Twitter運用は、投稿する時間帯や頻度を最適化することが大切です。そのため、予約投稿を活用して効率的に運用しましょう。
予約投稿を活用すれば、休日や業務時間を超えても決まった時間に自動で投稿できるので、Twitter運用に割くリソースを大幅に削減できます。
この記事では、Twitterの予約投稿のやり方や、編集・削除方法、活用するメリット、スマホから設定する方法などについて解説します。

Twitterの予約投稿する際のパターン2つ
Twitterで予約投稿する際は、主に2つのパターンがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
公式の予約投稿機能
Twitterの公式機能で、予約投稿機能を使うことができます。
予約投稿機能を利用できるのはブラウザ版のみとなっており、モバイル版のアプリから予約投稿することはできません。
モバイルアプリからは予約できませんが、SafariやChromeなどのブラウザからログインすれば、iPhoneやAndroidからでも予約投稿を設定できます。
管理ツールの利用
Twitterの予約投稿は公式機能だけでなく、外部ツールを利用することで予約投稿できます。
外部ツールには予約投稿機能のほか、投稿管理やインサイト分析など、Twitter運用において便利な機能が備わっています。
ビジネスとしてTwitterを運用している場合は、管理ツールの活用も視野に入れるといいでしょう。ツールによっては、公式機能よりも利便性の高い形で予約投稿が行えるため、運用の幅が広がります。
■関連記事
【2023年最新】Twitter分析ツールおすすめ11選|無料ツールや選び方のポイントを解説
Twitterの予約投稿を活用するメリット
Twitterの予約投稿を活用するメリットは以下のとおりです。
- 適切な時間に投稿できる
- 運用の効率化につながる
- 投稿前に見直しできる
ここでは、それぞれのメリットについて順に解説します。
適切な時間に投稿できる
予約投稿の大きなメリットは、適切な時間に投稿できる点です。
ビジネスとしてTwitterを運用している場合は、イベントやキャンペーン情報を告知したり、商品やサービスをPRすることが多いでしょう。
イベントの開始が0時からなので0時にツイートしたいと思っても、営業時間や勤務時間を過ぎてしまい誰かが時間を割くというケースはよくあることです。
時間も正確なので、リアルタイムでイベント開始を待っているユーザーにも適切に情報を届けられるでしょう。
また、人為的なミスを防げるという面でも予約投稿には大きなメリットがあると言えます。
運用の効率化につながる
Twitterの予約投稿機能を活用することで、運用を効率化できる点もメリットです。
ビジネス目的でTwitterを利用する場合は、事前にツイート内容を考えて準備し、投稿したい時間まで待ってからツイートする必要があります。
そこで予約投稿を使えば、作成してすぐにツイートを設定できるため、ツイートをストックすることが可能になります。
運用の効率化だけでなく、安定した運用にもつながるでしょう。
投稿前に見直しできる
予約投稿を利用すれば、投稿前にツイートを見直すことができます。事前に予約投稿をセットし、ツイート前に最終確認することで、ツイート内容の見直しが可能です。
SNSは炎上や情報漏洩のリスクを伴うため、投稿前のチェック体制を整えることは欠かせません。
その場では良いと思っていても、時間が経つと「この部分は変えるべき」という意見が出てくる可能性もあります。
予約投稿を使って見直しを行い、炎上リスクを軽減しましょう。
■関連記事
企業Twitterの運用ルールで定めるべき項目8選|運用ルールの必要性やコツを解説
Twitterの予約投稿はこんなときにおすすめ
企業アカウントがTwitterを活用する場合は、以下のようなシーンで予約投稿が役立ちます。
- 休日や終業後にも投稿したい
- 月間・年間の投稿スケジュールを立てたい
- 多忙な週のために投稿をストックしたい
- キャンペーン開始と終了を予約しておきたい
|
Twitterの予約投稿を上手く活用すれば、作成した投稿を俯瞰的に見てチェックできるため、適切な時間や頻度で投稿しやすくなります。
業務効率化に加えて、投稿の質向上にも役立つでしょう。
■関連記事
Twitterを運用するコツ28選!重要な5つの指標や企業向けの事前準備
Twitter予約投稿のやり方・使い方
公式機能の予約投稿は最大64ツイートまで設定できます。18ヶ月先まで予約投稿が可能です。
以前までは広告マネージャーから設定する必要がありましたが、現在はツイート作成画面から簡単に設定できます。
予約投稿の設定手順
ブラウザ版のTwitterを開き、通常どおりツイートボタンをクリックします。
入力画面下部にあるカレンダーマークを開き、予約したい日付と日時を設定しましょう。問題なければ「確認する」をクリックします。
ブラウザ版のスマートフォンから予約投稿する場合も、同様の手順で設定可能です。
ツイートのリプライで予約投稿したい場合も、リプライボタンを押した後に上記の方法で予約することができます。
上記のリンクでアプリが開いてしまう場合は、リンクを長押しして「新規タブで開く」を選択しましょう。
予約投稿の編集・削除手順
Twitterの予約投稿は、後から編集・削除することができます。
作成したものの投稿しなかったツイートを確認する方法もあるので、それぞれの方法を見ていきましょう。
(1)予約投稿の編集方法
予約投稿は未送信ツイートとして保存され、後から確認・編集できます。
ツイート画面からカレンダーアイコンを選択し、「予約投稿ポスト」をクリックすると、「未送信ポスト」「予約済み」のタブが開かれます。
編集したいポストがあれば、「編集」をクリックすると、内容の編集にくわえて日付の編集も可能です。
(2)予約投稿の削除方法
予約した投稿を削除することもできます。
上記と同様の手順で「予約済み」のタブを選び、「編集」にチェックを入れて右下の「削除」を選択しましょう。
削除前の確認に同意したら、予約ツイートの削除が完了します。
ツイートを誤って予約した場合や、必要がなくなってしまった際に利用しましょう。
Twitterの予約投稿でできないこと
Twitterの予約投稿では、どのようなツイートも無条件で予約できるわけではありません。
下記のような投稿は予約できないので注意しましょう。
タグ付け
|
画像に写っているアカウント名をタグ付けした投稿
|
アンケート機能
|
アンケート・投票機能付きの投稿
|
ツリー投稿
|
複数のツイートをリプライでつなげて、一連の投稿に対するツリー投稿を作成する機能
|
返信者の制限
|
ツイートに返信できる人を「@ツイートしたアカウントのみ」「フォローしているアカウント」などに制限した投稿
|
これらの投稿を行いたい場合は、予約投稿ではなく通常の投稿で対応しましょう。
Twitterの予約投稿を使うコツ
Twitterの予約投稿を使う際は、投稿時間と頻度を意識するといいでしょう。
Twitterのアクティブユーザーが多い時間帯は、一般的に以下と言われています。
- 朝の通勤・通学の時間帯:6~8時
- 昼の休憩時間:12~13時
- 夜のゴールデンタイム:20~22時
|
ただしこれらは自社のターゲットユーザーによっても異なるので、上記を参考に運用を行い、自社に最適な投稿時間を模索しましょう。
投稿頻度は少なすぎるとユーザーの印象に残りませんが、多すぎるとユーザーに不快感を抱かれる可能性も否めません。
競合他社のアカウントを参考に投稿時間や頻度を参考にするのもよいでしょう。
■関連記事
Twitterの投稿時間のおすすめは?曜日別の傾向や運用のコツも
Twitterの予約投稿でよくある質問
ここからは、Twitterの予約投稿に関するよくある質問を解説します。
Twitterの予約投稿はバレる?
Twitterの予約投稿は通常の投稿と差異がないため、ツイートを見ただけでバレることはありません。しかし、多用しているとユーザーから気づかれる可能性もあります。
バレるパターンとしては、予約投稿に対してリプライの返信が遅いケースです。普段からすぐにリプライをすぐに返信している場合は、「予約ツイートでは?」と思われる可能性があるので注意しましょう。
しかし、基本的にユーザーからは判断できないため、心配は必要ないでしょう。
Twitterの予約投稿ができない原因は?
Twitterの予約投稿ができない場合は、以下の原因が考えられます。
- スマホの時刻設定・タイムゾーンにズレがある
- 18ヶ月以上先、64投稿以上予約している
Twitterの予約投稿は、18ヶ月以降や64ツイートを超えた場合にエラーとなります。
また、スマートフォンの時刻設定やタイムゾーンに狂いがあると、予約設定が正常にできない場合があるため、本体の設定を確認しましょう。
予約投稿はiPhoneやAndroidでできる?
iPhoneやAndroidのスマホ版では、予約投稿機能が搭載されていません。(※2023年11月時点)
そのため、予約投稿を利用するには、ブラウザ版のTwitterを利用する必要があります。
スマホやタブレットから予約投稿したい場合は、ブラウザ版または管理ツールを利用するといいでしょう。
今後、スマホから予約投稿できるようになる日が来るかもしれません。
Twitterの予約投稿まとめ
Twitterの予約投稿は公式機能で提供されているため、誰でも簡単に使うことができます。
ビジネス目的でアカウントを運用したい場合は、「忙しい時間帯や休日に投稿できない」「忙しく投稿に時間をかけられない」という人も多いでしょう。
管理ツールを活用すれば、質の高い投稿を適切な時間帯に投稿することができます。こうしたツールは、TwitterやSNSの管理・分析をできるため、マーケティングに役立てられるでしょう。
