夏はさまざまなイベントや体験が盛り上がりやすい季節です。SNSを通じてキャンペーンを実施することで、多くのユーザーの参加が見込まれるでしょう。
そんな中「夏をテーマにしたキャンペーンの事例が知りたい」「成功の秘訣は?」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、夏のSNSキャンペーンの成功事例や、キャンペーンを成功させるポイントなどに解説するので、ぜひ参考にしてください。

夏にSNSキャンペーンを実施するメリット
夏にSNSキャンペーンを実施するメリットとして、以下のようなものが挙げられます。
- 夏のイベントに絡めやすい
- イベントの集客を見込める
- 顧客のリピーター化を促せる
ここでは、それぞれのメリットについて解説します。
夏のイベントに絡めやすい
夏は花火大会や祭り、音楽フェスティバル、海水浴など、数多くのイベントが開催されます。これらのイベントに合わせてSNSキャンペーンを実施しやすいのがメリットの1つです。
たとえば、イベント参加者に写真を投稿してもらい、特典を提供するキャンペーンを展開すれば、多くの人が自発的に参加し、拡散効果を期待できるでしょう。
イベントのハッシュタグを使った投稿を促すことで、SNS上での話題性を高め、イベントの認知度向上につながります。
イベントの集客を見込める
SNSは多くのユーザーに情報を届けるのに最適なプラットフォームです。そのため、夏に開催されるイベント告知やプロモーションに非常に効果的です。
キャンペーンを通じて早期割引や特典を提供すれば、イベントの集客につながり、参加者を増やせます。
具体的には、ターゲットユーザーに向けた広告や投稿を通じて、イベントの詳細や魅力を伝えるといった方法があります。
さらに、シェアやいいね!を促すことで、ユーザーのフォロワーを通じて情報が拡散され、多くの潜在顧客にリーチできるでしょう。
顧客のリピーター化を促せる
SNSキャンペーンは、顧客とのエンゲージメントを高める強力なツールです。
夏のイベントは思い出に残りやすく、形に残るような写真を投稿してもらったり、自主的に参加できるキャンペーンを実施したりすることで、ロイヤリティが高まります。
例えば、イベント参加者に次回利用できるクーポンや特典を提供することで、再訪を促進します。
また、イベント後にフォローを促し、SNS限定の情報やプロモーションを定期的に発信することで、顧客とのつながりを強化できるでしょう。
【2023年最新版】夏のSNSキャンペーン成功事例10選
ここからは、「夏」をテーマにしたSNSキャンペーンの成功事例を紹介します。
1. パピコ|無料券プレゼントキャンペーン
パピコ公式アカウントでは、2022年春にリニューアルした同社商品のお試しキャンペーンを実施しました。
アカウントのフォローと該当ツイートをRTしたユーザーから、抽選で35,000名の人にパピコ無料引き換えクーポンが当たるというものです。
35,000名と当選者数の多さから、10.5万件を超えるリツイートを獲得しました。さらにその場で抽選結果がわかるインスタントウィン形式である点も特徴です。
2. 学研|小学生モニターキャンペーン
続いて紹介するのは、株式会社学研ホールディングスで実施された、「#学研の夏休みドリル 小学生モニター大募集!キャンペーン」です。
フォロー&RTで応募した人の中から、抽選で60名に同社製品の夏休みドリルがプレゼントされる内容になっています。
さらに夏休みドリルの写真と感想をTwitter上で投稿すると、全員に「図書カード500円分」と「計算ドリル」が送付されるというダブルチャンスも用意されました。
ユーザーに写真を投稿することで、自然とUGCや良い口コミが生まれやすく、認知拡大やファン獲得・育成などにつながります。
3. バブ|バブの日フェス2022キャンペーン
花王株式会社が販売する「バブ」のTwitter公式アカウントでは、毎年8月22日を「バブの日」に制定し、バブの日フェス2022キャンペーンを実施しました。
バブやお風呂にまつわるクイズが出題され、クイズに回答すると抽選で82名に豪華バブセットが当たるというものです。
クイズキャンペーンは参加者の興味を惹きやすく、ユーザーからの認知拡大や商品訴求につなげられるのがポイントです。
またユーザーとの関係性構築やエンゲージメント向上も見込めるでしょう。
4. エディオンeスポーツ|夏休み応援キャンペーン
大手家電量販店チェーン・エディオンのeスポーツ専門Twitterアカウント「エディオン eスポーツ」では、「Enjoy!夏休み応援キャンペーン」を実施しました。
フォロー&RTで応募すると、抽選で3名に「Logicool G」のゲーミングデバイス製品が当たるというものです。
プロゲーミングチーム「DetonatioN Gameing」のファンやゲーマーなどが多数キャンペーンに注目しており、4,000件以上の応募総数を獲得しています。
電化製品やPCデバイスなど、比較的高額な景品を選ぶことで、ユーザーが価値を感じやすく参加者数を集めやすいのも特徴です。
5. ハーゲンダッツ|推しダッツ募集キャンペーン
ハーゲンダッツジャパン株式会社は、8月10日をハーゲンダッツの日として、Twitterで1日限りのハッシュタグキャンペーンを実施しました。
指定のハッシュタグをつけて「推しダッツ」を投稿したアカウントの中から、抽選でハーゲンダッツセットが当たるという内容です。
多くのユーザーに推しダッツを投稿してもらうことで、認知拡大やUGC創出に成功し、ハーゲンダッツを食べたいと思わせるPRに成功しています。
また「8月10日」をハーゲンダッツの日と周知を広げることで、消費者の購入意欲を掻き立て、売上アップに貢献していると言えるでしょう。

6. ダイアンボヌール|写真投稿キャンペーン
ヘアケアブランド「ダイアンボヌール」では、同社の夏季限定シリーズとドライシャンプーの発売記念として、写真投稿キャンペーンを実施しました。
公式アカウントをフォローの上、ダイアンの製品を撮影してハッシュタグ付きで投稿すると、合計100名にプレゼントが当たるというものです。
ユーザーに写真を投稿してもらうことによって、自然なUGC創出に成功している事例といえます。また、キャンペーン商品に人気シリーズを起用することで、ユーザーの参加意欲を刺激しているキャンペーン事例です。
7. 雪印メグミルク|自由研究キャンペーン
雪印メグミルクの公式Instagramアカウントでは、「夏休み つくって!あそんで!自由研究キャンペーン」を実施しました。
特設サイトのひんやりスイーツをチェックし、キャンペーン専用投稿のコメント欄に食べてみたい、作ってみたいレシピをコメントすると参加できます。
自由研究に使えそうな工作やひんやりスイーツなどのレシピが多数掲載されており、自由研究のコツやまとめシートの配布も行われています。
自社製品を使ったレシピの紹介で、顧客との接点が生まれ、ブランドの想起性向上や認知拡大、売上アップに寄与している事例と言えます。
8. ドミノ・ピザ|無料招待キャンペーン
ドミノ・ピザ公式Instagramアカウントでは、夏の直産ドミノの発売記念として、「#夏の直産ドミノ親子で自由研究キャンペーン」を実施しました。
フォロー&コメントで応募した人の中から、ドミノ・ピザ台場店で行われるピザ作り体験と試食会に親子5名を無料招待するという内容です。
夏休みの自由研究と絡めることで、多くの保護者から参加希望のコメントを獲得しました。
9. フォルクスワーゲン|写真投稿キャンペーン
フォルクスワーゲンの公式Instagramアカウントでは、翌年のカレンダーに使う写真を募集するフォトコンテスト形式のキャンペーンを実施しました。
募集する写真の条件は「フォルクスワーゲンのロゴ」に見えるもので、おもちゃや食べ物、木の枝などでロゴを再現するなど、さまざまな写真が投稿されました。
「公式カレンダーの写真に採用されたい」という心理を利用し、多くのユーザーからの参加を獲得しました。カレンダーの写真募集を通じて、フォルクスワーゲンの認知拡大につながっています。
10. 東京タワー|リアルイベント連動キャンペーン
東京タワー株式会社では、リアルイベントとInstagramが連動したコラボキャンペーンを実施しました。
各SNSで「#天の川イルミネーション」をつけて投稿し、窓口に投稿画面を提示すると、オリジナルポストカードがプレゼントされるというものです。
オリジナルハッシュタグを使用することで、イベントの認知拡大につながりました。

夏のキャンペーンを企画する前に知っておくこと
夏のキャンペーンを企画する前に、以下の点について知っておきましょう。
- 参加のハードルを下げる
- 高品質なクリエイティブを用意する
- ストーリーを設定する
それぞれ順に解説します。
参加のハードルを下げる
キャンペーンの参加ハードルを下げることで、多くの人が気軽に参加できるようになります。簡単な応募方法を設定し、複雑な手続きや条件を避けることが重要です。
たとえば、写真投稿や簡単なコメント投稿を条件にすることで、誰でも短時間で参加できるようにします。
他にも、参加後すぐに当落結果が分かるインスタントウィン形式のキャンペーンにするのもおすすめです。
高品質なクリエイティブを用意する
魅力的で品質の高いクリエイティブを用意することで、ユーザーの興味関心を引き、キャンペーンへの参加を促せます。
高品質な画像や動画などのクリエイティブを用いて、キャンペーンのテーマやメッセージを効果的に伝えることが重要です。
クリエイティブが目立つことで、SNS上でのシェアやいいね!が増え、自然な拡散効果を生めるでしょう。
ストーリーを設定する
キャンペーンに魅力的なストーリーを設定することで、ユーザーの感情に訴えかけることも成功のポイントです。ストーリーでは、キャンペーンの背景や目的を伝えたり、参加者に共感や興味を持たせたりします。
例えば、夏の思い出作りや地域の特産品を紹介するなど、ユーザーが自分の体験と結びつけやすいストーリーを用意しましょう。
そうすることで、参加者はキャンペーンに対して個人的な関心を持ちやすくなり、積極的に参加してもらいやすくなります。
夏のSNSキャンペーンを成功させるポイント
夏をテーマにしたSNSキャンペーンを成功させるには、下記のポイントを意識しましょう。
- 夏から連想されるキーワードを絡める
- 画像や動画などのビジュアルに力を入れる
- 参加者のエンゲージメントを促す
ここからは、それぞれのポイントについて解説します。
夏から連想されるキーワードを絡める
夏をテーマにしたSNSキャンペーンでは、季節に関連するキーワードを活用することが重要です。
下記のような夏のキーワードを絡めましょう。
- 夏休み
- ビーチ
- プール
- 冷たいデザート
- 夏フェス
- 祭り
- 自由研究
- バーベキュー
- キャンプ
- 日焼け止め
- アイスクリーム
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上記のような夏を象徴する言葉やイメージを使って、コンテンツやハッシュタグを作成します。
ユーザーの共感や関心を引きやすくなり、キャンペーンへの参加やシェアを促せるでしょう。
画像や動画などのビジュアルに力を入れる
夏のキャンペーンでは、ビジュアルコンテンツに力を入れることが重要です。
鮮やかなカラーや夏らしいイメージを持つ画像や動画を活用し、目を引くクリエイティブを制作しましょう。
たとえば、爽やかな海やプールで楽しむ人々、夏の風物詩となるアイテムや食べ物などを取り入れるなど、さまざまな活用方法があります。
視覚的に興味を惹けるため、積極的にキャンペーンに参加してもらいやすくなるでしょう。
参加者のエンゲージメントを促す
夏のキャンペーンでは、ユーザーのエンゲージメントを促すことが成功の鍵です。
参加者に対して、クイズや投票、写真コンテストなど、双方向のコミュニケーションを目指せる要素を取り入れましょう。
また、応募やシェアに対してメリットを提供することも効果的です。
さらに、ユーザーとの交流を重視し、コメントや質問への返信や共有エピソードの紹介など、コミュニケーションを図ることで関係性を高めます。
夏のキャンペーン企画に役立つアイデア
ここからは、夏のキャンペーン企画に役立つアイデアやヒントを紹介します。
自社のキャンペーン施策で悩んでいる方は、ぜひ以下で紹介するヒントを参考に企画を検討してみてください。
夏のイベント
夏のイベントには、以下のようなものがあります。
▼祭り
- 七夕祭り
- 夏祭り
- 盆踊り
- 花火大会
- 音楽フェスティバル
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▼グルメ
▼アウトドア
- 川遊び
- バーベキュー
- 登山
- 海水浴
- サーフィン
- 屋外映画
- ナイトプール
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夏の祝日
夏(6~8月)の祝日には、以下のようなものが挙げられます。
参照:「国民の祝日」について|内閣府
海の日や夏の日に合わせて、キャンペーンを開催することで、季節感を演出したり、トレンドに沿ったイベントを実施できるでしょう。
夏の食べ物
夏の食べ物には、以下のようなものが挙げられます。
- かき氷
- アイスクリーム
- スイカ
- メロン
- 桃
- ぶどう
- パイナップル
- トマト
- きゅうり
- 焼きとうもろこし
- 冷やし中華
- そうめん
- 麦茶
- ラムネ
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こうした食べ物と絡めてキャンペーンを実施したり、クリエイティブのイラストや写真に使用したりするのもおすすめです。
夏のSNSキャンペーン事例を参考に魅力的な施策を打ち出そう
この記事では夏をテーマにしたSNSキャンペーンの成功事例や、キャンペーンを成功させるポイントなどについて解説しました。
本記事の事例を参考に、夏に関連したコンテンツやイベントを企画して、キャンペーンの効果最大化を狙いましょう。
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