一口に商品広告といってもさまざまな種類が存在し、目的に合ったものを選んで上手く活用することが大切です。
「商品広告の種類や施策例を知りたい」「商品広告の面白いプロモーション事例を参考にしたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、商品広告の種類13選や、企業の広告プロモーションの成功事例を紹介します。商品広告の例を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
商品広告の種類10つ【オンライン広告】
オンライン広告は、Web上で展開される広告のことです。まずは、オンライン広告の種類について順に見ていきましょう。
- 純広告
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- リターゲティング広告
- SNS広告
- タイアップ広告
- 動画広告
- リワード広告
- ネイティブ広告
- アフィリエイト広告
それぞれ解説します。
1. 純広告
純広告は、Yahoo!Japanのような大手ポータルサイト、新聞社、雑誌社などのサイトにある広告枠に掲載する方法です。
集客力のあるサイトに設置するため、多くの人にリーチできるうえに、ターゲット層にマッチしたメディアを選定すれば高い集客効果を得られます。
ただし、広告コストが高額になる傾向にあり、一定期間同じ場所に掲載し続けるため、細かなターゲティングが難しいという点がデメリットです。
2. リスティング広告
リスティング広告は、GoogleやYahoo!など検索エンジンの結果に表示する広告です。
ユーザーの検索ワードに連動して広告が表示されるので、関心度の高いユーザーに対してアプローチできるという特徴があります。
リスティング広告はクリック課金型の形式が多いため、広告予算を見積もりやすく、成果を測定しやすい点がメリットです。
3. ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの提携先となるサイトに掲載する広告です。
よくあるのがバナーやポップアップ形式の広告で、テキストや画像、動画などさまざまな種類の広告を出稿できます。
ターゲットを設定することで、自社商品やサービスに関心度の高いユーザーに向けて広告を出稿できるので、高い効果を見込めるでしょう。
4. リターゲティング広告
リターゲティング広告は、広告主のWebサイトを訪れたことのあるユーザーに対して、別のWebサイト上で広告を表示させる方法です。
既に自社サイトに訪れている関心度の高いユーザーに対して繰り返し訴求できるのが、リターゲティング広告の強みと言えます。
しかし、頻繁に表示しすぎると嫌悪感を持たれる恐れもあるので、頻度を調整する必要があるでしょう。
5. SNS広告
SNS広告は、X(旧Twitter)やTwitter、Instagram、FacebookなどのSNS上で配信される広告のことです。
SNS広告は、プラットフォームごとにさまざまな種類があり、ターゲティングが行いやすいという特徴があります。
各SNSが保有するユーザー属性や行動履歴などのデータを活用すれば、狙ったユーザー層にピンポイントにアプローチできるでしょう。
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6. タイアップ広告
タイアップ広告は、インフルエンサーや企業とタイアップする形で出稿する広告です。
新聞や雑誌、ポータルサイトなどのメディアの場合もあれば、インフルエンサーやYouTuberなど著名人の場合もあります。
タイアップ先が持つ影響力の恩恵を受けられるのがメリットで、自社のターゲットに合わせてタイアップ先を選ぶとさらに効果を見込めるでしょう。
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7. 動画広告
動画広告にはさまざまな種類がありますが、近年多く利用されているのが「インストリーム広告」です。インストリーム広告は、YouTubeなどの動画再生前や再生途中に表示される広告を指します。
SNSやポータルサイトなどの外部メディアに配信する動画広告は、アウトストリーム広告と呼ばれます。
動画は、文章や画像に比べて記憶に残りやすく、一度に多くの情報を伝えられるのが大きなメリットです。
8. リワード広告
リワード広告は、動画視聴やアプリインストールなど、特定のアクションを達成すると成果報酬が発生するタイプの広告です。
たとえば、ゲームアプリなどにて、課金しなければ入手できないアイテムを動画視聴によってプレゼントするという仕組みを目にしたことはあるのではないでしょうか。
このような広告は、リワード広告のひとつと言えるでしょう。アクションに対して費用を支払うため、費用対効果を測りやすいことも特徴です。
9. ネイティブ広告
ネイティブ広告は、SNSやニュースサイトなどのフィードに表示される広告です。
たとえば、ニュースサイトに掲載される場合は、ニュースサイトの記事の一部であるかのように広告が表示されます。
テキストや画像だけでなく、動画を利用したネイティブ広告を出稿できるサービスも増えています。
10. アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、Webサイトなどの媒体主(アフィリエイター)が個人のブログやSNSで宣伝や広告を行う手法です。
アフィリエイターは、自身が運営するWebサイトに広告を掲載し、広告のクリックや購入・契約などの成果に応じて広告費を支払います。
アフィリエイターと企業の契約や交渉は、ASP(アフィリエイターサービスプロバイダー)を通じて完結するので、運用のハードルは低いと言えるでしょう。
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商品広告の種類3つ【オフライン広告】
続いて、オフライン上で出稿する代表的な広告について解説します。
- マス広告
- 屋外広告
- デジタルサイネージ
それぞれの種類について見ていきましょう。
1. マス広告
マス広告とは、テレビCMや雑誌、新聞、ラジオなどのマスメディアに出稿する広告のことです。マス広告は、幅広い層に向けてアプローチできるというメリットがあります。
近年インターネットが成長しているものの、まだまだマスメディアの影響力は根強く、広範囲にアプローチを仕掛けたいシーンに役立つでしょう。
一方で、制作費用や広告のコストが高額になりやすく、効果測定がしづらいというデメリットも挙げられます。
2. 屋外広告
屋外広告は、文字通り屋外の看板などに掲載する広告のことです。
1つの場所に中長期的に掲載する場合が多いので、近くを通る人や近隣住民に対して何度も繰り返しアプローチできるというメリットがあります。
特定の地域やエリアに向けてアピールするために有効ですが、掲載場所によっては費用が高額になるケースもあります。
屋外広告によってインパクトを残せれば、SNS上で口コミを狙うことも可能です。
3. デジタルサイネージ
デジタルサイネージは、従来のようなポスターの代わりとしてデジタルパネルを設置し、静止画や動画を表示する広告です。
屋外や駅などに設置されていることが多く、電車などでは郊外の路線でも設置が進んでいます。また、商業施設や店舗内にも範囲が広がっているようです。
デジタルサイネージは、看板と動画広告のメリットを両方併せ持っており、短時間で多くの情報を伝えられるのがメリットです。
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商品広告の成功事例3選
ここからは、商品広告の成功事例について紹介します。
JA全農にいがた

参照:新潟茶豆 たくさん食べてご馳走を当てようキャンペーン
JA全農にいがたでは、新潟茶豆の認知獲得を目的に「レシート投稿キャンペーン」を実施しました。
対象商品を購入したレシートで応募できるキャンペーンとなっており、メールアドレスまたはLINEアカウントでエントリーします。
総計80名に豪華賞品が当たるという内容で、キャンペーンを通じて新潟茶豆の認知獲得や販売促進につながりました。
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江崎グリコ

江崎グリコは、11月11日の「ポッキー&プリッツの日」に、認知度やエンゲージメント向上、若者との関係性を深めることを目的に、TikTok広告を出稿しました。
TikTokでは、「#ポッキー何本分体操」というハッシュタグとオリジナル楽曲を用いて、ハッシュタグチャレンジキャンペーンを展開しました。
また、オリジナルダンスをインフルエンサーに広めてもらうことで、キャンペーンの認知度向上にも貢献しています。
その結果、動画の再生数は2,700万回を超え、2万本以上の動画が投稿されました。
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資生堂
資生堂では、従来までマスメディア広告をメインとしていましたが、SNS運用やSNS広告も展開しました。
完全に移行するのではなく、広告チャネルの増加として展開しており、従来のターゲットも逃さないようアプローチを広げています。
Instagramのハッシュタグ検索を主流とする若者へのブランディングを意識してSNS広告を展開し、スピーディーなデータ分析も行っています。
まとめ
自社の商品やサービスを顧客に届けるためには、各媒体の特徴を把握した上で、どのような媒体でどんな広告を出稿するかを検討することが大切です。
商品広告の成果を上げるには、広告を出稿する目的を明確にし、ターゲットを設定して戦略を立てる必要があります。
SNSを組み合わせた広告を出稿したい場合は、ぜひOWNLYまでご相談ください。
OWNLYでは、SNSキャンペーンを通じて広告運用の効果を最大化するためのサポートを行っています。また、UGCマーケティングを組み合わせて認知獲得を狙うことも可能です。
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