日本国内のSNS利用者数は年々増加しており、SNSは生活の一部とも言える欠かせない存在です。今やプライベートやコミュニケーションに留まらず、ビジネスの場としても多く活用されています。
ただし、各SNSには年代別の利用者層や特徴が異なります。それぞれの特徴や利用状況を理解した上で、ビジネスやマーケティングに上手く活用していくことが重要です。
当記事では、日本国内・海外におけるSNSの利用状況について紹介します。各SNSの特徴やアクティブユーザー数も解説するので、ぜひ参考にしてください。
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日本国内のSNS利用状況/利用率
ICT総研が実施した「2022年度SNS利用動向に関する調査」によると、日本のSNS利用者は8,270万人を超えており、SNS普及率は82%にも及びます。
出典:ICT総研「2022年度SNS利用動向に関する調査」
若年層だけでなく高齢者層にもスマートフォンの普及が進んでおり、それに伴いSNSの登録者数や利用数は増加傾向にあります。
日本国内におけるSNSの利用者数は年々増加しており、2024年末には8,388万人、ネットユーザー全体に占める利用率は83.2%に達する見通しです。
日本の主要SNSユーザー数
日本国内のSNSユーザー数は以下の表が示す通りです。
SNS
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月間利用者数
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LINE
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9,200万人 ※2022年9月末時点 LINE for Business
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YouTube
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6,500万人 ※2020年9月時点
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Twitter
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Instagram
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Facebook
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TikTok
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国内における月間アクティブユーザー数は最も多いSNSはLINEで、9,200万人に上ります。
Instagram、Facebook、TikTokは年代別の利用者数に偏りが見られており、上位に比べると月間アクティブユーザー数は落ちる傾向です。
世界のSNS利用状況/利用率
全世界におけるSNSのユーザー数は46億2,600万人を突破しました。(2022年1月時点)
世界総人口の約58%がSNSを利用している状況で、新規ユーザー数は過去1年間において4億2,400万人増加したと見られています。
日本では、Facebook・YouTube・Instagram・Twitter・TikTokが主要SNSとされていますが、全世界のSNSユーザー数にはどのような違いがあるのでしょうか。
世界のSNSユーザーをランキングでまとめました。
世界で最もアクティブユーザー数が多いSNSはFacebookで、29億1,000万人となっています。さらにYouTubeは25億6,200万人と、Facebookに並ぶユーザー数です。
なお、世界におけるSNSのアクティブユーザー数TOP5は、「Facebook」「WhatsApp」「YouTube」「WeChat」「Instagram」の順となっています。
各SNSの特徴と利用状況まとめ
日本国内で普及している主要SNSは、LINE・Twitter・Instagram・TikTok・YouTube・Facebookの6つがあります。
それぞれの特徴を踏まえ、企業のマーケティング戦略に上手く活かしましょう。
ここからは、各SNSの特徴とアクティブユーザー数について解説します。
LINE|日本で最も利用者数が多い
出典:Freepik
LINEの日本国内の月間アクティブユーザー数は約9,200万人(2022年9月時点)と、国内では最も利用者数が多いSNSとなっています。主な利用国は、日本・タイ・台湾・インドネシアの4カ国です。
日本国内のアクティブユーザー数が多く、広告を非表示にする機能などもないため、発信した内容がユーザーの目に留まりやすい点が特徴。
10代から50代以上の幅広い世代へのリーチ力が高く、広告などの宣伝プラットフォームとして利用する企業も増加しています。
なおLINEは、海外ではあまり普及していません。アメリカであればMessenger、中国はQQやWeChat、韓国はKakaoTalkなど、それぞれチャットツールとしてメジャーなSNSが異なります。
YouTube|動画SNSで最も人気が高い
YouTubeは、世界最大の動画共有プラットフォームで、日本国内の月間アクティブユーザー数は6,500万人を超えています。
幅広いジャンルのコンテンツがあり、基本無料かつ気軽に見られることから、YouTubeは10〜60代以上の全世代の利用率が高いことが特徴です。
2020年に自宅で過ごす時間が増えたことで、さらに動画配信サービスの利用者数が増えた影響を受け、YouTubeの利用者数も増加しました。
なお、世界の月間利用者数は約25億人にも上ります。翻訳された字幕によってさまざまな国の動画を楽しむこともでき、世界に向けて発信しやすいことも魅力です。
Twitter|リアルタイム性と拡散力が高い
Twitterの日本国内の月間アクティブユーザー数は5,895万人となっており、国内のSNSでは3番目に利用者数が多いSNSです。
テキスト投稿が主になっており、匿名で誰でも気軽に情報発信できるため、リアルタイムでさまざまな情報を入手することができます。
また拡散力が高いのも魅力のひとつで、個人やビジネスとしての利用だけでなく、政府自治体などの間でも多く利用されているSNSとなっています。
Twitterはトレンド性が重要で、流行に敏感な10〜20代の若年層の利用率が高い傾向です。30〜50代も50%以上の利用率と、幅広い世代に利用されています。
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企業公式アカウントの運用における始め方と注意点から、Twitterの運用効果の具体的な測定方法を解説しています。
- 興味を持ってもらえるプロフィールを作りたい
- 投稿が見てほしいターゲット層に届かない
- 企業公式アカウントの運用における始め方と注意点が分からない
上記でお悩みの方は是非ご参考ください。
Instagram|視覚的に訴求できる
Instagramの国内月間アクティブユーザー数は、約4,610万人です。(2022年1月時点)
写真や動画などで視覚的に情報発信できるので、商品やサービスをブランディングしやすく、ファンを作りやすいSNSとなっています。
メインユーザーは20〜40代で若年層向けのアプローチが行いやすく、アパレルやコスメなどイメージ重視の商品と親和性が高いです。
また買い物の手段として利用する層も増えており、Instagramを拠点としてビジネスを展開しているケースも増えています。
Facebook|実名制でつながりやすい
Facebookの国内月間アクティブユーザー数は、2019年時点で2,600万人です。世界的に利用者数の多いSNSではあるものの、日本での利用者数は減少傾向にあります。
実名で登録するため、仕事関係の人や家族、友人など面識のある人と繋がりやすいことが特徴です。
またFacebookは匿名性が低く、取得しているユーザーデータの精度が高いため、ターゲティング広告などの精度も高くなる傾向にあります。
世界全体では月間アクティブユーザー数が29億を超えており、日本国内でも30~60代では継続的に利用されているSNSのひとつです。
TikTok|人気急上昇中の次世代SNS
TikTokの国内月間アクティブユーザー数は、2018年12月時点で950万人です。利用者は増加傾向にあり、現在は1,000万人を超えていると予想されています。
なお、海外では12億6,800万人を超えました。(2022年月時点)ユニクロやGUESSなどの大企業ともコラボしており、海外ではビジネスとして多く活用され始めています。
今後も多くの企業がTikTokを利用してビジネス展開することが予想されるため、海外、国内ともに利用者数が増加していくでしょう。
SNSの利用状況まとめ
今回は主要SNSにおける利用状況や各SNSの特徴について解説しました。一口にSNSと言っても、サービスによってユーザー層や利用用途は大きく異なります。
そのため、各SNSの特徴を踏まえたマーケティング戦略を練ることが重要です。とくに海外進出を検討している場合は、日本国内だけでなく世界各地のSNS事情を抑え、戦略を立てる工夫が必要となるでしょう。
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