Twitterでよく目にすることの多いリツイートキャンペーン。ユーザー側は手軽に参加でき、企業側は商品やキャンペーンを認知拡散できる点がメリットです。
実際にリツイートキャンペーンを実施するにあたって、「やり方がわからない」「成功させるポイントを知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
当記事では、リツイートキャンペーンのやり方をはじめ、成功事例や実施するポイントについて解説します。Twitterキャンペーンを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
リツイートキャンペーンとは
リツイートキャンペーンとは、フォロー&リツイートを参加条件としたTwitterキャンペーン手法のひとつです。
手軽にキャンペーンに参加できることから、多くのユーザーから参加してもらえるメリットがあります。
リツイートキャンペーンを行う目的は、企業によってさまざまです。
- 商品やサービスの認知拡大
- フォロワーの獲得
- 売上増加・購買促進
- ブランディング
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リツイートを参加条件とすることで、ユーザーがキャンペーンを拡散します。開催側はキャンペーンを広く認知させられる点がメリットです。
リツイートキャンペーンは、Twitterの特性である「拡散性の高さ」を活かせるキャンペーンと言えるでしょう。
リツイートキャンペーンのやり方|6ステップ
ここからは、リツイートキャンペーンの具体的な実施手順を紹介します。
1. キャンペーンの目的や目標を設定する
リツイートキャンペーンの内容を検討する前に、キャンペーン実施の目的を定めます。
フォロワー獲得、商品・サービスの認知拡大などの目的が決まったら、目的に応じて目標にすべき指標(KPI)を設定しましょう。
たとえば、商品・サービスの認知拡大が目的の場合は、リツイート数などのインプレッション数を指標とします。
また「キャンペーンを誰に届けたいか」というターゲットを決定しましょう。できる限り細かなペルソナを設定しておくことで、プレゼント内容やクリエイティブの方向性が定まります。
2. キャンペーンの手法を決める
Twitterキャンペーンには、下記のように多くの種類があります。
- フォロー&リツイートキャンペーン
- いいねキャンペーン
- 引用リツイートキャンペーン
- ハッシュタグキャンペーン
- リプライキャンペーン
- 投稿型キャンペーン
- インスタントウィンキャンペーン
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キャンペーンを実施する効果はそれぞれ異なるので、自社の目的や達成したい目標に合ったキャンペーンの手法を決定しましょう。
キャンペーンの種類について詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひチェックしてみてください。
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3. キャンペーン詳細を企画する
目的やターゲットに合わせて、キャンペーンの詳細を企画します。
検討すべき主な内容は以下のとおりです。
- キャンペーン期間
- ユーザーの参加条件
- プレゼント内容
- 当選者の集計・抽選方法
- 特設ページの制作
- 利用ツールの検討
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ただし、これらすべてを自社で行うには大きな手間やコストがかかります。
リツイートキャンペーンを実施する場合、企画検討から運用、効果検証までサポートしてくれるキャンペーン用ツールの利用がおすすめです。
4. クリエイティブやツイート内容を制作する
キャンペーンで使用する画像や動画などのクリエイティブや、ツイート内容を作成します。
せっかく魅力的なキャンペーンを実施したとしても、ユーザーに見てもらい、参加してもらわなければ意味がありません。
Twitterキャンペーンを成功させるには、いかにユーザーの興味関心を惹き、参加したいと思わせる内容にするかが重要です。
共感やインパクトを与えるキャッチコピーを用意したり、アイキャッチとなるコンテンツを活用して、ユーザーの目に留まる工夫を凝らしましょう。
5. キャンペーンを実施する
キャンペーンの詳細が決定したら、キャンペーンを実施しましょう。
あらかじめダイレクトメッセージの受信設定や、問い合わせフォームを作成しておくと、キャンペーンの問い合わせにスムーズに対応できます。
キャンペーン期間中は、事前に定めた指標の数値や応募状況をチェックして、必要に応じて配信頻度やクリエイティブを調整しましょう。
自社アカウントからの発信だけでなく、Twitter広告を併用するのもおすすめです。
4. キャンペーンの効果検証をする
キャンペーンが終了したら、はじめに定めた目的・目標を達成できたか効果検証を行います。
ツールを活用することで、KPIとなる指標を簡単に計測できます。
キャンペーン単体を振り返るだけでなく、今後の施策やマーケティング活動に活かせる分析をすることが重要です。
「どの分析ツールを使えばいいか分からない」など、Twitterの分析ツールにお悩みの方は、下記の記事もぜひチェックしてください。
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【2023年最新】リツイートキャンペーンの成功事例
ここからは、企業で実施されたリツイートキャンペーンの事例を紹介します。
1. 草津温泉観光協会
草津温泉観光協会の公式Twitterでは、抽選で100名に宿泊券などが当たるフォロー&リツイートキャンペーンを開催しました。
フォロー&リツイートの上、アンケート回答が参加条件となっています。
草津温泉宿泊券をはじめとする豪華なプレゼントを用意。特設ページでは草津温泉の魅力やアクセスを紹介しており、ユーザーの参加意欲を向上させることができます。
2. CLAS(クラス)
家具・家電のサブスク「CLAS」公式Twitterでは、2022年8月に4周年を迎えることを記念したフォロー&リツイートキャンペーンを実施しました。
2022年8月22日~8月28日のキャンペーン期間中、当たりが出るまで毎日参加できる内容となっています。
当選結果がその場で分かるインスタントウィンを活用しており、各ツイートで1万件を超えるリツイートを獲得しました。
3. 東京ラスク
「東京ラスク」公式Twitterでは、TwitterとLINEを組み合わせたリツイートキャンペーンを開催しました。
TwitterとLINEのダブル応募で、当選チャンスが2倍になる内容となっています。
Twitter・LINEと2口同時開催のキャンペーンにすることで、より多くのユーザーに参加してもらうことができます。
Twitterではリツイート数が1.3万件を超え、フォロワー獲得や認知拡大につながる事例となりました。
4. 焼肉きんぐ×ブルボン
「焼肉きんぐ」と「ブルボン」公式Twitterでは、コラボレーションした新デザートの販売を記念して、Wフォロー&リツイートキャンペーンを実施しました。
キャンペーン第1弾では、「焼肉きんぐ アプリクーポン(1,000円分)」、第2弾では「ルマンド(12袋)」が当たる内容です。
本キャンペーンは、合計4万件を超えるリツイートを獲得しました。
「焼肉きんぐ」と「ブルボン」の両アカウントでキャンペーンを開催することで、相互誘客につながった事例です。
5. スシロー
スシロー公式アカウントでは、年に一度の「#別格まぐろ祭」を開催するにあたって、Twitterのフォロー&RTキャンペーンを実施しました。
2023年6月28日〜7月2日の5日間の間に参加したユーザーから、抽選で10名にお食事券1万円分が当たる豪華なキャンペーン内容です。
参照元:年に一度の別格まぐろ祭|OWNLY導入事例
キャンペーンのクリエイティブには動画が使用されており、「美味しそう」「食べてみたい」と思わせるような内容になっています。
さらに、豪華景品を目立たせるよう工夫されており、タイムライン上でユーザーの目を惹くようなクリエイティブが特徴です。
リツイートキャンペーンを実施する4つのポイント
リツイートキャンペーンを実施する際は、以下のポイントを心がけましょう。
- 魅力的な景品を用意する
- 参加条件は簡単にする
- Twitterガイドラインを遵守する
- 景品表示法に違反しない
- キャンペーン用ツールを活用する
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ここからは、それぞれのポイントについて解説します。
1. 魅力的なプレゼントを用意する
キャンペーンでは、不特定多数のユーザーが魅力的に感じるプレゼントを用意しましょう。
参加するユーザーがメリットや魅力を感じないと、キャンペーンに参加してもらえません。
自社商品・サービスをプレゼントすることで認知拡大を図ったり、インスタントウィンを活用してクーポンや商品券をプレゼントするのもよいでしょう。
2. 他社とは違った工夫をする
Twitterキャンペーンを実施している企業は多く、毎日のようにさまざまなキャンペーンが実施されています。
数あるキャンペーンの中から応募してもらうために、他社とは違ったキャンペーン内容を工夫しましょう。
より目を惹くクリエイティブにしたり、拡散してもらえる仕組み作りをするなど、Twitterの特性を活かした内容を検討することが重要です。
3. Twitterガイドラインを遵守する
Twitterにはキャンペーン用ガイドラインが制定されています。必ずガイドラインを遵守してキャンペーンを実施しましょう。
ガイドラインには以下のような内容が記載されています。
- 複数アカウントを作成させない
- 繰り返し同じツイートをさせない
- すべての応募を確認できるように、主催者の@ユーザー名を含めてツイートしてもらう
- キャンペーンに関連する話題を盛り込むように推奨する
- Twitterルールに準拠する
- 適用法令および規制に準拠する
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これらを遵守していないと、アカウントの凍結・ロックだけでなく、法律違反のリスクがあるので注意しましょう。
4. 景品表示法に違反しない
Twitterキャンペーンを実施するにあたって注意したいのが「景品表示法」(景表法)です。
景表法は、消費者を守りつつ企業の信頼性を高めるために重要です。
違反すると法的問題に発展するリスクもあるので、あらかじめ自社の法務部やキャンペーンツールを提供する企業に相談しておきましょう。
5. キャンペーン用ツールを活用する
キャンペーンを実施するにあたって、応募者の収集・抽選・プレゼントの送付を自力で行うには非常に手間がかかります。
効率的にキャンペーンを実施して、効果検証をしっかり行うためには、Twitterキャンペーンツールを活用するのがおすすめです。
応募後すぐに抽選結果がわかるインスタントウィンを活用したりと、キャンペーンでできることの幅が増えます。
自社で実施したいキャンペーンの目的に応じて、最適なツールを選定しましょう。
まとめ
リツイートキャンペーンは、商品やサービスの認知拡大・フォロワー獲得に効果的なキャンペーン手法です。Twitterキャンペーンを上手く活用することで、売上アップにもつながるでしょう。
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