Instagram(インスタ)において、フォロワー1,000人を超えるのは容易ではありません。しかし、運用次第では、短い期間で達成するユーザーもいます。
「インスタでフォロワー1,000人の壁が超えられない」「1,000人の影響力や収入の変化は?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
この記事では、Instagramでフォロワー1,000人を超えた際の変化や、1,000人を超えるための対策法などについて解説します。
インスタのフォロワー1,000人超えはすごい?
Instagramのフォロワーが1,000人を超えるのはすごいことなのでしょうか。
『SNSとCGM(消費者生成メディア)に関する実態調査』の結果によると、個人のSNSメディアとしてフォロワー1,000人を持つ人は約3割ということが分かりました。
つまり、60%以上のユーザーはフォロワー1,000人未満なので、1,000人超えのアカウントはフォロワーが多いと認識されるでしょう。
しかし、収入や集客力が付いてくるのはここから、つまりフォロワー1,000人を超えてスタートラインに立った状態とも言えます。
インスタでフォロワー1,000人を超えるとどうなる?
Instagramフォロワー1,000人を超えると、具体的にどんな変化があるのでしょうか。
- 影響力がつき投稿が伸びやすくなる
- マネタイズしやすくなる
- モチベーションアップにつながる
順に見ていきましょう。
影響力がつき投稿が伸びやすくなる
Instagramのフォロワーが1,000人を超えると、発言に対して徐々に影響力が付いてきたり、投稿が伸びやすくなったりすることが特徴です。
フォロワー1,000人を達成するまでは投稿が外部に露出しづらいものの、1,000人を超えるとそれ以前よりも投稿が伸びやすくなる傾向にあります。
また、フォロワーが1,000人を超えると影響力のある「インフルエンサー」として扱われることも増えます。
インフルエンサーは、主に次のような種類に分かれます。
種類
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フォロワー数
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特徴
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トップインフルエンサー
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100万人~
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テレビやメディアへの露出が多く、知名度が高い芸能人や著名人。影響力は大きいものの、フォロワーとの距離が離れている印象を持たれる場合がある。
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ミドルインフルエンサー
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10万人~
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SNSを中心に人気を集めており、ジャンルに特化した情報発信をしている。各ジャンルに興味関心のあるフォロワーが多い傾向にある。
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マイクロインフルエンサー
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1万人~
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ミドルインフルエンサーより専門的なジャンルやニッチな分野で活躍している。
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ナノインフルエンサー
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~1万人
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特定のコミュニティやジャンルで知名度のある存在。学生や主婦などにも多く見られる。フォロワーとの距離感が近く、エンゲージメントが高い傾向にある。
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フォロワー1,000人を超えたあたりでは、表で言う「ナノインフルエンサー」に該当します。
他のユーザーからのコメントやシェアも増えやすくなるので、コミュニケーションも活発になり、インプレッションやエンゲージメントも向上します。
収益化しやすくなる
フォロワー1,000人を超えると、企業から広告案件の依頼が来ることもあります。
商品を宣伝すると報酬を得られる案件や、商品を紹介する代わりに商品を無償提供してもらえる案件などさまざまです。
また、先ほど紹介した同調査によると、「SNSメディアでの情報発信は、自分の利益になる」と応えた人は6割以上を占めています。
出典:株式会社ジャストシステム
広告収入やアフィリエイト収入など、直接的な成果につながっている人も多いようです。
また、フォロワーは少ないほどエンゲージメントが高いとも言われており、ファンになってくれれば積極的な購買行動を促せます。
モチベーションアップにつながる
Instagramのフォロワーは、0人→100人にするよりも、100人→1,000人に達成するほうがよっぽど難しいです。目に見えて数字が動かないことも珍しくありませんが、辛抱強く運用を続けないと思うような成果が得られません。
フォロワー1,000人を達成することで、これまでの運用の努力が数字として表れます。
また、多くのユーザーが投稿を楽しみにしてくれたり、ファンが付いたりすることで、活動に対する意欲や自身が高まることもあるでしょう。
Instagramは継続的な運用が必須なので、モチベーションを保ちやすくなることは大きなメリットと言えます。
インスタのフォロワー1,000人超えの収入の目安
フォロワー1,000人超えの収入の目安は一概には言えませんが、インフルエンサーへの宣伝依頼の場合、フォロワー単価が1~3円程度であることが一般的です。
Instagramでは、広告やアフィリエイト収入、企業からの宣伝依頼、コンテンツ販売など、さまざまな収入源が挙げられます。
しかし、フォロワー1,000人に達したからと言って、必ずしも収入が得られるようなアカウントであるとは言えません。
フォロワーが1,000人いても稼げないアカウントもあれば、1,000人未満でも収益化できるアカウントもあります。
インスタのフォロワー1,000人を目指す方法
ここからは、Instagramのフォロワー1,000人超えのアカウントを目指すためには、継続してやるべきことを紹介します。
- 投稿コンセプトを固める
- 毎日継続して投稿を心がける
- 積極的にフォロワーと交流する
それぞれ順に見ていきましょう。
投稿コンセプトを固める
発信ジャンルや投稿テーマ、方向性など、投稿のコンセプトを固めた上でアカウントを運用することを心がけましょう。
ターゲットとなるフォロワーの関心を惹くためには、一貫性のあるコンセプトを保つことが大切です。
商品やブランドの魅力を伝えるコンテンツや、ブランドの核となるアイデンティティを反映したコンセプトを採用しましょう。
毎日継続して投稿を心がける
継続してコンスタントに投稿し、フォロワーの関心を惹き続けることも重要です。
月や週ごとに、プロモーションやキャンペーンの予定を組み込んだコンテンツ計画を立てることをおすすめします。
また、商品情報だけでなく幅広いコンテンツを提供するなど、ユーザーが飽きないような工夫を凝らすことも重要です。
積極的にフォロワーと交流する
フォロワーとのコミュニケーションを築くことで、ブランドへの信頼性や忠誠心を高めることができます。
投稿へのコメントに丁寧に返信したり、フォロワーからの投稿やレビューをリポストしたり、コミュニケーションを活性化させるのがおすすめです。
毎日ストーリーズを更新する
ストーリーズは、フォロワーとの関係性を築くツールとして活用できます。
商品の製造過程や新作情報など、裏側を覗かせるようなコンテンツを提供したり、限定クーポンを配布したりと、さまざまな使い方ができます。
また、アンケート機能を使えば、ユーザーとの距離感も縮まり、エンゲージメントを促進することにつながります。
インスタのフォロワーで1,000人の壁を超えられないときは?
Instagramのフォロワーで1,000人の壁を超えられないときは、次のような施策がおすすめです。
ここからは、具体的な施策例を紹介します。
インスタ広告を打つ
Instagram広告を出稿することで、自社のターゲット層に直接アプローチでき、フォロワーを増やせることがメリットです。
Instagram広告は、性別・年齢・趣味・地域など精度の高いターゲティングを行えるので、興味関心の高いユーザー層に広告を表示できます。
フォロワーを獲得するだけでなく、商品やサービスの認知拡大にもつながるでしょう。Instagram広告について興味のある方は、こちらをご覧ください。
キャンペーンを実施する
Instagramキャンペーンは、フォロワーを増やすために効果的なマーケティング手法のひとつです。
キャンペーンの参加条件に「フォロー」を含めることで、新規フォロワーを獲得できます。
ユーザーが参加したくなる魅力的な景品を用意したり、フォトコンテスト形式などユーザーが参加したくなるキャンペーンを実施しましょう。
Instagramキャンペーンについて詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひ合わせて参考にしてください。
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【2023年最新】Instagramキャンペーン成功事例8選|メリットや注意点も解説
SNS運用代行を依頼する
自社でSNS運用を継続するリソースが不足している、ノウハウがなく何から始めるべきか分からない場合は、SNS運用代行を依頼するのもおすすめです。
InstagramのSNS運用代行に興味がある方は、下記の記事や資料もぜひチェックしてください。
■関連記事
Instagramの運用代行会社おすすめ10選!費用相場や選び方も解説
インスタでフォロワー1,000人を目指す際に注意すること
instagramでフォロワー1,000人を目指す際は、数だけでなく質に注目することが重要です。質が高いフォロワーとは、自社が投稿するコンテンツに関心を持ち、エンゲージメントを高めてくれるユーザーのことを指します。
フォロワーの増減を気にしすぎず、価値のある情報を継続して発信することが大切です。
また、フォロワーを購入することはInstagramの規約違反となり、アカウントの停止や凍結のリスクがあるため避けましょう。
購入したフォロワーは集客や売上につながらないので、自社の顧客となる本当のフォロワーを育てることが重要です。
まずはInstagramのフォロワー1,000人超えを目指そう
Instagramでフォロワーが1,000人を超えると、影響力が増えたり収入を得られる可能性が高まるといったメリットがあります。
しかし、フォロワー1,000人を超えるには壁があるので、やみくもな運用で達成するのは難しいでしょう。
ただし、企業アカウントを成長させるには、1,000人はあくまで通過点です。まずは1,000人を目標として、さらなる施策を講じて運用を継続していきましょう。