消費者にとって、UGC=ユーザーによる口コミ投稿の信頼度は高く、実際にUGC活用を導入している企業も増え始めています。
UGC活用には、UGCの収集や掲載、効果検証を実行できる「UGC活用ツール」の導入が必要不可欠です。
当記事では、UGC活用ツールを導入するメリットや、ツールを比較するときのポイントなどについて解説します。おすすめのUGC活用ツールも紹介するので、ぜひ自社のマーケティングでご活用ください。
UGCとは?
そもそもUGCとは、「User generated content」の略称で、ユーザー(消費者)によって作られたコンテンツのことです。
SNSでの投稿、価格.comやAmazonのレビュー、食べログやGoogleMapsの口コミなどすべてがUGCにあたります。
UGCはユーザー自身が発信しているコンテンツなので、他のユーザーが親近感を持ちやすく、企業自身が発信する情報とは違った広告効果が期待できるでしょう。
UGCには信頼性があるだけでなく、「バズ」を生み出すチャンスでもあり、新たな顧客層やニーズに出会える機会にもなります。
UGCを活用すべき理由
UGCをマーケティングに活用すべき理由は、おもに以下の5つです。
- 消費者が主体的に発信した情報は価値が高い
- UGCは消費者からの信頼を得やすい
- クリエイティブ制作コストを減らせる
- 商品のマーケティングや改善に役立つ
- トレンドや競合の動向を把握しやすい
ここでは、それぞれの理由について解説します。
1. 消費者が主体的に発信した情報は価値が高い
近年はインターネットやSNSが普及しており、あらゆる媒体に広告が表示されるため、嫌悪感を抱く消費者も少なくありません。
「広告は見ない」としている消費者も増えており、押しつけ感のある広告は消費者の興味関心を惹けず、流されてしまうのが現状です。
一方UGCには、商品やサービスを実際に購入・使用した経験にもとづいて、商品・サービスに対するレビューや評価、使用例のアイデア、意見、開発のヒントなどが含まれます。
そのため、UGCは他のユーザーにとっても、企業側にとっても価値が高いといえるでしょう。
2. UGCは消費者からの信頼を得やすい
前述のとおり、UGCは実際に商品やサービスを購入したユーザーによる意見や口コミが含まれるので、消費者からの信頼を得やすいというメリットがあります。
生活者の購買行動におけるUGC影響度調査によると、ネット通販で商品を検討する際に口コミやレビューをチェックする人は、全体の88.5%いることが分かっています。
さらには、お店や施設への来店を検討する際にUGCをチェックする人は74%、直接手に取って購入を検討する「小売店」においても70%の人がUGCをチェックすることが明らかになっています。
この結果から、オンライン通販やECサイトはもちろん、店舗や施設等においてもUGCに注力する必要があると言えます。
3. クリエイティブ制作コストを減らせる
マーケティング施策では、消費者に訴求するためにクリエイティブを制作するコストが必要でした。しかし、UGCであればクリエイティブの制作コストの手間がかかりません。
ユーザーが投稿してくれたものを掲載できるので、新たな画像や動画を制作するためのリソースやコストを大幅に削減できます。
また、口コミやレビューは、SNSなどで自然に拡散していくことが多く、クリエイティブ制作だけでなく広告出稿のコストも減らせるでしょう。
UGCが拡散されればコストを抑えながら認知度を上げられるというメリットもあるので、UGCが創出される仕組みを作れれば、費用対効果が非常に高いといえるでしょう。
4. 商品のマーケティングや改善に役立つ
UGCを活用すれば、自社のマーケティングや開発・改善などに役立つのもメリットです。
自社がターゲット層としていたペルソナと異なる顧客層が興味関心を持ってくれたり、製品に関する新たなニーズを引き出したりできます。
今までリーチできなかった新たな顧客層やニーズを発見できることで、商品・サービスを改善したり、より良いマーケティング施策へとつなげられるでしょう。
5. トレンドや競合の動向を把握しやすい
UGCは、自社商品だけでなく、市場のトレンドや競合の動向を把握しやすいのも特長です。
近年のSNSでは、どのような製品が流行しているのか、競合他社がどのような製品を出しているのかなどのソーシャルリスニングを行いやすいといえます。
これらで得た情報をもとに、UGCマーケティングの施策や改善サイクルを回すことで、より売り上げを伸ばせるでしょう。
UGCマーケティングの活用事例については、以下の記事についてチェックしてください。
■関連記事
UGCマーケティングの活用事例3選|メリットとポイントについても紹介
UGC活用ツールとは
UGC活用ツールは、企業におけるUGC活用のサポートをしてくれるツールです。
具体的な活用方法は、Webサイトのコンテンツ生成やLPへの活用、自社のSNSマーケティングでの活用方法などがあります。
UGCを活用するためには、以下のような一連の流れが必要です。
- UGCの収集
- ユーザーへの許諾
- UGCの活用
- 効果検証
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しかし、これらを自社だけで行うには手間と労力がかかるでしょう。そこでUGCツールを利用することで、このようなサイクルを簡単に実現でき、自社のマーケティングに最適なUGCを簡単かつ効率的に活用できます。
SNS上のUGC活用について詳しく知りたい方は、下記の資料をぜひチェックしてください。
UGC活用ツールの主な機能
UGC活用ツールを利用すれば、UGCの収集から管理まで一元管理することができます。
UGC活用ツールの主な機能としては、以下が挙げられます。
- 投稿の自動収集
- レビュー投稿の促進
- 二次利用承認支援
- 投稿のWebサイト表示
- 効果検証
ここでは、それぞれの主な機能について解説します。
投稿の自動収集
UGC活用ツールには、自社が指定したハッシュタグや@メンションが付いた投稿を自動的に検知・収集できる機能が備わっています。
他にも、自社の商品・サービスの固有名詞、ブランド名などの単語で収集することも可能です。
UGCは過去に遡ると膨大な量の情報があるので、多くの投稿から取捨選択し、効果的なUGCを抽出するための機能が欠かせません。
また、収集したUGCをフィルタリングできる機能はあるか、自社に関する投稿かどうかをチェックして確認できるかも重要です。
直感的にUGCをチェックできれば、不適切な投稿を除外できるため作業効率が高まります。
レビュー投稿の促進
自社商品を購入した後に、レビュー投稿依頼のメールを送付したり、クーポンなどを付与したりして、UGC生成を促進する機能です。
ECサイト内に商品・サービスへのレビュー機能がある場合に、ユーザーからのレビューを促進することができます。
ECサイトのカート連携で投稿を促したり、LINEやメール経由でレビュー依頼のメッセージを送ったりとツールによってさまざまです。
投稿のWebサイト表示
収集したUGCを自社のWebサイトやECサイトに引用掲載するための機能です。
任意のページにタグを設置することで、簡単にUGCを掲載できるようになります。
UGCはテキストだけでなく、画像や動画に対応しているツールもあるので、自社が扱う商材や収集するUGCに合わせて選定しましょう。
二次利用承認支援
引用掲載したいUGCを投稿しているユーザーに、利用許諾申請を行うための機能です。
投稿者の許可なしにUGCを使うことは著作権侵害にあたるリスクがあるので、事前にユーザーからの許諾を取ることは必須と言えます。
しかし、毎回手動で掲載許諾を取るのは大きな手間がかかるので、二次利用承認支援機能があるツールを選ぶといいでしょう。
対象の投稿者に一括で許諾を依頼できるため、管理にかかる手間を削減できます。
効果検証
効果検証機能は、実際に収集・活用したUGCがどれくらいマーケティング効果や集客効果があったかを分析するための機能です。
UGCごとのCTRやCVRを計測し、どのようなUGCが成果につながるかを分析すれば、今後のUGCマーケティングに活かすことができます。
また、分析結果に応じてより高い成果が見込めるUGCを優先的に表示するツールもあるので、自社の目的や予算に応じて選定するといいでしょう。
UGCに限らずマーケティングで欠かせない基本のひとつで、どれくらいの効果があったかを把握して改善につなげるためにも効果検証は必須と言えます。
UGC活用ツールを導入する3つのメリット
UGC活用ツールを導入するメリットには、以下のようなものがあります。
- 自社に最適なUGCを効率的に探せる
- LPやサイトに簡単に掲載できる
- 効果測定ができる
ここでは、それぞれのメリットについて解説します。
1. 自社に最適なUGCを効率的に探せる
質のよいUGCを自分で探すためには、投稿を1つずつ目視で確認する必要があり、かなりの時間や手間がかかります。
さらに、気になるUGCを掲載するには、ユーザーに許可を取るコミュニケーションが発生することもあるでしょう。
UGC活用ツールであれば、自社に最適なUGCを自動で検索・抽出できます。ツールのサポートによっては、掲載許可まで行ってくれるため、人的リソースの削減につながります。
2. LPやサイトに簡単に掲載できる
UGCを自社サイト・LP・広告などに掲載するにあたって、サイトの改修などが必要となると、人材面や費用面にリソースを大きく割かなければなりません。
UGC活用ツールを導入することで、1つだけでなくさまざまなチャネルで簡単にUGCを掲載することができます。
そのため、広告などの掲載における運用コストを削減できると言えるでしょう。
3. 効果検証ができる
UGCをマーケティングに取り入れたとしても、効果検証を行わないと施策の成果が分からず、マーケティングに上手く活かせません。
UGC活用ツールによっては、エンゲージメントや遷移数などを分析できる機能が備わっている製品もあり、UGCによる効果検証をいち早く行えます。
分析・検証を行うことで、その後のUGC活用のために効果的なPDCAサイクルを回せます。
UGC活用ツールの選び方とタイプ
UGC活用ツールは、主に以下の3タイプに分かれます。
- SNS投稿の収集から活用まで行えるタイプ
- レビュー獲得から活用まで行えるタイプ
- 実店舗向けのタイプ
ここからは、それぞれのタイプと選び方について解説します。
SNS投稿の収集から活用まで行えるタイプ
主にソーシャルメディア上でのユーザー投稿を収集し、マーケティングや分析などの目的に活用できるタイプです。
SNSを中心に活用したい場合は、自社が活用したいSNSプラットフォーム(X、Instagram、Facebookなど)からデータを収集できるかどうかを確認しましょう。
また、リアルタイムで投稿を収集できるか、投稿やアカウントの分析を行うための機能があるかどうかも重要なポイントです。
SNSマーケティングツール「OWNLY」は、SNS投稿やUGC自動収集、利用許諾申請、管理まで幅広く対応しており、業務効率化を実現できます。
OWNLYについては、以下の資料で詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
レビュー獲得から活用まで行えるタイプ
主に、ECサイトで購入した顧客やユーザーからのレビューを収集し、製品改善やマーケティングに活用するタイプです。
収集したレビューを管理し、必要に応じて返信や対応する機能があるかどうかを確認しましょう。
また、レビューを獲得するためにクーポンなどのインセンティブを付与できるツールを活用するのもおすすめです。
実店舗向けのタイプ
実店舗向けのツールは、店舗の来客や顧客の声を収集し、それを店舗運営やサービス向上に活用することができます。
多くのUGCツールはECサイトやネットショップ向けですが、一部には実店舗や施設のマーケティング効果を高めるツールも存在します。
もし店舗だけでなく自社のネットショップと連携させたいという場合は、店舗とECの両方でUGCを管理できるツールを選ぶのがおすすめです。
SNSに特化したUGC活用ツール11選
ここからは、UGC活用におすすめのツールについて紹介します。
OWNLY |
ハッシュタグやメンションで投稿を自動収集し、SNS投稿をWebサイトに埋め込み表示できる。投稿の利用許諾もシステム上で管理。SNSキャンペーンやインフルエンサー施策との組み合わせも可能 |
visumo Social |
InstagramやX(Twitter)にある使いたい写真・動画(UGC)を管理画面でピックアップし、ECサイトに映えるコンテンツを追加できる |
LEEEP |
ハッシュタグから投稿を自動収集・掲載したり、ユーザーのリアルな口コミをECサイトに簡単掲載したりできる |
UGCクリエイティブ |
購入者の自然発生したUGCを継続的かつ自動で生成。化粧品や健康食品EC通販のLPや、ECサイトのCVRを高められる |
EmbedSocial |
SNSの投稿やオンラインレビューを簡単操作で自社Webサイトに埋め込みできる。サイト更新の自動化やデータ収集、キャンペーンとの組早生も可能 |
旅アトリーチ |
「旅アトリーチ」に掲載中のお客様のSNS投稿を貴社の公式ホームページに埋め込むことができる |
Shuttlerock |
UGC活用に加えて、Web制作やSNS広告向け動画広告制作、キャンペーン事務局運営まで、幅広いSNSマーケティング活用をトータルサポート |
TORICOM |
Instagramのハッシュタグから投稿を収集し、Webサイトに表示できる。投稿と商品の紐づけや、分析機能も利用可能 |
allmine |
UGC設置・活用をWebサイトに表示できる無料サービス。投稿単位でクリック回数を計測できる機能も無料で利用できる |
Social Pitt |
UGCクリエイティブ活用に加えて、SNSアカウント運用やインフルエンサー施策など、SNS運用業務を効率化・効果を最大化するサービス |
Moribus Navi |
累計70万件以上のバズったリール動画をAIが解析することで、伸びるリールの作り方をレコメンドしたり、フォロワーの興味関心をデータ化して売上につながるUGCを量産できる |
DETEKURU |
X(Twitter)やInstagram、TikTok、YouTubeなどで活動中のUGCに特化したクリエイターとクライアントのマッチングサービス |
1. OWNLY|スマートシェア株式会社
OWNLYは、SNSマーケティング・UGCマーケティングを一元管理できるツールです。
UGC収集はもちろん、UGCキャンペーンを含めた15種類以上のSNSキャンペーンを定額・無制限で実施できる点が強みです。
またインフルエンサーとの連携にも力を入れており、インフルエンサーの発掘とアンバサダー化のサポートもおこなっています。
■UGCマーケティングにおける主な機能
- ハッシュタグやメンションで投稿を自動収集
- SNS投稿をサイトに埋め込み表示
- 投稿の利用許諾をシステムで管理
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UGC活用だけでなく、SNSマーケティング全般に力を入れたい方におすすめです。
OWNLYは固定の月額費用で15種類以上のキャンペーンタイプを実施し放題です。また、InstagramとX(旧Twitter)上のUGCを無制限に収集でき、WebサイトでUGCを埋め込む際にimp課金なしで表示できます。
OWNLYについてご興味をお持ちの方は、以下のサービス資料をぜひ無料でダウンロードしてください。
2. visumo Social|株式会社visumo
visumoは、InstagramのUGCに特化したUGC活用ツールです。
Instagramでアップされた写真や動画をECサイトで表示でき、商品にスムーズに誘導することで、売上アップが期待できます。
■vismoの主な機能
- 利用許可申請機能
- UGCと商品の紐づけ
- 動画コマース
- 接客コメント
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Instagramの施策を強化したい方、映える写真を活用してビジュアルマーケティングをしたい方に向いています。
3. LEEEP|株式会社REGALI
LEEEPは、Instagram専用のUGC活用ツールです。
InstagramからハッシュタグなどでUGCを収集・掲載でき、ECサイトやLPへの掲載を一元管理することができます。
■LEEEPの主な機能
- サイトを重くせずに動画コマースを実現
- スタッフ投稿活用
- UGCごとの効果検証
- 自動公開・自動商品紐づけ
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ユーザーの購入金額・注文率・滞在時間など、売上貢献度をグラフで確認できる自動レポーティング機能も搭載されています。
ファッション・コスメ・スキンケア・インテリア・食品などさまざまなジャンルで利用可能です。
4. UGCクリエイティブ|株式会社ディール
UGCクリエイティブは、InstagramやTikTok、レビューを活用してEC通販やD2Cの売上アップを目指すUGC活用ツールです。
ツール1つでUGC生成から分析まで一括で行えるうえに、これまでのノウハウや実績をもとにUGCの改善提案から運用までサポートしてもらえます。
■UGCクリエイティブの主な機能
- UGCを継続的かつ自動で生成
- レビューの収集・利用許諾・一元管理
- UGCのWebサイト掲載
- UGCごとの分析と効果検証
- 分析結果をもとにした改善支援
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UGCクリエイティブは、月額定額制で利用できるプランが用意されています。料金プランの詳細は、直接お問い合わせください。
5. EmbedSocial|Embedsocial Japan株式会社
EmbedSocialは、SNS投稿やWebサイトの口コミを自社サイトと連動して、マーケティングの効率化を図るUGC活用ツールです。
SNS投稿を収集後、管理画面でレイアウトを作成し、Webサイトに埋め込み表示するといった流れで利用することができます。
■EmbedSoicalの主な機能
- UGC収集・口コミ活用
- Webサイトに埋め込み表示
- サイト更新の自動化
- ハッシュタグキャンペーン
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7種類以上のSNSからの投稿収集に対応しており、複数のSNSを横断したUGC施策の実施に活用できるのが大きなメリットです。
無料プランからエンタープライズプランまで幅広い料金体系のプランが用意されており、初期費用なしで1ヶ月単位の契約で利用可能です。
6. 旅アトリーチ|ソーシャル・アイディー株式会社
旅アトリーチは、SNS上に投稿された口コミ投稿を自動で自社サイトに掲載できるUGC活用ツールです。
旅アトリーチリーチに掲載中のSNS投稿を公式ホームページに埋め込みできるというもの。投稿選定、掲載交渉、同意書締結、サイト掲載までワンストップで委託できます。
掲載した口コミに既存予約システムのリンク設置も可能で、集客・CVR向上に貢献できるでしょう。旅行・ホテル・キャンプ場などのUGC活用に向いています。
7. Shuttlerock|シャトルロックジャパン株式会社
Shuttlerockは、X(旧Twitter)やInstagramなど各種SNSを活用し、キャンペーンやUGCを活用したマーケティングをサポートするツールです。
ハッシュタグ収集やSNSキャンペーン、運用代行、動画制作などSNSのツール・サービスに特化しており、複数のマーケティングを展開したい場合に向いています。
8. allmine|株式会社ビューズ
allmineは、株式会社ビューズが運営するUGC設置計測ツールです。投稿されたUGCを活用して、Webサイトに表示するアイフレームのタグを発行することができます。
また、投稿内容を2つのグループに分けて、AとBは1日ごとに表示が切り替わり、CTRとCVRを計測することも可能です。
■allmineの主な機能
- 表示素材の生成
- WebサイトへのUGC設置
- 効果測定
- 訴求見直し(サポートあり)
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UGC設置・活用ツールは基本的に無料で、表示された投稿単位でクリック回数が計測できる機能を無料で利用できます。
なお、UGCを発生させるギフティングの募集機能を利用すると6万円の費用がかかります。
9. Social Pitt|グリーライフスタイル株式会社
Social Pittは、UGCクリエイティブ活用をはじめ、SNSアカウント運用やインフルエンサーPRなど、さまざまなSNSマーケティング業務を効率化するサービスです。
UGCの許諾管理やUGCライブラリの管理、UGCの生成・収集・掲載まで一貫してサポートし、CVRにつなげる施策を展開することができます。
■Social Pittの主な機能
- 公式APIを利用してUGCを自動収集
- 管理画面からUGCの使用許諾
- 非エンジニアでも簡単にWebサイトに掲載可能
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Social Pittは、InstagramやX(旧Twitter)、TikTok、YouTubeなど各種SNSに対応しており、ShopifyなどのECプラットフォームと連携することも可能です。
10. Moribus Navi|AIQ株式会社
Moribus Naviでは、Instagram分析や運用支援を提供しており、SNS上での口コミやUGCを効果的に管理するインフルエンサーマーケティングも手がけています。
累計70万件以上のバズったリール動画をAIが解析することで、伸びるリールの作り方をレコメンドしたり、フォロワーの興味関心をデータ化して売上につながるUGCを量産することができます。
また、さまざまなデータは1クリックでレポート作成し、CSV形式でダウンロードできるので、分析・改善も行いやすいのが特徴です。
11. DETEKURU|株式会社サイバー・バズ
DETEKURUは、X(旧Twitter)やInstagram、TikTok、YouTubeなどで活動中のUGCに特化したクリエイターとクライアントのマッチングサービスです。
動画制作や写真撮影、デザイン、イラスト、漫画、テキストライティング、音声・作曲など、SNSに特化したクリエイターが在籍しています。
募集オファーを作成すると応募が集まるのでクリエイターを探す手間が省け、撮影用の賞品を専用倉庫からまとめて発送できるため、手間を省けます。
レビュー獲得に強いUGC活用ツール4選
続いて、レビュー獲得に強いUGC活用ツールを4つ紹介します。
Letro |
購入者やギフティング経由でUGCを戦略的に生成し、ECサイトやLP、広告などのチャネルでUGCを掲載可能。計測や最適化も行える。 |
YOTPO |
顧客のレビューやInstagramの写真・動画などを収集し、集客やCV改善などさまざまなマーケティング施策に活用できる。Google連携や広告施策なども実現可能 |
U-KOMI |
レビュー依頼メールの送信やInstagramコンテンツの連携のほか、AIによる分析機能やクーポン配信、ポイント付与、レビューバナーなど幅広い機能が備わっている |
ReviCo |
購入者のレビュー投稿促進でレビューを収集したり、店舗でQRコードを読み取るだけで商品情報やレビューをチェックできる |
1. Letro
Letroは、EC事業のUGCに向いたUGC活用ツールです。
運用型UGCという独自のフレームワークを活用して、UGCの収集から最適化までの基本的な機能を提供しています。
■Letroの主な機能
- UGC生成・収集
- パターン検証・自動最適機能
- 一括での利用許諾申請
- UGCごとの効果検証
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ECサイトの運営に特化した機能を多数搭載しており、ダイレクトマーケティングに知見を持つ専任担当がUGC運用をサポートしてくれます。
Letroは初期費用と月額費用がかかりますが、機能やオプションによって料金が変わってくるため、詳しく知りたい方は問い合わせしましょう。
2. YOTPO
YOTPOは、世界で20万サイト以上が導入している海外発のUGC活用ツールです。レビューやInstagram写真を収集して、ECサイト上に掲載することができます。
レビューリクエストメール機能や商品ページからレビューができるなど、ユーザーが気軽にレビューを投稿できる仕組みが充実しています。
■YOTPOの主な機能
- レビュー依頼メール
- 写真収集
- UGCサイト掲載
- SEO対策機能
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3. U-KOMI(株式会社サブスパイア)
U-KOMIは、ECサイトやモール、カートシステムのレビュー獲得に強いUGC活用ツールです。購入者に対して独自のメール配信アルゴリズムを利用することで、レビュー獲得率の向上が見込めます。
収集したデータをAIで分析して自動で選定することで、重要なワードを強調したり、薬事法対策で一部の文字を隠したりすることも可能です。
■U-KOMIの主な機能
- レビュー依頼メール送信
- カスタム質問やバーコード読み取り機能
- コンテンツの連携
- クーポン配信やポイント付与
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4. ReviCo(株式会社ReviCo)
ReviCoは、レビューの収集・活用に強みがあるUGCツールです。コスメ・アパレル・食品をはじめ170サイト以上の事業者に利用されています。
投稿プレゼントやカンタン入力による購入者のレビュー促進や、検討層への購入率アップを図れます。
ECサイトはもちろん、店舗でも利用可能。QRコードを読み取るだけで、商品情報やレビューをチェックできるようになります。
■ReviCoの主な機能
- 再訪時のレビュー依頼接客機能
- 簡単レビュー閲覧・投稿機能
- レビュー投稿のタグ表示機能
- 店舗でのQRコード読み込み機能
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良質なレビューを簡単に収集できるので、EC運用担当者の運用負荷を減らし、ECサイトの大幅な購入率アップを図れるツールです。
実店舗向けのUGC活用ツール
最後に、実店舗におけるUGC活用に向いたツールを紹介します。
aumoマイビジネス |
UGC収集・掲載・効果測定までノンストップで対応可能で、SEO・MEO・SNSを活用して集客アップやコスト削減を図れる |
aumoマイビジネス(アウモ株式会社)
aumoマイビジネスは、大手飲食店チェーンやホテル・旅館などをはじめとする全国3万店舗以上で導入されている実店舗向けのSaaSツールです。
Instagram上のUGC活用にも対応しており、UGC収集・掲載・効果測定までノンストップで実施することができます。
■aumoマイビジネスの主な機能
また、UGCの導入によってSEOの効果アップにもつながるのが特徴です。
UGC活用ツールを比較するときのポイント
UGCツールを導入するだけでなく、適切なUGCツールを選定して、しっかり運用していくことが重要です。
理想的なUGCツールを選ぶには、以下のポイントをチェックしましょう。
必要な機能はあるか
UGC活用ツールを比較する際は、「収集・活用・効果検証」のプロセスを効率的に実行できるかをチェックしましょう。
自社がツールを導入した際に、運用にかかるフローや手間をどのくらい省けるかをイメージし、ほしい機能が備わっているか確認します。
たとえば、UGCのお気に入り登録機能があれば、社内や広告代理店などの確認フローがスムーズです。ユーザーへの一括許諾申請機能があれば、許諾にかかる手間を大幅に削減することができるでしょう。
また、サイトやLP、広告にUGCをスムーズに活用できる機能が備わっているかも重要です。ECサイトの売上アップなどを図る場合は、UGCから購入までの導線設計ができるツールを選ぶといいでしょう。
サポート体制は充実しているか
自社で使いこなせるツールか、不明点がある場合にサポートしてもらえるかをチェックしましょう。
セルフサーブ型のツールの場合、マニュアルをもとに自社ですべて対応しなければならず、サポートを十分に受けられないケースがあります。
ツールの機能面だけでなく、ツールを活用していかにマーケティングの成果を上げるかといった、運用の面についてもサポートしてもらえると安心です。
費用対効果が見合っているか
初期費用・料金プランなど、導入や運用にかかるコストを計算し、費用対効果が適切かを確認しましょう。
また、オプション追加で発生する費用についても十分検討しなければなりません。
はじめて導入する場合は、費用対効果に見合っているか計りかねることもあります。そのため、これまでの導入実績も合わせて確認するのがおすすめです。
信頼できる実績はあるか
UGCマーケティングを提供している会社のホームページや資料に、信頼できる導入実績はあるか確認しましょう。
UGCを収集・活用する際は、単にUGCを収集して掲載するだけで効果が生まれるわけではありません。
ノウハウを活かして成果が出るUGCの収集や生成、活用、また効果検証までを行えるかどうかを確認しましょう。
多様なSNSに対応しているか
UGCの収集・獲得がおこなえるSNSは、ツールによって大きく異なります。X(旧Twitter)やInstagram、TikTok、LINEなどSNSからUGCを収集できるかをあらかじめチェックしておきましょう。
自社商品・サービスと親和性が高いツールを選んだり、力を入れたいSNSに特化したツールを選ぶと成果につながりやすいでしょう。
たとえば幅広いSNSに対応したい場合は、「OWNLY」のようなツールを選ぶと安心です。
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InstagramでUGCを活用する方法とは?効果的な施策や活用事例3選
UGC活用ツールを導入する際の注意点
UGC活用ツールには多くのメリットがあるものの、注意すべき点も存在します。
- 権利や許諾に関するトラブル
- コンテンツの品質管理
- 運用改善の難易度
ここでは、それぞれの注意点について解説します。
コンテンツの品質管理が難しい
UGCはあくまでユーザー自身が発信するコンテンツなので、クリエイティブや口コミなどの質をコントロールしづらい一面があります。
商品に関する不当な口コミや、誤った情報の拡散、SNSの規約に反する投稿など、自社にとってマイナスになりうる投稿が発信される可能性もあるでしょう。
企業としての信用を失いかねないため、質の高いUGCを選定する仕組みや、フィルター機能があるUGCツールを導入することが大切です。
権利や許諾に関するトラブルに注意する
SNSに投稿されたUGCを活用する際は、投稿者に許可を取ったうえで、サービスのポリシーに従う必要があります。
UGC活用ツールを利用すれば、利用許諾の管理を一括で行えるようになります。
しかし、ツールもすべての対応を自動化するわけではないので、注意深く運用しなければなりません。
権利関係のトラブルに発展すると、企業としての信用問題にかかわるでしょう。
運用改善の難易度が高い
UGC活用ツールを利用すれば、UGCの収集や活用、管理、分析などを効率化できます。しかし、分析を通じて「改善」までの成果につなげることは容易ではありません。
導入して業務が効率化し、手間が減っただけでは成果が出たとは言えないため、分析をもとに改善するための施策やノウハウも必要です。
自社商品やサービスに関連する実績があるか、ノウハウを豊富に要しているかなどのサポート体制が整っているツールを選ぶと安心できるでしょう。
UGC活用まとめ
UGCを活用すると、消費者に信頼や親近感を与えるうえに、ユーザーの拡散により広告コストを抑えることができます。
UGC活用ツールを導入することで、収集・掲載・効果検証をサポートしつつ、商品開発や施策の企画に活かせるでしょう。
OWNLYでは、UGC活用とSNSマーケティングにおいて、施策の企画から広告運用まで幅広くサポートしています。
UGC活用はもちろん、15種類以上のSNSキャンペーンを定額・無制限で実施可能。予算と目標に応じた広告運用最適化を支援します。
サービスや料金プランなど、ぜひお気軽にお問い合わせください。