「TikTokで再生回数を伸ばしたい」「おすすめに表示されるアルゴリズムを知りたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
TikTokで再生回数を伸ばすには、おすすめに表示される動画を投稿することが重要です。おすすめは多くのユーザーが視聴しており、一度表示されることで、多くのユーザーの流入が見込めます。
当記事では、TikTokでおすすめ表示される動画のアルゴリズムについて紹介します。再生回数が伸びる動画制作のコツや、動画が伸びない原因も解説するため、ぜひ参考にしてください。
TikTokのアルゴリズムとは

TikTokのアルゴリズムとは、TikTokの動画が拡散される仕組みのことです。
アルゴリズムを理解してコンテンツを投稿することで、動画がおすすめに載ったり、多くのユーザーに拡散される可能性が大幅に上がるでしょう。
TikTokのアルゴリズムは「加算式アルゴリズム」と「減算式アルゴリズム」の2種類があります。
以下では、それぞれのアルゴリズムについて解説します。
加算式アルゴリズム
加算式アルゴリズムは、動画が上位に表示されやすくなる8つの指標のことです。
動画の再生回数を増やしたり拡散してもらったり、投稿を伸ばすための指標として、以下のが重要視されています。
- 平均再生時間
- 再生完了率
- いいね率
- シェア率
- フォロー率
- コメント率
- ダウンロード数
- プロフィール閲覧率
|
上記の数値が高いほど、多くのユーザーのおすすめに表示されやすくなります。
減算式アルゴリズム
減算式アルゴリズムは、動画が上位に表示されにくくなる3つの指標のことです。
加算式アルゴリズムとは反対に、動画の再生回数が増えなくなったり拡散してもらえなくなったりと、投稿が伸びなくなる要因を指します。
- 視聴維持率が低い
- 「興味ありません」ボタンが押されている
- 他のSNSへ誘導している
|
上記の3つの評価が多いと、結果として不人気な動画として取り扱われてしまいます。
TikTokは2018年から世界中で使われ始めた比較的新しいSNSです。2020年になり企業も利用するSNSとなりましたが、まだ相性の良い業種・業界などは定まっておらず本格的な参入に踏み込めない企業も多くあります。
以下の資料では、TikTokをはじめとした日本国内で利用されているSNSの利用状況と具体的な活用シーンを効果別に解説しています。
「自社のサービスはどのSNSが合うの?」「今から参入すべきSNSは?」とお悩みの方は是非ご参考ください。

TikTokのアルゴリズムで重要な5つの指標

TikTokのアルゴリズムにおいて重要な指標には、以下の5つがあります。
- 再生時間・再生完了率
- 複数回再生数
- ユーザーのシェア数
- ユーザーの反応数
- ハッシュタグチャレンジへの参加
|
これらを深く理解することで、動画の視聴者を増やすことができるでしょう。
ここでは、それぞれの指標について解説します。
1. 再生時間・再生完了率
TikTokのアルゴリズムにおいて、「再生時間」と「再生完了率」は非常に重要です。
再生時間が長く、再生完了率が高い投稿は、ユーザーの興味を惹いて人気のある動画として判断されます。
再生時間:動画が再生された総時間 再生完了率:総再生回数に対して最後まで視聴された回数
|
TikTok側から人気であると判断された動画は、優先的におすすめ欄に表示されます。
そのため、視聴者が最後まで見たくなるような動画を作ることが重要です。
2. 複数回再生数
TikTokの動画は、一度見終わったあと何度もループして再生できます。これを「複数回再生」と呼び、アルゴリズムにおいても重要視されている指標のひとつです。
1人のユーザーが何度も見返したくなる動画は、おすすめに表示されやすくなります。
何度も再生したくなる動画、終わりが分からない動画などを作成することで、ユーザーのファン化が可能になり、多くのフォロワーを獲得できるでしょう。
3. ユーザーのシェア数
TikTokで重要なアルゴリズムとして「シェア数」が上げられます。
TIkTokには、動画を他SNS媒体にシェアできる機能があり、シェア機能がアルゴリズムとして数値にカウントされる仕組みとなっています。
シェア数の多い動画は幅広いユーザーに指示されていると判断されるため、おすすめに表示されやすくなるでしょう。
4. ユーザーの反応数
TikTokのアルゴリズムとして「ユーザーの反応数」があります。
投稿した動画に対して「いいね」や「コメント」の数もアルゴリズムとして、集計されているためです。
コメントを書いている時間や、視聴者がコメントを見ている時間も再生時間に含まれて評価されています。
いいねやコメントを多くもらえる動画作りをすることで、評価が上がる可能性が高くなるでしょう。
5. ハッシュタグチャレンジへの参加
TikTokには、企業がPR用に作成したハッシュタグを使って動画投稿を行う「ハッシュタグキャンペーン」があります。
ハッシュタグチャレンジへの参加の有無の重要な指標のひとつです。
ハッシュタグチャレンジに参加している投稿は、優先的におすすめに表示されるようになっています。
TikTokを使い自社の認知度獲得&ブランディング力向上を目指す場合は、上記のような指標を元にアカウントを成長させていく必要があります。
しかし、TikTokはまだ新しいSNSとして、企業活用に最適と言えるSNSと言い切れないことも。
もし「TikTokって本当にマーケティング使えるの?」「自社の施策の他のSNSとの相性は?」とお悩みの方は、以下の資料をご参照ください。
資料では以下の内容をメインに解説します。
- TikTok/Twitter/Instagram/LINEなどの様々なSNSの強みや特徴
- 各SNSの利用層の詳細
- 各SNSに最適なキャンペーン施策の詳細
自社のマーケティングをどのプラットフォーム上で行うべきかお悩みの方は是非ご参考ください。

TikTokのアルゴリズムに基づいた動画作りのコツ

TikTokのアルゴリズムに基づいて動画を作るコツは以下のとおりです。
- 最初の3秒に力を入れる
- 最後まで見たくなる動画を作る
- 流行りの音楽を使う
- 投稿する時間帯を統一する
- 投稿ジャンルを統一する
- トレンドの動画を使う
|
ここでは、それぞれのコツについて解説します。
最初の3秒に力を入れる
TikTokで視聴回数を増やすには、最初の3秒にこだわることが大切です。
最初の1~3秒でユーザーの興味を惹きつけて、スキップされず最後まで再生される動画を作りましょう。
具体的には、以下のような工夫がポイントです。
- 目を惹くタイトルにする
- オチが気になる動画にする
- 質問からスタートする
|
TikTokで伸びている動画を研究して、最初の3秒でどのような工夫がされているかをチェックしてみましょう。
ターゲットを明確にする
TikTokで多くのユーザーに視聴されるためには、ターゲットを明確にすることが重要です。
特定のターゲット層に刺さる動画を作成することで、再生回数が伸びて人気が高まる可能性があります。
反対にターゲットが曖昧な場合、どの層にも刺さらない無難な動画となり、視聴されにくくなる可能性があるのです。
ターゲット設定を疎かにせず、しっかり分析した上で動画作りを行いましょう。
流行りの音楽を使う
TikTokで流行している人気の楽曲を使って動画を制作しましょう。
TikTokで人気な音楽を使用することで、TikTokのアルゴリズムに反映されやすく、おすすめに表示されやすくなります。
日頃からおすすめで使用されている楽曲をチェックして、使えそうな楽曲をリストアップしておきましょう。
投稿する時間帯を統一する
TikTokでは、投稿する時間帯を選んで効率よく視聴回数を稼ぐことができます。
TikTokにおける投稿のゴールデンタイムは、15時から18時の間と言われています。10~20代のユーザーが帰宅時間にあたり、移動の合間に視聴するユーザーが集中するためです。
また、12時から13時の昼食時間や、19時から21時の夕食後、23時から0時の寝る前の時間帯もおすすめです。
投稿ジャンルを統一する
投稿ジャンルを統一することで、特定のジャンルに特化しているアカウントとTikTokに認識されます。
さらに、人気のある動画と投稿した動画に統一性があれば、プロフィールに訪れたユーザーがフォロワーになる可能性も高まるでしょう。
投稿をする際は、テーマを絞って運用していくことが重要です。
トレンドのハッシュタグを使う
TikTokでは、トレンドに合ったハッシュタグを付けて投稿しましょう。
人気のあるハッシュタグや、動画に関連しているハッシュタグを選定することで、おすすめに表示される可能性が高まります。
人気のタグをこまめにチェックして、積極的に使用するようにしましょう。
TikTokの動画が伸びない原因

TIkTokのアルゴリズムに基づいて運用をしていても、なかなか再生回数が伸びないケースは少なくありません。
そういった場合、以下のような原因が考えられます。
- TikTokの規約に違反している
- アカウントがシャドウバンになっている
- TikTok側で不具合が生じている
|
それぞれ解説するため、自身に当てはまっていないか確認しましょう。
TikTokの規約に違反している
TikTokでは、投稿してはいけないジャンルが規定されています。
規約違反の一部には以下が挙げられます。
- 性的な表現
- BGMや人物における著作権侵害
- フォロワーの購入
|
これらの規約に違反すると、アルゴリズムによりおすすめに表示されなくなってしまいます。
規約に反していそうな動画はすぐに削除するようにしましょう。
アカウントがシャドウバンになっている
TikTokのアルゴリズムに沿って動画を投稿しているのに、なかなか再生回数が伸びない場合、TikTokアカウントがシャドウバンされている可能性があります。
シャドウバンとは、TikTok側からサイレントでアカウントの利用制限が行われている状態のことです。
動画の再生回数が1桁でほぼ変わらない場合、シャドウバンになっている可能性が高いでしょう。
シャドウバンになった場合、解除されるまで動画投稿を控えつつ対処しましょう。
TikTok側で不具合が生じている
TikTokのサイトで不具合が起きている場合、以下のようなバグが生じることがあります。
- コメントが反映されない
- いいねが押せない
- おすすめに表示されない
|
まったく再生数が伸びない動画がある場合、不具合の可能性が高いため、TikTokの運営に問い合わせてみるといいでしょう。
TikTokのアルゴリズムまとめ
TikTokのアルゴリズムを攻略しておすすめに載るためには、何度も見返したくなる、最後まで見たくなるような動画を作ることが重要です。
動画のターゲットを明確にして、投稿テーマを絞りつつ、多くのユーザーからの反応を獲得できる動画作りを心がけましょう。
OWNLYでは、TikTokアカウントの開設から企画、広告用動画クリエイティブの作成など、トータルでサポートし、TikTok運用のノウハウを提供します。
TikTokにおける運用代行、キャンペーン施策の実行を検討している企業や担当者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。