自社のSNSを効果的に運用したいと考えつつも、何を基準に改善すればよいか迷うことはないでしょうか。投稿を続けても数字が伸びないとき、競合のやり方や見るべき指標がわからず手が止まりがちです。SNS競合分析のやり方を身につけると、自社に足りない要素が見え、次の一手を判断しやすくなります。
そこで今回は、SNS競合分析の進め方や指標の例、実施する際の注意点まで、企業の担当者に向けてわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
【著者プロフィール】
この記事は、SNSキャンペーン支援ツール「OWNLY」を運営するSmart Share Lab 編集部が執筆しています。編集部はSNSマーケティング、UGC活用、キャンペーン運用を専門領域とし、大手企業を含む数多くのSNSキャンペーンの企画・分析・運用を支援してきました。
現場で蓄積した知見をもとに、企業の担当者が実務でそのまま使える情報をお届けします。
SNS競合分析とは|企業が取り組む目的とメリット
SNS運用を改善する第一歩として、競合の動きを正しく知ることはとても有効です。最初に、SNS競合分析がどのような取り組みで、企業にとってどんな価値があるのかを整理しました。基本を押さえておくと、後半で紹介する指標や進め方の理解もぐっと深まります。
そもそもSNS競合分析とは何か
「競合分析という言葉はよく聞くものの、SNSの場合は具体的に何を調べればよいのか曖昧」と感じている担当者は少なくありません。SNS競合分析とは、自社と似たターゲットを持つ他社のSNSアカウントを観察し、フォロワー数や投稿内容、反応の大きさなどを数値と内容の両面から比較する取り組みのことです。例えば、同じ業界の3社を選び、それぞれの投稿頻度やいいねの付き方を1か月分まとめて並べてみると、自社との違いがはっきり見えてきます。
まずは「自社の運用を良くするための材料集め」と捉えて、気軽に始めてみることをおすすめします。
企業がSNS競合分析に取り組むべき理由
「とりあえず投稿は続けているけれど、これで合っているのか自信が持てない」という悩みは、多くの運用担当者が抱えています。競合分析に取り組む理由は、自社だけを見ていてもわからない業界の基準を知り、改善の方向性を定められる点にあります。例えば、自社のエンゲージメント率が30日間で2%だったとして、その数字が良いのか悪いのかは単体では判断できません。同業他社が平均1%であれば優秀ですし、5%であれば改善の余地が大きいと読み取れます。
判断の物差しを手に入れるためにも、定期的に競合を観察する習慣をつけましょう。
競合分析・自社分析・市場分析の違い
「競合分析と市場分析はどう違うのか整理できていない」という方も多いのではないでしょうか。自社分析とは自社アカウントの数値や投稿傾向を振り返ることで、市場分析とは業界全体の動向やユーザーの関心の変化を捉えることを指します。これに対して競合分析は、特定の他社を基準に自社と比べる点に特徴があります。
例えば、市場分析で「動画への反応が業界全体で伸びている」と把握し、競合分析で「A社は週2本の動画で成果を出している」と確認できれば、自社の打ち手がより具体的になります。3つを別物として切り分けず、組み合わせて活用することを心がけましょう。
競合分析でよくある誤解
「競合のフォロワー数を調べて終わり」になっていないでしょうか。SNS競合分析でありがちな誤解は、数字を眺めるだけで満足してしまい、自社の行動につなげられないことです。例えば、フォロワー数が多い競合を見て焦るだけでは、運用は何も変わりません。大切なのは、なぜその競合が支持されているのかという理由を読み解き、自社に取り入れられる要素を見つけることです。
分析は「比べること」ではなく「行動を変えるための準備」だと意識しておきましょう。
ありがちな誤解チェックリスト
□ フォロワー数の多さだけで競合の優劣を判断していないか
□ 数値を集めただけで満足し、改善行動に落とし込めていないか
□ 投稿内容やユーザーとのやり取りなど質の面を見落としていないか
□ 自社と無関係な大手だけを比較対象にしていないか
□ 一度分析しただけで、その後の変化を追えていないか
競合の数値を自社の運用にどう活かすかをさらに深く知りたい場合は、無料資料「バズ依存から再現性のあるデータ運用へ|SNSの効率的な伸ばし方」も参考になります。
SNS競合分析で押さえておきたい指標例
競合分析を始めるとき、最初につまずきやすいのが「どの数字を見ればよいのか」という点です。ここでは、企業のSNS運用でよく使われる指標を、基本から施策向けまで段階的に紹介します。指標の意味と目安を知っておくと、競合との比較が一気にやりやすくなります。
まず把握したい基本指標(フォロワー数・リーチ・インプレッション)
「専門用語が多くて、どれが基本の指標なのか迷ってしまう」という声をよく耳にします。最初に押さえたいのは、フォロワー数、リーチ、インプレッションの3つです。リーチとは投稿が届いたユニークなユーザーの数を意味し、インプレッションとは投稿が表示された延べ回数のことです。
例えば、フォロワー数が同じくらいの競合でもリーチが大きい場合、その投稿は拡散されている可能性が高いと読み取れます。まずはこの3つを並べて、規模と広がりの違いを確認することから始めましょう。
投稿の質を測るエンゲージメント関連の指標
「数字は集まったものの、どの投稿が本当に響いているのか判断できない」と悩むこともあるでしょう。投稿の質を測るには、エンゲージメントに関する指標が役立ちます。エンゲージメントとは、いいねやコメント、シェア、保存など、ユーザーが起こした反応の総称です。これをリーチやフォロワー数で割った比率がエンゲージメント率で、Instagramでは1%から3%程度が一つの目安とされています。
例えば、フォロワーが少なくてもエンゲージメント率が高い競合は、濃いファンを育てていると考えられます。数の大きさだけでなく、反応の濃さにも目を向けましょう。
コンテンツ傾向を読み解く指標
「競合がどんな投稿で伸びているのかを、感覚ではなく数字で知りたい」と感じる場面は多いものです。コンテンツの傾向を読み解くには、投稿形式ごとの反応や投稿頻度、よく使われるハッシュタグを見ていきます。ハッシュタグとは、投稿に付けるキーワードのことで、検索や拡散の入り口になります。
例えば、競合が画像より短尺動画で高い反応を得ているとわかれば、自社も動画の比率を高める判断ができます。投稿の数だけでなく「どの形式が効いているか」という視点で整理しましょう。
キャンペーン施策で見るべき指標
「キャンペーンを実施しても、成果をどう測ればよいか自信がない」という担当者も多いのではないでしょうか。キャンペーンの競合分析では、応募数や参加数、新規フォロワーの増加数、UGCの投稿件数などを確認します。UGCとは、ユーザー生成コンテンツの略で、ユーザー自身が作成した投稿や口コミのことです。例えば、競合のハッシュタグキャンペーンで2週間に500件の投稿が集まっていれば、その施策には一定の訴求力があると判断できます。
施策ごとに見るべき指標を決めてから観察を始めることをおすすめします。
主要指標と目安の一覧
- フォロワー数:アカウントの規模を示す数値/絶対数より増加率で勢いを見る
- リーチ数:投稿が届いたユニークユーザー数/フォロワー数に対する比率で拡散力を判断する
- インプレッション数:投稿が表示された延べ回数/リーチとの差で再表示の多さを把握する
- エンゲージメント率:反応数をリーチやフォロワーで割った比率/Instagramで1%から3%程度が目安
- 保存・シェア数:投稿が保存・共有された回数/役立つ内容かどうかの判断材料になる
- 投稿頻度:一定期間あたりの投稿本数/週3回から5回が運用の一つの基準
SNS競合分析の進め方|6つのステップ
指標がわかったら、次は実際の進め方です。やみくもに数字を集めても活用できないため、順番に沿って進めることが成果への近道になります。ここでは、目的設定から戦略への反映までを6つのステップに分けて解説します。
Step1 分析の目的とKPIを決める
「とにかく競合を調べてみたものの、結局何のために集めたのかわからなくなった」という経験はないでしょうか。最初にやるべきは、分析の目的とKPIを決めることです。KPIとは、目標の達成度を測る中間的な指標のことです。例えば、「半年でエンゲージメント率を業界平均まで引き上げる」と目的を定めれば、見るべき数字も自然と絞られます。
データを集める前に、何のために分析するのかを言葉にしておきましょう。
Step2 比較する競合アカウントの選び方
「競合といっても、どの企業を選べばよいのか判断に迷う」という悩みは非常に多いものです。競合アカウントを選ぶときは、業界トップだけでなく、ターゲット層が近い企業や成長が著しいアカウントもあわせて選ぶことが大切です。例えば、規模が近い直接の競合を2社、目標としたい先行企業を1社という形で組み合わせると、現実的な比較と理想像の両方が見えてきます。
最初は3社から5社程度に絞って、無理なく観察できる範囲から始めましょう。
Step3 比較する指標と期間を決める
「どの数字を、どのくらいの期間で見ればよいのか決まらない」という段階で止まってしまうこともあります。比較する指標は目的に合わせて選び、期間はそろえて設定することが基本です。例えば、過去30日間のデータを対象にすると、競合のパフォーマンスを測るのに十分で、各投稿を分析するにも適度な長さになります。
自社と競合で同じ期間・同じ指標をそろえ、条件を統一して比べることを心がけましょう。
Step4 データを収集・記録する
「数字を見た記憶はあるけれど、後で振り返れる形に残していなかった」という失敗は起こりがちです。データは、後から比較できるように一覧の形で記録しておくことが欠かせません。例えば、表計算ソフトに競合名、フォロワー数、投稿数、平均エンゲージメント数などの列を作り、毎週同じ曜日に入力すると変化を追いやすくなります。
記録の手間を減らしたい場合は、後述する分析ツールの活用も検討しましょう。
Step5 自社と競合の差を可視化する
「数字は並べたものの、どこに差があるのか直感的にわからない」と感じることもあるでしょう。集めたデータは、グラフやマップにして可視化すると差が一目で伝わります。例えば、自社と競合3社のエンゲージメント率を折れ線グラフにすると、どの時期に差が開いたのかが見えてきます。
数字の羅列のままにせず、視覚的に整理してチームで共有できる形にまとめましょう。
Step6 分析結果を戦略に落とし込む
「分析して満足してしまい、運用が何も変わらなかった」という結末は避けたいところです。最後のステップは、わかったことを具体的な行動に変えることです。例えば、競合が動画で成果を出しているとわかったら、自社も週1本の短尺動画を試すといった形で、施策に落とし込みます。
分析で得た気づきを必ず1つ以上の行動につなげることを意識しましょう。
競合分析シートの項目例
Step1 比較する競合アカウント名とURLを記入する
Step2 フォロワー数と前月比の増加率を記録する
Step3 投稿本数と投稿形式の内訳を整理する
Step4 平均エンゲージメント率と上位投稿の傾向をメモする
Step5 自社との差と、そこから考えられる改善案を書き出す
SNS競合分析に役立つフレームワークと分析シートの作り方
数字を集めるだけでは、全体像をつかみにくいものです。そこで役立つのが、思考を整理するフレームワークです。ここでは、代表的な4つの手法と、それを分析シートに落とし込む流れを解説します。
3C分析で全体像をつかむ
「個別の数字は見ているけれど、市場全体の中での立ち位置が見えない」という悩みはよくあります。3C分析とは、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの視点から状況を整理するフレームワークのことです。例えば、顧客が求めている価値、競合が提供できている価値、自社が提供できている価値を並べると、自社が狙うべき空白地帯が見えてきます。
まずはこの3つを書き出して、全体像から考え始めましょう。
4P分析で施策を分解する
「競合の施策をどの角度から見ればよいのか整理できない」と感じることもあるでしょう。4P分析とは、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、販促(Promotion)の4つの観点で施策を分解する手法です。SNSの文脈では、特にPromotionにあたる発信内容やキャンペーンの打ち出し方に注目すると役立ちます。
例えば、競合が季節ごとにキャンペーンを集中させているとわかれば、自社の年間計画の参考にできます。4つの観点で抜け漏れなく整理することを心がけましょう。
SWOT分析で強み・弱みを整理する
「競合と比べて、自社の何が強くて何が弱いのか言語化できない」という段階で迷うこともあります。SWOT分析とは、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つで自社を整理するフレームワークです。例えば、競合分析で見えた他社の強みを自社の弱みと照らし合わせると、補うべき点がはっきりします。
内部と外部の両面から整理して、次の戦略の土台をつくりましょう。
ポジショニングマップで立ち位置を把握する
「自社と競合の違いを、ひと目で説明できる形にしたい」と考える場面は多いものです。ポジショニングマップとは、2つの軸を設けて各アカウントの位置を図にする手法です。例えば、横軸を価格帯、縦軸を発信トーンの硬さ・柔らかさにして各社を配置すると、自社がどの領域で勝負しているかが見えてきます。
空いている領域を見つけて、差別化の方向性を考えるきっかけにしましょう。
フレームワーク活用の手順
- Step1 3C分析で顧客・競合・自社の全体像を整理する
- Step2 4P分析で競合の施策を要素ごとに分解する
- Step3 SWOT分析で自社の強みと弱みを言語化する
- Step4 ポジショニングマップで差別化できる領域を見つける
SNS競合分析ツールの選び方と活用法
競合分析を続けていくと、手作業の負担が気になってきます。効率よく分析するには、ツールの活用が大きな助けになります。ここでは、手動との違いから選び方のポイント、無料・有料の使い分けまでを整理しました。
ツールを使う場合と手動分析の違い
「手作業で数字を集めているけれど、時間がかかりすぎて続かない」という悩みは多くの担当者に共通します。手動分析は無料で始められる一方、入力の手間や転記ミスが起こりやすいという弱点があります。これに対してツールを使うと、フォロワー数の推移やエンゲージメント率を自動で取得し、グラフ化まで一気に進められます。
例えば、複数アカウントの数値を毎週手で集めている場合、ツールに置き換えるだけで大幅に時間を節約できます。作業量が増えてきたと感じたら、ツールの導入を検討しましょう。
ツール選びで確認したいポイント
「種類が多すぎて、どのツールを選べばよいのか判断できない」という声もよく聞きます。ツールを選ぶときは、対応しているSNS、取得できる指標、競合比較の機能、レポート出力の有無を確認することが大切です。例えば、InstagramだけでなくX(旧Twitter)やTikTokもまとめて見たい場合は、複数SNSに対応したツールが向いています。
自社が運用しているSNSと、見たい指標に合うかどうかを基準に選びましょう。
無料で始められる公式インサイトの活用法
「いきなり有料ツールを契約するのは不安」という場合も多いのではないでしょうか。まずは各SNSが提供する公式の分析機能から始めるのがおすすめです。例えば、Instagramのインサイトや、Metaが提供するMeta Business Suiteを使えば、自社投稿のリーチやエンゲージメントを無料で確認できます。競合の公開情報とあわせて見れば、コストをかけずに基本的な比較ができます。
まずは無料の範囲で分析の感覚をつかみましょう。
有料の競合分析ツールでできること
「無料の範囲では物足りなくなってきた」という段階に進むこともあります。有料ツールを使うと、競合アカウントを指定するだけでフォロワーの増減やエンゲージメント率の差、投稿時間帯の傾向まで自動でグラフ化できます。例えば、複数の競合を横並びで比較し、月次レポートを自動作成できるツールもあります。
分析にかける時間を減らして施策の検討に集中したい場合は、有料ツールの導入を前向きに検討しましょう。
ツール選定チェックリスト
□ 自社が運用しているSNSにすべて対応しているか
□ 競合アカウントを指定して比較できる機能があるか
□ 必要な指標を自動で取得・グラフ化できるか
□ レポートを出力してチームで共有できるか
□ 料金が分析で得られる成果に見合っているか
SNSキャンペーンの競合分析のやり方|UGC施策で差をつけるコツ
通常の投稿運用に加えて、キャンペーンを実施している企業も増えています。キャンペーンの競合分析は、見るべき視点が日常運用とは少し異なります。ここでは、UGCを活かした施策で差をつけるための分析のコツを解説します。
キャンペーンの競合分析が重要な理由
「キャンペーンを企画したいけれど、何を参考にすればよいかわからない」と迷うことはないでしょうか。キャンペーンの競合分析が重要なのは、成功事例から効果的な手法や景品の傾向を学べるからです。例えば、競合が実施したフォロー&リポストキャンペーンで新規フォロワーが大きく増えていれば、その手法には再現性がある可能性が高いと判断できます。
ゼロから考える前に、まず競合の事例を観察することをおすすめします。
競合のキャンペーン手法を分類して把握する
「キャンペーンといっても種類が多く、どう整理すればよいか迷う」という方も多いものです。まずは手法ごとに分類して把握すると、自社に合う型が見つけやすくなります。例えば、その場で当落がわかるインスタントウィン、指定タグを付けて投稿してもらうハッシュタグキャンペーン、購入レシートを投稿してもらうレシート応募などに分けて整理します。インスタントウィンとは、応募後すぐに抽選結果がわかる仕組みのことです。
手法を分類したうえで、自社の目的に合うものを選びましょう。
UGCの集まり方と活用状況を分析する
「キャンペーンで投稿は集まったものの、その後どう活かすのか見えていない」という悩みは少なくありません。競合分析では、UGCがどれくらい集まり、どのように活用されているかまで観察すると学びが大きくなります。例えば、競合が集まった投稿を公式サイトや広告に二次活用している場合、UGCを資産として運用していると読み取れます。二次活用とは、ユーザーの投稿を許諾を得て別の場所で使うことです。
集める量だけでなく、その後の活かし方まで見ておきましょう。
応募導線と告知文を分析するコツ
「応募してもらいたいのに、途中で離脱されてしまう」という課題を抱える企業は多いものです。競合の応募導線と告知文を分析すると、参加しやすい仕組みのヒントが得られます。応募導線とは、ユーザーが応募を完了するまでの一連の流れのことです。例えば、競合の告知文が「フォローして対象の投稿をリポストするだけ」と一文で参加方法を示していれば、わかりやすさが参加率を高めていると考えられます。
手順をできるだけ短く、わかりやすく伝える工夫を取り入れましょう。
キャンペーン分析チェックリスト
□ 競合が用いている手法の種類を分類できているか
□ 応募数や新規フォロワー増加数を確認したか
□ 集まったUGCの件数と内容の傾向を把握したか
□ UGCを二次活用しているかどうかを確認したか
□ 告知文と応募導線のわかりやすさを比較したか
競合のキャンペーン手法をより具体的に学びたい場合は、無料資料「フォロー&リツイートキャンペーン 成功事例から見る運用のポイント」や「OWNLY インスタントウィン」のパンフレットが参考になります。


SNS競合分析を行う際の注意点
最後に、分析を実務で活かすうえで気をつけたい点を整理します。せっかく時間をかけても、進め方を誤ると成果につながりにくくなります。ここで紹介する4つの注意点を押さえて、無駄のない分析を目指しましょう。
数値の大きさだけで判断しない
「フォロワーが多い競合を見ると、それだけで圧倒されてしまう」という経験はないでしょうか。注意したいのは、数値の大きさだけで優劣を決めないことです。例えば、フォロワーが多くてもエンゲージメント率が低ければ、必ずしも理想的な運用とは言えません。
数の規模と反応の濃さの両面から見て、本質を見極めることを心がけましょう。
競合施策をそのまま真似しない(景品表示法・薬機法)
「成功している競合のキャンペーンをそのまま再現すれば安心」と考えてしまうこともあるかもしれません。しかし、施策をそのまま真似すると、法令面でリスクが生じる場合があります。景品表示法とは、過大な景品やうそ・大げさな表示を規制する法律のことで、キャンペーンの景品額には上限の定めがあります。薬機法とは、医薬品や化粧品などの広告表現を規制する法律です。例えば、競合が出している景品額や表現が自社の商材にも適切とは限りません。
消費者庁のガイドラインや各SNSの規約を確認したうえで、自社に合う形に調整しましょう。
分析を一度きりで終わらせない
「一度しっかり分析したから、しばらくは大丈夫」と考えていないでしょうか。SNSのトレンドや競合の動きは常に変化するため、分析を一度きりで終わらせないことが大切です。例えば、月に1回など頻度を決めて定点観測すると、競合の新しい施策や勢いの変化にいち早く気づけます。
継続的なプロセスとして、無理のない頻度で続けることをおすすめします。
分析の目的を見失わない
「データを集めること自体が目的になってしまった」という状態は避けたいところです。分析を進めるうちに手段が目的化してしまうと、行動につながりません。例えば、当初の目的が「エンゲージメント率の改善」であれば、そこに関係する数字に絞って見ることが効率的です。
最初に決めた目的に立ち返りながら、必要な分析だけに集中しましょう。
実施前の注意点チェックリスト
□ 数の規模と反応の濃さの両面から見ているか
□ 競合施策を真似する前に景品表示法や薬機法を確認したか
□ 定期的に分析する頻度を決めているか
□ 当初の分析目的を見失っていないか
□ 分析結果を必ず行動に結びつける前提で進めているか
SNS競合分析からキャンペーン実行までを支える「OWNLY」
ここまで紹介してきた競合分析は、その先のキャンペーン企画や実行につなげてこそ意味があります。分析でわかった課題を、実際の施策としてかたちにする場面で力になるのがSNSマーケティングツール「OWNLY」です。担当者が抱えやすい悩みごとに、解決の方法を整理しました。
豊富な手法から最適なキャンペーンを選べる
「競合分析で施策の必要性は見えたものの、自社にどの手法が合うのか決めきれない」という悩みはよくあります。OWNLYは、インスタントウィン、ハッシュタグ投稿、レシート応募など、豊富なキャンペーン手法に対応しています。例えば、認知拡大が目的ならインスタントウィン、購買につなげたいならレシート応募といったように、目的に合わせて最適な型を選べます。
手法選びに迷う場面で、選択肢の広さが力を発揮します。
応募フォーム・応募導線を自社サイトに自然に組み込める
「応募の入り口がわかりにくく、途中で離脱されてしまう」という課題を抱える企業は少なくありません。OWNLYは、CSSのカスタマイズやHTMLタグの埋め込みにも対応し、応募フォームを自社サイトやLPに自然に組み込めます。LPとは、ランディングページの略で、訪問者が最初に着地する専用ページのことです。例えば、ブランドの世界観を保ったまま応募フォームを設置できるため、違和感のない応募導線をつくれます。
参加のしやすさを高めたい場面で頼りになります。
UGCの収集から使用許諾・二次活用までワンストップ
「キャンペーンで集まった投稿を、その後の販促にうまく活かせていない」という悩みも多いものです。OWNLYは、口コミの自動収集から使用許諾の取得、分析・活用までをワンストップで完結できます。使用許諾とは、ユーザーの投稿を別の用途で使う際に本人から許可を得ることです。例えば、集まったUGCを許諾を得たうえで広告や商品ページに展開すれば、ユーザーの声を売上につなげられます。
UGCを資産として活かしたい場面で大きな助けになります。
複数SNSを横断して施策を展開できる
「SNSごとに運用が分かれてしまい、施策を横断的に管理できない」という課題はよく見られます。OWNLYは、Instagram、X、TikTok、LINEなど主要なSNSをまたいでキャンペーンを実施・運用できます。例えば、Xで拡散を狙いつつLINEで継続的に接点を持つといった、SNSの特性を組み合わせた設計が可能です。
複数のSNSをまとめて活用したい場面で活躍します。
事務局運営と効果測定を任せて安心して運用できる
「キャンペーンの当選連絡や賞品発送まで手が回らない」という悩みは、運用担当者にとって切実です。OWNLYは、当選連絡、賞品発送、個人情報管理といった事務局業務の代行に対応しています。さらにプライバシーマーク(Pマーク)を取得しており、個人情報を扱う業務も安心して任せられます。プライバシーマークとは、個人情報を適切に扱う事業者に与えられる認定のことです。実施後は分析・レポートで効果を検証できるため、運用と効果測定を一気通貫で進めたい場面で力になります。
SNS競合分析の先にあるキャンペーン施策まで見据えるなら、無料資料「3分で分かる!SNSマーケティングツール『OWNLY』」や「SNS上の資産を売上に繋げるUGCマーケティングソリューション『UGC Collect』」もあわせてご覧ください。


今回は、SNS競合分析の目的や指標例、6つのステップによる進め方、キャンペーンの分析方法、実施時の注意点まで解説しました。分析で見えた課題は、OWNLYを活用すれば企画から実行、効果測定まで一気につなげられます。まずは自社の競合を1社選ぶところから、改善の一歩を踏み出してみましょう。