Instagramは、画像や動画を通じて情報発信を行う特徴があり、特に若年層のユーザーなど情報を届けたい層の絞り込みが可能です。そのため広報活動の側面でInstagramの運用に力を入れる企業が増えています。
しかし、実際にInstagramの運用を始めようとするものの、やり方がわからないと深く考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Instagramにおける企業アカウントの成功事例を8個厳選しました。これから運用を検討している方でも安心なInstagramの企業アカウントの作り方から運用方法も解説しているので参考にしてください。
Instagram企業アカウントとは?
Instagramの企業アカウントとは、企業の広報活動の一環として認知度、集客、売上アップなどの効果を高める活動として情報発信を行うアカウントです。
Instagramのアカウントには、個人アカウントとプロアカウントの二種類があります。
個人アカウントでは利用できない便利な機能が備わっているので、企業アカウントの運用を行う際は、プロアカウントでの運用がおすすめです。
プロアカウントは、個人アカウントから無料で切り替えられます。プロアカウントでは、以下のような機能を利用できます。
- Instagramインサイト(分析機能)の利用
- ネットショップ(EC機能)の利用
- アカウントのカテゴリ設定
- Instagram広告の利用
- アクションボタンの設置
- よくある質問の設定
- 認証アカウントのリクエスト
- チャットの返信テンプレート 等
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これらの機能を利用したい場合は、プロアカウントを利用しましょう。また、個人アカウントに戻したい場合は、アカウント設定から簡単に切り替えられます。
Instgagramで企業アカウントを運用するメリット3選
次にInstagramの企業アカウントを運用することのメリットについてお伝えします。
- 導入コストがかからず、簡単に運用ができる
- 認知、集客、売上に繋げることができる
- ユーザーとのコミュニケーションが簡単に取れる
それぞれ順に見ていきましょう。
1. 導入コストがかからず、簡単に運用ができる
Instagramの企業アカウントは、費用をかけることなく運用を始めることができます。
そのため、導入時のコストがかからないので、アカウントを分けて達成したい目的に応じて運用を行うことができることがメリットになります。
2. 認知、集客、売上に繋げることができる
アカウントの運用による目的達成を意図的に作り出すことができます。
情報などの投稿内容の拡散や実店舗への誘導、ショッピング機能やECサイトへのアクセス流入を促す施策を行うことで、目的達成のインサイトを元に分析、運用することがメリットになります。
3. ユーザーとのコミュニケーションが簡単に取れる
ユーザーは、情報収集や日常生活の発信を行っているため、企業アカウントにも気軽にコメントやメッセージを送ることができます。
そのため、顧客のリアルな体験や感想を近い距離で感じることができます。
特性を活かして、ユーザーを巻き込んだ企画内容を目的に応じて打ち出すこともメリットになります。
Instagramの企業アカウント(プロアカウント)の作り方
Instagramのアカウントをプロアカウントに切り替えるには、以下の手順に沿って設定しましょう。
- アカウントに登録する
- プロアカウントに切り替える
- アカウントを編集する
ここでは、それぞれの手順について解説します。
1. アカウントに登録する
まずは、パソコンやスマートフォンからInstagramのアカウントを登録しましょう。
スマートフォンから登録する場合は、まずは端末にアプリをダウンロードします。パソコンから登録する際は、Instagram公式サイトから登録してください。
いずれの登録方法でも、下記の情報が必要です。
- メールアドレス
- 電話番号
- Facebookアカウント
情報の入力が完了すると、登録したメールアドレス宛、あるいは電話番号であればSMSに認証コードが送信されます。
認証コードを登録ページに入力したら、アカウントのユーザー名やパスワード、誕生日などを入力することで登録は完了です。
2. プロアカウントに切り替える
登録が完了したら、プロアカウントへの切り替えを設定しましょう。
プロアカウントに切り替える手順は以下のとおりです。
- 「設定」から「アカウント」をタップ
- 「プロアカウントへ切り替える」を選択
- ビジネスのカテゴリを選択
- 「ビジネスアカウント」もしくは「クリエイターアカウント」のいずれかを選択
- 企業のメールアドレスや電話番号、住所などの情報を入力
この手順を踏むことでプロアカウントへの切り替えが完了します。
3. アカウントを編集する
アカウントの設定が完了したら、アカウントのプロフィールを編集しましょう。
プロフィールでは、アイコン写真や文章、自社サイトへのリンクなどを設定していきます。
自社のブランドロゴや一目で企業のことが分かる写真などを設定しましょう。また、文章を入力する際は、商品やサービス名、地域などを記載するのが効果的です。
自社サイトのリンクを登録すれば、Instagramからサイトに直接飛んでもらえるようになり、公式サイトへのアクセス数がアップするでしょう。
Instagramの企業アカウント運用のコツ
Instagramの企業アカウントの運用は、以下のコツを意識しましょう。
- 運用の目的を明確にする
- アルゴリズムを理解する
- インサイトを元に運用改善を行う
- 継続的に投稿する
ここからは、それぞれのコツについて解説します。
1. 運用の目的を明確にする
まずはじめに、アカウントの運用を始める前に運用が「どのような効果が出れば成功なのか」を明確にすることが重要です。
個人使用であれば、「いいね数が多くて嬉しい」など一度は経験されたことはありませんか。
しかし、企業アカウントの運用になると目標数字と進捗状況を明確にしないと運用の良し悪しの判断が難しくなります。
そのため、一投稿の表示回数やユーザーからの問い合わせ数、など達成したいユーザーの行動を明確にして運用しましょう。
2. アルゴリズムを理解する
アカウントの運用には、勝ちパターンがあります。勝ちパターンを見つけて着実に目的に沿った結果が出れば問題が起きた時の対策もできます。
しかし、自己流で運用することで再現性が担保できないなど、問題が起こった際に目的とは違う施策を試してしまうことで、既存ユーザーへの混乱を招き離脱に繋がることになります。
そのため、おすすめに表示される参考にしたい企業アカウントを分析し、インスタグラムのアルゴリズムを理解することは重要です。
3. インサイトを元に運用改善を行う
投稿のインサイトを元に目的に沿った結果ができているかを分析し、運用改善を行うことが重要です。
投稿の反響が継続することはありますが、定期的な運用改善を行うことで重要な問題の解決を早期で見つけることができます。
アカウントの運用を行う際は、インサイトの情報を元に改善することをおすすめします。
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4. 継続的に投稿する
Instagramの企業アカウントを運用する際は、継続的に投稿することが重要です。
定期的に投稿すれば、フォロワーとのエンゲージメントを維持しつつ、ブランド認知度を高めたり、多くのユーザーにリーチされやすくなります。
Instgramはアクティブなアカウントを優先して表示する傾向にあるので、定期的な投稿はリーチの拡大において欠かせません。
ただし、品質の低い投稿を量産するのは逆効果となるので、有益なコンテンツを継続的に提供し続けることが大切です。
しかし、「Instagramを運用するリソースがない」「ノウハウやアルゴリズムの知識がなく戦略を立てられない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
質の高いコンテンツを継続的に提供し、フォロワーとのエンゲージメントを最大化するためには、Instagram運用代行サービスがおすすめです。
OWNLYのInstagram運用代行サービスについては、以下のページで実績や特長、運用の流れを詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。
Instagramで人気の企業アカウント業界別8選
実際にInstagramで人気の企業アカウントを業界別にまとめました。
投稿の企画内容や目的に対する運用について見ていきます。
1. アパレル業界|WEGO(ウィゴー)
メンズ・レディースアイテムを取り扱うアパレルブランド「WEGO」の公式Instagramアカウントです。
Instagram内の機能である、リール(ショート動画)や動画を使ってフィード投稿を行い、WEGOで購入できるファッションアイテムの紹介を行ってます。
実際に店員が着こなしコーデのアドバイス動画を投稿することにより購入を検討している商品をプロフィール欄に掲載しているECサイトのURLから商品購入を促すことができます。
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2. 美容業界|CANMAKE TOKYO
CANMAKE TOKYOは、10代〜20代前半の女性のファンを多く、「かわいい!に出会える」メイクを実現するためのコスメブランドです。
新商品のラインナップ動画をフィード投稿で行い、商品の使用術を投稿することで使用イメージができた状態でユーザーがECサイトまたは店舗で商品を購入することができます。
3. 旅行業界|じゃらん
じゃらんは、旅先のお得な情報の発信や旅先のプランを予約することのできるサービスです。
シーズンや地域などをテーマにフォトコンテストの企画を定期的に行ってます。各地の素敵な景色や食べ物、観光地を公式アカウントで投稿しています。
実際にユーザーが体験した情報により観光スポットなどのハッシュタグ経由でアカウントを見つけてもらうことで旅先のプランの購入の検討をサービス内で行うことができるため、購入への促進に繋がります。
4. 飲食業界|ケンタッキーフライドチキン
フライドチキンを主力商品としたファストフードチェーン店です。
InstagramのARエフェクトを使った、ケンタッキーフライドチキンの「カーネルカメラ」がインカメラとアウトカメラで、異なるエフェクトを搭載しました。
若年層を中心に話題となり、メディアに取り上げられるなど反響の効果がありました。
5. 小売業界|DAISO(ダイソー)
DAISO(ダイソー)は、全国各地で展開しているワンコインで商品が購入できる店舗です。
Instagramの投稿内容がシンプルでカタログ的な役割で人気を得ました。
今ではDAISOの商品を組み合わせてアイテムをDIYできる情報発信も行ってます。
6. 不動産業界|三井不動産
三井不動産は、オフィスビル、大型商業施設、住宅を中心にホテルなどを展開している総合不動産デベロッパーです。
伊能忠敬という歴史上の人物をインフルエンサーとして起用し、イラストに興味を引くコンテンツを投稿することで、コーポレートサイトへの流入を促すことができてます。
7. 出版業界|主婦と生活社
主婦と生活社の料理の本は、料理編集部が料理に関する情報を発信する公式アカウントです。
ユーザーがレシピ本を基に作った食卓の写真を企業アカウントで紹介してます。
ユーザーの体験を紹介することで企業アカウントへの信頼に繋がることや投稿を見て真似をするユーザーが増えることで、レシピ本を基に作った食卓の写真をタグ付け投稿したくなります。
企業アカウントのフォロワー数だけではなく、UGCの創出、レシピ本のファン獲得にも繋がります。
8. エンターテインメント業界|ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、大阪府にある大型テーマパークです。
「#USJ」などのオリジナルハッシュタグを指定することで来場者のリアルな体験の投稿を促すことができます。
このような独自のハッシュタグ〜情報拡散やユーザーとのコミュニケーションを積極的に行っています。
以下の資料では、すぐに実践できるアルゴリズムに合わせたInstagramのフォロワーの増やし方を解説しています。
フォロワーの増やし方だけでなく、Instagramで獲得したユーザーにサービス認知させる方法もご紹介しています。
資料の内容は以下です。
- Instagramでフォローしてもらえるアカウントを作りたい
- Instagramでエンゲージメント率を高めたい
- Instagramで流入したユーザーを投稿からプロフィールに誘導したい
Instagramでフォロワーを増やす方法が少しでも気になった方はぜひ無料でダウンロードください。
Instagram企業アカウントの作り方まとめ
Instagramの企業アカウントについて事例を踏まえてお伝えしましたが、いかがでしたか。
これからはじめてアカウントの運用に携わる方は、企業アカウントの運用を行う前に、Instagramの特性や仕組みを理解し、目的を明確にしてから運用しましょう。
またインサイトの情報を元に目的に沿った投稿ができているかを判断できる目標を立て、日々運用改善を行い、求める結果の最大化を目指すことが重要です。
Instagramを効果的に伸ばすためには、継続的に質の高い投稿を続けることが大切です。しかし、リソースが不足していたり社内にノウハウがなく、継続的な運用が難しい場合もあるでしょう。
Instagramを効果的に伸ばして成果につなげたいとお考えの方は、OWNLYのInstagram運用代行をぜひご検討ください。
以下のページでは、Instagramアカウント運用代行サービスについての実績や特長、運用の流れなどを紹介しているので、ぜひ無料でチェックしてみてください!