Bluesky(ブルースカイ)は、X(旧Twitter)の代替SNSとして注目を集めている分散型プラットフォームです。誰でも無料で登録でき、シンプルな操作性と開放的なコミュニティが人気を呼んでいます。
一方で、「どうやって始めるの?」「日本語での使い方は?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Blueskyの始め方や基本的な使い方を初心者にもわかりやすく解説します。登録方法のステップや注意点、Xとの違いも紹介するので、これからBlueskyを使い始めたい方はぜひ参考にしてください。

Bluesky(ブルースカイ)とは?
Blueskyは、X(旧Twitter)の共同創業者ジャック・ドーシー氏が開発した分散型SNSです。
投稿やフォローなどの基本機能はX(旧Twitter)と似ていますが、最大の特徴は「分散型プロトコル(AT Protocol)」という仕組みを採用している点です。
特定の企業や運営元がすべての投稿を管理するのではなく、ユーザー自身がデータをコントロールできる設計になっています。
自由度の高さから、表現の制限が少なく、透明性のあるSNSとして注目を集めています。アプリのデザインや使い勝手もシンプルで、誰でも気軽に始められるのが魅力です。
近年では、Xの代替プラットフォームとして日本国内でも利用者が増え始めており、ビジネス・情報発信・趣味の交流など幅広い目的で活用されています。
BlueskyとX(旧Twitter)の違い
BlueskyとX(旧Twitter)は、どちらもテキストを中心としたSNSですが、仕組みや思想、機能には明確な違いがあります。最大の違いは、Blueskyが分散型SNSである点です。
Xのように一つの企業がすべてを管理する中央集権型ではなく、Blueskyはユーザー自身が利用するサーバー(ホスト)やアルゴリズムを選べる自由度の高い構造になっています。
比較項目 |
Bluesky |
X(旧Twitter) |
運営形態 |
分散型(AT Protocol) |
中央集権型(X社運営) |
アルゴリズム |
ユーザーが選択可能 |
運営側が自動決定 |
広告 |
なし |
多数あり |
DM機能 |
非対応 |
対応 |
表現の自由度 |
高い |
制限あり(ポリシーに依存) |
主な特徴 |
オープンで自由なSNS |
情報拡散力の高いSNS |
また、Xが広告収益を重視するのに対し、Blueskyはユーザー主体の安全で透明性のあるコミュニティ形成を目的としています。
投稿機能は似ていますが、DM機能や広告はまだなく、より純粋に発信と交流を楽しめるSNSといえます。
■関連記事
【2025年最新】SNSの利用状況まとめ|日本・世界別のアクティブユーザー数も紹介
【5STEP】Blueskyの始め方|スマホアプリ・PCブラウザ対応
Blueskyは、スマホアプリ・PCブラウザのどちらからでも簡単に登録できます。
- アカウントを作成する
- ユーザーハンドルを決める
- 興味のある項目を選ぶ
- 興味のあるアカウントをフォローする
- フィードを解放する
ここでは、初心者でも迷わず始められるように、アカウント作成から基本設定までの流れを8つのステップで解説します。
1. アカウントを作成する

まずはBlueskyの公式サイトまたはアプリを開き、「アカウントを作成」を選択します。
メールアドレス・パスワード・生年月日を入力し、利用規約に同意して登録を進めましょう。登録後に届く認証メールのリンクをクリックすればアカウント作成が完了します。

また、Blueskyは電話番号の登録が不要なため、SNS初心者でも安心して始められます。なお、以前は招待制でしたが、現在は誰でも無料で登録可能です。
2. ユーザー名を決める

アカウント作成後は、自分のユーザー名(@から始まるID)を設定します。ユーザー名は、プロフィールURLにも使用されるため、覚えやすくわかりやすい名前にするのがおすすめです。
例として、「@username.bsky.social」という形式になります。ビジネス利用の場合は、ブランド名や屋号をそのまま使うのも効果的です。
3. 興味のある項目を選ぶ

次に、自分の興味に合ったカテゴリを選びます。Blueskyでは、登録時に「動物」「アート」「書籍」「ニュース」など、関心のあるテーマをいくつか選択できます。
初期表示されるおすすめ投稿やフォロー候補が自分の興味に近い内容になります。
興味の選択は後から変更可能なので、最初は気になるものを気軽に選んでOKです。どんな投稿が多いのかを把握するためにも、幅広いジャンルを試してみるのがおすすめです。
4. フィードを解放する

興味のあるアカウントをフォローしたら、次は「フィードを解放」して自分好みの投稿を見られるように設定します。Blueskyでは、複数のフィード(タイムライン)を自由に選んで表示できるのが特徴です。
たとえば「人気投稿」「フォロー中」「トレンド」など、目的に応じてフィードを切り替えられます。また、ユーザーが独自に作成したテーマ別フィードを追加することも可能です。特定のジャンルを見たい場合は、検索バーから探してフォローしましょう。
5. Blueskyを利用する

すべての設定が完了したら、いよいよBlueskyを実際に利用してみましょう。タイムライン上部の投稿ボタン(羽のアイコン)をタップすると、最大300文字までのテキスト投稿ができます。
Blueskyはアルゴリズムが比較的シンプルなため、投稿の質や共感性が高いほど自然に拡散されやすいのが特徴です。継続して利用することで、自分の興味に合ったフォロワーが自然と集まり、快適なコミュニティが形成されていきます。
Blueskyの使い方・基本機能
Blueskyの基本的な使い方は、X(旧Twitter)に非常に近い構造になっています。
テキスト投稿(最大300文字)を中心に、画像・リンクの添付やリポスト・いいね・返信といったリアクション機能も利用可能です。
タイムラインには「フォロー中」「人気投稿」など複数のフィードがあり、目的に応じて切り替えながら閲覧できます。また、プロフィール編集機能も充実しており、自己紹介文やアイコン・ヘッダー画像を自由に設定可能です。
一方で、DM(ダイレクトメッセージ)機能は現時点で未実装のため、交流はコメントや返信を通して行います。シンプルな設計で直感的に使えるため、SNS初心者でもすぐに馴染めるのがBlueskyの魅力です。
■関連記事
【比較】6大SNSの特徴や使い分け|日本国内のユーザー数や活用事例も
Blueskyを利用する料金
Blueskyの利用料金は無料です。登録・利用ともに料金は一切かかりません。以前は招待制で登録に制限がありましたが、現在は誰でも自由にアカウントを作成できます。
また、広告表示や課金機能も現時点では導入されていないため、投稿や閲覧をストレスなく楽しめます。
今後、運営を支えるための有料プランやクリエイター支援機能が追加される可能性はありますが、基本的な利用は引き続き無料で行える見込みです。
Blueskyを利用する際の注意点
Blueskyは自由度の高いSNSですが、安全に利用するためにはいくつか注意すべき点があります。ここでは、利用前に知っておきたい主な注意点を解説します。
- センシティブなコンテンツは投稿しない
- DM機能が使えない
センシティブなコンテンツは投稿しない
Blueskyは表現の自由度が高い一方で、センシティブなコンテンツ(性的・暴力的な投稿など)には厳しい制限があります。ガイドラインに違反する投稿は、アカウント停止や投稿削除の対象となるため注意が必要です。
特に、成人向けの画像や過激な発言を繰り返すと「コンテンツ警告」や「非表示設定」が適用されることがあります。
また、Blueskyは世界中のユーザーが利用しているため、文化的・倫理的な価値観の違いにも配慮することが大切です。フォロワーを増やしたい場合でも、他者を攻撃するような発言や誤情報の拡散は避けましょう。
DM機能が使えない
Blueskyでは、現時点でDM(ダイレクトメッセージ)機能が利用できない点にも注意が必要です。個別のやり取りはコメントや返信で行う必要があり、プライベートな会話や取引などには向いていません。
また、Blueskyはまだ開発途中のサービスのため、機能追加や仕様変更が頻繁に行われています。突然UIが変わったり、一部の機能が一時的に使えなくなったりすることもあるため、アップデート情報は定期的に確認しておくと安心です。
Blueskyを始める上でのよくある質問
Blueskyを利用する際によく寄せられる疑問をまとめました。
アカウントを作成できないときは?
アカウントを作成できない場合は、入力内容の誤りや通信環境の不安定さが原因であることが多いです。まずはメールアドレスとパスワードを再確認し、安定したネット環境で再試行しましょう。
また、登録時に届く確認メールのリンクをクリックしないとアカウントが有効化されません。メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認するか、数分待って再送信してください。
Blueskyは日本語に対応している?
Blueskyは現在、日本語に対応しています。アプリやブラウザの設定から言語を「日本語」に変更すれば、メニューやボタンが日本語表記になります。
ただし、一部のヘルプページやシステムメッセージは英語のまま表示される場合があります。
まとめ
Blueskyは、分散型プロトコル「AT Protocol」を採用した新しいSNSとして注目を集めています。X(旧Twitter)と似た操作性でありながら、ユーザー自身がデータやアルゴリズムを選べる自由度の高さが特徴です。広告がなく、より自然な交流や発信を楽しめる点も魅力といえます。
登録は無料で、スマホアプリ・PCブラウザのどちらからでも簡単に始められます。シンプルな機能設計で初心者にも使いやすく、趣味・情報発信・ビジネスなど、幅広い目的で活用が可能です。
今後もアップデートが続く見込みのため、最新情報を確認しながら安全に活用していきましょう。
他社が今後予算をかけていくSNSとマーケティング施策を知りたい方、ぜひ資料をダウンロードしてご参考ください。
