投票・総選挙キャンペーンは、ユーザー参加型で話題を生みやすく、認知拡大やファンづくりに効果的な施策です。商品やコンテンツを「選ぶ」という行動を通じて、自然な形で関心や理解を深めてもらえます。
「参加してもらえるキャンペーンを実施したい」「SNSで拡散されやすい企画を考えたい」と感じている担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、投票・総選挙キャンペーンの基本的な仕組みから、メリット、成功事例、実施手順まで分かりやすく解説します。

投票・総選挙キャンペーンとは?
投票・総選挙キャンペーンとは、複数の選択肢の中からユーザーに投票してもらい、話題化や参加促進を図るキャンペーン施策です。
商品やキャラクター、企画案などを候補として提示し、ユーザー自身の意思で選んでもらう点が特徴といえるでしょう。
単なるアンケートとは異なり、「どれが一番か」「どちらを支持するか」といった比較や対立構造を設けることで、参加意欲を高めやすくなります。
SNSとの相性も良く、拡散やUGC創出を促しながら、認知拡大やブランド理解の向上を目指せる施策として活用されています。
投票・総選挙キャンペーンのメリット
ここでは、投票・総選挙キャンペーンの主なメリットを3つ紹介します。
- 比較・対立で話題化できる
- 商品への理解度が高まる
- ユーザーの好みを把握できる
比較・対立で話題化できる
投票・総選挙キャンペーンの大きなメリットは、選択肢同士を比較する構造によって話題を生み出しやすい点です。
「どちらが好きか」「どれが一番か」といった対立軸があることで、ユーザーは自分の意見を持ちやすくなり、参加のハードルも下がります。
また、投票結果がリアルタイムで可視化されたり、ランキング形式で発表されたりすると、途中経過や最終結果への関心も高まりやすくなります。
SNS上では「自分はこれに投票した」「結果が意外だった」といった投稿が生まれやすく、自然な話題化につながるでしょう。
商品への理解度が高まる
投票・総選挙キャンペーンは、ユーザーに選択を促す過程で、商品やサービスへの理解を深めやすい施策です。
投票するためには、各候補の特徴や違いを比較する必要があり、自然と商品情報に目を通す機会が増えます。受動的に情報を受け取る広告と比べて、内容を主体的に確認してもらいやすくなるでしょう。
結果として、投票そのものが商品理解のプロセスとなり、購入や利用を検討する際の納得感を高める効果が期待できます。
ユーザーの好みを把握できる
投票・総選挙キャンペーンは、ユーザーの嗜好や関心を把握しやすい点も大きなメリットです。どの選択肢に票が集まったのかを分析することで、人気の高い商品や要素、支持されやすい方向性を具体的に可視化できます。
また、属性別に投票結果を集計すれば、年代や性別、利用シーンごとの傾向を把握することも可能です。こうした結果は、今後の商品開発や販促企画、広告表現の改善に活かせます。
ユーザーの声を数値として蓄積できる投票キャンペーンは、単発の施策にとどまらず、次のマーケティング施策につなげやすい取り組みといえるでしょう。
投票・総選挙キャンペーンの成功事例
ここからは、企業が実施した投票・総選挙キャンペーンの事例を紹介します。
1. ビアードパパご当地シューファン投票|株式会社DAY TO LIFE

株式会社DAY TO LIFEは、シュークリーム専門店「ビアードパパ」の企画として、投票キャンペーン「ビアードパパご当地シューファン投票」を実施しました。
本キャンペーンでは、全国各地をイメージした複数のシュークリームを候補として提示し、ユーザー投票によって人気No.1を決定する仕組みを採用しています。
参照:ビアードパパご当地シューファン投票|OWNLY導入事例
投票はX(旧Twitter)と連動して行われ、公式アカウントをフォローしたうえで、キャンペーンサイトから投票したい商品を選択し、指定文言を投稿することで参加できる形式です。
期間中は1日1回投票できる設計とすることで、継続的な参加を促し、結果として多くの投票数を獲得しました。
ファン参加型の投票企画によって、話題化とエンゲージメント向上を同時に実現した成功事例といえるでしょう。
2. バレンタイン感想投稿キャンペーン|エイベックス・ピクチャーズ株式会社

参照:僕ヤバ愛を語ろう!バレンタイン感想投稿キャンペーン|OWNLY導入事例
エイベックス・ピクチャーズ株式会社は、TVアニメ「僕の心のヤバイやつ」のバレンタイン施策として、感想投稿キャンペーンを実施しました。
ユーザーは特設ページから用意された場面写真の中から好きなシーンを選び、感想を添えてX(旧Twitter)に投稿することで参加できます。

単なるテキスト投稿ではなく、具体的なシーンを選択する形式を採用したことで、作品への想いや印象がより具体的に表現されやすくなりました。
結果として、熱量の高い感想が多く集まり、ファン同士の共感や交流のきっかけにもつながっています。
投稿された感想がSNS上で拡散されることで、既存ファンのロイヤリティ向上だけでなく、未視聴ユーザーに対しても作品の魅力を伝えられる事例といえるでしょう。
3. 推し釜飯投票キャンペーン|株式会社ライドオンエクスプレス

参照:釜寅20周年記念「#推し釜飯 を選んで当たる!プレゼントキャンペーン」|OWNLY導入事例
株式会社ライドオンエクスプレスは、宅配御膳「釜寅」の創業20周年を記念し、X上で投票キャンペーン「#推し釜飯 を選んで当たる!プレゼントキャンペーン」を実施しました。
複数の釜飯メニューの中から、ユーザーが“推し”の一品を選んで投票できる参加型企画です。
当初は引用リポストによる回答形式も検討されていましたが、OWNLYの投票機能を活用することで、画像を選ぶだけで投稿できる仕組みを実現しました。
選択行為そのものを楽しめる設計により、キャンペーン体験の質が高まり、周年企画としての話題性やエンゲージメント向上にもつながった事例といえるでしょう。
キャンペーン選びに迷う方は、ぜひOWNLYの『SNSキャンペーン診断』を試してみてください。貴社の状況や課題、予算に関する質問に回答していただくと、最適なキャンペーン施策が提案されます。

投票・総選挙キャンペーンを実施する手順|5ステップ
ここからは、投票・総選挙キャンペーンを実施する際の基本的な手順を6つのステップに分けて解説します。
- キャンペーンの企画を明確にする
- キャンペーンの企画を立案する
- 投票用フォームや専用サイトを用意する
- SNSや広告で告知する
- キャンペーンを実施する
1. キャンペーンの企画を明確にする
投票・総選挙キャンペーンを実施する前に、まずは目的を明確にすることが重要です。
認知拡大を狙うのか、商品理解を深めたいのか、ユーザーの嗜好データを取得したいのかによって、企画内容や設計は大きく変わります。
目的が曖昧なまま進めると、投票数は集まっても成果につながらないケースもあります。ゴールを言語化したうえで、KPIや評価指標もあらかじめ設定しておくと、施策全体の方向性がブレにくくなるでしょう。
2. キャンペーンの企画を立案する
目的が定まったら、次にキャンペーンの具体的な企画を立案します。投票テーマや選択肢の数、比較軸の作り方によって、参加意欲や話題性は大きく左右されます。
ユーザーが直感的に選びやすく、意見を持ちやすい構成を意識することが重要です。
あわせて、参加条件やインセンティブ、実施期間も検討し、無理なく参加できる設計に整えることで、より多くの投票を集めやすくなります。
3. 投票用フォームや専用サイトを用意する
投票・総選挙キャンペーンでは、ユーザーが迷わず参加できる投票導線を整えることが欠かせません。投票用フォームや専用サイトを用意し、選択肢や参加方法を分かりやすく提示することで、離脱を防ぎやすくなります。
SNSと連動させる場合は、投票後にそのまま投稿できる設計にすると、拡散効果も期待できます。
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4. SNSや広告で告知する
投票キャンペーンを成功させるには、実施前後の告知が欠かせません。
公式SNSでの投稿だけでなく、固定ポストやリマインド投稿を活用することで、より多くのユーザーに情報を届けやすくなります。
必要に応じて広告配信を組み合わせることで、既存フォロワー以外へのリーチ拡大も期待できます。
5. キャンペーンを実施する
投票・総選挙キャンペーンは、開始後の運用によって成果が大きく左右されます。参加が伸び悩んでいる場合は、リマインド投稿や告知内容の調整を行いましょう。
あわせて、参加方法や条件に関する問い合わせへの対応体制も整えておく必要があります。運用中の細かな対応を丁寧に行うことで、ユーザーの不安を減らし、キャンペーン全体の満足度向上につなげられるでしょう。
キャンペーン終了後は、投票結果や参加状況を分析し、次回以降の施策に活かすことが重要です。
得られたデータは、商品開発や販促企画、コンテンツ制作の方向性を検討する際の有効な材料になります。単発で終わらせず、継続的なマーケティング施策につなげていきましょう。
まとめ
投票・総選挙キャンペーンは、比較や選択という仕組みを通じてユーザーの参加意欲を高め、話題化や拡散を狙える施策です。商品やコンテンツへの理解を深めながら、ユーザーの嗜好データの収集やファンとの関係構築にもつなげられます。
投票・総選挙キャンペーンをスムーズに実施するためには、専用ツールの活用がほぼ必須といえるでしょう。
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