春の3〜4月は、年末商戦に次いで消費者が増える時期です。そんな新生活シーズンに合わせて、毎年多くの企業がSNS上でイベントやキャンペーンを開催しています。
そんな中で、「キャンペーンのアイデアが浮かばず悩んでいる」「他社と差別化を図ってキャンペーンを盛り上げたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
当記事では、春の新生活キャンペーンがおすすめな理由とともに、企業が実施した新生活キャンペーンの成功事例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
以下の資料では、Twitter上でキャンペーン施策を行う際に押さえておきたいポイントを事例で確認できます。 今後Twitterにおけるフォロー&リツイートキャンペーンをご検討中の方は是非ご確認ください。

春は新生活応援キャンペーンがおすすめ
進学や就職、異動、転職、一人暮らしなど、春から新生活をスタートする方が多い3~4月。1年で最も消費が多い11〜12月の年末商戦に次いで、春は消費者が増える時期でもあります。
総務省の「家計調査報告(2024年)」によると、2024年の消費支出の月平均額は、3月は318,713円、4月は313,300円でした。
この金額は12月の352,633円に次いで高い消費支出金額となっています。
春は1年の中でも消費支出額が高い時期なので、キャンペーンを通して自社商品・サービスを宣伝することで、認知度向上や売上アップにつながるでしょう。
とくに新生活に合わせて、日用品や家電が売れやすい傾向にあります。新生活や春に合った商品を展開している企業は、新生活キャンペーンがおすすめです。
春にSNSキャンペーンを実施するメリット
春にSNSキャンペーンを実施するメリットとして、以下が挙げられます。
- 春の多彩なイベントに絡めやすい
- 新規顧客を獲得する機会が増える
- 顧客のリピーター化を促せる
ここでは、それぞれのデメリットについて解説します。
春の多彩なイベントに絡めやすい
春は多くの地域でさまざまなイベントや季節限定のイベントが開催される季節です。
桜の開花や花見、新学期や新生活の始まり、さらにはイースターやゴールデンウィークなど、生活において特別なイベントが盛りだくさんです。
これらのイベントに伴い、顧客は生活準備品や贈り物を購入する機会が増えます。
春の多彩なイベントに絡めてキャンペーンを展開することで、顧客の購買意欲を高め、自社のマーケティングを活気づけられるでしょう。
イベントに関連する期間限定の商品やクーポン発行、キャンペーンなどを実施することで、より盛り上がりを見せられます。
新規顧客を獲得する機会が増える
春は多くの人々が新生活を迎える季節です。進学や就職、引っ越しなど新しい生活スタイルの始まりに伴い、新しいものや経験に興味を持ちます。
顧客の購買行動が一新する機会でもあるので、新規顧客を獲得する絶好のタイミングとなるのです。
そのため、SNSキャンペーンを活用すれば、新規顧客獲得につなげるための効果的な情報発信が可能になります。
春に向けて新商品や新サービスを発表する場合は、新しいライフスタイルを提案したり、お得なキャンペーンを実施することで、新規購入の後押しにつながるでしょう。
顧客のリピーター化を促せる
春のキャンペーンを通じて新規顧客を獲得した後、定期的にコンテンツや有益な情報を提供することで、顧客のリピーター化を促すことができます。
たとえば、新入学を迎えた中高生を学習サービスの顧客にできれば、3年間にわたって継続利用を促せるでしょう。
また、春は自然やアウトドアでの活動を楽しむ人が増えるので、この時期にSNSキャンペーンをすれば春夏以降も関心を惹き続けることができます。
SNSを通じたコミュニケーションを通じて、顧客との関係を構築できれば、中長期的なリピーター獲得や顧客ロイヤリティ向上にもつながるでしょう。
企業の新生活キャンペーン成功事例20選
ここからは、企業が実施した新生活や春のキャンペーンを紹介します。どれも魅力的なキャンペーンばかりですので、ぜひ企画にお役立てください。
1.「#私の守りたい桜」|BOTANIST

画像:BOTANISTスプリングキャンペーン2022
BOTNISTのInstagram公式アカウントが実施した「BTOTANICAL SPRING CAMPAIGN」。春限定「ボタニカルスプリングシリーズ」の発売を記念して開催されたキャンペーンです。
同アカウントをフォローの上、ハッシュタグ「#私の守りたい桜」を付けて桜の写真を投稿すると参加完了。抽選で50名に「桜で染めたエコバック&スプリングセット」が当たるという内容です。
さらに、撮影した都道府県を文章に入れると、特設サイトのさくらマップに投稿写真が反映されるようになっており、公式サイトに遷移してもらえる工夫がされています。

単に投稿してもらうだけでなく、キャンペーンに参加することで1ユーザーとして盛り上げるという意識ができる点も魅力的な事例です。
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2.「#春じたく Twitterキャンペーン」|イオン
イオン公式Twitterアカウントで実施された「#春じたくTwitterキャンペーン」の事例です。
アカウントをフォローの上、対象ツイートをリツイートすると参加完了。第1弾は抽選で50名にイオンギフトカード2,000円分、第2弾は20名に5,000円分が当たるという内容です。
本キャンペーンは、参加完了するとその場ですぐに抽選結果が分かるインスタントウィン形式となっているのが特徴。ユーザーが気軽に参加でき、毎日挑戦できることから多くのリツイート数が集まりました。
インスタントウィンによるキャンペーンは、抽選人数やプレゼントの数が多い場合に必要不可欠です。「すぐに結果が分かる」というワクワク感が得られるのもユーザーにとってメリットと言えるでしょう。

3.「#イケアと新生活」|IKEA Japan
イケア公式Instagramで実施された「#イケアと新生活」インスタグラムキャンペーン。新生活に向けてイケアで購入した商品や、新しく模様替えした場所の写真をハッシュタグ付きで投稿することで参加できます。
キャンペーンに応募された投稿から10名の写真が選定され、それぞれ1万円分のギフトカードがプレゼントされるという内容です。
オリジナルハッシュタグを使ってユーザーに自社商品の写真を投稿してもらうことで、多くのUGC創出に成功。
家具の販売と新生活との相性も良く、ハッシュタグを入口にプロフィールや自社サイトに訪問してくれる良質なキャンペーン設計となっています。
4. 講座プレゼントキャンペーン|ユーキャン
ユーキャン公式Twitterで実施された「新生活を応援!選べる講座プレゼントキャンペーン」。アカウントをフォローの上、対象ツイートをリツイートすることで参加できます。
参加した方から抽選で6名に「対象10講座の中からお好きな講座を1つ」プレゼントされるという内容です。さらに30名にAmazonギフト券1,000円分が当たる副賞も用意されています。
本キャンペーンは、フォローとリツイートで簡単に応募できることから、1.5万件近くのリツイートを獲得しました。新生活×学習の相性も良く、非常に多くの反響を生みました。
5. ツヴィリング新生活キャンペーン|ツヴィリング

画像:ツヴィリング新生活キャンペーン|KITCHIN MEISTER
ツヴィリング・J.A.・ヘンケルスジャパン株式会社が実施した「ツヴィリング新生活キャンペーン」。同社のブランドであるツヴィリング製品を使用して作った料理を撮影し、ハッシュタグ付きで投稿することで応募できます。
キャンペーンに応募した方から抽選で2名にナイフブロックセット、2名にオーバル23cm&リリーリベットがプレゼントされるという内容です。
本キャンペーンは「ネスレ日本株式会社」と「花王株式会社」の2つの企業とコラボレーションしており、それぞれ異なる景品が用意されました。
実施する側のハードルは高くなるものの、他社とコラボレーションすることによって、自社のターゲット層やファン以外にも認知を広げられるでしょう。
6. 新生活!カラダにいいレシピコンテスト2018|マルコメ

画像:新生活!カラダにいいレシピコンテスト2018|マルコメ
マルコメ株式会社が実施した「新生活!カラダにいいレシピコンテスト2018」のキャンペーン事例です。内容は、ジャンルを問わず「カラダにいい」レシピをInstagramで投稿するというもの。
公式Instagramアカウントをフォローの上、ハッシュタグ「マルコメレシピ2018」を付けて投稿すると、キャンペーンに参加できます。参加者から50名が同社商品の「糀甘酒」のPRメンバーとして選出され、5ヶ月間毎月18本の糀甘酒がプレゼントされるという内容です。
本キャンペーンと同タイミングで参加型イベントが実施されており、イベントの様子をSNS投稿することで、糀甘酒をプロモーションする目的で開催されました。
いずれも糀甘酒のPRといった同じ目的で、イベントとキャンペーンを連動して行うことで、短期間で効率的に集客につながる事例となっています。
7. 新生活応援「#始めました」投稿キャンペーン|KEYUCA

画像:新生活応援「#始めました」投稿キャンペーン|KEYUCA
インテリアや雑貨などを販売するインテリアショップKEYUCAが開催した「新生活応援「#始めました」投稿キャンペーン」の事例です。
公式アカウントをフォローの上、「#ケユカ」「#始めました」の2つのハッシュタグを付けて、新生活に関する写真を投稿することで参加できます。
参加者の中から抽選で30名にケユカ全店で利用できる3,000ポイントがプレゼントされるという内容です。キャンペーンの参加者を増やして投稿してもらうことで、ブランドの認知拡大やサービス利用を促しています。
8. 「#新生活エイプリルエール」キャンペーン

画像:#新生活エイプリルエール キャンペーン
合計8社によって合同で開催された「#新生活エイプリルエール キャンペーン」。各社の公式Twitterをフォローの上、該当ツイートをリツイートすると応募できます。
家電や時計、食品、デジタルギフトなどさまざまな賞品が用意されており、総勢1436名に当選する豪華なキャンペーンとなっています。
さらに全企業に応募してアンケートに回答すると、総額100万円のWチャンスが用意されることで、企業同士でシナジー効果が生まれ、ブランドやサービスの認知拡大につながりました。
9. サボリーノ新生活応援キャンペーン|Saborino

画像:BCLカンパニーファンサイト
株式会社スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーが実施した「サボリーノ新生活応援キャンペーン」。
同社の売れ筋ブランド「サボリーノ」から朝用マスク全3種、夜用マスク全2種の計5種が入ったスペシャルギフトボックスが抽選で50名にプレゼントされました。
BCL公式Twitterをフォロー&対象ツイートをリツイートした方を対象に、期間中毎日挑戦できるスピードくじキャンペーンを開催するという内容です。
さらに、100名に「サボリーノ 目ざまシート 完熟果実の高保湿タイプ 5枚入り」がプレゼントされるWチャンスも用意されており、気軽に応募できることから多くの反響がありました。
10. ユニクロ|#新生活あるある選手権ーユニクロ調べー
ユニクロは春の新生活シーズンに合わせ、「#新生活あるある選手権ーユニクロ調べー」SNSキャンペーンを実施しました。
参加方法は、公式Xアカウントをフォローし、「#新生活あるある選手権ーユニクロ調べー」のハッシュタグをつけて、自分の“新生活あるある”や“自分の新生活”について投稿するというもの。
投稿者の中から抽選で、ユニクロギフトカード5,000円分が当たるという内容でした。
ユニークな投稿例が添えられたキャンペーン画像には、新生活の風景やユニクロのアイテムも掲載されており、参加を促す工夫がされています。
新しい生活をスタートする人々に寄り添いながら、自然と商品への興味を引き出す設計となっており、共感を呼びやすくSNS上での拡散効果も期待できる内容でした。
ハッシュタグを活用した参加型施策により、ユーザーとの距離を縮め、ブランドの好感度向上にもつながるキャンペーンといえるでしょう。
11. 雪国まいたけ×マルコメ|#新生活もうちかつキャンペーン
雪国まいたけとマルコメは、春の新生活シーズンにあわせて共同のSNSキャンペーンを実施しました。
応募方法は、両社の公式Xアカウントをフォローし、投稿に対して「作りたいメニュー」とハッシュタグ「#新生活もうちかつ」をつけて引用リポストするだけと、気軽に参加できる内容です。
家庭料理をテーマにしたこの企画は、新生活で自炊を始める人や、日々の食生活を見直したい人たちに向けて、健康的な食材の魅力を訴求するものでした。
キャンペーン名にもある「うちかつ(=家で勝つ)」というキーワードが印象的で、内食(自宅での食事)の応援を打ち出したアイデアが生活者の共感を呼びました。
企業同士のコラボによってブランド認知を広げながら、商品の具体的な使い方まで想起させる設計が魅力です。
12. ユザワヤ|#ユザワヤの推しミシンキャンペーン
手芸用品大手のユザワヤは、春の入園・入学シーズンにあわせた応援キャンペーンを実施しました。対象は、入園入学準備をがんばる保護者や手作りに挑戦する人々。
参加方法は、公式Xアカウントをフォローし、該当のキャンペーン投稿をリポストするだけ。さらに、「#ユザワヤの推しミシン」のハッシュタグをつけて引用投稿を行うと、当選確率がアップします。
このキャンペーンでは、「サンキューの日」にちなんだ感謝のメッセージも添えられ、ユーザーの共感を促進しました。
入園入学に向けた手作り需要の高まりにあわせて、ミシンなどの関連商品の注目度を高める狙いがあります。
13. cotta|春のプレゼントキャンペーン
お菓子・パン作りの専門ショップ「cotta」は、新生活を迎える人々に向けた春のプレゼントキャンペーンを実施しました。
抽選で3名に、スタイリッシュで機能性にも優れたレコルトのホームベーカリーがプレゼントされました。
賞品には、初心者でも安心して使える45種類のオリジナルレシピを掲載したレシピブックが付属し、すぐにパン作りを始められる設計となっています。
さらに、米粉パンモードも搭載されており、グルテンフリー生活を取り入れたいユーザーにも響く内容です。
新生活のスタートに“手作り”という価値を提案することで、パン作りを日常に取り入れる楽しさを訴求。
自社商品や関連サービスへの導線も丁寧に設計されており、購買促進とブランドのファンづくりを両立したキャンペーンといえるでしょう。
14. 鎌倉パスタ|新生活応援キャンペーン
「鎌倉パスタ」は、新生活シーズンに向けたSNSキャンペーンを実施しました。応募方法は、公式Xアカウンをフォローし、対象投稿をリポストするだけ。
抽選で20名に、デジタルギフト「えらべるPay」2,000円分がプレゼントされます。当選者には後日DMで連絡が届きます。
さらに、「#鎌パのある新生活」のハッシュタグをつけて、鎌倉パスタにまつわるエピソードをリプライ投稿すると、Wチャンスに参加できます。
この仕掛けにより、ブランドへの好意的な投稿や共感を呼ぶストーリーが集まりやすく、自然な形でユーザーとの接点が生まれます。
飲食チェーンとしての温かみや親しみやすさを前面に押し出しながら、ブランド体験と新生活というテーマをつなげた好事例です。
15. コーナン|#新生活応援 キャンペーンファイナル
ホームセンター大手のコーナンは、春の新生活シーズンにあわせて「#新生活応援 キャンペーンファイナル」を実施しました。
参加方法は、公式Xアカウントのフォローと対象投稿のリポストという、誰でも気軽に参加できるスタイルです。抽選で2名にコーナン商品券3,000円分がプレゼントされ、コーナンへの集客・販売促進につながっています。
「新生活を全力で超応援」と銘打った本キャンペーンは、新生活に必要な家具・家電・生活雑貨を揃えるタイミングにぴったりの内容でした。
ホームセンターならではの実用的な景品設定が、引っ越しや新たな生活環境に備える層のニーズにマッチしています。
また、SNSを通じてユーザーへの温かいメッセージを届けることで、企業としての信頼感や親しみやすさを演出している点も特徴です。
16. Panasonic Japan|#クリーンドックのあるコードレス 新生活応援キャンペーン
Panasonic japanは、新生活を迎える人々に向けて、コードレス掃除機の魅力を訴求するSNSキャンペーンを実施しました。
公式Xアカウントをフォローし、対象投稿をリポストすると応募できる内容です。また、引用リポストを行うことで、当選確率がアップする仕組みとなっています。
キャンペーン画像では、3種類のセパレート型コードレスクリーナーが紹介され、それぞれの特徴がわかりやすく掲載されています。
掃除機という高単価な家電を賞品にすることで話題性を生み出しつつ、製品理解の促進とブランドへの信頼構築を両立。
機能とライフスタイル提案を掛け合わせた、販促力の高いキャンペーンといえるでしょう。
17. SHOPLIST|春準備OK?キャンペーン
ファッション通販サイトのSHOPLISTは、新生活や春の衣替えに合わせた「春準備OK?キャンペーン」を実施しました。
公式Xアカウントをフォローし、キャンペーン投稿をリポストすると、抽選で100名に、SHOPLISTで使える1,000円分のクーポンがその場で当たる仕組みです。
さらに、ハッシュタグ「#春はこれ買い」を使って“この春欲しい商品”をリプライ投稿することで、SNS上での会話や購買意欲の刺激につながるよう設計されています。
短期間かつ当選人数の多さで参加ハードルを下げながら、トレンドやニーズの可視化も図る施策です。エンゲージメント向上と売上促進の両面に効果を発揮したキャンペーンといえるでしょう。
18. JCB|新生活応援キャンペーン
クレジットカードブランドのJCBは、新生活のスタートを応援するSNSキャンペーンを開催しました。
公式Xアカウントをフォローし、「#この春あなたがほしいもの」のハッシュタグをつけて、対象投稿を引用ポストすると参加できるというもの。
抽選で25名にAmazonギフトカード1万円分が当たる、幅広いユーザー層にとって魅力的な内容です。
投稿内容には、自分が春に欲しいものを自由に書き込む形式が採用されており、参加者のライフスタイルや興味関心が可視化される仕組みになっています。
また、具体的なアイデアが思い浮かばない場合は「🌸」の絵文字だけでも応募できる点が、気軽さを後押ししています。
新生活に伴う買い物意欲に寄り添いながら、ブランドの印象強化とユーザーとの接点づくりを図った、好感度の高いキャンペーンといえるでしょう。
19. ニトリ|毎日開催!新生活キャンペーン
ニトリは、新生活のスタートを応援するSNSキャンペーンを「毎日開催」の形式で実施しました。第1日目の内容は、ニトリ商品券2,000円分がその場で30名に当たるという即時抽選型のプレゼント企画。
公式Xアカウントをフォローし、「#新生活するならニトリでこれ買って」のハッシュタグを付けて、おすすめのニトリ商品を引用リポストすると参加できます。
日替わりで開催されることで継続的な注目を集めやすく、ユーザーが日常的にブランドに関心を寄せるきっかけを作っています。
おすすめ商品の投稿を通じて、ユーザーが自発的に商品を紹介する流れが生まれ、UGCの創出にもつながります。
生活者のリアルな声が自然に拡散されることで、ブランドの信頼性や購買意欲の向上が見込める施策です。
20. サッポロ一番|新生活応援キャンペーン
即席ラーメンでおなじみの「サッポロ一番」は、新生活のスタートを応援するSNSキャンペーンを開催しました。
参加方法は非常にシンプルで、公式Xアカウントをフォローし、キャンペーン投稿をリポストするだけ。抽選で20名に、サッポロ一番の人気4商品セットがプレゼントされます。
「春の新生活はサッポロ一番と共に」というメッセージが添えられており、引っ越しやひとり暮らしを始める人に寄り添う内容となっています。
慌ただしい新生活のなかで、簡単に食べられるインスタント麺は特に需要が高まる商品ジャンルです。定番商品を通じて生活に密着したブランドイメージを強化し、リピート購入にもつなげやすい設計となっている点が特徴的です。
春のSNSキャンペーンを成功させるコツ
春のSNSキャンペーンを成功させるには、以下のコツを意識しましょう。
- イベントに合わせてSNSを選ぶ
- 体験型のイベントを実施する
ここでは、それぞれのコツについて解説します。
イベントに合わせてSNSを選ぶ
春にSNSキャンペーンを実施するときは、イベントに合ったSNSを選定しましょう。
SNSにはさまざまな種類がありますが、中でも高い効果を期待できるのがX(Twitter)やInstagram、LINE、TikTokなどが挙げられます。
たとえば、Instagramは写真や動画を通じて、イベントの魅力をビジュアルで伝えられます。
投稿やストーリーを商品購入の参考情報にするユーザーも多いので、販売促進を目的としたキャンペーンと相性が良いと言えるでしょう。
体験型のイベントを実施する
春は思い出に残るイベントも数多く開催されており、キャンペーンを通じて新たな体験を提供することで、体験が思い出につながります。
たとえば、商品の試食会やデモンストレーション、体験型のゲームイベント、ワークショップなどが挙げられます。
体験型のイベントを通じて商品を試してもらったり、ブランドの価値観や理念の理解を促したりと、ブランドイメージの向上にも効果的です。
春ならではの要素を取り入れたイベントや、期間限定商品の提供なども、効果的に季節感を演出できるでしょう。
春のキャンペーン企画に役立つアイデア
ここからは、春のキャンペーン企画に役立つアイデアやヒントを紹介します。
自社のキャンペーン施策で悩んでいる方は、ぜひ以下で紹介するヒントを参考に企画を検討してみてください。
春のイベント
春のイベントには、以下のようなものがあります。
▼3月
- 3月3日:ひなまつり
- 3月14日:ホワイトデー
- 3月17日~23日:春の彼岸入り
- 3月第3~4週:卒業式・卒園式
- 3月31日:イースター
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▼4月
- 桜・お花見:3月下旬~4月
- エイプリルフール:4月1日
- 入園・入学・入社式:4月上旬
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▼5月
- 5月1日:メーデー
- 5月5日:鯉のぼり
- 4月下旬~5月初旬:GW(ゴールデンウィーク)
- 5月12日:母の日
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春の祝日
春(3~5月)の祝日には、以下のようなものが挙げられます。
- 3月20日:春分の日(2024年度)
- 4月29日:昭和の日
- 5月3日:憲法記念日
- 5月4日:みどりの日
- 5月5日:こどもの日
- 5月6日:振替休日
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参照:「国民の祝日」について|内閣府
なお、春分の日は毎年2月に翌年の祝日を公表して正式決定となります。
春の食べ物
▼春の食べ物
- いちご
- ちらし寿司
- 桜餅
- お花見団子
- 山菜
- フキノトウ
- 桜エビ
- ハマグリ
- キウイ
- たけのこ
- 春キャベツ
- 菜の花
- 新じゃがいも
- 新玉ねぎ
- アスパラガス
- そら豆
- わかめ
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春の新生活キャンペーンで自社SNSを盛り上げよう
今回は、新生活をテーマにしたSNSキャンペーン事例を紹介しました。それぞれのキャンペーンではユーザーが参加したくなるような工夫が凝らされており、多くの盛り上がりを見せています。
新生活は色々なものを揃えたり、新しいことに挑戦する人が増えるシーズンなので、より多くの人に参加してもらう絶好の機会です。記事内で紹介した事例を参考に、オリジナリティ溢れるキャンペーンを企画してみてください。
またOWNLYでは、TwitterやInstagram、LINE、TikTokなどのSNS上で開催するキャンペーンを企画段階から運用までサポートします。
キャンペーンと併用可能なUGCマーケティング施策の支援も行っているので、ぜひお気軽にご相談ください。
