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X(Twitter)のAPI制限とは?回数制限の解除方法や対策について

X(Twitter)のAPI制限とは?回数制限の解除方法や対策について

X(Twitter)のAPI制限は、Xにかかる負荷を軽減するために行われた制限措置のことです。Xをマーケティングに取り入れる際は、API制限について対策しましょう。

「XのAPI制限とは具体的にどういうもの?」「制限が解除されるのはいつまで?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

本記事では、X(Twitter)のAPI制限の背景や、制限を解除・回避する方法、現在や今後のマーケティングへの影響について解説するので、ぜひ参考にしてください。


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X(Twitter)のAPI制限とは?

X(Twitter)のAPI制限とは、Xにかかる負荷を軽減するためにポストやフォローなどの機能を制限する措置のことを指します。

2023年7月頃、突然XはAPIの利用を制限し始め、制限を超えると「API呼び出し回数制限を超えました」というメッセージが表示される事象が発生しました。

API制限がかかると、タイムラインの取得やいいね、リポスト、ポスト、リプライ、DM、フォロー数などが制限されます。

現在は制限が緩和され、一般ユーザーがXを利用するには問題ない状態になりましたが、当時は通常通りにXを使えなくなってしまいました。

X(Twitter)のAPI制限の経緯や現在は?

ここからは、X(Twitter)のAPI制限の経緯や現在の状況について時系列で解説します。

2023年6月30日:Webブラウザからの閲覧制限

2023年6月30日、WebブラウザからXを閲覧しようとすると、アカウントにログインしないとプロフィールやポストが見られなくなる状態になりました。

埋め込みポストであればログインせずに閲覧できますが、ポストをクリックして詳細を確認しようとすると、ログインが要求されてしまいます。

イーロン・マスク氏は、本件について「一時的な緊急措置」であると言及しています。

2023年7月1日:ポストの閲覧回数の制限

2023年7月1日頃、XはAPIの利用を制限し始めました。Xの制限

当時、XのAPI制限はアカウントの種類に応じて、異なる制限を設けていました。

  • 認証済みアカウント:1日あたり6,000件の投稿を閲覧可能
  • 未認証アカウント:1日あたり600投稿まで閲覧可能
  • 新しい未認証アカウント:1日あたり300投稿まで閲覧可能

突然のAPI制限に多くのユーザーが不満を表明し、7月2日には数時間おきに少しずつAPI制限が緩和されました。

  • 認証済みアカウント:1日あたり10,000件の投稿を閲覧可能
  • 未認証アカウント:1日あたり1,000投稿まで閲覧可能
  • 新しい未認証アカウント:1日あたり500投稿まで閲覧可能

認証済みアカウントとは、バッジを付与されたアカウントのことを指します。一般ユーザーは有料サブスクリプション「X Premium(旧:Twitter Blue」に登録すると認証を受けることができます。

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2023年7月5日:X社が公式声明を公表

2023年7月5日、Xは今回の制限について公式の声明を公表しました。

公式ブログでは、API制限の対応措置について、「1)AIモデルを構築するために人々の公開されているTwitter上のデータをスクレイピングすること、2)様々な方法でプラットフォーム上の人々や会話を操作することを防ぐためである」と示しています。

また、下記のような声明も発表しています。

現在のところ、この制限はプラットフォームを使用している人々のごく一部に影響を及ぼしており、作業が完了次第、最新情報を提供する予定です。私たちのお客様に関しまして申し上げますと、広告への影響は最小限です。

X(Twitter)がAPI制限を設けている理由

X(Twitter)のAPIを制限した理由としては、以下が挙げられます。

  • スクレイピング対策
  • 悪質な不正操作の防止

ここでは、それぞれの理由について解説します。

スクレイピング対策

XのAPI制限が設けられたのは、不正なスクレイピングの防止が大きな理由です。

イーロン・マスク氏は、新興企業から一部の最大手企業まで、AIに取り組む企業が膨大な量のXデータをスクレイピングしている点に言及しました。

極端なデータスクレイピングの悪影響に関して言及しており、防止策のアイデアを募っています。

こうした極端なスクレイピングが横行することで、Xのサーバー負荷が非常に高まったことで、一時的にAPI制限が行われたとされています。

悪質な不正操作の防止

これまでは無償で利用できたAPIを有料化したことも背景の1つです。

Xで悪質な不正操作を行うユーザーの多くは、無償APIを利用していました。API制限を行うことで不正操作の範囲が狭まり、APIが有料化されました。

X(Twitter)のAPI制限を解除・回避する方法

XのAPI制限を解除・回避するには、以下の方法を試すのがおすすめです。

  • リセットされるまで待つ
  • X(Twitter)上での操作を減らす
  • X Premiumに加入する

ここでは、それぞれの方法について詳しく解説します。

リセットされるまで待つ

API制限の回数を超えてしまった場合は、時間が経つと解消する可能性があります。そのため、まずは制限がリセットされるまで待機してみましょう。

アカウントのフォローやダイレクトメッセージなど、1日単位でリミットが設けられている場合は、リミットが解除される1日後に再度試してみてください。

1日2,400件までのポストは、さらに30分単位に分けられています。もし制限に達した場合は、1~3時間後に再度試してみるといいでしょう。

参照:Xリミットについて

X(Twitter)上での操作を減らす

API制限の操作回数を超えないためには、X上での操作を減らすことも有効です

リポスト数やDM数、フォロー数、ポスト数などXで行う操作を減らしましょう。

また、操作を一気に行わず複数回に分けて実施すれば、API制限に引っかからずに操作出来る場合があります。

たとえば、上限回数を上回るリプライを送る場合は、送信日を複数に分けるといったものです。

X Premiumに加入する

Xの有料サブスクリプションサービスである「X Premium」に加入するのもおすすめです。

X Premiumに加入することで、利用制限が緩和されます。

2023年6月の発表では、認証済みアカウントであれば1日6,000件の投稿を閲覧できるとしています。

  • 認証済みアカウント:1日あたり10,000件の投稿を閲覧可能
  • 未認証アカウント:1日あたり1,000投稿まで閲覧可能
  • 新しい未認証アカウント:1日あたり500投稿まで閲覧可能

なお、X Premium(旧Twitter Blue)に加入するメリットや料金プラン、支払い方法などについては、下記の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。

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Twitter Blueで何ができる?メリットや料金、支払い方法など徹底解説

X(Twitter)のAPI制限の今後はどうなる?

X APIが有料化することによって、悪用ではない通常のbotにも影響が生じました。

たとえば、地震速報(@earthquake_jp)では、X APIの有料化を受け「現方針のままではアカウント継続が難しい」とポストしています。

Xのつぶやきをブログ形式で保存するサービス「Twilog」や、タイムラインや検索画面をカスタマイズするサービス「feather」などの人気サービスも機能停止と発表しました。

XのAPIの有料化で懸念されているのが、アカウント連携で用いられるOAuth認証です。

ゲームやアプリの引継ぎのためにアカウント連携させたり、WebサービスなどでXアカウントと連携してログインしたことがある方もいるのではないでしょうか。

また、このときに使われているのがOAuth認証で、有料化による影響があるのではないかと懸念されていました。

スマホゲームアプリ「ブルーアーカイブ」がX社に問い合わせをしたところ、X APIの仕様変更による影響はないと回答を得ているようです。

しかしながら、急な仕様変更やアップデートなども予想されるため、詳細が明確になるまでは備えておくと安心かもしれません。

X(Twitter)のAPI制限によるマーケティングへの影響

2024年4月現在では、ほとんどAPI制限がかからない状況まで緩和されています。

また、公式ブログでは「広告への影響は最小限」と公表されていましたが、閲覧制限によってインプレッションの低下はあったのでしょうか。

実際のところ、API制限によって多少の減少は見られたものの、大きな減少はなかったようです。

なお、操作の回数制限については注意しなければなりません。たとえばキャンペーンを実施する際は、ユーザーへの当選連絡などで数多くの操作回数が必要になるでしょう

操作制限やAPIについて注意しながら操作を進めることで、キャンペーンを円滑に進めることができます。

Twitter APIまとめ

Twitte APIを活用することで、Twitterを利用したビジネスの幅が大きく広がります。キャンペーンに利用したり、UGC収集・活用に利用したりと、さまざまな活用が行えるでしょう。

なお、Twitter APIの有料化に伴い、さまざまな仕様変更やアップデートなどが発表される可能性もあるので、今後の展開を観察する必要がありそうです。


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