自社製品・サービスを効果的にアプローチするには、販売促進のための施策に力を入れる必要があります。
「効果的な販促施策を知りたい」「どのような方法で集客・販促を行えばいいか分からない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、企業における効果的な販促施策11選や、企業の販促・プロモーション事例、などを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

効果的な販促施策5選【オンライン】
まずは、オンラインの効果的な販促施策を5つ紹介します。
- Web広告
- マス広告
- ホームページ・ブログ
- メルマガ
- SNS運用・キャンペーン
それぞれの施策について見ていきましょう。
Web広告
GoogleやYahoo!などの検索エンジンや、ニュースサイトなどのWeb広告を出稿することで、幅広い層に商品やサービスを認知してもらえます。
広告を配信してユーザーにクリックされると、自社サイトや申し込みページなどに誘導できるので、販売促進につながるでしょう。
ターゲットの年齢や性別、住まいの地域などを設定すれば、特定のターゲットに絞った配信が可能なので、広告効果を高められます。
マス広告
テレビCMや新聞広告、ラジオCMなどのマス広告は、幅広い層に商品やサービスを認知してもらえる販促施策のひとつです。
多くの人にアプローチできるので、認知度向上や新規顧客の獲得も期待できます。
ただし、マス広告は広告コストが高くなりやすいので、予算に見合った方法を選択することが大切です。
ホームページ・ブログ
Webサイトやブログなどの自社サイトを活用することで、商品やサービスの販促につながります。
商品やサービスに関する情報発信だけでなく、顧客との関係性を深めることでリピーター獲得も期待できます。
ブログ記事やFAQコーナーなどを設け、顧客の疑問に答えたり、有益な情報を提供したりすることで、顧客満足度を高めましょう。
メルマガ
既に自社で保有している顧客リストに向けて、メルマガ配信も効果的な販促方法です。
新商品情報やキャンペーン情報、お得なクーポンなどを配信することで、顧客との接点を増やしつつ、購買意欲を高めることができます。
顧客の興味関心に合わせた内容のメルマガを配信したり、開封率やクリック率などを計測して定期的に改善することが重要です。
SNS運用・キャンペーン
X(Twitter)、Instagram、Facebook、LINE、TikTokなどのSNSを運用して、商品やサービスの販促を行う方法です。
商品やサービスの紹介、有益なコンテンツの発信、顧客とのコミュニケーション、UGC活用などを通じて、効果的な販促につなげることができます。
また、SNS上でキャンペーンを実施し、商品・サービスの認知度向上や販促につなげることも効果的です。
「SNSを運用したいものの、どんなSNSと相性が良いか分からない」とお悩みの方は、以下の記事をぜひチェックしてみてください。
X(Twitter)やInstagram、LINE、Facebook、YouTube、TikTokなど日本国内で主要なSNSの特徴やユーザーの使い分けなどを解説しています。
■関連記事
【比較】6大SNSの特徴や使い分け|日本国内のユーザー数や活用事例も
以下の資料では、国内のSNS利用状況やSNSキャンペーンの活用シーン・効果などを詳しく解説しています。
「各SNSの特徴やユーザー属性を知りたい」「どんな風にSNSを運用すべき?」とお悩みの方は、ぜひ無料でダウンロードして自社のマーケティングにご活用ください。

効果的な販促施策6選【オフライン】
続いて、オフラインにおける効果的な販促施策を6つ紹介します。
- ダイレクトメール(DM)
- 新聞・雑誌・チラシ
- 交通広告やデジタルサイネージ
- 商品サンプルやノベルティ
- 体験イベントや実演販売
- ポイント付与
ここでは、それぞれのオフライン施策について解説します。
ダイレクトメール(DM)
商品やサービスなどの情報を、郵便封筒やはがき、電子メールなどで送付するダイレクトメール(DM)も効果的です。
商品情報のほかにも、商品サンプルやイベント案内などさまざまなパンフレットを送ることで認知度が広がります。
ターゲットに直接届けることで集客力や販売促進につながるでしょう。「自分宛てに届いた」ことを感じられるよう、特別感を演出するのがおすすめです。
新聞・雑誌・チラシ
新聞や雑誌などの広告に掲載したり、チラシを配布したりして宣伝活動することも販促に効果的です。
自社ブランドや製品の認知度が低い場合も、社会的な信用度が高いメディアを活用すれば地域の信頼感を得やすいというメリットがあります。
地域密着型の企業やフランチャイズを展開しているサービスなどにもおすすめの手法です。
交通広告やデジタルサイネージ
駅や電車内、バスなどの交通広告や、街中・商業施設などに設置されているサイネージを活用することで、多くの人に商品やサービスを訴求できます。
何度も目にしてもらいやすいため、興味を持ってもらいやすく、いわゆる単純接触効果が期待できます。
視覚的なインパクトのある広告クリエイティブを制作したり、ターゲット層が多く利用する交通機関や商業施設を選んで出稿することがおすすめです。
体験イベント・実演販売
商品サンプルやノベルティの配布と同様に、体験イベントや実演販売は実際に商品・サービスを利用する様子をイメージしてもらいやすくなります。
たとえば、スーパーでの試食販売や製品のデモンストレーションなどがあります。
実際に手に取ってもらったり体験してもらうことで購入意欲をかきたてられるので、販売促進に効果的と言えるでしょう。
また、有料サービスの場合は無料トライアル期間を設けることもおすすめです。
ポイント付与
店舗に来店したり購入するごとにポイントを付与することも有効です。
ポイント制度を設けることで、一度来店した顧客が再度訪れてくれる可能性が高まるため、リピート促進につながります。
たとえば、「来店から○ヶ月以内で○ポイント付与」「毎月○日はポイント2倍」のように、自然とリピートしたくなる仕組みを作るといいでしょう。
商品サンプルやノベルティ
商品の無料サンプルやノベルティを配布することで、商品を実際に試してもらうこともおすすめです。サンプルの配布場所は、店頭やイベント会場、インターネットなど、さまざまな方法があります。
サンプルを受け取った顧客は、お店のファンになってもらう可能性が高く、SNS上でシェアしてもらえることも。
しかし、やみくもに配布するだけではなく、その後のリピートにつながりそうなオファーやプロモーションを検討するといいでしょう。
商品サンプルをプレゼントする「サンプリングプロモーション」については、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
■関連記事
サンプリングプロモーションとは?目的や主な手法・事例も解説
企業による販促施策やプロモーション事例
ここからは、企業による販促施策やプロモーションの事例を紹介します。
宅配御膳「釜寅」
宅配御膳「釜寅」では、創業20周年記念企画として、Xの投票キャンペーン「#推し釜飯 を選んで当たる!プレゼントキャンペーン」を開催しました。
人気の組み合わせ6品から好きな釜飯に投票すると、参加者の中から抽選で30名に釜寅オリジナルタオルがプレゼントされるというものです。
参照:釜寅20周年記念「#推し釜飯 を選んで当たる!プレゼントキャンペーン」|OWNLy導入事例
リポストだけでなくユーザー自ら選ぶ参加型のキャンペーンにすることで、商品の認知度や理解度の向上につながります。
また、好きな画像をタップするだけでポストできるストレスのない挙動を実現することで、ユーザーの体験価値を広げることができた事例です。
Xの投票キャンペーンについて知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。メリットや注意点、成功事例などを詳しく解説しています。
■関連記事
Twitterの投票キャンペーンとは?成功事例5選やメリット、注意点を解説
小島屋乳業製菓株式会社
小島屋乳業製菓株式会社では、OWNLYのInstagram運用代行によって数ヶ月でフォロワー2,000人以上増加させることに成功しました。
以前は商品の写真をそのままSNSに投稿することが多かったですが、商品の写真を加工してインパクトのある見出しを入れることで、ユーザーの目を引いています。
また、製造現場のリール動画を投稿することで、ユーザーが商品とブランドに対する愛着が高まり、ファン化を狙っています。
商品の紹介文を写真に載せることで、商品の魅力が一目瞭然になっているのもポイントです。
Instagramアカウントの運用代行サービスについては、以下のページからぜひチェックしてみてください。

宅配寿司 銀のさら

参照:宅配寿司 銀のさら「銀夏祭 公式アプリ限定デリポイントプレゼント」|OWNLY導入事例
宅配寿司「銀のさら」では、公式アプリ限定で「銀夏祭 公式アプリ限定デリポイントプレゼント」キャンペーンを開催しました。
銀のさら公式アプリをダウンロードしたうえで、銀のさらLINE公式アカウントの友だち追加すると、くじを引くことができます。
ハズレなしでお得なクーポンが当たるというもので、当選したクーポンを利用すると次回以降の注文に利用可能なデリポイントがプレゼントされます。
銀のさらで使えるクーポンやポイントを配布することで、宅配サービスの利用促進につながっている事例です。

販売促進施策を企画・運用する手順|5ステップ
販売促進を成功させるには、段階的に企画・運用することが重要です。
- 目的とゴールを明確にする
- ターゲットを設定する
- チャネルと施策を選定する
- 販促施策を企画・運用する
- 実施後に結果を分析・改善につなげる
ここでは、販促施策を立案から振り返りまで一貫して進めるための基本的な手順を5つに分けて解説します。
1. 目的とゴールを明確にする
販促施策をスタートする際は、まず「何のために行うのか」を明確にします。
売上の向上だけでなく、新規顧客の獲得やリピート促進など、目的によって適した手法は異なります。
加えて、「いつまでにどのくらいの成果を目指すのか」といったゴール設定も欠かせません。
数字で測れる指標(KPI)を定めておくと、実施後の振り返りや改善にも役立ちます。
2. ターゲットを設定する
誰に向けた販促なのか、ターゲットを明確にすることで、訴求内容やチャネルの選定がブレずに済みます。
年齢・性別・職業などの基本属性に加え、購買履歴や行動傾向といった情報も踏まえて検討するのが効果的です。
たとえば、既存顧客への再来店を促すのか、新規層への認知拡大を狙うのかによって、最適なメッセージやアプローチ方法は大きく異なります。
3. チャネルと施策を選定する
ターゲットや目的に応じて、最適なチャネルと施策を選びます。
オンラインならSNSやWeb広告、オフラインならチラシやDMなど、接点のあるメディアを活用しましょう。
たとえば、若年層向けならInstagramを中心にしたキャンペーン、シニア層には紙媒体を組み合わせた施策が有効です。
複数のチャネルを組み合わせることで、接触頻度や反応率の向上が期待できます。
4. 販促施策を企画・運用する
施策の内容や流れを具体化した後は、実行に移します。
キャンペーンの準備には、告知スケジュールの作成や配布物・クリエイティブの準備、接客マニュアルの整備など、実務的な対応が含まれます。
また、実施中も進捗状況やユーザーの反応をチェックし、必要に応じて修正を加えることで、成果の最大化につながります。
5. 実施後に結果を分析・改善につなげる
販促が終わったら、成果を客観的に評価します。
事前に設定したKPIをもとに、達成度や反応率を確認し、次回施策への改善点を洗い出しましょう。
たとえば、訴求内容に対するクリック率や、来店・購入につながった人数など、行動データを軸に分析するのが効果的です。
継続的に振り返りを行うことで、販促の精度を高めていくことができます。
販売促進を成功させるポイント5つ
販促施策を成功させるには、企画や運用の手順だけでなく、施策の質を高めるための工夫も欠かせません。
- KPIを具体的に設計する
- 訴求メッセージに一貫性を持たせる
- 実施タイミングを最適化する
- オファー内容に差別化を持たせる
- 継続的な接点を設計する
ここでは、成果を最大化するために押さえておきたい5つの重要なポイントを紹介します。
KPIを具体的に設計する
販促施策の成果を適切に判断するには、事前にKPI(重要業績評価指標)を明確に設計しておくことが重要です。
「売上を上げる」という目的だけでは抽象的で、具体的な行動につながりません。
たとえば、「新規顧客100人の獲得」や「リピート率を10%向上させる」など、数値で測定可能な目標を設定することで、施策全体の方向性が定まりやすくなります。
また、社内でKPIを共有しておくことで、関係者が同じ認識のもと動けるようになり、成果につながりやすくなります。
訴求メッセージに一貫性を持たせる
販促の成果は、伝えるメッセージが一貫しているかどうかで大きく左右されます。
どんなに魅力的な商品でも、伝え方にズレがあるとユーザーに意図が伝わりません。たとえば、Web広告と店舗POPで訴求内容が違っていれば、混乱や不信感を招いてしまいます。
ターゲットに対して「どんな価値を、どう伝えるか」を明確にし、すべてのチャネルで統一したメッセージを届けることが重要です。
社内や制作チームとの連携においても、認識の統一が成功のコツになります。
実施タイミングを最適化する
販促の反応率は、実施するタイミングによって大きく変わります。
たとえば、引っ越しシーズン前の家電プロモーションや、年末年始前の食品セールなど、需要の高まる時期に合わせるといいでしょう。
同じ施策でも、実施時期を変えるだけで成果が大きく伸びることもあるため、購買意欲の高い層に効果的にアプローチできます。
社内の営業スケジュールや決算期との連動も意識しながら、年間を通じた販促カレンダーを設計すると、戦略的な運用が可能になります。
オファー内容に差別化を持たせる
多数の情報が飛び交うなかで、消費者の目を引くには「選ばれる理由」が必要です。そのためには、オファー(提案内容)に明確な差別化ポイントを持たせることが重要です。
「今だけ割引」「数量限定」「無料体験」といった特典はもちろん、競合にはないサービス内容や価値の提示が購入の後押しになります。
単なる価格訴求に頼るのではなく、顧客がメリットを感じられるオファーを設計することで、反応率の高い販促施策を実現できます。
継続的な接点を設計する
販促は一度きりの接点で終わらせず、施策後の関係構築まで見据えることが大切です。
特にLTV(顧客生涯価値)を高めるには、購入後のフォローが欠かせません。
たとえば、メルマガやLINEを活用して定期的に情報を発信したり、購入者限定の特典を設けたりすることで、再来店や再購入のきっかけをつくれます。
短期的な成果だけでなく、中長期的な顧客関係を見据えた設計ができているかが、販促の質を大きく左右するでしょう。
効果的な販売促進ならSNSマーケティングがおすすめ
販売促進の手法をお探しの方は、SNSマーケティングがおすすめです。
自社のSNSアカウントを運用して情報を発信したり、キャンペーンを通じて認知拡大・販売促進につなげることができます。
販促キャンペーンに活用するツールをお探しなら、15種類のSNSキャンペーンを定額・回数無制限で実施できるキャンペーンツール「OWNLY」がおすすめです。
OWNLYでは、UGCマーケティングやSNS運用代行、Instagramのハッシュタグ最適化、動画制作代行など、さまざまな施策を展開することもできます。
まずは、無料でダウンロードいただける下記の資料からOWNLYについてチェックしてみてください。
