Twitter Blueは、新しく追加された有料のサブスクリプションサービス。日本でもリリースされ、多くのユーザーが実際に利用し始めています。
しかし「具体的にどんなメリットがあるのか」「料金や支払い方法について知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、Twitter Blueでできることや公式マークとの違い、料金などについて徹底的に解説します。
以下の資料では、Twitterの企業アカウントで企業担当者の方が知っておくべきポイントを解説しています。
- 興味を持ってもらえるプロフィールを作りたい
- 投稿が見てほしいターゲット層に届かない
- 企業公式アカウントの運用における始め方と注意点が分からない
上記でお悩みの方は是非ご参考ください。
Twitter Blue(X Premium)とは?
Twitter Blueとは、2022年12月にスタートしたTwitterのサブスクリプションサービスです。
月額料金を支払うと、ユーザー名の横に青色の認証バッジが付与され、Twitterにおけるさまざまな機能が利用可能になります。
ツイートの編集や長尺動画のアップロードといった新機能や、表示される広告数の低減、アカウントの優先表示などさまざまな機能を利用できます。
「Twitter Blue」の新名称は「X Premium」に
Xのオーナーであるイーロン・マスク氏は、Twitterの名称および青い鳥のロゴマークを廃止することを、2023年7月24日に正式発表しました。
ブランド変更に伴い、Twitter Blueは「X Premium」という名称に変更されました。
Twitter BlueとX Premiumには機能の違いはなく、名称だけ変更されたようです。しかし、今後も新機能の実装や変更などは見られるでしょう。
Twitter Blue(X Premium)と公式マークの違い
Twitter Blueで付与される青い認証バッジは、かつて公式マークとして機能していたものです。
以前までは、一定条件を満たしており、著名で信頼のあるアカウントのみ付与されていましたが、2022年12月より定義が大きく変更されました。
現在の公式マーク(認証バッジ)は、3つに分類されています(2023年3月時点)。
- 青色の公式マーク:サブスクリプション型認証バッジ(Twitter Blue)
- 金色の公式マーク:企業アカウントに付与される認証バッジ
- 灰色の公式マーク:政府関係や多国籍組織アカウントに付与される認証バッジ
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金色の公式マーク(企業アカウント)の取得条件について詳しく知りたい方は、下記の記事をぜひご覧ください。
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Twitter Blue(X Premium)で何ができる?代表的な機能まとめ
Twitter Blueに加入すると、Twitterをさらに使いやすくカスタマイズできる多彩な機能を利用することができます。ここでは、代表的な機能について紹介します。
長尺の動画アップロード
Twitter Blueのユーザーは、最大3時間、8GBまでの動画(1080p)をアップロードできます。
これまでは最大2分20秒までの動画しか投稿できなかったものの、この制限が大幅に緩和されました。
今後はTwitter上だけで長尺の動画を発信できるようになるため、企業や個人のコンテンツ展開やプロモーションにも大きな影響を与えるでしょう。
ポスト投稿後の編集や取り消し
Twitter Blueユーザーは、最大1時間以内のツイートを編集することができます。
ツイート内容の更新、タグ付け、添付したメディアの並べ替えなどの変更を一定回数行うことが可能です。
ツイートした後に内容を読み返して、誤字があったり内容に不備があった場合に修正できるため、誤ったコンテンツの拡散を予防できます。
ポストの取り消し機能を使える
最大25,000文字の長文ポストを投稿できる
広告数の半減
Twitter Blueに加入すると、広告が表示される回数が約50%ほど減ります。
Twitterのタイムラインには、自分がフォローしている人のツイートや、フォローしている人がいいねやRTしたツイートが並びます。
その間には、ときどき広告のツイートが挟まるようになっており、この広告の数が半減されるということです。
完全に広告が無くなるわけではないものの、広告の数が多いと感じている人にとっては対策になるでしょう。
その他の機能
Twitter Blueに加入すると、青いチェックマークに加えて、他にもさまざまな機能が利用できます。具体的には、次のようなものがあります。
- 太字や斜体の設定
- ハイライトタブ
- ブックマークのフォルダ分け
- アプリアイコンのカスタイマイズ
- カスタムナビゲージョン
- NFTのプロフィール画像
- SMSによる2段階認証
- チェックマークの非表示化
- コミュニティの作成
- Media Studioへのアクセス
- X Proへのアクセス:
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参照:X Premiumについて
また、加入している人限定の専用サポートを受けることもできます。基本的には、Twitter Blueの独自機能に関する問い合わせが可能です。
なお、これらの機能は今後も定期的に変更される場合があるでしょう。各機能の詳しい使い方については、X Premiumの使用方法をご覧ください。
今後もTwitterに追加される機能をいち早く試せたり、Twitter Blue限定で新しい機能が追加されたりと、新しい発表があるかもしれません。
Twitter Blue(X Premium)に加入するメリット
Twitter Blueに加入するメリットには、主に以下があります。
- 注目を集めやすい
- なりすまし対策になる
- 炎上リスクを低減できる
ここからは、それぞれのメリットを解説します。
注目を集めやすい
Twitter Blueに加入しているユーザーは、ツイートのリプライ上で優先的に表示されるのがメリットのひとつです。
そのため、会話を通じて多くのユーザーに見てもらえる機会を増やすことができます。
加えて公式・本人であることが証明されているため、ユーザーから信頼されやすく、多くのフォロワー獲得を期待できるでしょう。
なりすまし対策になる
Twitter Blueはサブスクリプションサービスとなっており、認証バッジを得るには本人確認が必要です。そのため、認証バッジが付いていることによってアカウントの信頼性が高まります。
万が一なりすましアカウントが発生した場合でも、どちらが本物かを一目で判断できるようになるので、被害を未然に防ぎやすくなるでしょう。
しかし、Twitter Blueの登場によって、かえってなりすましアカウントが発生する可能性も考えられるので、なりすまし対策は引き続き必要不可欠です。
炎上リスクを低減できる
Twitter Blueで追加された機能によって、炎上リスクを低減できるのもメリットのひとつです。
これまで、ツイートに誤字を見つけたときにやURLが間違っていたときに「ユーザーから多く反応をもらったから消したくない」「削除して再投稿は印象が悪い?」と悩んでいた方もいたのではないでしょうか。
Twitter Blueの新機能を活用することで、誤った投稿の修正や公開前のプレビュー確認が行えるので、誤ツイートを防止することができます。
アカウントを間違えたり不適切な投稿をすると、炎上や情報漏洩などのリスクにつながります。これらの機能を使えるのは大きなメリットといえるでしょう。
Twitter Blue(X Premium)に加入する条件
Twitter Blueに加入するには、サブスクリプションと一定の条件を満たす必要があります。
- 情報に不備がないこと
- アクティブに利用されていること
- セキュリティが担保されていること
- 欺瞞的行為に加担していないこと
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Twitter Blue 機能|ヘルプセンター より一部抜粋・改変
Twitter Blueにサブスクライブすると、Twitterから審査が入ります。すべての要件を満たすことで、青色の認証バッジが付与されるようです。
なお、Twitter Blueに加入するには、アカウントを作成して90日以上経過しており、電話番号が認証済みである必要があります。
Twitter Blue(X Premium)の加入手順
Twitter Blueに加入するには、難しい手順はまったく必要ありません。
はじめにTwitterアプリもしくはWebサイトをひらき、タブから「Twitter Blue」を開きます。
Twitter Blueのページが表示されたら、「購入する」ボタンをタップしましょう。電話番号認証が済んでいない場合は、認証を完了するようメッセージが表示されます。
次に、メールアドレスやカード情報を記入して「申し込む」をタップすると完了です。
Twitter Blue(X Premium)の料金と安く加入するポイント
Twitter Blueは、月額もしくは年額の利用料金が発生します。
料金は下記のとおりです(2023年3月時点)。
iOSやAndoriodと、Webサイトでは金額が異なりますが、Twitter Blueで利用できる機能などに違いはありません。どこから利用登録するかで金額が変わります。
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iOS・Android
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Webサイト
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月額
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Webサイト
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980円
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年額
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14,300円
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10,280円
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お得に加入するには、TwitterのWebサイトから加入するのがおすすめです。長期間継続する場合は、年額で支払うと最大6,280円安く済ませられます。
iOSやAndroidユーザーでもWebサイトからログインすると申請できるので、加入を検討している方はぜひお試しください。
Twitter Blueは一度加入すると、ユーザーが中止手続きをするまで自動更新されます。
Twitter Blue(X Premium)の支払い方法
Twitter Blueで対応している支払い方法は下記のとおりです。
iOSアプリ
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クレジットカード、キャリア決済、iTunesカード
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Androidアプリ
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クレジットカード、キャリア決済、GooglePlayカード、PayPal
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Webサイト
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クレジットカードのみ
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iOSやAndroidは幅広い支払い方法に対応していますが、割高になるのでWebサイトから加入するとなるとクレジットカードになるでしょう。
なお、デビットカードやプリペイドカードでも代用できます。
Twitter Blue(X Premium)でよくある質問
ここからは、Twitter Blueでよくある質問に回答します。
Twitter Blueを押してしまった!課金されてる?
Twitter Blueのタブや「購入する」ボタンは、押すだけでは課金されません。購入するボタンを押すと支払い画面が表示され、必要な情報を入力することで課金されます。
支払い画面で「サブスクリプションに登録」あるいは「申し込む」を押すと、料金が発生してしまうので、加入しない方は注意しましょう。
なお、解約したい場合はTwitter Blueの「サブスクリプションを管理」からWe版のTwitterでプランをキャンセルすることで解約できます。
Twitter Blueが出てこない・登録できない
「Twitter Blueボタンが表示されない」「登録できない」という方もいるかもしれません。
2023年1月時点で日本でもリリースされているため、もし表示されない場合はアプリのアップデートを試してみましょう。
なお、Twitter Blueに加入するにはアカウント作成後90日が経過しており、電話番号が認証されているアクティブなアカウントである必要があります。
自身のアカウントが加入条件に満たしているかを確認したうえで、それでも出てこない場合はTwitterヘルプセンターから問い合わせてみましょう。
Twitter Blueは複数アカウントで加入できる?
Twitter Blueは、原則複数アカウントで加入できません。
Twitter Blueに加入するには、電話番号認証が必要です。そのため電話番号をリンクしているアカウントでしか加入できない仕組みになっています。
なお、1つのアカウントにつき電話番号が必要となるため、複数の電話番号をお持ちの場合は、複数アカウントに対応させることもできるでしょう。
Twitter Blueで名前変更はできる?
Twitter Blueに申し込み後、審査が完了してバッジが付くまでは、アカウント名やアイコンは変更することができません。
また、Twitter Blueに加入後、表示名・アイコン画像・ユーザーIDを変更すると、一時的に認証マークが取り下げられます。
これまで、イベントを宣伝するために表示名の後に「○○@イベント名」のような使い方をしていた企業や個人の方も多かったはずです。
しかし、自由に名前やアイコンを変えることができなくなったため、不便に感じるユーザーも多いようです。
Twitter Blueに加入しても名前変更はできるものの、Twitter側の確認が終わるまでは認証マークが非表示となるため注意しましょう。
Twitter Blueで予約投稿機能は使える?
Twitterは、ブラウザ版のTwitterから誰でも予約投稿を行うことができます。ただし、スマートフォンからは予約投稿ができません。
Twitter Blueに加入した場合でも、変わらずブラウザ版のみ使用可能です。
また、予約投稿機能が備わった外部ツールを使うのもよいでしょう。自社の運用体制に合ったものを選ぶと、運用の負担を削減することができます。
Twitter Blue(X Premium)まとめ
Twitter Blueに加入することで、アカウントの信頼性が高まり注目されやすくなるメリットがあります。またBlue加入者限定のさまざまな機能によって、よりTwitterが使いやすくなるでしょう。
Twitter Blueに加入する場合は、Webサイトから加入するとお得です。なお、企業アカウントの場合は「金色の公式マーク」を取得する手もあるので、下記の記事をぜひご覧ください。