SNSは拡散力やリアルタイム性が高いプラットフォームです。高頻度で新商品や限定商品を発売するお菓子業界にとって、SNSは非常に相性が良いと言えるでしょう。
そんな中、「お菓子メーカーにおけるマーケティング事例を知りたい」「効果的なプロモーション手法は?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、お菓子メーカーがSNS運用するメリットや効果的なマーケティング戦略、企業によるプロモーション事例を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

お菓子メーカーがSNSを運用するメリット
お菓子メーカーが拡散力の高いSNSを運用することで、商品の情報やキャンペーンをすばやく広範囲にリーチすることができます。
そのため、頻繁に新商品や限定商品が発売されるお菓子業界と、非常に相性が良いと言えるでしょう。
さらに、ユーザー自身が商品を紹介するUGCによって、口コミ効果でさらに情報が広がる効果も狙えます。
UGCは信頼性が高いため、他のユーザーの購買意欲を促進したり、ブランドの認知度や信頼性が向上することによって売上の増加につながるでしょう。
また、SNSを通じて消費者との交流が深まれば、顧客の声をリアルタイムで反映でき、商品の改善や新たなニーズの発見にも役立ちます。
こうした多岐にわたるメリットから、SNS運用はお菓子メーカーにとって効果的なマーケティングツールと言えるでしょう。
お菓子メーカーのSNSマーケティング戦略
ここからは、お菓子メーカーに効果的なSNSマーケティングの戦略を紹介します。
- 自社SNSアカウントを運用する
- UGCを生み出す仕組みを作る
- インフルエンサーを起用する
- SNSキャンペーンで認知を広げる
それぞれの戦略について順に見ていきましょう。
自社SNSアカウントを運用する
お菓子メーカーがSNSマーケティングを実践する際は、まず自社の公式アカウントを運用しましょう。
具体的には、XやInstagramなどのSNSプラットフォームで公式アカウントを作成し、定期的に商品を告知したり、お役立ち情報を発信したりします。
そうすることで、自社アカウントに興味を持ってくれるフォロワーが増え、ブランドの認知度が高まったりファン獲得・育成につながります。
新商品やイベントの情報をいち早く提供できることや、公式アカウントによって信頼性を持って発信できるという点もメリットです。
UGCを上手く活用する
ユーザーが投稿した自社商品の口コミや写真(UGC)を上手く活用することも有効です。
たとえば、ユーザーが投稿した自社商品の口コミや写真にコメントをつけたり、いいねを押したりすれば、ユーザーとの距離を縮められます。
また、ユーザーからの質問や意見に対して真摯に対応すれば、ユーザーは自分の意見が反映されていると感じ、ブランドに対する好感度が高まるでしょう。
UGCを通じてユーザーのニーズを把握すれば、より良い商品開発や改善につなげられます。
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インフルエンサーを起用する
お菓子メーカーのSNSマーケティングでは、インフルエンサーを起用して実際に食べた感想を宣伝してもらうことも効果的です。
お菓子は画像や動画だけでは味を伝えられないので、インフルエンサーに感想を伝えてもらうことで味を想像してもらいやすくなります。
インフルエンサーを起用するときは、単にフォロワー数だけでなく、ユーザーからどれくらいの反応があるかというエンゲージメント率をチェックしましょう。
PRしたい商品とインフルエンサーのイメージが合致しているか、自社のターゲット層にマッチしたインフルエンサーかどうかを考慮することも重要です。
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SNSキャンペーンで認知を広げる
SNSキャンペーンは、商品の認知度を高めるために効果的な施策のひとつです。
たとえば、特定のハッシュタグを使用して投稿することで抽選で商品が当たるキャンペーンを実施すれば、多くのユーザーが自発的に商品を紹介してくれます。
また、フォトコンテストやクイズなど、ユーザー参加型のキャンペーンも人気です。
このようなキャンペーンを通じてユーザーの関心を惹き付けることで、ブランドや商品の認知拡大や販売促進、エンゲージメント向上などが期待できるでしょう。
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お菓子メーカーのSNSマーケティング事例5選
ここからは、お菓子メーカーにおけるSNSマーケティングの成功事例を紹介します。
1. ピュアポテト|診断キャンペーン
株式会社湖池屋では、「ピュアポテト ブランド芋くらべ」シリーズの発売を記念して、X(旧Twitter)上で完結する診断コンテンツによるプロモーションを実施しました。
対象の投稿から診断に参加して結果をシェアすると、抽選で20名に同社商品(ピュアポテト)の詰め合わせが当たるという内容です。
参照:あなたはどのタイプ?#ピュアポテト診断キャンペーン|OWNLY導入事例
診断の中で質問に答えるとおすすめの商品が紹介されるので、診断コンテンツを通じて商品の理解促進、販売促進などにつながっています。
数種類のピュアポテトの魅力を発信しつつ、ユーザー投稿(UGC)を促進することで、ブランドに関する投稿を効果的に増加させています。
2. 東京ラスク|同時開催キャンペーン
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参照:東京ラスク初夏22 LINE&Twitterキャンペーン同時開催|OWNLY導入事例
株式会社グランバー東京ラスクでは、LINEとX(Twitter)でキャンペーンを同時開催しました。ダブルで応募することでチャンスが2倍になることで、多くのユーザーからのキャンペーン参加を促しています。
Xではフォロー&リポストで参加、LINEでは友だち追加&アンケートで参加できるというもので、参加者には同社商品が当たるというもの。
より多くの人に参加してもらうことで、商品を知ってもらう、触れてもらう事例となっています。
3. じゃがりこ|Xハッシュタグ投稿キャンペーン
カルビー株式会社のじゃがりこ公式Xアカウントでは、「#じゃがりこ1個分のごめんね」と称して、ハッシュタグキャンペーンを実施しました。
公式アカウントをフォローの上、指定のハッシュタグを付けて「謝りたい相手やエピソード」を投稿すると参加完了。結果はすぐに自動で届くインスタントウィン方式となっています。
参照:「♯じゃがりこ1個分のごめんね」を伝えるTwitterインスタントウィンキャンペーン|OWNLY導入事例
さらに、謝りたい人にメンションを付けて投稿した方の中から、抽選で100名に同社商品が当たるWチャンスも用意されています。
12月10日「ごめんねの日」限定で開催することで、Xの特性であるリアルタイム性を活かしてトレンドの話題を取り入れています。
4. ブラックサンダー|96分間チャレンジキャンペーン
ブラックサンダーの公式Xでは、9月6日「ブラックサンダーの日」に合わせて、96分間チャレンジキャンペーンを実施しました。
アカウントをフォロー&指定のハッシュタグをつけてリポストすると、抽選でブラックサンダー9箱が6名に当たるというものです。
本キャンペーンは96(黒)にちなんで、96分間限定で実施されました。
キャンペーンを短時間で行い、オリジナルのハッシュタグをつけて投稿してもらうことで、トレンド1位を達成。ブランドの認知度向上や話題化に寄与しています。
5. 森永製菓|自社商品でのクッキングコンテスト
森永製菓の公式Instagramでは、商品のおいしくたのしい情報として、新商品やレシピ、キャンペーンなどさまざまなコンテンツを提供しています。
クリスマスのシーズンに合わせて、同社商品を使った「クリスマスクッキングコンテスト」を実施しました。
同社商品を使ってもらうことで、商品の販売促進やブランドロイヤリティ向上につながります。また、オリジナルハッシュタグでのUGC増加に寄与できるのもメリットです。
お菓子メーカーがSNS運用を成功させるコツ
お菓子メーカーがSNS運用で成功するためには、視覚的なコンテンツを積極的に活用することが大切です。画像や動画はテキストに比べてユーザーの目を引きやすく、商品の魅力を直感的に伝えることができます。
たとえば、新商品の紹介や季節限定のお菓子のプロモーションでは、色鮮やかな写真や美味しそうな動画を投稿することで、「食べてみたい!」と思わせられるでしょう。
また、商品の宣伝ばかりではなく、フォロワーにとって価値のあるコンテンツを提供することもおすすめです。
たとえば、お菓子のレシピやアレンジ方法、栄養に関する情報など、有益なコンテンツをシェアすることで、フォロワーの定着にもつながります。
ユーザーとの双方向のコミュニケーションを意識することで、ファンとの関係性構築やブランドのロイヤリティが向上するでしょう。
まとめ
お菓子メーカーがSNSマーケティングを実施することで、新規顧客の獲得や商品の認知度向上に役立ちます。また、SNSを上手く運用すれば、競合他社との差別化にもつながり、自社ブランドの魅力が伝わりやすくなるでしょう。
時期やイベントに合わせて宣伝したり、さまざまなSNSを組み合わせたキャンペーンを実施したりと、効果的なプロモーションをぜひ検討してみてください。
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