エンタメ・ゲーム業界やゲームアプリ市場は競合が多く、人気のゲームとして注目を集めるには、効果の高いプロモーションが重要です。
「ゲーム業界とSNSの相性は?」「SNSを使ったゲームアプリのPR施策の事例が知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ゲーム業界におけるSNSとの相性や、活用するメリット、成功事例などについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
ゲーム業界とSNSの相性が良い理由
SNSを活用したプロモーションはさまざまな業界で効果が見込めますが、とくにゲーム業界との相性は非常に良いと言われています。
Z世代500人を対象にしたアンケート調査では、「スマートフォンで何をしているか」という問いに対して、SNSと答えたユーザーは70%を超えており、ゲームと答えたユーザーは半数以上を占めました。(複数回答可)
画像引用:【スマホで何をする?】20代以下の7割以上が「動画視聴」「SNS」と回答。年代での差は?
また2022年のTwitterトレンドワードでは、「ポケモン」や「スプラトゥーン」など、ゲーム系の話題が多くランクインしました。
SNSの中でもとくにTwitterでは、ゲームやエンタメ系の話題が盛り上がりやすい傾向にあり、効果的なプロモーションが行えるでしょう。
ゲーム業界でSNSを活用するメリット
ゲーム業界でSNSを活用するメリットは下記のとおりです。
- ゲームが好きなユーザーが多い
- リアルタイムで情報発信できる
- 広告や宣伝にかかるコストを削減できる
ここでは、それぞれのメリットについて解説します。
ゲームが好きなユーザーが多い
前述のとおり、SNSにはゲームが好きなユーザーが多く存在します。
2022上半期のゲームに関するツイートは、約15億件と過去最高を記録しました。ゲームに関するツイートや、グローバルなゲームイベントに関する会話量が増えたことで、前年比36%となっています。(※)
そしてSNSの多くにはシェア機能があり、話題となった投稿は一気に拡散されるのがメリットです。国内で最もリツイートされた投稿では、1日10万回を超えるツイートを記録しています。
また、日本のゲームは世界中に多くのファンがいるため、世界に向けて情報を拡散しやすいことも特徴です。
※参考:Twitter Gaming、2022年上半期の会話量が過去最高を記録
リアルタイムで情報発信できる
SNSの中でもとくにTwitterは、リアルタイム性の高いプラットフォームです。そのため、アプリがリリースされたタイミングや、発売日にトレンド入りを目指しやすく、SNS内で大きな話題化が見込めます。
また、リアルタイムで情報を交換できるため、ユーザー同士での交流やコミュニティが広がりやすく、ユーザー間での二次拡散が期待できるのも特徴です。
また、ゲームイベントを実施した際に、来場者にリアルタイムで話題を発信してもらうことで、さらなる反響を生むことも実現できるでしょう。
広告や宣伝にかかるコストを削減できる
SNSは費用がかからず、アカウントを作るだけで誰でも運用できます。そのため、他のマーケティング施策に比べて、広告や宣伝コストを大幅に抑えることが可能です。
Twitterの場合は、多くのユーザーに拡散してもらうことで、さらに拡散が広がり多くのユーザーの目に留まる可能性が高まります。
キャンペーンを実施して短期的に拡散が広がると、Twitterトレンドにランクインすることもあるでしょう。
さらに大きく話題化してバズった投稿は、テレビや雑誌などのメディアで報じられることもあり、SNSは大きな可能性を秘めた費用対効果の高い施策と言えます。
ゲーム業界でSNSを活用する具体的な手法
ゲーム業界でSNSを活用する手法として、おもに下記が挙げられます。
- インフルエンサーを起用する
- 広告を出稿する
- Twitterキャンペーンを実施する
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中でも費用対効果が高くおすすめなのは、Twitterキャンペーンです。
近年のTwitterキャンペーンでは、リツイートやハッシュタグで応募できるユーザーを巻き込んだ施策が主流です。
ユーザーが楽しんで参加できるキャンペーンは、ポジティブな印象を与えやすいのが特徴です。ユーザー目線の親しみのある広告として、高い広告効果が期待できるでしょう。
認知拡大を目的としたRTキャンペーンや、実際のプレイ画面をスクショする写真投稿キャンペーンなど、ゲームやブランドの特性を活かしたキャンペーンを企画するのが大切です。
以下の資料では、Twitter上でキャンペーン施策を行う際の設計手順・注意事項を中心に、キャンペーンから自社サービスへの遷移率を高める方法を解説しています。
SNS運用担当者様や広告代理店様は、ぜひ資料をご参考ください。
【Twitter】ゲーム業界のSNS活用事例3選
ここからは、ゲーム業界におけるSNSの活用事例を紹介します。
1. 原神(Gensin)|リツイートキャンペーン
2021年国内で最もリツイートされたとして、大きな注目を集めたゲームアプリ「原神」の公式Twitterは、フォロワー300万を超えた人気アカウントです。
バージョンのアップデートを記念して、公式アカウントのフォロー&リツイートで原神グッズやAmazonギフト券が当たるキャンペーンを実施しました。
リツイートするとその場で当選結果が分かるインスタントウィン方式で、キャンペーン最終日には10.9万リツイートという数字を打ち出しました。
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2. あつまれどうぶつの森|Instagramアカウント運用
続いては、ゲーム大手会社「任天堂株式会社」がリリースした人気ゲーム「あつまれどうぶつの森」の公式Instagramアカウントの運用事例です。
ゲームの醍醐味である部屋の模様替えや、ゲームに登場するキャラクターの日常生活などの動画コンテンツがメインで投稿されています。
部屋の様子はすべて動画で投稿されており、ゲームの世界観やアイデアが伝わりやすくなることで、「遊んでみたい」「もう一度やりたい」と思わせる雰囲気づくりが徹底されています。
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3. 荒野行動|TikTokアカウント運用
スマートフォンで遊べるバトルロイヤルゲーム「荒野行動」は、2017年にiOS版がリリースされ、全世界で1億人のユーザーがいます。
荒野行動は、ゲームアプリ内でTikTok動画を撮影する機能が存在しており、ゲーム内でそのまま投稿できる異例のシステムが話題を生んでいます。
またTikTokユーザーには若年層が多く、ゲームアプリと相性が良いことも成功の要因の1つです。このように、ターゲット層に合わせて効果的な企画を検討することも重要です。
近年ではゲーム内でアイドルグループ「乃木坂46」のオンラインライブが開催されたり、大手Vtuberグループ「にじさんじ」とコラボしたりするほど成長しています。
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ゲーム業界でSNSキャンペーンを実施する際の注意点
ゲーム業界に限らず、SNSでキャンペーン施策を実施する際は下記の点に注意しましょう。
- SNSのガイドラインを確認する
- 応募ルールや参加規約を設ける
- 炎上リスクを回避する
それぞれの注意点について解説します。
SNSのガイドラインを確認する
各SNSに策定されているガイドラインは、必ず確認しましょう。ガイドラインに違反すると、アカウントのロックや凍結のリスクがあるため注意が必要です。
たとえばTwitterでは、キャンペーンについて下記のような内容が示されています。
- 複数アカウントを作成させない
- 繰り返し同じツイートをさせない
- すべての応募を確認できるように、主催者の@ユーザー名を含めてツイートしてもらう
- キャンペーンに関連する話題を盛り込むように推奨する
- Twitterルールに準拠する
- 適用法令および規制
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参照:キャンペーンの実施についてのガイドライン|ヘルプセンター
また、プレゼントキャンペーンを実施する際は「景品表示法」も遵守する必要があります。景表法では法律がかかわってくるので、心配な方はキャンペーン会社や社内の法務部、弁護士へ相談しましょう。
OWNLYでは、景品表示法やガイドラインにもとづいたキャンペーンの実施をサポートしているので、ぜひお問い合わせください。
応募ルールや参加規約を設ける
キャンペーンを実施するときは、応募規約を作成しましょう。
応募規約は、主催者側とユーザーの間で発生するトラブルを未然に防ぎ、キャンペーンをスムーズに進めるために必要不可欠です。
あらかじめトラブルが発生した場合を想定したフローを構築しておけば、万が一の際にも冷静に対応することができます。
応募規約を策定する際は、キャンペーンに関連するガイドラインや各種法律、条例などと照らし合わせつつ、準備を進めていきましょう。
キャンペーンの応募規約については、下記の記事でも詳しく解説しているので、ぜひご参考ください。
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炎上リスクを回避する
SNSキャンペーンは拡散力の高さがメリットではあるものの、不適切な言動によって炎上するリスクを抱えているのも事実です。
炎上によって企業やブランドイメージの低下を損ねると、売上が大幅にダウンしたり不買運動を招いたりと、企業にとって大きなダメージを与えます。
モラルや配慮に欠けた投稿でないか確認したり、ダブルチェックの体制を整えたりと、一貫した対応ができるよう運用マニュアルを整備しておきましょう。
社内全体はもちろん、SNS運用担当者の間でリテラシーを高めることが重要です。
ゲーム業界のマーケティングでSNSを有効活用しよう
ゲーム業界のマーケティングにおいて、SNSは欠かせない施策のひとつです。
一口に「ゲーム業界」と言っても、各SNSのターゲット層や相性の良さは異なります。そのため、どのSNSを活用すべきか、どう使い分けしていくかを見極めることも欠かせません。
自社にとってどのような施策を行えば、より良いマーケティングの成果が得られるのか、本記事を参考にぜひ検討してみてください。
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