近年バレンタインでは、女性から男性にチョコレートを贈るだけでなく、SNS上でさまざまなイベントやキャンペーンで楽しまれています。
企業のSNS運用を担当している方の中には、バレンタインをテーマにした面白いアイデアが浮かばず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
当記事では、「バレンタイン」をテーマにしたSNSキャンペーンやイベントの成功事例を8つ紹介します。バレンタインキャンペーンを実施するメリットも合わせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
以下の資料では、Twitterでキャンペーン施策を行う際の設計手順・注意事項を中心に、キャンペーンから自社サービスへの遷移率を高める方法を解説しています。
SNS運用担当者様や広告代理店様であれば知っておきたい内容ばかりですので、ぜひ資料をご参考ください。
バレンタインキャンペーンを実施するメリット
バレンタインキャンペーンを実施するメリットは以下の通りです。
1. 認知拡大を図れる
リアルタイム性や旬な話題が重要なSNSでは、バレンタインなど季節ごとに毎年実施できるイベントやキャンペーンと相性が良いという特徴があります。
企業がSNSで旬な話題やトレンドを取り入れたコミュニケーションを行うことで、ユーザーに商品を発見してもらいやすくなるのです。
バレンタインなど季節のイベントを開催することで、これまでターゲットとしていなかったユーザーにまで商品やサービスが届き、認知拡大を図れるメリットがあります。
2. 企画しやすい
さらに、チョコレートやお菓子などの食品関連の企業はとくに、バレンタインに関連したキャンペーンが企画しやすいと言えるでしょう。
バレンタインに限らず、1年を通して季節ごとのイベントを前もって計画立てることで、どのような工夫をすればキャンペーンが成功するかをじっくり練ることができます。SNS運用担当者もリソースに余裕を持って取り組めるでしょう。
企業のバレンタインキャンペーン成功事例8選
ここからは、企業が実施したバレンタインキャンペーンの成功事例を紹介します。
どれも素敵なキャンペーンばかりなので、キャンペーン企画の参考にしてみてください。
1.「バレンタインポスト」ネスレ日本株式会社
画像引用:PR TIMES「世界中で話題のキャラクター型「キットカット」が、日本限定品として新登場! 「キットカット ハートフルベアー」バレンタインに向け、期間・数量限定で1月24日(月)発売開始」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000244.000004158.html
チョコレートの「キットカット」などを販売しているネスレ日本株式会社が開催した「バレンタインポスト」の事例です。オンライン上でユーザーがチョコレートを贈り合うことで、コミュニケーションを促せる内容となっています。
TwitterやLINEなどのSNSで「バレンタインポスト」の設置をお知らせしてチョコをおねだりしたり、フォロワーにメッセージ付きのチョコレートを贈るなどさまざまな交流ができます。
また新発売の「キットカット フルベアー」をスキャンすると、有名YouTuber「はじめしゃちょー」のオリジナルデザインポストが獲得できる特別なコラボも実施されました。
2.「#リンツハートフルワゴン」リンツ&シュプルングリージャパン株式会社
画像引用:PR TIMES「リンツ、日本各所に幸せを届けるバレンタイン限定『ハートフル ワゴン』を1月21日から東京でスタート」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000069940.html
世界120カ国で愛されるスイス発のチョコレートブランド「Lindt(リンツ)」。同社が2022年のバレンタインデーに実施した「#リンツハートフルワゴン」キャンペーンの事例です。
バレンタイン用にラッピングされたワゴンが日本各地の都市を巡り、チョコレートやショコラドリンクの販売を行いました。
そして、ハートフルワゴンの写真をハッシュタグ「#リンツハートフルワゴン」付きでTwitterもしくはInstagramに投稿してワゴンスタッフに提示すると、新しいフレーバーのチョコレートが1粒プレゼントされるという内容です。
また、LINE公式アカウントに新規でお友だち登録をすることでもプレゼントが貰えるキャンペーンのほか、LINE上で大切な相手にメッセージを送った方限定で、チョコレートが当たる抽選に参加できるといった、盛りだくさんのキャンペーンとなりました。
3.「#ポッキー何本分」江崎グリコ株式会社
食品メーカー・江崎グリコ株式会社では、同社の人気商品「ポッキー」の「#ポッキー何本分」バレンタインTwitterキャンペーンを実施しました。
本キャンペーンは第1〜3弾に分けて開催され、それぞれの期間ごとに異なるお題が用意されています。
リツイートキャンペーンでは、1.5万件以上のリツイートを獲得し、多くの反響を生みました。お題ごとに異なるプレゼントを用意することで、ユーザーが好みのお題や賞品を選んで応募できる点も魅力的です。
また「ハートポッキー作成キット」をはじめ、写真映えする賞品をプレゼントすることで、当選後にユーザーが写真や動画を撮影したくなる工夫がされています。これによってユーザーによる投稿(UGC)を増やし、話題作りに繋げられる良い一例となりました。
4.「#ビーフでおうちバレンタインキャンペーン」米国食肉輸出連合会
米国食肉輸入連合会が実施した「アメリカンビーフ #ビーフでおうちバレンタインキャンペーン」の事例です。本キャンペーンでは、バレンタインのディナーにビーフシチューを作ることを提案しています。
アメリカンミートの公式Instagramアカウントをフォローし、特設ページの応募フォームから「どんなバレンタインデーにしたいか」を送信すると参加できます。
当選者には、アメリカンビーフ約1kgとオリジナルグッズが届き、そのビーフを使ったビーフシチューを作ってInstagramにハッシュタグ投稿するという流れです。
応募者の中から自社商品を投稿してもらいたい、というアンバサダーを探した上で、質の高いUGCを生み出せる面白い事例となっています。
5.「松屋Love-牛めしが繋ぐ小さな恋の話-」松屋フーズ公式Instagram
外食チェーン・松屋フーズ公式Instagramが実施した、同社の商品を用いたオリジナルドラマ仕立てのキャンペーン事例です。
「松屋Love-牛めしが繋ぐ小さな恋の話」では、数日間にわたってストーリーが進むユニークな投稿がされており、ユーザーの興味を惹く内容となりました。
さらに、公式アカウントへの愛着や親近感を醸成した事例と言えるでしょう。
松屋の公式Instagramでは、当キャンペーンの他にも数々のユニークな投稿をしており、ユーザーにとって親近感のある投稿やキャンペーンが人気となっています。
6.「フォロー&リツイートバレンタインキャンペーン」Tポイント公式Twitter
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が展開するポイントサービス「Tポイント」が実施した「フォロー&リツイート バレンタインキャンペーン」の事例です。
Tポイントの公式Twitterをフォローの上、キャンペーンツイートをリツイートすることで応募できる定番のリツイートキャンペーンとなっています。
応募者の中から抽選で500名に「サーティワンアイスクリーム500円ギフト券」がプレゼントされるという内容です。気軽に応募できることから、本キャンペーンは5万件を超えるリツイートを獲得しました。
本事例のようにキャンペーン当選者を多くすると、ユーザーの期待感を高められるのでおすすめです。
7.「明治 #バレンタイン Twitterキャンペーン」株式会社明治
「株式会社 明治 / meiji」公式Twitterでは、「明治 #バレンタイン Twitterキャンペーン」を実施しました。
アカウントをフォローの上、ハッシュタグ付きで引用リツイートすると、抽選で30名に明治チョコ各種詰合わせセットがプレゼントされるという内容です。
本キャンペーンは、2/12の8〜13時の5時間限定で実施されました。
時間制限を設けることで、「見逃さないように応募しよう」という心理が働くほか、集中した時間に拡散されることでトレンド入りも狙えるユニークな事例となっています。
8.「#ゴディバでギャレンタイン」ゴディバジャパン株式会社
画像引用:PR TIMES「2018年 ゴディバ バレンタイン コレクション バレンタインの新定番“ギャレンタイン”が体験できる!「#ゴディバでギャレンタイン」キャンペーン」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000015355.html
ベルギーの高級チョコレートブランド・ゴディバジャパン株式会社が実施した「#ゴディバでギャレンタイン」キャンペーンの事例です。
ゴディバのバレンタイン・コレクションからプレゼントしたい商品画像を選び、ハッシュタグ「#ゴディバでギャレンタイン」をつけて投稿すると参加できます。
海外で流行中の女性だけでパーティーを開いてバレンタインを過ごす「ギャレンタイン」を体験できるラグジュアリーホテルの宿泊券が抽選で14組42名に当たるという内容です。
さらに、抽選に外れた人の中から30名に「ゴディバ ショコリキサー引換券(ペア)」がプレゼントされるWチャンスも用意され、高い人気を集めました。
9. バレンタインデープレゼントキャンペーン|EDIFIER JAPAN
オーディオ製品をPRするEDIFIERの日本公式アカウントでは、バレンタインにちなんでペア2名に当たるプレゼントキャンペーンを実施しました。
フォロー&RTで応募すると応募でき、コメントに恋人や好きな人に贈りたい曲を投稿すると当選確率がアップするという内容です。
一見関連性が低いように思える業界や商品でも、「ペア」商品としてバレンタインに絡めることができ、うまくユーザーに訴求できている事例と言えます。
10. 三越グルメバレンタインキャンペーン
日本橋三越本店食品フロアの公式Instagramでは、フォロー&コメントで応募すると10名にチョコレートが当たるバレンタインキャンペーンを実施しました。
さらに、3名には応募者と贈りたい人両方にプレゼントをお届けするWチャンスも用意されています。
応募条件に「今年のバレンタインでチョコレートを贈りたい方」をコメントするというもので、ユーザーが気軽に応募できるのがポイントです。
ユーザーにコメントを促すことで、エンゲージメント向上にもつながります。
11.「2020年 #バレンタイン宣言」キャンペーン|ウェディングパーク×ロッテ
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000177.000019494.html
株式会社ウェディングパークとロッテとのコラボ企画として、「2020年『#バレンタイン宣言』」キャンペーンが実施されました。
ウェディングパーク公式Twitterをフォローの上、指定投稿をコメント付きで引用リツイートすると、抽選で10名にバレンタインギフトが当たるというものです。
景品のギフトは両社が展開する商品や公式キャラクターのグッズが用意されており、ブランドの認知拡大や相互誘客につながっています。
12.「#八天堂チョコッとバレンタイン」|株式会社八天堂
冷やして食べるくりーむパン「八天堂」の公式アカウントでは、八天堂チョコッとバレンタインプレゼントキャンペーンを実施しました。
フォロー&RTで応募すると、八天堂チョコレートスイーツパン詰合せが当たるというものです。
さらに、「#八天堂チョコッとバレンタイン」を付けて呟くと当選確率がアップするというもので、自然なUGCを創出するきっかけを提供しています。
ユーザーのハッシュタグ付き投稿によって、新規顧客の開拓につながっています。
バレンタインキャンペーンを実施しよう
一口にバレンタインキャンペーンと言ってもさまざまな種類があり、どのようにしてキャンペーンを盛り上げるかどの企業も工夫を凝らしています。
単にフォロワーの増加や認知拡大を狙うだけでは、他社との差別化が図れず、キャンペーンが埋もれて失敗に終わってしまう可能性もあります。
SNSを上手く活用しながら、より多くの人に参加してもらえるバレンタインキャンペーンを目指しましょう。なお、「企画のアイデアや立案段階からサポートしてほしい」「初めてキャンペーンを開催する」という方は、ぜひOWNLYまでご相談ください。
OWNLYでは、Twitterキャンペーンを含めた15種類以上のSNSキャンペーンを定額・無制限で利用可能です。
キャンペーン施策の企画や提案などのサポートも行っているので、TwitterをはじめとするSNSキャンペーンを実施したい方は、ぜひお気軽に問い合わせください。