「ハッシュタグSEO」は、スマートシェアが独自に開発したInstagramのハッシュタグ検索において投稿を上位表示させて、認知度向上や広告効果の改善を図るマーケティング手法です。
「ハッシュタグSEOはどんな施策?」「Instagramのハッシュタグを最適化する重要性は?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ハッシュタグSEOによる認知~購買のユーザー導線、ハッシュタグ活用による認知拡大のノウハウを解説するので、ぜひ参考にしてください。
そもそもハッシュタグSEOとは?
ハッシュタグSEOとは、スマートシェアが開発したInstagramのハッシュタグ検索における上位表示を目指し、自社ブランドの影響力を高めるためのマーケティング手法です。独自開発のシステムを活用し、Instagramのハッシュタグをキーとした投稿データを抽出し、投稿の上位表示の回数や、エンゲージメント情報などのデータから評価の高いクリエイターを把握することが可能です。
上位表示の実績があるクリエイターにプロモーションを依頼し、最適なハッシュタグで投稿することで、自社に関する投稿が検索結果で上位表示されやすくなり、ユーザーの検索流入増加を狙えます。
近年、SNS検索を通じて情報収集を行うユーザーが増えており、購買意思決定においてもSNSの重要性は高まっています。ハッシュタグSEOを実施することで、ユーザーとの接点をより多く作ることで、認知度向上や販路拡大を図ることが可能です。
SNS検索行動の需要の傾向
インターネットが普及して多様な検索方法が生まれている現代では、Z世代を中心とした若者の情報収集のやり方も多岐にわたります。
SNSは、世間のトレンドや他ユーザーが発信している情報をチェックできるという特徴があるため、若年層にとって「情報収集をするためのツール」として認知が広まっているのです。
マーケティング・リサーチを行う日経BPコンサルティングは、Z世代のSNS利用状況についてWebアンケートを実施しました。
仕事や勉強に関する情報を知る手段として、「検索エンジンや専門サイト・アプリで検索する」Z世代は49.5%と最も多く、次に「SNSを見る」人が39.9%と続いています。
参照:Z世代「TikTok好き」は本当か?4000人調査で見えた意外な実態|日経クロストレンド
Z世代にとって、SNSの存在は仕事や勉強においても重要な位置を占めていることが分かります。
女性が気になった商品・サービスの検索は「Instagram」が最も多い
2023年4月にスマートシェアが実施した調査によると、女性が気になった商品やサービスを検索するのは「Instagram」が最も多いという結果になりました。
Instagramで検索する際に、平均何投稿を閲覧するかという質問に対しては、「4投稿以上」と回答した人が73.8%と最も多く、複数投稿を閲覧することが意思決定につながっています。
女性ターゲットを扱う商品・サービスにおいては、Instagramを活用した購買・価値の高い認知に繋げるユーザー導線の作り方を理解する必要があると言えるでしょう。
以下の資料では、生活者の意思決定におけるSNS影響度の調査について解説し、マーケティング戦略を組み立てる際に知っておくべき生活者のSNS利用状況をまとめています。
事業会社のマーケティング責任者・担当者や、広告代理店にお勤めの方はぜひダウンロードしてご活用ください。
Instagramのハッシュタグを活用した購買までのユーザー導線とは
情報収集のサイクルに基づいた「情報認知の拡大」
Instagramを利用するユーザーが情報収集する際は、さまざまな投稿を回遊した上でサービスサイトや購入ページに行き着きます。
たとえば、寝室関連の投稿を見たユーザーは、「そういえばマットレスを買い替えたいな」「最近疲れが取りにくい」という所から、さまざまなハッシュタグを回遊します。
ユーザーがさらに良い情報へと辿り着くため、情報を収集するというサイクルの中で、ユーザーとのタッチポイントを増やすことが重要視されています。
ハッシュタグSEOを実施することで、質の良いインフルエンサー投稿が上位表示されるため、効率良く情報認知を拡大させることが可能です。
フォロワー外(=アンフォロワー)からの流入が新規認知
インフルエンサーマーケティングにおいて、フォロワーが多いアカウントを活用すると成果が生まれるというわけではありません。
「インフルエンサーが好き」というだけで、紹介する商品すべてに興味を持つわけではなく、購買が発生するユーザーでない可能性が高いのです。
反対に言えば、何かしらのキーワード検索や能動的なアクションでインフルエンサー投稿に辿り着いたユーザーは、行動や購買意欲の高いユーザーと言えます。
つまり、特定のキーワードで検索するフォロワー外のユーザー(=アンフォロワー)を集められることで、「真」の新規ユーザーを獲得しながらリーチを深めていけるということです。
競合における露出度の可視化「Share Of Voice」を強める
検索面においてどれだけ自社の商品・投稿が表示されているかは、「Share Of Voice(SOV)」で表すことができます。
Share Of Voice(SOV)とは、競合企業や競合商品・サービスに比べて、自社がどのくらい露出量を確保できているかを表す指標です。
近年は、SOVの状態や推移を追跡できるツールも登場しており、デジタルマーケティングにおいても重要なポジションを占めるようになりました。
SOVにおける露出度で市場に対する自社のマーケティングのインパクトを測ることで、マーケティング施策を最大化していくことが重要です。
InstagramのハッシュタグSEOによって、質の良いリーチを効率的に獲得するとともに、中長期的に「Share Of Voice」も向上させていくことが可能になります。
上記を実現するためのハッシュタグSEOの進め方
先ほど説明した質の良いリーチの獲得とShare Of Voiceの向上を実現するためには、以下のようにハッシュタグSEOを進めます。
- SOVの把握
- ハッシュタグの選定
- インフルエンサーの選定
- 投稿・上位表示
- 成果の確認
- 広告運用に反映
それぞれの進め方について順に見ていきましょう。
1.SOVの把握
まずは、自社や競合他社のShare Of Voiceがどれくらいの割合を占めるかについて、ハッシュタグ上位表示されている投稿をベースに算出します。
SOVを把握することで、競合商品・サービスにおける自社の立ち位置を把握でき、どのようなアプローチを行うべきかを判断しやすくなります。
2.ハッシュタグの選定
自社の立ち位置を把握した次のステップは、狙うべきハッシュタグを選定することです。
投稿件数が多いハッシュタグや、競合が存在するハッシュタグ、5~10個程度のメインとなるキーワードなどが基本となります。
また、回遊行動において横展開しやすいハッシュタグなども見つけながら、自社にとって重要なハッシュタグを選定しましょう。
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ハッシュタグ選定を最適化するには?重要性や効果的な手法を解説
3.インフルエンサーの選定
選定したハッシュタグにもとづいて、インフルエンサーを選定します。
さまざまなハッシュタグにおいて何度も上位表示できているインフルエンサーや、フォロワーが少なくエンゲージメントの高いインフルエンサーが効果的です。
また、トーン&マナーが明確であるインフルエンサーを選ぶことも重要です。
■関連記事
インフルエンサーマーケティングとは?効果やメリット・事例などを徹底解説
4.投稿・上位表示
ハッシュタグとインフルエンサーを選定したら、実際に投稿へとうつります。重要なハッシュタグの検索結果において、自社に関する投稿が上位表示できている状態を目指します。
このとき、インフルエンサーにはトーン&マナーを指示せず、いつもの投稿と同じ温度感かつ同じ時間帯に投稿してもらうことが重要です。
また、インフルエンサーに商品・サービスの宣伝を依頼する際は、タイアップ表記を行うことが必要不可欠です。
Instagramには「ブランドコンテンツツール」という機能が備わっており、適切に設定することでインフルエンサーと企業の関係性を明示することができます。
タイアップ投稿やブランドコンテンツツールについては、以下の記事もぜひチェックしてください。
■関連記事
Instagramのタイアップ投稿とは?メリット・やり方・注意点も解説
5.成果の確認
ここまでの施策にどのくらいの成果があったかを分析します。
たとえば、実際にハッシュタグにおけるランキングデータの推移はどうか、フォロワー外からの反応はどうだったかという点です。
他にも、エンゲージメントやShare Of Voiceなどの指標にもとづいて、成果の良い投稿を特定します。
6.広告運用に反映
フォロワー外での反応が良かった投稿を中心に、広告運用へと採用します。
Instagramのタイアップ投稿をブランドコンテンツとして設定すると、そのまま広告クリエイティブとして配信することが可能です。
ブランドコンテンツ広告を配信することで、インフルエンサーのフォロワー以外にも幅広くリーチを広げ、効果的な認知拡大施策へとつなげられます。
このように、成果に応じてPDCAサイクルを実施することがハッシュタグSEOのポイントです。
ハッシュタグSEOを実施する際のよくある質問
ここからは、ハッシュタグSEOを実施する際のよくある質問について解説します。
費用対効果はどう計測すればいい?
費用対効果は、広告成果から逆算した貢献度にもとづいて計測するのが有効です。
コモディティなどの場合は、実際の購買行動までのトラッキングができないため、ブランディングに近い要素として取り入れることもあります。
ハッシュタグSEOを通じて効果的な広告クリエイティブを作り、広告効果を改善することで、副次的にフォロワー外からのリーチも獲得するというイメージです。
インフルエンサーはどう選定すればいい?
インフルエンサーを選定する際は、下記のようなポイントをチェックしてみてください。
- 何度も色々なハッシュタグで上位表示できているインフルエンサー
- マイクロインフルエンサー
- エンゲージメントが高い
- トーン&マナーが明確
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クリエイティビティのある投稿というよりは、何度も上位表示を獲得しているインフルエンサーを選定することがポイントです。
ハッシュタグSEOを導入した場合、スマートシェアが独自に開発したシステムを活用し、上位表示の実績があるインフルエンサーを特定することが可能となります。また、ハッシュタグ選定の提案からキャスティング、レポーティングまで一気通貫で対応いたします。
少しでもご興味がありましたら、ぜひ以下のページからお問合せください。
まとめ
Instagramのハッシュタグを最適化し、ブランドの影響力を高めたり広告効果を改善したいとお考えの方は、「ハッシュタグSEO」の導入がおすすめです。
さまざまなハッシュタグで1位にランクイン、上位表示を実現させた実績があり、ハッシュタグの最適化によってブランド影響力アップにつながります。
また、ハッシュタグ活用のほか、インフルエンサーマーケティングや縦型動画(リール)作成、アカウント運用代行などのサポートも提供しています。
ハッシュタグSEOにご興味のある方は、ぜひお気軽に下記の資料をダウンロードしてみてください。