」を活用することが多いです。
プロモーションを目的として、さまざまなTwitterのユーザーにリーチできる広告で、通常のツイートと同様にタイムライン上に表示されます。
プロモ広告は、さらに5つのサブカテゴリーに分かれます。
広告形式
|
|
画像広告
|
1枚の画像で商品やサービスを紹介する。
|
動画広告
|
動画で商品やサービスを紹介する。WebサイトやアプリDLを誘導したり、メッセージをより多く提供できる。
|
カルーセル広告
|
水平方向にスワイプできる最大6つの画像や動画で商品やサービスを紹介する。
|
モーメント広告
|
一連のツイートを作成してプロモーションする。1つのツイートでは伝えきれないストーリーやコンテンツを提供できる。
|
テキスト広告
|
一般的なツイートと同じ形式で配信できる広告。他のツイートに自然に溶け込ませられる。
|
プロモ広告の投稿には「プロモーション」と表記され、通常のツイートのように、いいねやリツイート、返信などもできます。
効果的に活用するためには、自社のニーズや目的に合う広告を選ぶことが重要です。
Twitterプロモーションのメリット
Twitterプロモーションを活用するメリットは下記のとおりです。
- コストパフォーマンスが良い
- ターゲティングの精度が高い
- 効果測定がしやすい
ここでは、それぞれのメリットを順に解説します。
コストパフォーマンスが良い
Twitterプロモーションは、コストパフォーマンスが良いというメリットがあります。
Twitterは拡散性が高く、ユーザーに自然に拡散されたプロモ広告には費用がかかりません。
プロモ広告に対していいねやRTなどのアクションがあれば、反応したユーザーのフォロワーにも広告が表示されるため、自然とリーチが広がります。
二次・三次拡散には費用がかからないため、クリエイティブを工夫して拡散を起こせば、費用対効果を高められます。
ターゲティングの精度が高い
Twitter広告は、自社のターゲット層となるユーザーにのみ広告を表示できるため、ターゲティングにより広告効果を最大化できる点もメリットです。
たとえば、ユーザーの年齢や位置情報、アクティブな時間帯、フォローしているアカウント属性などからターゲティングすることができます。
特定のリンクをクリックしたなど、ユーザーの行動履歴でもターゲットを指定できるため、精度の高いターゲティングが可能です。
効果検証・改善がしやすい
プロモ広告は、ABテストをしやすく、効果検証や改善を実施しやすい点もメリットのひとつです。
プロモ広告はテキスト・画像・動画・リンクなどの要素を自由に組み合わせて配信することができます。
そのため、広告クリエイティブのABテストを手間なく行える特徴があります。
PDCAサイクルを効率よく回し、より効果の高い広告配信が行えるということです。
以下の資料では、Twitter上でキャンペーン施策を行う際の設計手順・注意事項を中心に、キャンペーンから自社サービスへの遷移率を高める方法を解説しています。
SNS運用担当者様や広告代理店様は、ぜひ資料をご参考ください。

Twitterプロモーションのやり方・手順
ここからは、Twitterプロモーションの手順を解説します。
- キャンペーンの設定
- ターゲットの設定
- 予算とスケジュールの設定
なお、広告を配信するには「Twitter Blue」または「Verified Organization」で認証を受けたアカウントである必要があります。
1. キャンペーンの設定
Twitterホーム画面の左側にある「もっと見る」をクリックします。
「プロフェッショナルツール」から「Twitter広告」を選びます。
国とタイムゾーンを選択したら、Twitter広告の目的が表示されるため、ニーズと目的に合う項目を選びましょう。

画面の指示に沿って、広告テキストを入力します。画面右側にプレビューが表示されるので、確認しながら進めるといいでしょう。

2. ターゲットの設定
次に、年齢・性別・地域にもとづいてターゲットを絞り込みます。
広告を配信したいターゲット層を設定しましょう。

ターゲット層が使用するキーワードや、似ているアカウントのフォロワー、利用端末、興味関心などにもとづいてターゲティングを行うことも可能です。
3. 予算とスケジュールの設定
予算と配信スケジュールを設定します。

支払い方法に必要事項を入力します。支払い方法は、クレジットカード決済のみ対応しています。
すべての項目に入力したら、「キャンペーンを開始」をクリックしましょう。
なお、広告の種類によって手順は異なるので、あらかじめ自社が出稿する広告の手順をチェックしておくと安心です。
Twitterプロモーションの注意点
Twitterプロモーションを活用する際は、下記の点に注意しましょう。
- 認証ユーザーしか広告出稿できない
- ネガティブに拡散される可能性がある
- 流し見するユーザーが多い
ここからは、それぞれの注意点について解説します。
認証ユーザーしか広告出稿できない
2023年4月以降、Twitter広告に一部制限が設けられており、広告配信には認証されたアカウントが必要になりました。
「Twitter Blue」加入アカウント、あるいは「Verified Organization」における認証ユーザーまたは広告出稿額の条件を満たしたアカウント以外からの配信が不可になります。
Twitter Blueや認証アカウントについては、下記の記事で詳しく解説しているのでぜひチェックしてください。
■関連記事
Twitter Blueで何ができる?メリットや料金、支払い方法など徹底解説
■関連記事
【2023年7月最新】Twitterのアップデート内容・新機能まとめ
ネガティブに拡散される可能性もある
プロモ広告は通常のツイートと同様に、コメントや引用リツイートを行うことができます。好意的な反応ばかりとは限らず、ネガティブな反応が増えてしまうリスクもあります。
コメントや引用リツイートは他のユーザーも見れるため、コストをかけた広告が炎上する可能性もあるということです。
リプライ制限機能を設定したりと、あらかじめ炎上対策を施しておくと安心です。
流し見するユーザーが多い
Twitterのタイムラインは流し見するユーザーが多いため、プロモ広告も一瞬で流されてしまいがちである点に注意しましょう。
ユーザーに興味関心を抱いてもらうには、簡潔で分かりやすい内容やインパクトのあるクリエイティブの工夫が必要になります。
画像や動画などのメディアを活用したり、関心を惹くようなカルーセル広告を作成したりと、より多くのユーザーに見てもらえる工夫を凝らしましょう。
Twitterプロモーションまとめ
Twitterは拡散力が高いSNSであるため、短期間で幅広いユーザーに対して情報やメッセージを届けられます。
プロモーションの内容や目的によって最適な広告を選び、より多くのユーザーに届けられる広告クリエイティブを作成しましょう。
以下の資料では、Twitter運用に役立つさまざまな情報をまとめて公開しています。無料でダウンロードいただけるので、ぜひご活用ください!
