新しいお客様を増やしたいけれど、SNS集客に何から取り組めばよいか迷うという声は、美容室やサロンの現場で多く聞かれます。投稿を続けても予約につながらない、口コミが広がらないといった悩みも少なくありません。SNS集客は正しい順序で進めれば、立地や広告費に頼らず来店を増やせます。
そこで今回は、美容室・サロンのSNS集客を成功させる進め方や成功事例、キャンペーンの設計方法までを徹底的に解説します。ぜひ参考にしてください。
【著者プロフィール】
この記事を執筆したのは、SNSマーケティングツール「OWNLY(オウンリー)」を運営するSmart Share Lab 編集部です。これまでにInstagramやX、TikTok、LINEを活用したSNSキャンペーンや、UGC(ユーザー生成コンテンツ)活用の支援に数多く携わり、累計1,000件以上のキャンペーン設計・分析の知見を蓄積してきました。
美容・サロン業界をはじめ、店舗集客に取り組む企業の現場で得た実践的なノウハウをもとに、再現性のある情報をお届けします。
美容室・サロンでSNS集客が重要な理由とメリット
数あるSNS活用法を試す前に、まずはなぜ美容室やサロンにSNS集客が向いているのかを押さえておくと、その後の運用がぶれにくくなります。背景にある業界の事情と、SNS集客で得られる具体的なメリットを整理しました。あわせて、最初に避けたい失敗もまとめています。
美容業界で競争が激化している背景
「近くに美容室が増えて、新規のお客様が以前より集まりにくくなった」と感じている方は多いのではないでしょうか。厚生労働省の統計によると、全国の美容所は約26万軒にのぼり、コンビニエンスストアの店舗数を大きく上回るほど数が増え続けています。これだけ選択肢が多いと、技術や価格だけで違いを伝えるのは難しくなります。
だからこそ、お店の世界観やスタッフの人柄を日常的に発信できるSNSを使い、来店前に魅力を知ってもらう工夫を取り入れていきましょう。
SNS集客で得られる主なメリット
「広告費をかけずに集客できる方法はないか」と探している場合、SNSは心強い選択肢になります。SNS集客とは、InstagramやTikTokなどの交流サービスを通じて見込み客と接点をつくり、来店につなげる取り組みのことです。例えば、施術前後の写真を投稿すれば仕上がりのイメージが伝わり、初めての来店でも安心感を持ってもらえます。
費用を抑えながらファンを育てられる点が大きな利点ですので、自店の強みが伝わる発信を続けていきましょう。
SNS集客で得られるメリット一覧
- 広告費を抑えながら、継続的に新規客と接点を持てる
- 施術事例や店内の雰囲気を写真・動画で直感的に伝えられる
- 位置情報やハッシュタグで地域の見込み客に届けやすい
- 口コミ(UGC)が自然に広がり、第三者からの信頼を得やすい
- LINEなどと組み合わせてリピーターを育てられる
予約サイトとSNSの違いと使い分け方
「予約サイトがあれば、SNSは必要ないのではないか」と迷う場合もあるはずです。予約サイトは今すぐ予約したい層に強い一方で、SNSはまだお店を知らない潜在層との出会いや、ファンづくりに向いています。例えば、TikTokで存在を知ってもらい、Instagramで世界観を伝え、最後に予約サイトやLINEで予約してもらうという流れがつくれます。
両者は競合ではなく役割が異なりますので、入口から予約までを一つの導線として設計していきましょう。
SNS集客でつまずきやすい失敗パターン
「毎日投稿しているのに、なかなか集客につながらない」と悩むケースは珍しくありません。多くの場合、宣伝ばかりの投稿になっていたり、誰に向けた発信か曖昧だったりすることが原因です。例えば、クーポン告知ばかりが並ぶアカウントは、フォローして見続けたいと思われにくくなります。
次のような失敗を避けることが、遠回りのようで近道になりますので、運用を始める前に確認しておきましょう。
ありがちな失敗チェックリスト
□ 宣伝・割引の告知ばかりで、役立つ情報や世界観が伝わっていない
□ 投稿のターゲットや目的が決まっていない
□ 投稿頻度がばらばらで、更新が止まりがちになっている
□ プロフィールに予約方法や場所が書かれていない
□ コメントやメッセージへの返信を放置している
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美容室・サロンに合うSNSの種類と選び方
ひとくちにSNSといっても、それぞれ得意なことや利用者層は大きく異なります。代表的な4つのサービスの特徴と、自店に合うものを見極める考え方を解説します。媒体ごとの役割が分かると、運用の優先順位が決めやすくなります。
Instagram:写真とリールで世界観を伝える
「美容室の集客にはInstagramが良いと聞くけれど、何が向いているのか」と気になる方は多いはずです。Instagramとは、写真や短い動画を中心に発信できる視覚重視のSNSのことです。ヘアスタイルの仕上がりや店内の雰囲気を美しく見せられるため、美容室との相性が特に良いといえます。
例えば、リール(短尺動画機能)でビフォーアフターを見せると、変化が伝わって保存や来店につながりやすくなります。まずは見た目の世界観が伝わる写真の質を整えることから始めましょう。
TikTok:ショート動画で新規層に広く届ける
「若い世代の新規客を増やしたい」と考えるなら、TikTokの活用が選択肢になります。TikTokとは、短い縦型動画を投稿・閲覧するSNSで、フォロワーが少なくても拡散されやすい特徴があります。例えば、髪の乾かし方やスタイリングのコツといった役立つ動画は、保存され何度も再生される傾向があります。
バズること自体を目的にせず、予約や指名につながる動画づくりを意識していきましょう。
X(旧Twitter):拡散とリアルタイム発信に強い
「キャンペーンを一気に広めたい」という場面では、Xが力を発揮します。X(旧Twitter)とは、短い文章を中心にリアルタイムで情報を発信・拡散できるSNSのことです。リポスト(投稿の再共有)機能によって情報が連鎖的に広がるため、フォロー&リポストキャンペーンとの相性が良いといえます。
例えば、空き枠の当日告知や割引情報を発信すると、すぐに反応が得られることもあります。拡散を狙う発信とお店の人柄が伝わる発信を、バランスよく組み合わせていきましょう。
LINE公式アカウント:リピーターづくりの要
「新規は増えても再来店につながらない」という悩みには、LINE公式アカウントが有効です。LINE公式アカウントとは、友だち登録した利用者へメッセージやクーポンを直接届けられる仕組みのことです。例えば、来店時に友だち追加を促し、次回使えるクーポンや一定期間後のメッセージを送れば、自然に再来店のきっかけをつくれます。
新規獲得をInstagramやTikTok、リピート促進をLINEと役割を分けて運用していきましょう。
自店に合うSNSの選び方
「結局どのSNSから始めればよいのか」という疑問が、一番大きいかもしれません。すべてを同時に運用するのは負担が大きいため、まずは狙いたい客層と発信できる素材から選ぶことが現実的です。例えば、20代を狙うならTikTok、仕上がりの美しさで勝負するならInstagramというように、目的に合わせて主軸を一つ決めます。
下の比較を参考に、自店の状況に合った1〜2媒体に絞って始めましょう。
主なSNSの比較
- Instagram:主な利用者層は20〜40代の女性が中心/世界観・施術事例の発信が得意/スタイル写真、リール、予約導線で活用
- TikTok:主な利用者層は10〜20代が中心/拡散・新規認知が得意/ビフォーアフター、ノウハウ動画で活用
- X:主な利用者層は20〜40代と幅広い/拡散・リアルタイム発信が得意/キャンペーン、空き枠告知で活用
- LINE:主な利用者層は全世代/再来店・関係維持が得意/クーポン配信、予約リマインドで活用
美容室のInstagram集客を成功させる方法とコツ
多くの美容室が主軸に選ぶInstagramは、ちょっとした工夫で集客効果が大きく変わります。プロフィールの整え方からハッシュタグ、投稿機能の使い分けまで、すぐに実践できるコツをまとめました。順番に取り入れていくと、投稿が予約につながりやすくなります。
予約につながるプロフィールの整え方
「フォロワーは少しずつ増えているのに、予約に結びつかない」と感じたことはないでしょうか。原因の一つに、プロフィールから予約までの導線が整っていない点が挙げられます。プロフィールとは、アカウントの自己紹介欄のことで、店名・エリア・予約方法を一目で伝える役割があります。
例えば、「#渋谷美容室/カット+カラー得意」のように特徴を明記し、予約リンクを設置すると迷わず行動してもらえます。まずは初めて訪れた人が3秒で内容を理解できるプロフィールに整えましょう。
ハッシュタグの選び方と付け方のコツ
「どんなハッシュタグを付ければ見てもらえるのか」は、多くの担当者が悩むところです。ハッシュタグとは、投稿に付けるキーワードのことで、検索や発見の入口になります。件数の多い大きなタグばかりでは埋もれてしまうため、規模の異なるタグを組み合わせるのがコツです。
1投稿あたり10〜15個を目安に、地域名と施術名を中心に選んでいきましょう。
美容室向けハッシュタグの組み合わせ例
- 大ボリューム(10万件以上):#ヘアスタイル #ボブ
- 中ボリューム(1万〜10万件):#渋谷美容室 #透明感カラー
- 小ボリューム(1万件以下):#渋谷駅徒歩5分 #店名や立地に合わせたタグ
- 指名検索用の独自タグ:自店の店舗名でつくるオリジナルタグ
投稿・リール・ストーリーズの使い分け方
「投稿の種類が多くて、どう使い分ければよいか分からない」という声もよく聞きます。Instagramには通常の投稿のほか、リール(短尺動画)やストーリーズ(24時間で消える投稿)があり、それぞれ役割が違います。例えば、新規にはリールで広く届け、フィード投稿で実績を見せ、ストーリーズで日常や空き枠を伝えるという形が効果的です。
新規認知はリール、信頼づくりはフィード、関係維持はストーリーズと整理して運用しましょう。
位置情報と地域ターゲティングの活用法
「近隣に住む人に届けたいのに、遠方の人にばかり見られている」と感じることはないでしょうか。Instagramでは位置情報や地域名タグを使うことで、エリアを絞って届けやすくなります。例えば「渋谷駅」で検索した利用者には、位置情報に渋谷を設定した投稿が表示されやすくなります。
投稿には必ず店舗の位置情報を追加し、地域名を含むタグと併用していきましょう。
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TikTok・X・LINEを活用した集客の進め方
Instagramと並行して、TikTokやX、LINEを取り入れると集客の幅が広がります。それぞれの特性を生かした使い方と、複数のSNSを連携させる導線づくりを解説します。役割を分けて考えると、限られた時間でも無理なく運用できます。
TikTokで予約につなげる動画の作り方
「動画を投稿しても再生されない」「再生されても予約につながらない」という悩みは多いものです。TikTokで成果を出すには、最初の数秒で興味を引き、最後に行動を促す構成が欠かせません。例えば、ビフォーアフター(施術前後の比較)を冒頭で見せ、最後にプロフィールから予約できることを伝えると、視聴から予約への流れが生まれます。
1本の動画で1つのメッセージに絞り、保存したくなる役立つ内容を心がけましょう。
Xでの拡散とキャンペーンの活かし方
「Xはどう使えば集客につながるのか分からない」と感じる場合もあるはずです。Xは拡散力が強いため、フォロー&リポストキャンペーンとの相性が良いSNSです。フォロー&リポストとは、アカウントのフォローと投稿の再共有を応募条件にする手法のことです。例えば、抽選で割引券が当たる企画を告知すれば、短期間で認知を広げられます。
日常の発信で人柄を伝えつつ、節目でキャンペーンを挟んでフォロワーを増やしていきましょう。
LINEで友だちを増やしリピーターを育てるコツ
「一度来たお客様に、また来てもらうにはどうすればよいか」は、経営の大きなテーマです。LINE公式アカウントを使えば、登録者へ直接クーポンやお知らせを届けられます。例えば、会計時に友だち追加で次回使えるクーポンを渡し、来店から1か月後にメッセージを送れば、再来店のきっかけになります。
配信が多すぎるとブロックされやすいため、月2〜4回を目安に、役立つ情報を届けましょう。
複数SNSを連携させる導線設計
「SNSをいくつも運用すると手が回らない」という不安はもっともです。大切なのは、各SNSの役割を分け、最終的に予約へ集約する流れをつくることです。例えば、TikTokで認知を広げ、Instagramで世界観を伝え、LINEで予約を後押しするという導線が考えられます。
すべてを完璧に運用しようとせず、入口から予約までを一本の線でつなぐ意識を持ちましょう。
認知から予約までの導線例
① TikTok・Xで存在を知ってもらう(認知)
② Instagramで世界観と施術事例を伝える(興味・比較)
③ プロフィールやLINEで予約を促す(予約)
④ 来店後にLINE・Instagramで関係を維持する(リピート)
来店につながるSNSキャンペーンの企画・設計方法
フォロワーを増やしながら来店も後押ししたいなら、SNSキャンペーンが有効な一手になります。美容室で使える手法の選び方から、企画の進め方、そのまま使える例文までを具体的にまとめました。手順に沿って準備すると、初めてでも安心して実施できます。
美容室で使えるキャンペーン手法の選び方
「キャンペーンを実施したいけれど、種類が多くて何を選べばよいか迷う」という方は多いのではないでしょうか。SNSキャンペーンには複数の手法があり、目的によって向き不向きがあります。例えば、認知を一気に広げたいならフォロー&リポスト、参加のハードルを下げたいならインスタントウィン(応募後すぐに当落が分かる抽選のことです)が向いています。
まずは目的を一つに絞り、それに合った手法を選びましょう。
主なキャンペーン手法の比較
- フォロー&リポスト:フォローと再共有で応募する形式で、新規フォロワーの獲得や拡散に強い
- インスタントウィン:応募後すぐに当落が分かる形式で、手軽さから参加者を集めやすい
- ハッシュタグ投稿:指定のタグを付けて投稿してもらう形式で、口コミ(UGC)を集めやすい
- 来店クーポン:SNS経由でクーポンを配布する形式で、来店や予約に直結しやすい
キャンペーン企画の進め方
「何から手をつければよいか分からない」という場合は、手順に沿って進めると迷いません。目的の設定から景品の準備、告知、当選連絡までを順番に組み立てていきます。例えば、新規フォロワー1,000人の増加を目標に、期間を2週間と決めて逆算すると計画が立てやすくなります。
次のステップを参考に、無理のない範囲で計画を立てましょう。
キャンペーン実施ステップ一覧
Step1:目的とKPI(達成目標を測る指標のことです)を決める
Step2:手法・景品・応募条件・期間を設計する
Step3:景品表示法などのルールを確認する
Step4:告知文とビジュアルを準備して投稿する
Step5:応募を集計し、当選連絡・賞品発送を行う
Step6:結果を振り返り、次回の改善点を整理する
そのまま使える告知文・応募規約の例文
「告知文の書き方が分からず、つい後回しにしてしまう」という声もよく聞きます。告知文は、応募方法と期間、当選人数を明確に書くことが基本です。下の例文をたたき台にして、自店の内容に合わせて調整すると効率的です。
文章は短く分かりやすくまとめることを心がけましょう。
キャンペーン告知文の例文
【フォロー&投稿で当たる 春のヘアケアキャンペーン】 当店の公式アカウントをフォローし、好きなヘアスタイル写真に「#〇〇サロン春」を付けて投稿すると、抽選で5名様に人気トリートメント1回分をプレゼントします。 応募期間:2026年4月1日〜4月14日 当選発表:当選者へDM(ダイレクトメッセージ)でご連絡します。 ※応募規約に同意のうえ、ご参加ください。
当選連絡・賞品発送など事務局運営の注意点
「応募が集まった後の対応まで考えていなかった」という失敗は、意外と多いものです。キャンペーンは実施して終わりではなく、当選連絡や賞品発送、個人情報の管理まで含めて準備が必要になります。例えば、当選者への連絡文をあらかじめ用意し、発送先の情報を安全に管理する仕組みを決めておくとトラブルを防げます。
応募から発送までの流れを事前に決め、対応の抜け漏れを防ぎましょう。
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口コミ(UGC)を集めて集客に活かす方法
お店側の発信だけでなく、来店客の声を集めて活用すると、集客の説得力は大きく高まります。UGCの基本から、集め方、二次利用のルール、活用の広げ方までを整理しました。仕組みとして取り入れると、信頼が積み重なっていきます。
UGCとは何か、なぜ美容室で効果的なのか
「口コミが大事なのは分かるけれど、UGCという言葉がよく分からない」という方もいるはずです。UGCとは、ユーザー生成コンテンツの略で、利用者が自発的に投稿した写真や感想などのことです。お店の宣伝よりも、実際に来店した人の声のほうが信頼されやすい傾向があります。例えば、来店客が投稿した仕上がり写真は、これから来店を考える人の後押しになります。
第三者の声が自然に広がる仕組みを意識して育てていきましょう。
来店客に口コミ投稿を促す声かけのコツ
「どうすればお客様が投稿してくれるのか」は、多くの現場での悩みです。投稿は待つだけでは増えにくいため、きっかけづくりが欠かせません。例えば、店内に撮影しやすいスポットを用意したり、独自のハッシュタグを案内したりすると投稿が生まれやすくなります。
会計時に「よろしければ感想の投稿をお願いします」とひと言添えるなど、自然な声かけを心がけましょう。
使用許諾(二次利用)の取り方と注意点
「お客様の投稿を自店のアカウントで紹介してもよいのか」と不安に感じる場合は少なくありません。投稿を再利用する際は、使用許諾(二次利用の許可のことです)を得ることが原則になります。例えば、投稿へのコメントやDMで利用範囲を伝え、同意をもらってから掲載します。
トラブルを避けるため、必ず本人の同意を得てから活用しましょう。
使用許諾を得るときのチェックリスト
□ 投稿者本人に、利用の目的と範囲を伝えた
□ 掲載する媒体(サイト・広告・SNSなど)を具体的に示した
□ 投稿者から明確な同意を得た
□ 同意のやり取りを記録として残した
集めた口コミをサイトや広告に活かす方法
「せっかく集めた口コミを、もっと有効に使えないか」と考える担当者も多いはずです。UGCは投稿を見て終わりにせず、複数の場所で活用すると効果が高まります。例えば、許諾を得た口コミを公式サイトや予約ページ、広告に掲載すれば、来店前の不安をやわらげられます。
集めた声を一か所にまとめて管理し、さまざまな接点で生かしていきましょう。
SNS集客の法律知識と効果測定の進め方
安心して長く成果を伸ばすには、守るべきルールと、結果を数字で確認する仕組みの両方が欠かせません。美容室が特に気をつけたい法律と、効果測定の基本を確認しておきましょう。土台を整えておくと、施策を続けるほど成果が安定します。
景品表示法:景品の上限額の決め方
「キャンペーンの景品に上限があると聞いたが、いくらまで大丈夫なのか」と気になる方は多いはずです。景品表示法とは、消費者が誤解しないよう、景品や表示のルールを定めた法律のことです。抽選で渡す懸賞か、もれなく渡す総付景品かで上限額が変わります。
下の早見表を参考に、景品の金額を決めていきましょう。
景品の限度額早見表
- 懸賞(抽選で提供):取引価額が5,000円未満の場合は取引価額の20倍まで、5,000円以上の場合は10万円まで。景品の総額は売上予定総額の2%まで。
- 総付景品(もれなく提供):取引価額が1,000円以上の場合は取引価額の20%まで、1,000円未満の場合は200円まで。
- いずれも消費者庁のガイドラインに沿って判断してください。
薬機法とステマ規制で気をつける表現
「施術の効果を、どこまで書いてよいのか」は、美容室ならではの悩みです。薬機法とは、化粧品や医薬品などの効果効能の表現を規制する法律のことで、「必ず髪が改善する」といった断定的な表現は避ける必要があります。また、2023年10月から始まったステマ規制により、広告であることを隠した宣伝も禁止されました。例えば、来店客に投稿を依頼して対価を渡す場合は、広告であると分かる表記が必要です。
誇大な表現を避け、依頼した投稿には明確な表記を添えましょう。
効果測定で見るべきKPIの決め方
「SNSを頑張っているけれど、成果が出ているのか分からない」という不安はよくあります。効果を確かめるには、目的に合ったKPIを先に決めておくことが大切です。KPIとは、目標達成の度合いを測る指標のことです。例えば、認知拡大が目的ならリーチ(投稿が届いた人数のことです)、来店が目的ならクーポン利用数を見ます。
目的に合わせて追う数字を決めてから、運用を始めましょう。
目的別に見るべきKPIの例
- 認知を広げたい:リーチ、インプレッション(表示回数のことです)、フォロワー増加数
- 関心を高めたい:エンゲージメント率(いいねやコメントなどの反応割合のことです)、保存数
- 来店・予約につなげたい:プロフィールアクセス数、クーポン利用数、予約数
数値をもとに運用を改善するコツ
「数字は見ているけれど、どう改善すればよいか分からない」という声も多いものです。効果測定は、数字を見て終わりではなく、次の行動につなげてこそ意味があります。例えば、保存数が多い投稿の傾向を分析し、同じテーマの投稿を増やすといった改善ができます。
月に一度は数字を振り返り、伸びた要因と課題を整理して次に生かしていきましょう。
美容室・サロンのSNS集客を「OWNLY」で実現する
ここまで紹介した進め方を、より効率よく形にしたいときに役立つのが、SNSマーケティングツール「OWNLY(オウンリー)」です。キャンペーン企画から口コミ活用、効果測定までを一つにまとめられる点が特徴で、現場で生まれやすい悩みごとに何ができるのかを紹介します。自店の状況に合わせて、必要な機能から取り入れていきましょう。
多彩なキャンペーン手法から最適な企画を選べる
「どのキャンペーン手法が自店に合うのか選びきれない」という悩みは、多く聞かれます。OWNLYは、インスタントウィンやハッシュタグ投稿、レシート応募、来店クーポンなど、豊富な手法に対応しています。例えば、新規認知を狙う場面ではフォロー&リポスト、来店を促したい場面では来店クーポンというように、目的に合わせて手法を選べます。
手法選びに迷う場面で、最適な企画を組み立てやすくなります。
応募フォーム・応募導線を自社サイトに自然に組み込める
「応募フォームをうまく作れず、応募導線が複雑になってしまう」という声もあります。OWNLYは、応募フォームのCSSカスタマイズ(デザインの調整のことです)やHTMLタグの埋め込みに対応しています。例えば、自店のサイトやLP(特定の目的でつくる紹介ページのことです)にデザインを合わせて応募フォームを設置でき、違和感のない導線をつくれます。
応募のしやすさを高めたい場面で力を発揮します。
口コミ(UGC)の収集から使用許諾・活用まで一元化できる
「口コミを集めても、許諾や管理が追いつかない」という課題は、よく生まれます。OWNLYは、口コミ(UGC)の自動収集から使用許諾の取得、分析・活用までをワンストップで完結できます。例えば、ハッシュタグの付いた投稿を自動で集め、許諾を得てサイトや広告に活用するまでを一つの流れで進められます。
口コミ活用を仕組み化したい場面に向いています。
Instagram・X・TikTok・LINEを横断して運用できる
「SNSごとにツールが分かれていて、管理が大変」という悩みもよくあります。OWNLYは、InstagramやX、TikTok、LINEなど主要なSNSをまたいで、キャンペーンを実施・運用できます。例えば、同じ企画を複数のSNSで同時に展開し、まとめて状況を把握できます。
複数のSNSを並行して運用したい場面で、管理の負担を抑えられます。
事務局運営・効果測定まで安心して任せられる
「当選連絡や賞品発送の事務作業まで手が回らない」という声は、多いものです。OWNLYは、当選連絡や賞品発送、個人情報管理などの事務局業務の代行に対応し、プライバシーマーク(個人情報を適切に扱う事業者の認定のことです)も取得しています。例えば、煩雑な事務局業務を任せながら、分析・レポートで効果を検証できます。
運営の手間を減らしつつ成果を確認したい場面で、安心して活用できます。
今回は、美容室・サロンのSNS集客について、SNSの選び方やInstagram運用のコツ、キャンペーンの企画・設計、口コミの活用、効果測定の進め方までを解説しました。まずはできることから始め、必要に応じてOWNLYのようなツールも取り入れながら、来店につながる集客の仕組みを育てていきましょう。
【無料ダウンロード資料】3分で分かるSNSマーケティングツール「OWNLY」 キャンペーン企画から口コミ活用、効果測定までをまとめて行える機能の概要を、短時間で把握できる資料です。

あわせて、SNS上の資産を売上に繋げるUGCマーケティングソリューション「UGC Collect」もご用意しています。
