Twitterの投票キャンペーンは、ユーザー自身が商品やサービスを選ぶ、ユーザー参加型のキャンペーンです。投票によってユーザーの心理を利用することで、大きなマーケティング効果が期待できます。
さらに、ユーザーの好みや傾向を知れるため、今後の販促活動に活かせる情報を得られる点もメリットです。
当記事では、Twitterの投票キャンペーンのメリットや注意点について解説します。投票キャンペーンの成功事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Twitterの投票キャンペーンとは
Twitterの投票キャンペーンとは、メンションやハッシュタグ付きツイートを通じて、ユーザーに投票してもらう参加型キャンペーンのことです。
投票キャンペーンは「SNS内で完結するタイプ」と「特設ページを利用するタイプ」の2種類があります。
SNS内で完結するタイプは、Twitter上でトレンドを作りたい場合におすすめです。特設ページを利用するタイプは、企画に合わせたユーザー情報を取得したい場合に適しています。
いずれも商品やサービスの認知拡大につながり、ユーザーによる投票が今後のマーケティングや販促活動のヒントにもなるでしょう。
Twitterの投票キャンペーンを開催するメリット
Twitterの投票キャンペーンを開催するメリットは、以下の3つがあります。
- 商品やブランドが話題化する
- 商品やサービスの認知拡大につながる
- マーケティングリサーチに役立つ
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ここでは、それぞれのメリットについて解説します。
商品やブランドが話題化する
投票キャンペーンは、商品やブランドが話題化し、Twitter上でトレンドを作りやすくなる点が大きなメリットです。
投票する理由として「好きな気持ち」を語ってもらえるケースがあり、ユーザーによる言葉は広告よりも熱量が伝わりやすい場面があります。
あえて比較・対立させることで、さらに話題は盛り上がりやすく、ユーザー同士での共有や拡散効果も見込めるでしょう。
商品やサービスへの理解が深まる
投票キャンペーンは、「どちらが好きか?」と選んでもらうことによって、ユーザー自身が商品の好きなところを考えるきっかけになります。
さらに対立候補を支持する人の理由も読むことで、商品についてよく知ることができるのです。
クリエイティブを工夫したり、特設ページを利用したりすれば、商品の魅力や使い方などの詳しい情報を合わせて届けられるでしょう。
マーケティングリサーチに役立つ
投票キャンペーンを実施することで、どちらの商品が好まれるのか、商品を支持する人にはどのような理由があるのかなどを把握できます。
ユーザーの好みや傾向、本音を知ることで、今後の販促活動やマーケティングに活かせるヒントが得られるでしょう。
Twitterの投票キャンペーン成功事例5選
ここからは、Twitterで開催された投票キャンペーンの成功事例を紹介します。
どれも魅力的な内容ばかりですので、ぜひキャンペーン設計時の参考にしてください。
1. Polar Bear総選挙2022
「ブルーシールアイスクリーム」公式Twitterは、「ポーラベアー3党」の総選挙をTwitterにて開催しました。
アイスクリームそれぞれの味から、支持する政党を選んでツイートすると、抽選で3名に「新ポーラベアー詰合せセット」&「HYさんサイン入りカード」が当たる内容です。
実施期間
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2022年4月9日(土)~2022年4月30日(日)
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プレゼント内容
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「新ポーラベアー詰合せセット」&「HYさんサイン入りカード」3名
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参加方法
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- ブルーシールアイスクリーム【公式】(@BlueSealokinawa)をフォロー
- 『Polar Bear総選挙2022』の該当ツイートより、投票画面に行き、支持する政党を選択してツイート
- 投票期間終了後に、結果発表
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本キャンペーンは、合計で2600件を超える投票ツイートが投稿され、商品の認知拡大につながる事例となりました。
プレゼントに「HYメンバーのサイン入りカード」を入れることで、ファンが積極的に参加しやすいことも特徴です。
2. #ネコの名前を投票で決めるよ
アニメ「ラブオールプレー」公式Twitterでは、アニメに出演するネコの名前をTwitter投票で決定する、投票キャンペーンを実施しました。
4つの候補から選んでツイートし、決定した名前に投票してくれた方の中から抽選で5名に「番組オリジナルクオカード」が当たるという内容です。
実施期間
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2022年2月9日20:00~2022年2月20日23:59
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プレゼント内容
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番組オリジナルクオカード 5名
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参加方法
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エントリーNo1~4の候補からネコの名前を投票
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投票結果はTwitterでトレンドにも上がる「猫の日」に発表され、より注目を浴びるよう工夫されています。
番組内に登場するキャラクターの名前を投票することで、番組の認知・拡散、視聴への誘導を可能にした事例となりました。
3. #AXN日本最速シカゴ
AXN株式会社では、「シカゴ・ファイア(シーズン9)」「シカゴP.D.シーズン8」のAXN独占放送を記念して、投票キャンペーンを開催しました。
特設ページから推しメンバーを選んで投稿でき、リアルタイムで投票結果がわかるシステムとなっています。
実施期間
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2022年4月22日(金)~5月31日(火)
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参加方法
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- AXN 海外ドラマ(@AXNJapan) をフォロー
- 特設ページから推しメンバーを選んで「投票」ボタンをクリックして投稿
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特設ページでは各放送情報の告知も行われ、サービスの認知拡大につながっています。
さらに、リアルタイムで投票結果をチェックできるため、キャンペーンが盛り上がるきっかけとなりました。
#みんなで創るじゃがりこ2021
カルビー「じゃがりこ」公式Twitterでは、2021年7月から11月にかけて「#みんなで創るじゃがりこ2021」を開催しました。
ユーザーからアイデアを募集して、味・パッケージ・バーコードのデザイン・キャッチコピーを決定するという内容です。
実施期間
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2022年2月9日20:00~2022年2月20日23:59
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プレゼント内容
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じゃがりこサラダLサイズ1個 1600名 出来上がった新商品%革製じゃがりこケース 50名
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参加方法
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- じゃがりこの新商品に対するアイデアの投稿や投票を実施
- 各回ごとにTwitter上で「#みんなで創るじゃがりこ2021」をつけて投稿した方から抽選で賞品が当選
- さらに投稿ごとにポイントが溜まり、10ポイント以上獲得している方から抽選で50名に賞品が当選
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またダブルチャンスとして、投稿数によって当選確率が上がるプレゼントキャンペーンも用意されていました。
ユーザーの声をダイレクトに商品に反映するだけでなく、盛り上がりも見せられる効果的なキャンペーン事例となっています。
どっちが食べたい?お肉の西京漬
「京都一の傳」公式Twitterでは、2022年3月9日の「西京漬けの日」に向けて、「どっちが食べたい?お肉の西京漬投票キャンペーン」を実施しました。
2つのメニューから食べたい方を選んで引用RTすると、抽選で西京漬3切をプレゼントするという内容です。
実施期間
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2022年11月1日0:00~11月30日23:59
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プレゼント内容
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西京漬け3切 10名 商品化されたお肉 5名
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参加方法
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- 京都一の傳公式アカウントをフォロー
- 「肉厚牛タン」or「しっとり合鴨」から食べたい商品のタグをつけ手キャンペーン投稿を引用RT
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さらに、得票数が多い方に投票した方から、抽選で商品化されたお肉をプレゼントするダブルチャンスも用意されています。
商品の認知拡大やユーザーの参加促進につながるキャンペーン事例となりました。
Twitterで投票キャンペーンを開催する際の注意点
Twitterで投票キャンペーンを開催する際は、以下の2点に注意しましょう。
- Twitterガイドラインを遵守する
- 景品表示法をチェックする
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ここでは、それぞれの注意点について解説します。
Twitterガイドラインを遵守する
Twitterにはキャンペーン実施のガイドラインが定められています。ガイドラインを遵守しないと、アカウントの停止もしくは凍結のリスクがあるため注意しましょう。
ガイドラインに記されている大まかな内容は以下の通りです。
- 複数アカウントを作成させない
- 繰り返し同じツイートをさせない
- すべての応募を確認できるように、主催者の@ユーザー名を含めてツイートしてもらう
- キャンペーンに関連する話題を盛り込むように推奨する
- Twitterルールに準拠する
- 適用法令および規制を遵守する
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Twitter上でキャンペーンを実施する際は、キャンペーン実施のガイドラインおよびTwitterルールを遵守しましょう。
法律に準拠しているかチェックする
キャンペーン実施時に関連する法律は主に以下の2つです。
それぞれ注意すべき点について簡単に解説します。
個人情報保護法
応募条件として設定した回答や個人情報は、「個人情報保護法」の対象となります。
これらの情報を6ヶ月以内に5,000人分以上保持している場合、利用目的についてプライバシー・ポリシーを明記しましょう。
景品表示法
景品表示法には、プレゼントの金額の設定や不当表示に関する規制が定められています。
たとえば、応募者全員に割引券を配布するキャンペーンなどは、一定の金額制限が設けられているため注意が必要です。
さらに性能や値段を実際よりも優れていると宣伝することも禁じられているため、過度な表現になっていないか確認しましょう。
まとめ
Twitterの投票キャンペーンをうまく活用すれば、商品やサービスの認知拡大につながり、マーケティングに役立つ情報を得ることができます。
Twitterの「拡散性」や「リアルタイム性」などの特性を活かして、ユーザーが参加したくなるようなキャンペーンを検討してみましょう。
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