SNSを利用しているユーザーを対象に、プレゼントが当たるSNSキャンペーン。成果を出すためには目的に応じてキャンペーンを企画する必要があります。
「SNSキャンペーンの目的やメリットは?」「やり方が分からない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、SNSキャンペーンを実施する目的や注意点、やり方を解説します。成功事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
以下の資料では、TikTokをはじめとした日本国内で利用されているSNSの利用状況と具体的な活用シーンを効果別に解説しています。
「自社のサービスはどのSNSが合うの?」「今から参入すべきSNSは?」とお悩みの方は是非ご参考ください。

SNSキャンペーンとは
SNSキャンペーンとは、Twitter・Instagram・LINE・TikTokなどのSNSを活用して実施されるマーケティング施策のひとつです。
対象の投稿に「いいね」やシェアをしたり、指定のハッシュタグを付けて商品の写真を投稿したりすることで、キャンペーンに応募できます。
ユーザーが思わず参加・シェアしたくなるキャンペーンを展開すれば、キャンペーンを通じて自社の認知拡大、ブランディング、販売促進などが期待できます。
企業がSNSキャンペーンを実施するメリット・目的
企業がSNSキャンペーンを実施するメリットは下記の通りです。
- フォロワーを獲得できる
- 商品やサービスの認知拡大につながる
- 購買・来店促進を図れる
ここでは、それぞれのメリットについて解説します。
新規顧客・ファンを獲得できる
SNSキャンペーンでは、企業アカウントのフォローを応募条件とするのが一般的です。そのため、新規顧客や多数のファン獲得につながるメリットがあります。
キャンペーンの企画によっては、企業と消費者の接点を増やせます。ユーザーとのコミュニケーションが増加することで、ブランドに対して親近感を持ってもらいやすくなり、ブランド想起性も高まるでしょう。
またキャンペーン終了後も、継続的な情報発信やコミュニケーションを続けることで、自社のファンを育成できます。
商品やサービスの認知拡大につながる
SNSキャンペーンを実施することで、多くのユーザーによる拡散が見込めるため、自社商品やブランドの認知拡大につながるのがメリットです。
SNSは拡散力が高いので、投稿がユーザーからユーザーへと広がりやすく、情報を一気に拡散させることができます。
これまでリーチできなかった層にアプローチできるため、結果的に集客や売上アップにもつながるでしょう。
ユーザーへの再利用・継続利用促進
SNSキャンペーンは新規顧客の開拓のみならず、自社製品やサービスの利用歴があるユーザーに対して再利用・継続利用を促せます。
一度自社商品やサービスを利用してもらったものの、それ以降継続して利用してもらえずどのような策を講じるべきか分からない方に有効といえます。
たとえば、お得に利用できるクーポンを発行したりすることで、商品やサービスの利用機会を増やせるので、自社サービスへの定着を図れるでしょう。
SNSキャンペーンにおける注意点
SNSキャンペーンを実施するときは、下記の点に注意しましょう。
ここでは、それぞれの注意点について解説します。
各SNSのガイドライン
各SNSプラットフォームには、キャンペーンに関するガイドラインが定められています。
たとえば、Twitterの場合は「複数アカウントを作成させない」「繰り返し同じツイートをさせない」、Instagramの場合は「いいねやフォローの見返りに金銭や金券を提供しない」などが記されています。
SNSキャンペーンを実施するときは、ガイドラインを確認した上で、実施する側と応募する側に不正行為が生じないよう遵守しましょう。
景品表示法
景品表示法とは、正式には「不当景品類及び不当表示防止法」のことを指します。
商品やサービスについて不当な表示や過大な景品による顧客の誘引を防止して、消費者の利益を保護するための法律です。
SNSキャンペーンで景品を提供する場合は、事前に専門家や自社の法務部などに相談しておくと安心できるでしょう。
炎上リスク
SNSは拡散力が高く、幅広いユーザーの目に触れるため、不適切な発言や投稿をすると炎上するリスクがあります。もちろん企業公式アカウントのキャンペーン投稿においても注意が必要です。
キャンペーン投稿が炎上すると、自社アカウントのみならず企業やブランド全体のイメージダウンにつながります。
昨今ではSNSでの炎上によって、アカウントの運営や経営が傾いた事例があるほど大きな影響を及ぼすため、企画段階で炎上リスクを確認することが大切です。
SNSキャンペーンのやり方・手順
ここからはSNSキャンペーンを実施するときの、具体的なやり方や手順を解説します。
目的・ターゲットを明確にする
はじめに、SNSキャンペーンを実施する目的とターゲットを明確にします。
目的やターゲット層によって企画や訴求内容、選定するプラットフォームなどが大きく変わるためです。
Twitterキャンペーンを実施する目的は、下記のような例があります。
- 商品やサービスの認知拡大
- 新規顧客・ファン開拓
- 集客・売上アップ
- ブランディング
- ファン育成・再利用促進
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ターゲットを決めるときは、ペルソナを設定して顧客像をより明確化することで、キャンペーンの方向性や企画内容にブレが生じにくくなります。
KPIを設定する
目的やターゲットに応じて、目標にすべきKPIを設定しましょう。
目的
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目標にする指標
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新商品やサービスの認知拡大
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インプレッション数、リツイート数
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販売・来店促進
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CV数・キャンペーンをきっかけとする来店数
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話題化・UGC獲得
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リツイート数、ユーザー投稿数
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施策が成功したかどうかを測るためには、キャンペーン終了後の効果検証が必要不可欠です。必ず目的とKPIを設定して、効果検証に活かしましょう。
キャンペーン内容を企画する
目的やターゲット、目標が定まったら、キャンペーン内容を企画します。
検討すべきおもな内容は下記の通りです。
- キャンペーンのツイート内容
- キャンペーン期間
- ユーザーの参加方法
- プレゼントの内容
- 当選者の集計・抽選方法
- キャンペーンの運用体制
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上記のほかに、キャンペーン専用の特設ページの制作や、問い合わせフォームが必要になる場合は合わせて検討しましょう。
集計・抽選・運用などをスムーズに行うためには、キャンペーン用ツールの選定も進めておくことをおすすめします。
キャンペーンを実施する
キャンペーンの詳細が決まったら、実際にキャンペーンを実施します。
特設ページにフォームを作成したり、ダイレクトメッセージを解放したりして、問い合わせに対応できるようにしておくと安心です。
キャンペーン期間中も定期的に数値や参加状況をチェックして、必要に応じて配信頻度やクリエイティブなどを調整しましょう。
Twitte広告を活用したり、他のSNSプラットフォームでフォロワー外のリーチを図るのも有効です。
効果検証を行う
キャンペーンが終了したら、はじめに設定したKPIを達成できたかどうか効果検証を行いましょう。
効果検証でキャンペーン単体を振り返って終わりではなく、今後のアカウント運用に活かせるよう分析することが重要です。
なお、キャンペーン専用ツールを活用するとKPIとなる指標を簡単に計測できます。
SNSキャンペーンツールを活用しよう
SNSキャンペーンではさまざまな業務が必要になります。
- キャンペーンの企画・投稿の作成
- 応募者の管理・収集
- 応募条件を満たしているかチェック
- 抽選・当選連絡
- 期間中の問い合わせ対応
- 個人情報の入力フォーム作成
- キャンペーン特設ページ作成
- プレゼントの梱包・発送
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このように、SNSキャンペーンは企画段階から運用までさまざまな作業が必要です。
手間のかかる作業を自動化して、効率良くキャンペーンを実施するには、SNSキャンペーンツールを活用するのがおすすめです。

SNSキャンペーンの成功事例
ここからは、Twitter・InstagramにおけるSNSキャンペーンの成功事例を3つ紹介します。
CHILLOUT|Twitterフォロー&引用RTキャンペーン
リラクゼーションドリンク「チルアウト」の公式Twitterアカウントでは、フォロー&引用RTで応募できるキャンペーンを実施しました。
4枚で1枚の画像になっている画像クリエイティブを使うことで、タイムライン上でユーザーの目を惹くことができます。
さらに、画像をタップすると休憩の有用性や同社商品が紹介されており、ユーザーに興味関心を持たせつつ、自社商品を上手く遡及できるのが特徴です。
アイリスフーズ|Instagramコメントキャンペーン
アイリスフーズ公式Instagramでは、同社商品「富士山の強炭酸水」が当たるプレゼントキャンペーンを実施しました。
公式アカウントのフォローと「どんな時に飲みたいか」をコメントすることで応募でき、抽選で20名に当たるという内容です。
ユーザーにコメントを促すことでエンゲージメントが高まります。商品に対する関心や理解度が深まるため、当選しなくても「飲んでみよう」と思ってもらえる可能性があるのもメリットです。
SNSキャンペーンを実施するならOWNLY
SNSキャンペーンは認知拡大やファン獲得、集客などが期待できる効果的なマーケティング施策の一種です。
SNSキャンペーンにはさまざまな工数が必要になるので、SNSキャンペーンツールを活用することをおすすめします。
SNSキャンペーンツールをお探しの方は、Twitter・Instagram・LINE・TikTokなどをはじめとする15種類以上のキャンペーンを定額・無制限でご利用いただけます。
