SNSのハッシュタグは、上手く活用することで認知拡大やプロモーション、ブランディングなどさまざまな効果を見込めます。
「SNSの#(ハッシュタグ)はどう使うべき?」「ハッシュタグで使用するキーワードの選び方が分からない」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
SNSの「#(ハッシュタグ)」の使い方や効果的な活用方法、ハッシュタグで使うキーワードの選定方法などについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
SNSの「#(ハッシュタグ)」とは

SNSでよく目にするハッシュタグとは、文字の頭に「#(ハッシュマーク)」がついたキーワードのことです。
ハッシュタグを付けることでキーワードがリンク・タグ化し、そのタグで検索したユーザーに投稿を見てもらえる可能性があります。
タグ化することで、投稿の内容やジャンルをわかりやすく分類したり、同じキーワードの投稿を瞬時に検索したりできます。
興味関心の似たユーザー同士でのコミュニティ形成や、ハッシュタグを用いて話題化を図れるという点がメリットです。
ハッシュタグをつける意味
SNSのハッシュタグは、情報収集やSNSの検索手段で利用されています。
企業のSNSアカウントの場合は、新商品の周知やキャンペーン情報のお知らせとして使用されるケースが多いです。
企業自ら独自のハッシュタグを作り、ユーザーに拡散・使用してもらうことで、宣伝効果を狙うことができます。
ハッシュタグが使えるSNS
ハッシュタグが使える主なSNSは、下記の通りです。
- Twitter
- Instagram
- Facebook
- YouTube
中でも、ハッシュタグ検索が主流となっているのが「Twitter」と「Instagram」の2つです。
これらのSNSにおいてハッシュタグを上手く活用することによって、認知拡大やプロモーション、話題化を図れるでしょう。
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Twitterのハッシュタグとは?付け方や効果的な使い方・成功事例を解説
SNSにおける「#(ハッシュタグ)」の使い方
SNSの投稿にハッシュタグを付ける方法はいたってシンプルです。
ハッシュタグを付ける際は、「#○○○」(半角シャープ+キーワード)の形式にして投稿の本文に記載するだけで完了します。
ハッシュタグを付けるときは、下記の点に注意しましょう。
- ハッシュタグの後ろにスペースを入れる
- ハッシュタグに記号やスペースは使えない
- シンプルで分かりやすい長さにする
- 大量につけすぎない
それぞれ詳しく解説します。
ハッシュタグの後ろにスペースを入れる

ハッシュタグを付けるときに見落としがちなのは、ハッシュタグの後ろに付ける半角スペースです。
TwitterやInstagramなどのSNSでは、ハッシュタグの後ろに半角スペースを入れ忘れると、後に続く文章や単語もハッシュタグとして認識されてしまいます。
なお、半角スペースに限らず、全角スペースや改行でハッシュタグを区切ることもできるので、文脈や位置に合わせて工夫するといいでしょう。
ハッシュタグに記号やスペースは使えない

ハッシュタグには、句読点や「&」「%」などの記号は使えず、途中で文字列が切れてしまいます。
句読点を使いたい場合は「・」を使用、「&」は「and」のように英語表記に変えることで、違和感なくハッシュタグを使えるでしょう。
また、Instagramは数字だけのハッシュタグを反映できますが、Twitterでは数字だけのハッシュタグが反映されません。
画像のように「#2023」だけではハッシュタグとして使用できないため、文字を組み合わせる必要があります。
大量につけすぎない
使用するSNSによって推奨されているハッシュタグの数は異なります。
各SNSで推奨されているハッシュタグの数は以下のとおりです。
- Twitterの推奨ハッシュタグ数:1~2個(最大49個まで)
- Instagramの推奨ハッシュタグ数:3~4個(最大30個まで)
- YouTubeの推奨ハッシュタグ数:10~15個(最大59個まで)
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あまりに多くのハッシュタグをつけると、スパムと誤認されてハッシュタグが無効になるケースもあるため注意しましょう。
手当たり次第にハッシュタグをつけるのではなく、投稿内容に適切なハッシュタグを選定し、上位表示を目指すほうが効果的です。
企業SNSアカウントが「#(ハッシュタグ)」を活用するコツ
企業SNSアカウントでハッシュタグを活用する際は、下記のコツを意識しましょう。
- 自社オリジナルのハッシュタグを作る
- ハッシュタグキャンペーンを実施する
- ハッシュタグ検索で上位を目指す
ここでは、それぞれのコツについて詳しく解説します。
自社オリジナルのハッシュタグを作る
自社オリジナルのハッシュタグを作り、ユーザーに使ってもらうことで、認知度向上やUGC収集・活用に役立てることができます。
商品やブランド、企業に関連するオリジナルハッシュタグを作成する場合は、誰が見てもわかりやすいようなハッシュタグにすることが重要です。
- ハッシュタグだけでどんな内容か分かる
- 長すぎず簡潔な文言にする
- 複雑でシンプルな内容にする
どのような内容を投稿すべきか分かりにくいハッシュタグは、ユーザーに使ってもらいにくくなります。
また、ユーザーの打ち間違いを招く複雑なハッシュタグは、正確な集計が行えないため、簡潔かつ分かりやすいものに設定しましょう。
ハッシュタグキャンペーンを実施する
オリジナルハッシュタグを使って、ユーザーにハッシュタグ投稿を促すキャンペーン施策を実施するのも効果的です。
ニトリ公式Instagramアカウントでは、購入した商品をハッシュタグ付きでツイートしてもらうことで、口コミの生成に成功しています。
また、いいねやSNS上での紹介を通じてユーザーと積極的に関わることで、既存顧客との交流を深めることができます。顧客ロイヤリティを高めつつ、ファン育成やリピーター獲得につなげられている事例と言えるでしょう。
ハッシュタグキャンペーンについて詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事もチェックしてください。
■関連記事
【2023年最新】ハッシュタグキャンペーン成功事例12選|メリットや手順まで徹底解説!

ハッシュタグ検索で上位を目指す
Instagram内のハッシュタグ検索結果において、上位表示を目指す「InstagramのSEO」に力を入れることもおすすめです。
検索結果画面で上位表示されることによって、ユーザーの検索流入増加につながります。
Instagramのハッシュタグを最適化したい方は、OWNLYが提供する「ハッシュタグSEO」の利用がおすすめです。
ハッシュタグSEOについて詳しく知りたい方は、下記の記事をぜひチェックしてください。
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ハッシュタグSEOとは?ハッシュタグの重要性や運用のコツを解説
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SNSで「#(ハッシュタグ)」をつけるキーワードの選び方
ハッシュタグを使う際は、キーワード選定も重要なプロセスとなります。より多くのターゲットユーザーに届けられるような単語を選ぶことが大切です。
ハッシュタグの関心度を把握する
キーワードによってハッシュタグの関心度は大きく異なります。
ビッグキーワード
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投稿件数が100万件を超える人気キーワード。幅広いユーザーに届くものの、数多くある投稿に埋もれてしまうデメリットがある
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ミドルキーワード
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1〜10万件とある程度注目されているキーワード。ビッグハッシュタグに比べてターゲットを絞りつつ拡散効果が見込める
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スモールキーワード
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1,000〜1万件程度のハッシュタグ。大きく注目されていないものの、ターゲットを絞り込みやすいのがメリット
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トレンドの変化に応じて関心度も変わりますし、ターゲット層によって関心度の高い・低いは変わってくるため、ハッシュタグの分析は欠かせません。
■関連記事
ハッシュタグ選定を最適化するには?重要性や効果的な手法を解説
人気投稿や競合アカウントを参考にする
どのようなキーワードを選ぶべきか悩む場合は、競合他社のSNSアカウントや、同じ業界・ジャンルにおける人気アカウントの投稿を参考にしましょう。
化粧品メーカーであれば、「#コスメ」などでハッシュタグ検索を行い、人気アカウントが他にどんなハッシュタグを付けているかをチェックします。
ターゲットユーザーが求める話題やテーマをハッシュタグによって掴むことができれば、どんなハッシュタグを付けるべきかが見えてくるでしょう。
効果的なハッシュタグをツールで調査する
ハッシュタグの選定方法や使い方に迷う場合は、専用ツールを活用するのもおすすめです。
キーワードの関心度やターゲット層などについて詳しく分析・調査できるので、一つひとつの投稿やハッシュタグを調べるより手軽に戦略を打つことができます。
キーワードに関連するハッシュタグをレコメンドしてくれる機能や、上位表示を目指すためのハッシュタグ施策を提案してもらえる場合もあります。
SNSのハッシュタグを効果的に分析・活用したい場合は、OWNLYが提供するハッシュタグツール「ハッシュタグSEO」をぜひご活用ください。
まとめ
ハッシュタグは、ユーザーの情報収集や検索手段として多く利用されています。上手く活用すれば、多くのユーザーにリーチを広げることができるため、認知拡大や影響力の向上などにもつながるでしょう。
また、単にハッシュタグを付ければよいわけではなく、どのようなキーワードを選ぶかも重要です。しかし、ハッシュタグ選定は非常に難しく、手間やリソースもかかります。
もし自社のSNSアカウントにおける「ハッシュタグ施策」に力を入れたい場合は、OWNLYが提供する「ハッシュタグSEO」やキャンペーン施策を試してはいかがでしょうか。
