X(旧Twitter)でのインスタントウィンキャンペーンは、実施しやすい上にユーザーからの人気が高く、多くの企業が実施しているキャンペーンです。
キャンペーンの実施で認知度拡大や費用対効果の高い広告を可能にする反面、仕組みや企画力がない場合は話題性に欠けてしまいます。
本記事では、X(旧Twitter)のインスタントウィンキャンペーンを適正に行うための手順や、他企業の成功事例などを解説します。
成功したキャンペーンの共通点を探し出し、キャンペーンをより効果的なものにしましょう。
X(旧Twitter)インスタントウィンの仕組み
インスタントウィンキャンペーンとは、応募するとその場で当落結果が分かるキャンペーン手法のことです。
X(旧Twitter)内で全てのアクションが完結し、ユーザーが手軽に参加できるため、X(旧Twitter)のマーケティング施策として多く活用されています。
X(旧Twitter)インスタントウィンの形式は、主に3つのパターンに分かれます。
- インスタントリプライ:その場でリプライが返信される
- オートリプライ:指定した日時にリプライが返信される
- Webサイト遷移型:Webサイトに遷移して当落結果が表示される
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条件を満たして応募することで、結果がすぐに分かることや、手軽に参加できるハードルの低さがインスタントウィンキャンペーンの特徴です。
インスタントリプライ
インスタントリプライは、キャンペーンに参加するとその場でリプライが返信される仕組みです。
当落の結果が表示されたり、複数パターンのリプライをランダムで返信したりするようなキャンペーンで実施されます。
「何が出るか分からない」「人によって結果が違う」といった楽しさやワクワク感を演出でき、参加率を高めやすくなるでしょう。
オートリプライ
オートリプライは、キャンペーンに参加するとあらかじめ指定した日時にリプライが返信される仕組みです。
インスタントウィンとは異なり、すぐに当落の抽選や返信が行われるわけではないものの、抽選作業は自動で行われます。
指定した日時に一斉にリプライを送れるため、ニュースのリマインドやお知らせなどとして使用できます。
Webサイト遷移型
Xのインスタントウィンキャンペーンには、参加するとWebサイトに遷移し、サイト上で当落結果を表示させる仕組みも備わっています。
キャンペーンツールによっては、リプライ型に比べてコストを抑えたり、X社への申請が不要になったりするケースもあります。
一方で、画面遷移によって離脱が生じることや、場合によっては認証が必要になるデメリットもあるため注意が必要です。
X(旧Twitter)のインスタントウィンキャンペーンが人気な理由
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンは、ユーザーから人気を集めやすい手法のひとつです。なぜXのインスタントウィンキャンペーンは人気があるのでしょうか。
- ユーザーが気軽に参加できる
- 参加モチベーションが高まりやすい
それぞれの理由について解説します。
ユーザーが気軽に参加できる
1つ目は、X(旧Twitter)キャンペーンは気軽に参加できるという点です。
インスタントウィンキャンペーンは、従来のキャンペーンに比べて応募までの工数が少なく、ユーザーの負担が大幅に削減できます。
特定の投稿をリポストしたり、指定されたハッシュタグをつけてツイートするだけで参加可能できるため、個人情報や住所などの入力が必要ありません。
また、スマートフォンからも簡単に操作できるため、場所や時間を問わず参加できるのも魅力です。このような手軽さが、多くの人々がキャンペーンに参加する理由の1つと言えます。
参加モチベーションが高まりやすい
2つ目は、キャンペーンへの熱量が高いタイミングで当選結果が分かることで、ユーザーの参加モチベーションが上がりやすいことです。
当選者数を増やしたり、毎日参加できるキャンペーンにしたり、Wチャンスを設けたりすることで、参加者の増加や拡散効果が見込めるでしょう。
さらに、魅力的な景品を設定する場合、ユーザーのモチベーションがさらに高まりやすく、再度参加したいという意欲が向上します。
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンの種類
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンの応募条件の種類は、主に以下の3つがあります。それぞれの特徴についても詳しく見ていきましょう。
フォロー&リポスト
フォロー&リポストは、対象アカウントをフォローの上、キャンペーン投稿をリポストすることで応募できる方法です。
インスタントウィンキャンペーンではフォロー&リポストを応募条件とする場合が多く、参加ハードルが低いこと、拡散されやすいというメリットがあります。
多くのユーザーからの参加が見込まれるので、認知拡大を狙いやすいことが特徴です。
なお、当選結果はリプライに表示されるケースが多く、当選したユーザーにのみDMで連絡する流れになります。
以下の資料では、X(旧Twitter)上でキャンペーン施策を行う際に押さえておきたいポイントを事例で確認できます。
今後X(旧Twitter)におけるフォロー&リポストキャンペーンをご検討中の方はぜひご確認ください。
フォロー&ハッシュタグ投稿
フォロー&ハッシュタグ投稿は、アカウントをフォローの上、ユーザーが指定のハッシュタグを付けて投稿すると応募できる方法です。
ハッシュタグを活用するキャンペーンは、X(旧Twitter)上の話題づくりや口コミ創出につながりやすいというメリットがあります。
ユーザーからの「食べてみたい」「この商品が良かった」というようなUGCが集まりやすいため、UGCマーケティングとも相性が良い手法のひとつです。
特設ページ・サイトで抽選
X(旧Twitter)上ではなく、キャンペーン専用サイトや特設ページに誘導したのち、サイト上でキャンペーンに応募する方法もあります。
この場合は、特設ページにアクセスしてX(旧Twitter)アカウントでログインし、参加ボタンを押すと当落が表示されるといった流れとなっています。
当選した場合は、特設ページで確認するケースやX(旧Twitter)のDMで当落通知が届くケースなどさまざまなタイプがあります。
特設ページから自社のWebサイトへスムーズに誘導したり、X(旧Twitter)よりも多くの情報量を届けられたりする点がメリットです。
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンのメリット5つ
インスタントウィンキャンペーンを実施することで、どのような効果が期待できるのでしょうか。以下では、インスタントウィンキャンペーンの実施で得られる主な3つのメリットをご紹介します。
1. 認知度の拡大に繋がる
X(旧Twitter)は、リポスト機能やおすすめ表示機能などの拡散力に優れているツールが多いプラットフォームです。
インスタントウィンキャンペーンの参加条件にリポストを組み込むことで、通常のキャンペーンよりも多くのユーザーの目に止まりやすくなり、認知度拡大が期待できます。
認知度の拡大は、商品やサービスを知ってもらうだけではなく、新たな顧客獲得にも繋がります。
2. 費用を抑えて広告効果を得られる
インスタントウィンキャンペーンは、X(旧Twitter)内で全ての工程が完了するため、実施企業もキャンペーンにかける工数が少ない方法です。
作業工数の削減は社員の業務圧迫を防ぎ、効率的なキャンペーンの実施が可能になります。
また、インスタントウィンキャンペーンは広告費用をかけずに実施できるため、通常のSNS広告と比べて広告出稿のコスト削減が可能になります。
3. ユーザーの参加ハードルが低い
インスタントウィンは、通常のキャンペーンに比べて参加ハードルが低いことが特徴です。
応募後すぐに結果が分かることから「つい参加したくなる」というユーザーの心理をうまく生かし、参加者の大幅な増加が期待できるでしょう。
さらに当選結果がすぐに分かると結果をシェアするユーザーも増え、当選者によるツイートや拡散が見込めます。
キャンペーン期間中は、自主的に商品やサービスの良いところをコメントしてくれる傾向もあります。投稿に対してポジティブな反応が増えると自社の印象が良くなり、間接的な売上アップにも役立つでしょう。
4. 毎日応募する形式にしやすい
インスタントウィン形式のキャンペーンを実施することで、期間中に毎日応募できるといった企画にすることができます。
「1日1回応募できる」といったキャンペーンは、より多くのユーザーに参加してもらう機会が増えるので、効率的に規模を拡大できるのがメリットです。
一度参加して終わりではなく、何度でもチャレンジできるため、ユーザーの参加モチベーションも上がりやすいと言えます。
また、毎日キャンペーンに参加する形をとることで、商品やサービス、ブランドなどの想起性を高めることにもつながります。
5. キャンペーンの工数を減らせる
X(旧Twitter)のインスタントウィンキャンペーンは、応募・抽選・当選連絡などの一連の流れがX(旧Twitter)上で完結します。
キャンペーン用の特設サイトやLPを作成しなくても実施できるので、キャンペーン運用にかかる工数を大幅に削減できるという点もメリットです。
従来のキャンペーンに比べて人的リソースやコストを軽減しながらキャンペーンを実施できるでしょう。
その分、X(旧Twitter)広告に予算を割り当てたり、企画やクリエイティブのブラッシュアップに費やすことも可能になります。
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンの成功事例3選
X(旧Twitter)で多くの企業が実施しているインスタントウィンキャンペーンですが、実施するだけでは大きな効果を得られません。
実施目的や自社に合わせたキャンペーン内容を成功事例から学び、内容の改善に努めていきましょう。
以下では、インスタントウィンキャンペーンの成功事例をご紹介します
1. #もっと知ってタイミー フォロー&RTキャンペーン
スキマバイトアプリ「タイミー」の公式Xアカウントでは、「もっと知ってタイミー」と称して、フォロー&リポストキャンペーンを実施しました。
その場で当選結果が分かるインスタントウィン形式で、キャンペーン期間中であれば毎日1回参加できるというものです。
参照:#もっと知ってタイミー フォロー&RTキャンペーン|OWNLY導入事例
キャンペーン投稿にはアプリのリンクが含まれており、投稿を通じてユーザーにアプリをインストールしてもらえるように促しているのもポイントです。
X(旧:Twitter)を通じてインスタントウィンキャンペーンを実施することで、サービスの認知拡大やアプリのDL促進につながっている事例です。
応募方法
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フォロー&リポスト
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ポイント
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- 景品がその場ですぐに当たるAmazonギフト10,000円分と、お小遣いを稼ぎたいと考える層に刺さる
- アプリのDLリンクを含めてユーザーのアクションを促している
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2. 年に一度の別格まぐろ祭 フォロー&RTキャンペーン
スシロー公式アカウントでは、年に一度の「#別格まぐろ祭」を開催するにあたって、Xのインスタントウィンキャンペーンを実施しました。
フォロー&リポストで応募したユーザーから、抽選で10名にお食事券1万円分が当たる豪華なキャンペーン内容です。
参照:年に一度の別格まぐろ祭|OWNLY導入事例
キャンペーンのクリエイティブには動画が使用されており、ユーザーに食べてみたいと思わせる視覚的な訴求を行っています。
さらに、豪華景品を目立たせるよう工夫されており、タイムライン上でユーザーの目を惹くようなクリエイティブが特徴です。
応募方法
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フォロー&リポスト
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ポイント
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- 動画を使って視覚的に訴求することでユーザーの目を惹ける
- スシローで使えるお食事券を提供することで、顧客ロイヤリティが高まる
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3. Jackeryブラックフライデー開催記念キャンペーン
参考:Jackeryブラックフライデー開催記念キャンペーン|OWNLY導入事例
ポータブル電源やソーラーパネルを展開する株式会社Jackery Japanでは、自社ECサイトのブラックフライデーセール開催記念として、インスタントウィンキャンペーンを実施しました。
フォロー&リポストで参加し、抽選でQuoカードPay1000円分、あるいは同社製品が当たるというものです。
商品を知らなかった層にはキャンペーンを通じて認知してもらい、既に興味のあるユーザーには検討・購入するきっかけを増やせる事例となっています。
オートリプライを通じてクーポンを配布できるのはインスタントウィンの大きな魅力です。
応募方法
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フォロー&リポスト
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ポイント
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- オートリプライを通じてクーポンを配布し、自社ECサイトに促せる
- 商品に興味を持っている層に参加してもらいやすい
- デジタルギフトによって商品を知らなかった層にもリーチを広げられる
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4. SUNTORY|金麦サワー先行体験キャンペーン
飲料メーカー「SUNTORY」の公式Xアカウントでは、数量限定で発売される「金麦サワー」をPRするキャンペーンを実施しました。
フォロー&リポストで応募すると、その場で抽選で1000名に当たるという内容で、期間中は毎日チャレンジできます。
本キャンペーンは「毎日チャレンジできる」インスタントウィンで、日々より多くのユーザーに参加してもらいやすいのが特徴です。
また、商品について目に触れるきっかけを与えられるというメリットもあります。
応募方法
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フォロー&リポスト
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ポイント
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- 「先行体験」「数量限定」という限定性をアピールすることで、参加したいと思わせられる
- 動画によるクリエイティブでユーザーの興味関心を惹き付け、参加者増加を図っている
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5. 丸美屋食品|「#アレンジ麻婆しよう」リポストキャンペーン
丸美屋食品の公式X(旧Twitter)では、麻婆豆腐の素を含む同社商品の詰め合わせセットが当たるリポストキャンペーンを実施しました。
毎日参加できるキャンペーンで、期間中は同社商品を使ったアレンジレシピを紹介する動画を公開しています。
「#アレンジ麻婆しよう」をつけて引用ポストすると、後日抽選で20名に当たるWチャンスを用意することで、UGC生成につながっています。
応募方法
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フォロー&リポスト
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ポイント
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- 同社商品のアレンジレシピを紹介することで、ファン獲得や購買促進につながっている
- Wチャンスを用意することでUGC創出を促せる
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以下の資料では、X(旧Twitter)上でキャンペーン施策を行う際に押さえておきたいポイントを成功事例で確認できます。
今後X(旧Twitter)におけるフォロー&リポストキャンペーンをご検討中の方は是非ご確認ください。
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンにかかる費用相場
インスタントウィンキャンペーンを実施する費用相場は、30~200万円程度です。
実施するキャンペーンの規模や景品の内容、利用するツールの料金プラン、広告費用などによって異なり、費用には大きく幅があります。
以下の記事では、SNSキャンペーンにかかる費用の内訳や、成果を上げつつ安く抑える方法について詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。
■関連記事
SNSキャンペーンの費用相場は?安く抑える方法や費用対効果を高めるコツ
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンのやり方7ステップ
インスタントウィンキャンペーンを実施する際は明確な目的や戦略、ターゲットなどを明確に組み立てる必要があります。
インスタントウィンキャンペーンの実施ステップを理解して、キャンペーンの効果を高めましょう。
- インスタントウィンの目的とターゲットを定める
- Verified Organizationsに加入する
- インスタントウィンツールを選ぶ
- インスタントウィンを企画する
- キャンペーンのクリエイティブを制作する
- X(旧Twitter)広告を出稿する
- キャンペーンの規約を定める
- キャンペーンの運用・効果検証をおこなう
ここでは、それぞれのやり方について順番に解説します。
1. インスタントウィンの目的とターゲットを定める
X(旧Twitter)でインスタントウィンキャンペーンを実施する前に、キャンペーンの目的とターゲットを定めましょう。
実施目的が曖昧な場合、参加条件や狙いが間違ってしまう可能性があるため、高い効果を得られないケースが目立ちます。
社内で実施目的を決め、ターゲット層を明確にした上で実施期間や景品、参加条件などの詳細を決めていくことが最初のステップとして重要です。
2. Verified Organizationsに加入する
X(旧Twitter)でインスタントウィンキャンペーンを実施するには、有料のサブスクリプションサービス「Verified Organizations」に加入する必要があります。
Verified Organizationsは企業向けの認証システムで、インスタントウィン以外にもさまざまなメリットが得られることが特徴です。
たとえば、通常のアカウントに比べてリプライやDM送信の上限数が多くなります。インスタントウィンは自動返信で上限をすぐに超えてしまうので、加入が必須となります。
Verified Organizationsをはじめ、X(旧Twitter)のサブスクリプションサービスについては、下記の記事もぜひチェックしてください。
■関連記事
Twitter Blueで何ができる?メリットや料金、支払い方法など徹底解説
3. インスタントウィンツールを選ぶ
インスタントウィンキャンペーンでは、専用ツールを活用するのが一般的です。
当選作業の自動化はもちろん、使いやすさや費用などの確認を行い、実施目的に適したツールの導入を意識しましょう。
ツール選びは、インスタントウィンキャンペーンの成功を左右するほど重要なため、無料期間のあるツールを試しながら、社内で検討してツール選びを行う必要があります。
インスタントウィンツールにお悩みの方は、下記の記事もぜひチェックしてください。
■関連記事
【最新版】インスタントウィンツール比較11選!キャンペーン成功事例や費用も解説
4. インスタントウィンを企画する
使用するインスタントウィンツールを決定したら、キャンペーン内容や参加条件などを企画しましょう。
どのようなキャンペーン内容にするのか、初めに定めた目的をもとに企画していきます。
認知度の拡大を目的としている場合は、リポストや引用リポストを参加条件としたり、フォロワーの獲得を目的としている場合はフォローを条件にしたりと目的達成に直結する条件を設定するのがポイントです。
競合アカウントや他企業の成功しているキャンペーンを参考にしてみるのもおすすめです。
5. キャンペーンのクリエイティブを制作する
キャンペーン内容を企画したら、画像や動画などのクリエイティブを制作しましょう。
どれだけ魅力的なキャンペーンを実施しても、タイムライン上でユーザーの目を惹かなければ注目してもらえません。
インパクトのある画像や動画、思わず拡散したくなるような抽選画面など、工夫を凝らすことでユーザーの興味を惹くことも大切です。
クリエイティブを制作する際は、X(旧Twitter)社が定めるクリエイティブ規約を遵守して決定しましょう。
6. X(旧Twitter)広告を出稿する
インスタントウィンを実施する際には、X(旧Twitter)広告の出稿は必須ではありません。しかし、キャンペーンの露出を増やすためにも、広告を活用するのがおすすめです。
とくに、フォロワー数の増加や認知拡大を目的とする場合は、X(旧Twitter)広告を活用すべきと言えるでしょう。
また、広告出稿を行うことで、リプライやDMがスパム判定を受ける可能性を軽減することもできます。
7. キャンペーンの規約を定める
Xのキャンペーンを実施する際は、しっかり応募規約を定めることが大切です。
キャンペーンの応募規約を用意して明示しておくことで、トラブルを未然に防止したり、責任の範囲等を明確にしましょう。
応募規約には、主に以下のような内容を明示します。
- キャンペーン概要(賞品や当選人数、応募方法、抽選・当落発表)
- 規約に同意を求める文言
- 応募資格
- 賞品や発送について
- 個人情報の取り扱い
- 注意事項・禁止事項
- 問い合わせ先
応募規約を作成したあとは、法的に問題ないかどうかを最終確認しましょう。消費者庁が掲示している景品表示法関係ガイドラインに関する知識にもとづいて確認することが大切です。
社内の法務部または、利用するキャンペーンツールの代行会社に確認を依頼するのがおすすめです。
8. キャンペーンの運用・効果検証をおこなう
キャンペーンの準備が整ったら、実際に運用をおこなっていきます。開始と合わせて広告出稿をおこなうケースもあるので、あらかじめ検討しておくとスムーズです。
期間中は、問い合わせに対応できるようフォームやDMでの体制を整えておくことをおすすめします。ユーザーの反応をチェックしつつ、クリエイティブや配信頻度の調整もおこないましょう。
キャンペーン終了後は、施策の効果検証も欠かせません。初めに掲げた目標は達成できたか、どういった点が課題として残るかなどを洗い出し、今後の施策に活かしましょう。
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンを成功させるコツ
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンを成功させるためには、競合他社との差別化を図れる戦略的なアプローチが欠かせません。
- 思わず参加したくなる施策を検討する
- キャンペーンを実施したその先を考える
- キャンペーンで集めたUGCを活用する
- インセンティブを工夫する
ここでは、それぞれのコツについて解説します。
思わず参加したくなる施策を検討する
キャンペーンを成功させるには、ユーザーが自然に参加したくなるような魅力的な企画を考えることが重要です。
参加者の興味を惹く内容にすることで、ユーザーの参加意欲を高めることができます。
近年は多くの企業がキャンペーンを実施しているため、より多くのユーザーに参加してもらえるような、インパクトのある施策を検討しましょう。
ユーザーがすぐにリターンを得られるよう、その場ですぐに抽選結果がわかるインスタントウィン形式で実施するのもおすすめです。
キャンペーンを実施したその先を考える
キャンペーンは実施して終わりではなく、キャンペーンで得られた成果を今後どのように活かすかを考慮することも大切です。
キャンペーン終了後のマーケティングも検討しておくことで、ユーザーとの関係性を維持し、ファン育成や顧客ロイヤリティ向上につながります。
次回以降の改善や今後のマーケティングに活かせるよう、キャンペーンのデータを積極的に収集・分析しましょう。
キャンペーンで集めたUGCを活用する
キャンペーンで集めたユーザーからの写真や口コミなどのコンテンツ(UGC)は、その後のビジネスに大きく役立てることができます。
UGCはユーザーのリアルな声や体験を反映しており、他のユーザーに信頼感を与える効果があります。
ユーザーの投稿を共有したり、特設ページ内で活用したりすれば、信頼性のある情報の拡散効果が期待できるでしょう。
インセンティブを工夫する
X(旧Twitter)インスタントウィンでは、インセンティブや景品選びも重要です。
SNS上で話題になりそうなインセンティブを用意したり、当選者枠を多くしたりといった工夫によって、参加者増加が図れます。
当選後の送付の手間やコストを大幅に削減できるので、インスタントウィンキャンペーンでは、デジタルギフトの相性が良いと言えるでしょう。
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンのツールの選び方
X(旧Twitter)のインスタントウィンキャンペーンを実施する際は、以下のポイントを意識しましょう。
- 目的に沿った使い方ができるか
- 複数のキャンペーンを展開できるか
- サポート体制は整っているか
- 費用やプランは問題ないか
- 安心して利用できるツールか
ここでは、それぞれのポイントについて解説します。
1. 目的に沿った使い方ができるか
キャンペーンの導入目的に合った機能が備わっているかを確認しましょう。
たとえば、当選連絡や景品の梱包・発送といった事務局代行も依頼したい場合は、キャンペーン事務局に対応しているツールを選定する必要があります。
導入後に「必要な機能が備わっていなかった」というミスマッチを防ぐためにも、機能面を十分にチェックしておきましょう。
ツールによっては、インスタントウィンは実施できないというケースもあるので注意が必要です。あらかじめキャンペーンツールを提供している会社に相談しておくと安心できるでしょう。
2. 複数のキャンペーンを展開できるか
どのSNSでキャンペーンを予定しているかによって、どのツールを活用するか絞り込むこともおすすめです。
たとえば、X(旧Twitter)とInstagram、LINEなどでキャンペーンを同時開催したり、時期をずらして別のSNSで実施したりできると、キャンペーンの幅が広がります。
長期的にキャンペーンツールを活用したい場合は、さまざまなSNSやキャンペーンの種類に対応しているツールだと便利です。
3. サポート体制は整っているか
必要な機能やSNSの種類が充実しているから良いわけではなく、導入前や導入後のサポート体制が整っているかも重要です。
企画段階でどんなキャンペーンにするかをサポートしてくれたり、導入支援や管理画面の設定、広告運用の最適化などに対応していると安心できるでしょう。
導入を検討しているキャンペーンツールがどこまでサポートしてくれるかどうかは、事前に確認しておくことをおすすめします。
4. 費用やプランは問題ないか
インスタントウィンキャンペーンのツールを選ぶときは、費用や料金プランについても十分に確認しましょう。
自社でキャンペーンを複数回実施したい場合は「サブスクリプション型」、単発でツールを利用したい場合は、1回きりのツールを利用するのがおすすめです。
また、オプションで追加費用がかかるケースもあるので、事前に見積もりをしてもらったうえで、予算内に収まるかどうかもチェックしましょう。
5. 安心して利用できるツールか
安心して利用できる信頼性の高いツールかどうかも大切です。
X(旧Twitter)の規約に準拠していることはもちろん、運営会社の事業内容や実績、個人情報保護方針などの事項も詳しく確認しましょう。
また、キャンペーンでは多くのユーザーの個人情報を管理するため、プライバシーを徹底することが必須です。ツールを提供する企業のホームページに「Pマーク(プライバシーマーク)」があるかどうかチェックしてください。
また、万が一トラブルが発生した際に迅速なサポートや対応をしてもらえるかも大切です。
X(旧Twitter)のインスタントウィンキャンペーンにおすすめのツール3選
インスタントウィンキャンペーンを行う際は、専用ツールを使うことで当選者を選ぶ手間と時間の短縮や、効果的な分析が行えます。
以下では、おすすめのX(旧Twitter)インスタントウィンツールを3つご紹介します。
1. OWNLY
OWNLYは、SNSマーケティングを一元管理できるサブスクリプション型のマーケティングプラットフォームです。
さまざまなSNSマーケティングに対応しており、ツール提供だけでなく、施策の企画から広告運用まで幅広くサポートします。X(旧Twitter)・LINE・Instagramなど、さまざまなSNSマーケティング手法に対応。
インスタントウィン、レシート応募、フォトコンテストなど15種類以上のキャンペーンタイプを無制限で利用でき、UGC収集から活用まで1つのツールで実現可能です。
Ownlyの詳しいサービス概要は以下の資料から確認いただけます。無料でご覧いただけるので、ぜひお気軽にダウンロードください。
2. ATELU
ATELUは、X(旧Twitter)とInstagramのキャンペーンに対応したキャンペーンツールです。
取得できるデータが10万件と大規模なキャンペーンにも対応でき、応募者の収集や当選者の選定、簡易レポート作成など一貫してサポートします。
加えて、当選者にDMを100通まで一括で送信可能です。費用は月額利用と1回ごとの利用が選べます。
3. キャンつく
キャンつくは、後日発表ではなくその場で抽選が可能なインスタントウィンツールです。
操作がしやすい管理画面が用意されており、インスタントウィンツールを使うのが初めての方にもおすすめです。
キャンペーンに必要なクリエイティブの作成も依頼可能です。費用は通常版とライト版が用意されていて、ライト版は通常版より費用を約10万円抑えられます。
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンを提供する注意点
X(旧Twitter)インスタントウィンキャンペーンを提供する際は、いくつかの注意点を押さえましょう。まず、キャンペーンルールや参加条件を明確に伝えることが重要です。
参加者が信頼して参加するためにも、正確な情報提供は欠かせません。プライバシーや個人情報保護にも万全な注意を払いましょう。
最後に、キャンペーンの成果を分析し改善することも必要です。データ収集と分析によって、参加者の反応や効果を把握し、次回のキャンペーンに生かすことが大切です。
X(旧Twitter)のルールを確認する
X(旧Twitter)キャンペーンを実施するときは、キャンペーンガイドラインやX(旧Twitter)のルールを遵守しましょう。これらのルールに逸脱すると、一部の機能に制限がかかったりアカウント凍結のリスクがあります。
たとえば、キャンペーンのガイドラインには、応募すると自動でリプライが届く旨を明記したり、禁止事項を明記するといった決まりが存在します。
あらかじめルールやガイドラインを確認のうえ、キャンペーンガイドラインを作成してアナウンスしておきましょう。
景品表示法を遵守する
キャンペーンを実施するときは、景品表示法(景表法)などの法律もしっかり遵守する必要があります。
たとえば、景表法では現金・現金同等物を景品としてはいけないという決まりがあり、過大な景品類の提供は禁止されています。
キャンペーンの種類によっては上限額が定められており、知らないうちに上限を超えてしまったというケースも考えられるでしょう。
食品・医薬品・美容品などを扱う場合は、薬機法にも注意しなければなりません。
また、日常的に使用する言葉であっても、広告として使用すると景品表示法や薬機法などの法律違反に該当する場合があるため注意が必要です。
リプライとDMの上限に注意する
Xのインスタントウィンキャンペーンを実施するときは、リプライやDMの上限数に注意しましょう。
Xでは、一定時間内に送付できるリプライ数やDM数に上限が設けられています。
当選人数や参加者が多い場合は、事前に上限をアップさせる申請が必要になるため注意が必要です。
X(Twitter)APIの有償化に伴い、エンタープライズプランのAPIを契約する必要があります。
インスタントウィンキャンペーンを実施するときは、X(Twitter)のエンタープライズAPIに対応しているツールを利用するといいでしょう。
まとめ:X(旧Twitter)インスタントウィンならOWNLYがおすすめ
X(旧Twitter)のインスタントウィンキャンペーンでは実施する前の準備が重要になります。目的とターゲットを定めて、目的が実現できる専用ツールを選びましょう。
成功事例を参考に自社アカウントがインスタントウィンキャンペーンを成功させられる方法を見つけましょう。
X(旧Twitter)は拡散力に優れているプラットフォームのため、大成功を収めると大幅な業績向上にも繋がります。
インスタントウィンキャンペーンの実施を検討している方は、ぜひOWNLYの利用をご検討ください。OWNLYの施策や機能、導入事例、導入までの流れについては、下記の資料からご覧いただけます。