自社商品やサービスを購買につなげるには、認知獲得が必須です。認知を広げることで自社商品・サービスの存在を多くの人に知ってもらい、興味関心を引き、購入までつなげやすくなります。
「認知獲得マーケティング手法は具体的にどういうもの?」「認知拡大を目指せる施策の流れを知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、認知獲得に強いマーケティング手法8選や、マーケティング施策を進める流れ、注意点などを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
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認知獲得に強いマーケティング手法8選
認知獲得に強いマーケティングにはさまざまな手法があります。自社の目的に合わせて手法を使い分けたり、組み合わせたりすることで効果が高まります。
- SNSキャンペーン
- SNS広告
- Web広告
- メディア広告
- オウンドメディア
- ホワイトペーパー
- プレスリリース
- セミナー
ここでは、それぞれのマーケティング手法について詳しく解説します。
1. SNSキャンペーン
SNSキャンペーンは、X(旧:Twitter)やInstagramなどのSNSにおいて、自社商品やサービスにまつわるキャンペーンを展開する施策のことです。
たとえば、キャンペーン投稿に「いいね」や「リポスト」をして参加したり、ハッシュタグを付けて写真付きでSNSに投稿すると応募できるといった内容です。
ユーザーがキャンペーンに応募する過程で、認知獲得を狙います。
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2. SNS広告
SNS広告も認知獲得のマーケティング施策として有効です。
X(旧:Twitter)やInstagram、Facebook、TikTok、YoutubeなどのSNSに掲載できる広告で、SNSを利用している多くのユーザーにアプローチできます。
SNSごとにユーザー層は異なるので、自社のターゲットに近いユーザーが多く利用するSNSで広告を配信することで、高い費用対効果が見込めるでしょう。
年齢や性別、地域、趣味嗜好などによってセグメントできるので、ターゲティング精度が高いこともSNS広告のメリットです。
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3. Web広告
ディスプレイ広告やリスティング広告など、認知拡大に有効です。
Webサイトやアプリの広告枠に表示され、ユーザーの興味・関心などに応じてターゲティングを行えます。
また、リスティング広告は、ユーザーが興味のあるキーワードに対して広告を表示できるので、購買につながりやすいのもメリットです。
4. メディア広告
マスメディアに広告を出稿して、認知獲得を促す方法もあります。
新聞や雑誌、テレビ、ラジオなど、自社の商品やサービスに合った媒体で広告を打ちます。
ただし、マスメディア広告は費用が高いことが多いため、他の広告と組み合わせたり、購買につながるような企画を行うことが大切です。
5. オウンドメディア
認知獲得に効果的なマーケティングとして、オウンドメディアが挙げられます。
オウンドメディアは、企業が運営するWebメディアのことで、自社商品やサービスに関連したコンテンツを定期的に配信するものです。
オウンドメディアで有益なコンテンツを提供すれば、ユーザーの興味・関心を引き、認知拡大につなげられるでしょう。
コンテンツを作成・投稿する手間やコストはかかりますが、広告費がかからないため、低コストで認知拡大を狙えるのがオウンドメディアのメリットです。
6. ホワイトペーパー
ホワイトペーパーとは、企業が顧客の悩みや課題を解決するノウハウやデータ、情報をまとめた無料の資料のことを指します。
一般公開されているようなコンテンツではなく、ダウンロード資料などでより深掘りしたコンテンツを提供するような形です。
ホワイトペーパーを提供する際は、顧客がメールアドレスや連絡先、会社情報などをフォームを通じて企業に伝えます。
そのため、ホワイトペーパーで獲得した顧客情報をリスト化してマーケティングにつなげることが可能です。
7. プレスリリース
プレスリリースとは、メディア向けに企業の新商品やサービスの情報を公式文書として発信する情報のことを指します。
有名なWeb媒体としては「PR TIMES」が挙げられ、日々プレスリリースをチェックする担当者や企業に効率的にアプローチが可能です。
8. セミナー
セミナーを開催することも認知獲得に有効です。顧客と直接交流することで距離感を急速に縮めたり、顧客の生の声を聞けるというメリットもあります。
最近では、オンラインツールを活用してセミナーを開催する「ウェビナー」を開催する企業も増えています。ウェビナーは、会場を手配したりレンタル料を支払ったりするコストや手間がかかりません。
認知獲得のマーケティング施策を進める手順|7ステップ
認知獲得を狙えるマーケティング施策は、以下の流れで進めましょう。
- 認知獲得の目的を明確化する
- ターゲット層や顧客行動を分析する
- 効果的なチャネルを設計する
- 目標やKPI・KGIを定める
- コンテンツを設計する
- 運用体制を整える
- 効果測定・改善を行う
ここでは、それぞれのステップについて紹介します。
1. 認知獲得の目的を明確化する
まずは、認知獲得の目的を明確にしましょう。目的を明確にすることで、どのようなゴールに向けてアクションしていけばよいかが明確になります。
認知獲得によって売上アップを目指す場合は、購買につなげることを意識して広告運用することが大切です。
企業イメージを向上させたい場合は、オウンドメディアなどを運営して中長期的にブランディングを行うのもよいでしょう。
2. ターゲット層や顧客行動を分析する
次に、認知獲得マーケティングをどんな層に向けて行うかを分析します。
自社の商品やサービスを求める顧客像を理解するために、ターゲットを深掘りした「ペルソナ」の設定を行いましょう。
また、顧客が商品やサービスを認知してから購入に至るまでの行動や思考をマップ化した「カスタマージャーニーマップ」を作成することも効果的です。
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以下の資料ではUGCマーケティングで必須となるSNSの活用術を紹介しています。
資料では以下の内容をメインに解説します。
- Twitter/Instagram/TikTok/LINEなどの様々なSNSの強みや特徴
- 各SNSの利用層の詳細
- 各SNSに最適なキャンペーン施策の詳細
自社のマーケティングをどのプラットフォーム上で行うべきかお悩みの方は是非ご参考ください。

3. 効果的なチャネルを設計する
認知獲得マーケティングをどのチャネル(流入経路)で展開するかも設計しましょう。
たとえば、以下のようなチャネルが挙げられます。
- SNS
- メルマガ
- Web広告
- セミナー
- オウンドメディア
まずは、顧客や競合がよく使用しているチャネルを分析し、効果的なチャネルを選びましょう。また複数のチャネルを用意し、流入数が多いものを強化することも効率的です。
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4. 目標やKPI・KGIを定める
認知獲得マーケティングを行う際は、KPIやKGIなどの目標を定め、いつまでにどのくらいの目標をクリアすべきかを検討します。
どのような指標を設定するかは、目的やマーケティング手法によってさまざまです。
たとえば、自社のメディアにどのくらいの人が訪問したかを表す「流入数」や、自社名や商品名などで検索された「指名検索数」などが挙げられます。
1ヶ月に○○人の流入数を目指す、指名検索数を○○%増やすといったように、具体的な数値を用いて目標となるKPIやKGIを定めましょう。
5. コンテンツを設計する
続いて、認知拡大マーケティングで活用するコンテンツを設計します。オウンドメディアやホワイトペーパーなど、導線となるコンテンツを作成する場合は、必ず設計を行いましょう。
まずは、コンテンツ作成や公開のスケジュールをまとめたエディトリアルカレンダーを作成します。企画や進捗を全体で共有できるように管理することで、抜け漏れを防いで効率良くコンテンツを設計できます。
6. 運用体制を整える
認知拡大マーケティングを行う際は、中長期的に継続するための運用体制を整えます。
コンテンツを制作するライターやデザイナー、動画編集者などの制作者や、ディレクター、編集者など、役割を明確化したチーム編成は必須です。
また、自社のコンテンツの方向性や品質を保つためのマニュアルを作成したり、各プロジェクトごとに課題や役割を整理しましょう。
7. 効果測定・改善を行う
運用体制を構築してマーケティング施策を展開したら、効果測定を行いましょう。
数値をチェックして終わりではなく、定期的に数値を確認した上で、KPIやKGIにもとづいて効果を測定し、改善点を洗い出すことが重要です。
認知獲得マーケティング施策を進めるうえでの注意点
認知獲得マーケティング施策を進める際は、以下の点に注意しましょう。
- 認知獲得だけを目的としない
- 商品やサービスの品質向上も欠かさない
それぞれの注意点について解説します。
認知獲得だけを目的としない
認知獲得マーケティングを進める際は、「認知獲得」だけを目的にしないよう注意が必要です。認知を広めたうえで、その影響力をどのように活かしておくかを考えましょう。
たとえば、認知獲得の先にある目的としては、商品の購入や店舗への来店、サービスの問い合わせ・資料請求の増加などが挙げられます。
認知してもらったユーザーに対して、次のアクションを促すためにはどんな施策が必要かといった戦略を立てることは非常に重要です。
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商品やサービスの品質向上も欠かさない
認知獲得だけに力を入れて、自社商品やサービスの品質向上が疎かにならないことも注意が必要です。
提供されるコンテンツの品質が低いと、せっかくの認知がリピートにつながらなかったり、評価の低い口コミが拡散されたりする可能性があります。
認知獲得のためにかかった労力やコストが無駄になってしまうため、自信を持って商品やサービスを勧められるよう、品質向上に努めましょう。
認知獲得マーケティングまとめ
認知獲得を狙うマーケティング手法はさまざまです。自社の目的やターゲット層に合ったマーケティングを展開すれば、効率良く認知を広げやすくなるでしょう。
SNSを活用した認知獲得マーケティングを展開したいとお考えの方は、ぜひSNSマーケティングツール「OWNLY」をご活用ください。
OWNLYでは、数々のSNSマーケティングを支援したノウハウや実績を活かし、認知獲得を効果的に狙うためのマーケティング施策を展開できます。
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