出稿した広告を売上や利益につなげるには、広告効果を正確に測定することが必要不可欠です。効果測定を通じて改善することは、より高い費用対効果を得るためにも非常に重要です。
「広告効果の測定方法とは?」「効果測定で押さえるべき指標を知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、広告効果測定で押さえるべきポイントや5つの指標、Web広告やSNS広告における効果測定のやり方について解説するので、ぜひ参考にしてください。
広告効果測定とは
広告効果測定とは、出稿した広告がどの程度の効果を得られたか成果を測定することです。
一般的には、広告の出稿前と出稿後の数値を比較し、数値の変化によって広告の効果が出ているかどうかを判断します。
あらかじめ定めておいた目標を下回ってしまった場合は、測定したデータから課題や問題点を見つけ出し、効果の高い広告へと改善を目指します。
広告効果測定の結果によって、広告内容や媒体、出稿時期をどのように修正すべきか検討し、改善点があれば今後の施策に活かすことが重要です。
広告効果測定は、テレビCMや新聞などのマスメディア広告でも用いられますが、Web広告やSNS広告の費用対効果を高めるためにも欠かせません。
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広告効果測定において重要な指標5つ
広告効果測定には、主に以下5つの指標があります。
- CTR:クリック率
- CVR:コンバージョン率
- CPA:獲得単価
- ROAS:費用対効果
- LTV:顧客生涯価値
ここでは、それぞれの指標について解説します。
CTR:クリック率
1つ目に紹介する広告効果測定の指標は「CTR(Click Through Rate)」です。
Web広告においては、広告に対する反応が「クリック」となるためCTRという指標が使われます。紙のDMやメールマガジンの場合は、開封率と呼ばれることもあります。
▼CTRの計算例
- クリック数:5,000回
- インプレッション数:10,000回
- CTR:5,000回/10,000回=2%
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CTRは、広告配信のターゲティング精度を測ったり、広告クリエイティブの効果を評価するうえで重要な指標と言えます。
CVR:コンバージョン率
CVR(Conversion Rate)の略称で、購入や申し込みなど目標とする最終アクション(コンバージョン)に至った割合のことを指します。
広告の種類によってどの数値を母数にするかは変わりますが、Web広告においては「クリック数」や「LPのアクセス数」を母数にするのが一般的です。
▼CTRの計算例
- クリック数:5,000回
- インプレッション数:10,000回
- CTR:5,000回/10,000回=2%
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CTRは、広告のオファーの魅力やLPにおけるクリエイティブを評価する上で有益な指標です。
CPA:獲得単価
CPA(Cost Per Action)は「新規顧客の獲得単価」のことで、業界や企業によっては「CPO」や「CPR」という言葉が使われるケースもあります。
指標
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意味
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計算方法
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CPA
(Cost Per Action)
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購入や申し込みなどのアクションをした顧客1人あたりの獲得単価
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広告費÷アクション件数
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CPO
(Cost Per Order)
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購入者1人あたりの獲得単価
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広告費÷購入件数
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CPR
(Cost Per Response)
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申し込みなどの反応があった顧客1人あたりの獲得単価
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広告費÷反応件数
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いずれの場合も、広告の目標である特定のアクション(購入・申し込み等)に至った新規顧客1人あたりの獲得単価を指します。
▼CTRの計算例
広告費用:50万円
購入者数:200人
CPA:50万円÷500人=2,500円
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CPAは、新規顧客の獲得数に対する費用対効果を示す重要な指標です。
ROAS:費用対効果
長期的な広告運用で欠かせない指標としてROASが挙げられます。
ROAS(Return On Advertising Spend)は、広告の費用対効果を表す指標のことです。
一定期間でかかった広告費用に対して、どれくらいの売上を確保できたかという回収率をパーセンテージで示します。
CPAとの違いとしては、CPAが1件あたりのCVを獲得するのにかかった費用であるのに対して、ROASは一定期間の広告費用に対して獲得した売上という点です。
広告の遷移先が複数の商品を扱うような場合は、広告経由での売上をもとにしたROASをチェックするのがよいでしょう。
LTV:顧客生涯価値
LTV(Life Time Value)は、顧客生涯価値という意味で、顧客1人が生涯にわたってもたらす利益を予測した指標のことです。
たとえば、一度だけ商品を購入したことのある顧客より、長期間にわたって何度もリピート購入してくれる顧客のほうがLTVが高いと言えます。
LTVの算出方法としては、以下の3つが挙げられます。
- 平均購入単価×平均購入回数×平均継続期間(リピート商材)
- 平均顧客単価×100÷解約率(サブスクリプションサービスなど)
- 顧客の年間取引価格×収益率×継続年数(長期で取引するBtoB商材など)
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広告効果測定で押さえるべきポイント
広告効果を測定する際は、以下のポイントを押さえましょう。
- 広告出稿前と出稿後で比較する
- 市場の動向を把握する
- 外的要因を考慮する
ここでは、それぞれのポイントについて解説します。
広告出稿前と出稿後で比較する
広告効果測定では、広告出稿前と出稿後の数値を比較するのが基本です。
サイトへのアクセス数やCV数の増減、これらをもとに算出したCV率の変動などを広告出稿前後で比較しましょう。
数値を比較する際は、測定期間や対象となるユーザー属性などを出稿前後で揃えることが重要です。
全く同じ条件にすることは難しいものの、測定における条件は大きく変えないようにしましょう。
市場の動向を把握する
市場の動向によって広告効果に差が生まれることもあります。広告効果を測定する際は、市場全体の動向を把握しておきましょう。
市場の動向は、ある程度の予測や調査ができる部分ではあるので、広告出稿前に対策を練っておくと安心です。
たとえば、競合調査やアンケートを通じて、売上の推移や顧客層の変化、ターゲットとなる顧客の意見を収集しましょう。
外的要因を考慮する
広告効果測定では、外的要因を把握することも重要です。
季節やトレンド、口コミなどの外的要因が影響することによって、広告とは関係なく売上やPV数が増減するケースがあります。
外的要因を把握していないと正確な広告効果測定が行えず、成功要因や失敗要因を把握できないという事態に陥りかねません。
広告の出稿前に、考えられる外的要因をイメージしておきましょう。
【Web広告】広告効果の測定方法
広告効果を測定するときは、適切なやり方に沿って進めることが大切です。ここでは、広告の中でも「Web広告」における広告効果測定の手順を紹介します。
Web広告は、WebサイトやSNSなどのメディアに出稿する広告のことを指します。さまざまな種類があるので、目的に応じて使い分けることが大切です。
また、Web広告はマス広告などに比べて広告効果を測定しやすい一方で、目的に合わせた指標を設定しなければ誤った方向で測定してしまうため注意しなければなりません。
Web広告の効果測定は、以下の3つの指標ごとに行いましょう。
- インプレッション:広告が何回表示されたか
- トラフィック:広告からWebサイトに何人遷移したか
- コンバージョン:広告経由でどれくらい商品やサービスの購入・申し込み等のアクションがあったか
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それぞれの指標と測定方法について詳しく解説します。
インプレッション
インプレッション(imp)は、広告がどれくらい表示されたかを表す指標です。
インプレッションが多いほど、広告が多くのユーザーに表示されていることを意味しますが、単に表示されただけであって、ユーザーが広告をクリックしたり行動を起こすとは限りません。
インプレッションだけでは実際に広告が届いたユーザー数を把握しづらいので、インプレッションと合わせてリーチ数も確認しましょう。
リーチ数は、実際に広告を見たユーザー数を測定する指標です。1人のユーザーが同じ広告を2回見た場合、リーチ数は1、インプレッションは2となります。
トラフィック
トラフィックは、広告がクリックされた回数のことを表す指標です。広告効果測定においては、CTR(クリック率)と呼ばれるケースが多いです。
CTRは、クリック数÷インプレッション数×100で算出できます。
コンバージョン
コンバージョン率(CVR)は、広告をクリックしたユーザーのうち、購入や問い合わせなど広告の最終アクションを達成した割合を示す指標です。
広告の最終的な目標はコンバージョンとなるので、コンバージョンを増やすために、インプレッションを伸ばし、広告を最適化してトラフィックを向上させます。
CVRは、コンバージョン率÷クリック数×100で算出できます。
まとめ
広告効果測定を行うことは、より高い費用対効果を得るために欠かせません。
クリック数やCVR、売上といった指標や外的要因など、さまざまな要因を考慮し、正しく広告効果を測定することが重要です。
なお、インフルエンサー広告やSNS広告の出稿をお考えの方は、ぜひSNSマーケティングツール「OWNLY」までご相談ください。
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