Twitterキャンペーンを実施するときは、応募規約を作成する工程が必要です。応募規約は、主催者側と応募者側のトラブルを未然に防ぎ、スムーズに進める役割があります。
しかし中には「応募規約の作り方が分からない」「ユーザーに提示する規約はどういったものがあるか」と疑問に感じる方もいるかもしれません。
この記事では、Twitterキャンペーンの応募規約が必要な理由や、作り方、キャンペーン実施の際に守るべき規約について解説します。
以下の資料では、Twitter上でキャンペーン施策を行う際の設計手順・注意事項を中心に、キャンペーンから自社サービスへの遷移率を高める方法を解説しています。
SNS運用担当者様や広告代理店様は、ぜひ資料をご参考ください。
Twitterキャンペーンの応募規約とは
Twitterキャンペーンを実施するときは、応募に関する規約を策定する必要があります。
キャンペーンの応募規約は、主催者側と応募者間の約束事です。
まずTwitterにはユーザーに向けた公式規約があり、必ず遵守しなければなりません。加えて、スムーズにキャンペーンを進めるために、自社での応募規約を作成する必要があります。
応募規約の主な内容
応募規約では、主に下記のような内容を記載します。
- 規約に同意を求める文章
- キャンペーン概要
- 応募資格
- 禁止事項
- 賞品について
- 個人情報の取り扱い
- 賞品発送について
- 注意事項
- 問い合わせ先
キャンペーン応募規約において、最低限必要な項目は以上です。
規約は法的に問題がないかどうか最終確認する必要があります。「景品表示法関係ガイドライン」に関する知識が必要なので、社内で法務部がある場合は法務部へ確認しましょう。
なお、弁護士に相談する場合の費用は10~15万円程度かかります。
キャンペーンの応募規約はOWNLYで代行して作成することも可能なので、ぜひご相談ください。
応募規約を掲載する場所
キャンペーンの応募規約は、次の場所に掲載するのがおすすめです。
- キャンペーン特設ページ
- 規約のみ掲載した自社ページ
通常はキャンペーン専用の特設ページに記載するのが一般的です。LPを用意しないキャンペーンの場合は、規約を記載したページを自社サイトに用意して誘導しましょう。
Twitterの場合は、ツイート内に特設ページのURLを記載する、またはキャンペーンツイートのツリーにぶら下げる形で誘導するのがおすすめです。
Twitterキャンペーンで応募規約が必要な理由
キャンペーンの応募規約が必要な理由には以下の2つがあります。
トラブルを未然に防ぐため
応募に関するルールを明確に記載し、ルールに沿った形で応募してもらうことでトラブルが起こるのを未然に防ぎます。
たとえば、多重応募や多重当選などのトラブルは、応募方法が原因であることが多いです。
応募時点でユーザーに理解・納得してもらい、規制を設けることでトラブルや問い合わせに関する対応が軽減されるでしょう。
トラブル発生時にスムーズに対応するため
万が一トラブルが生じた際に、スムーズかつ穏便に解決するためにも規約は欠かせません。そのためにも、ユーザーが分かりやすく伝わりやすい規約を作成することが大切です。
主催者側にはキャンペーン内容を正確に伝える「説明責任」があります。できる限り専門用語は使用せず、細やかな点までもれなく伝えるようにしましょう。
また、トラブルが生じたときの「責任の範囲」もしっかりと提示することも重要です。主催者と応募者の双方が負う責任の範囲を明確にしましょう。
Twitterキャンペーンにおける応募規約の作り方
はじめに、キャンペーンの概要について伝えます。キャンペーン期間やプレゼント、当選人数、応募方法などを記載しましょう。
さらに応募規約で同意を求める旨と合わせて、応募資格や個人情報の取り扱い、景品発送、注意事項、禁止事項なども内容に含めます。
キャンペーンの応募規約は非常に重要なものなので、法務部や弁護士、またはキャンペーンツールを提供する会社に相談しましょう。
Twitterキャンペーンで守るべき規約4つ
Twitterキャンペーンでは、下記4つの規約を守ったうえで実施する必要があります。
- キャンペーンの実施についてのガイドライン
- Twitterルール
- 検索のルールと留意点について
- 自動化ルール
ここからは、それぞれ順に解説していきます。
1. キャンペーンの実施についてのガイドライン
Twitterには、キャンペーン実施に関するガイドラインが策定されています。
主に6つの項目が定められているので、キャンペーン企画前に必ず内容を確認しておきましょう。
参照:キャンペーン実施についてのガイドライン|ヘルプセンター
複数アカウントを作成させない
魅力的なキャンペーン内容や景品があると、当選したいという気持ちから複数のアカウントを作成して応募しようと考えるユーザーもいます。
しかし、Twitterの規約では複数アカウントの使用が禁じられており、それを知らずに複数アカウントで応募すると、アカウントが凍結することになります。
このことを知らないユーザーも少なくないため、「複数アカウントで応募したユーザーは、当選資格を失うこと」を必ず明記する必要があります。
繰り返し同じツイートをさせない
ユーザーがキャンペーンに当選するために、まったく同じ、またはほとんど同じ内容やリンクを投稿することも禁止されています。
たとえば、「最も多くリツイートしたユーザーが当選する」など同じツイートを何度も繰り返すように推奨するルールは避けましょう。
これによって検索の品質が低下し、キャンペーンが原因でユーザーがTwitter検索から自動的に除外される可能性もあります。
キャンペーン開催のルールとして、1日に複数回応募した場合は無効になる旨を記載しておくといいでしょう。
主催アカウントの@ユーザー名を含める
当選者を決めるには、主催者側ですべての応募者を把握する必要があります。投稿に主催アカウントの@ユーザー名が含まれていれば、応募者を見逃すことなく集計が行えます。
検索で応募者を探すこともできますが、一部のツイートが表示されなかったり、漏れが発生したりするケースがあるので注意しましょう。
キャンペーンに関連させるよう推奨する
ツイート内容に、キャンペーンに関連する話題を盛り込むように推奨するのもおすすめです。たとえば、キャンペーン名や企業名などのハッシュタグをツイートに含めてもらうなどの方法があります。
ただし、ハッシュタグを使用する場合は投稿内容に関連していなければなりません。まったく関係のない播種タグを追加するように推奨すると、Twitterルール違反の原因になるので注意しましょう。
Twitterルールに準拠する
主催者側もキャンペーンを開始する前に、Twitterルールと検索のベストプラクティスの両方を必ず把握しておきましょう。
これらについては詳しく後述するので、ぜひ最後までご覧ください。
適用法令および規制を守る
キャンペーンや懸賞を開始する前に、必ず法令や規制について調べ、問題なく準拠できているかを確認しましょう。
法令順守は主催者側の責任なので、疑問や不安が残る場合は法務部や弁護士に相談するのがおすすめです。
もしくは、キャンペーンツールを提供する会社に相談しましょう。
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2. Twitterルール
キャンペーンを実施する前に、Twitter全体のルールに準拠することも必須です。
もし違反すると、アカウントの停止または永久凍結のリスクがあるので、事前に必ず把握しておきましょう。
特に重要なポイントは下記があります。
- セキュリティの促進
- プライバシーへの配慮
- 信頼性の担保
- サードパーティー広告を含む動画広告の送信
詳しい内容については、「Twitterルール」からチェックしてください。
3. 検索のルールと留意点について
Twitter検索を利用する際のルールと、一部の投稿がTwitter検索で表示されない場合についてのガイドラインが定められています。
次のような行為は、Twitterの検索結果から除外される可能性があります。
- 同じ内容や類似コンテンツを繰り返し投稿する
- 特定のハッシュタグを乱用する
- ボットなどを使った投稿
- 過度なフォローやフォロー解除などの行為
これらの規定を知らずに応募したユーザーが規約に違反すると、キャンペーンが原因で検索結果から除外される可能性があります。
該当する行為は行わないよう促すようにしましょう。
参照:検索のルールと留意点について|ヘルプセンター
4. 自動化ルール
Twitterでは、不特定多数のユーザーに対して自動返信することが禁止されています。
そのためキャンペーンの参加者が増えるにつれ、不特定多数への自動返信で規約違反になってしまうのでは?と不安に感じる方もいるかもしれません。
しかしTwitterで禁止されているのは、一方的に自動返信することです。
次のような場合は規約に違反することはありません。
- ユーザーの1回の反応に1度だけ返信する
- ユーザーが返信を受け取ることを承知している
- 自動返信を停止する方法をユーザーに伝えている
キャンペーンの応募者に対して自動返信する場合も、通常の範囲内であれば問題ないでしょう。
参照:自動化ルール|ヘルプセンター
Twitterキャンペーンの応募規約に不安があるなら
応募規約を含めて、キャンペーンの実施に不安がある場合は「OWNLY」までご相談ください。OWNLYでは、以下のような手厚いサポートを提供しています。
- キャンペーン事務局代行
- キャンペーンツールの提供
- 広告運用最適化、企画のサポートなど
キャンペーンの応募規約の作成を任せたい場合や、キャンペーンツールや事務局選びにお悩みの方は、ぜひOWNLYをご活用ください。