SNSの投稿ネタが浮かばない、毎日の更新に追われて分析まで手が回らない、そうした悩みを抱える運用担当者は少なくありません。
生成AIやChatGPTで効率化できると聞いても、具体的な使い方やコツがわからず迷うこともあるかと思います。
しかし、ポイントを押さえれば、投稿作成からキャンペーン施策まで幅広く役立てられます。
そこで今回は、SNSと生成AIを掛け合わせた活用の進め方を、ChatGPTの事例とコツを交えて徹底的に解説します。ぜひ参考にしてください。
著者プロフィール
この記事は、SNSキャンペーンとUGC活用を支援するツール「Smart Share Lab」が運営するSNSマーケティングメディア「OWNLY(オウンリー)」編集部が監修しています。これまでにインスタントウィンやハッシュタグキャンペーンをはじめ、数多くのSNSキャンペーンの設計・運用を支援し、口コミの収集から使用許諾、二次活用までの実務知見を蓄積してきました。
生成AIを取り入れたSNS運用の現場で得た一次情報をもとに、再現性のある進め方をわかりやすくお届けします。
SNS×AI活用が今注目される理由と基礎知識

生成AIの登場によって、SNS運用のやり方は大きく変わりつつあります。まずは「SNS×AI活用とは何か」という基本と、なぜ今これほど注目を集めているのかという背景を整理しました。自社の状況と照らし合わせながら読み進めていただくと、活用のイメージがつかみやすくなります。
そもそもSNS×AI活用とは何かをわかりやすく整理
「SNS×AI活用」という言葉はよく耳にするものの、具体的に何を指すのかがあいまいなまま使っている方も多いのではないでしょうか。SNS×AI活用とは、SNS運用の業務に人工知能を取り入れて効率や成果を高める取り組みのことで、中心になる生成AIとは文章や画像、動画などを自動で作り出せる技術のことを指し、その代表例がChatGPTで、ChatGPTとはOpenAI社が提供する対話型の生成AIサービスのことです。
投稿文のたたき台づくりや企画案出し、データ分析など幅広い作業に使えますので、まずは身近な作業から少しずつ取り入れていくことを心がけましょう。
生成AI・ChatGPTがSNS運用を変えている背景
なぜ今、これほどまでに生成AIの活用が話題になっているのか、その理由が気になる方も多いかと思います。背景には生成AI市場そのものの急拡大があり、総務省の令和7年版情報通信白書によると、2024年の日本のAIシステム市場規模は1兆3,412億円に達し、前年比で56.5%増という大きな伸びを記録しました。
これまで数時間かかっていた1週間分の投稿文づくりが下書きレベルなら数十分で形になるなど、現場の効率も大きく変わっていますので、追い風が吹く今のうちに基本的な使い方を押さえておくことがおすすめです。
SNS運用担当者が抱えやすい3つの悩み
日々SNSを運用していると、似たような壁に何度もぶつかると感じている方も少なくないかと思います。多くの担当者に共通する悩みは、本業との兼務による時間不足、投稿ネタの枯渇による「なんとなく運用」、効果測定と改善のスキル不足という3つに整理でき、毎日の更新に追われるうちに本来やるべき分析が後回しになるのは典型的なパターンです。
まずは自社がどの悩みに当てはまるかを把握し、生成AIで補える部分から手をつけていきましょう。
SNS運用でよくある課題チェックリスト
- 投稿のネタが思いつかず、更新が止まりがちになっていないか
- 本業と兼務していて、運用に十分な時間を割けていないか
- 投稿しても反応が伸びず、改善の糸口がつかめていないか
- 効果測定の方法がわからず「なんとなく運用」になっていないか
- キャンペーンを実施したいが、企画や事務作業の負担が大きいと感じていないか
SNS×AI活用でできることと得られるメリット
生成AIをSNS運用に取り入れると、具体的にどのような業務が楽になるのかを整理しました。投稿づくりからデータ分析まで、活用できる範囲は想像以上に広がっています。自社で取り入れやすいものから順に確認しておきましょう。
投稿のネタ出し・企画づくりを効率化する方法
「今月は何を投稿しよう」と毎回ゼロから考えることに疲れてしまう、という声はとても多く聞かれます。ネタ出しとは投稿テーマのアイデアを複数生み出す作業のことで、生成AIは大量のアイデアを短時間で出すのを得意としており、例えば「コスメブランドの担当者として、10月のInstagram企画を10個、季節イベントに合わせた案と顧客層に合った案を混ぜて出してください」と依頼すれば切り口の異なる案がまとまって手に入ります。
出てきた案はそのまま使わず、自社らしいものを選び取る視点を持ちましょう。
投稿文・キャプションの作成と校正に活かすコツ
文章を書くのが得意ではなく、投稿文に毎回時間がかかってしまうと悩んでいる方も多いかと思います。生成AIは投稿文のたたき台づくりだけでなく人が書いた文章の校正にも使え、キャプション(Instagramなどで投稿に添える説明文のこと)づくりでは、対象読者やブランドのトンマナ(トーン&マナーの略で、文章の雰囲気や言葉づかいの方針のこと)、構成を一緒に伝えると精度が上がります。
生成された文章は必ず自分の目で確認し、自社の言葉に整えてから公開することを心がけましょう。
画像・動画・音声などクリエイティブ素材の作り方
撮影や制作にコストがかかり、ビジュアル面が手薄になってしまうという課題を抱える企業は少なくありません。生成AIは文章だけでなく画像や動画、音声も作り出せ、自社で撮影した写真を素材として渡して加工を依頼すると世界観に近い画像を作りやすく、動画はCapCutやSora、ナレーションはCoefontといったツールで用意できます。
AIだけに任せきりにせず、自社の素材を組み合わせて使うのがおすすめです。
投稿データやUGCの分析・改善への活かし方
データを見ても、結局どこを改善すればいいのかがわからない、という壁にぶつかる方も多いのではないでしょうか。生成AIは投稿データやUGCの分析にも力を発揮し、UGCとはユーザー生成コンテンツ(User Generated Content)の略で一般の利用者が作った口コミや投稿のこと、エンゲージメントとは投稿に対するいいね・コメント・保存・シェアなどの反応の総量のことです。
例えば過去の投稿データを渡して「リーチ(投稿が届いたユーザーの数のこと)と相関の高い要素を特定してください」と依頼すれば伸びる投稿の傾向が見え、得られた示唆を次の企画に反映していきましょう。
SNS×AI活用で削減できる工数の目安
- 投稿文の作成は、1本あたり約30分から10分程度に短縮できる場合があります
- 1週間分の企画出しは、半日かかっていた作業を1時間程度に圧縮しやすくなります
- 投稿データの一次分析は、数時間から数十分へと短縮が見込めます
- ある支援会社の調査では、生成AIの活用で最大52%の工数削減につながった事例も紹介されています
投稿づくりの効率化を体系立てて進めたい場合は、データで運用を伸ばす考え方をまとめた資料「SNSの効率的な伸ばし方」が参考になります。基礎を固める一冊として、情報収集の段階で目を通しておくと役立ちます。

【媒体別】生成AI・ChatGPTを使ったSNS運用のコツ
同じ生成AIを使う場合でも、媒体ごとに最適なやり方は変わってきます。X・Instagram・TikTok・LINEのそれぞれの特性に合わせたコツを整理しました。自社が注力している媒体から確認していただくと、すぐに実践しやすくなります。
X(旧Twitter)での投稿・リプライ作成のコツ
Xに投稿しても、なかなか反応が広がらないと感じている方も多いかと思います。Xはリプライ(投稿への返信のこと)の重みが大きく会話が生まれる投稿ほどリーチが伸びやすい一方、ハッシュタグ(投稿に付けるキーワードタグのこと)はオーガニック投稿(広告費をかけない通常の投稿のこと)ではあまり推奨されておらず、例えば「会話調の短文を5パターン、返信したくなる問いかけを含め、ハッシュタグと外部リンクは使わずに作成してください」と指定すると特性に合った投稿文が得られます。1週間分をまとめて生成し、リプライの文面づくりにも応用しましょう。
Instagramのキャプション・リール企画の作り方
ハッシュタグをたくさん付けているのに、思ったほどリーチが伸びないと悩んでいる方もいるかと思います。近年のInstagramではハッシュタグの効果は限定的とされ、代わりに重視されるキャプションSEOとは、キャプション内に検索されやすいキーワードを自然に含める工夫のことで、例えば「冒頭2行で読みたくなるフックを入れ、入園準備や子供服といった関連キーワードを盛り込み、保存やシェアをしたくなる一文で締めてください」と依頼すると効果的です。
仕上げに「整いすぎたAIらしさを消してください」と指示し、人間味のある文章に近づけることを心がけましょう。
TikTokショート動画スクリプトの作り方
ショート動画を作りたいものの、構成の組み立て方がわからず手が止まってしまう、という声も多く聞かれます。TikTokは視聴完了率がアルゴリズム上とても重要なため、スクリプト(動画の台本のこと)はフック(冒頭の引き)、ボディ(本題)、CTA(Call To Actionの略で、視聴者に行動を促す呼びかけのこと)の3パートで設計するのが基本です。
例えば「30秒から60秒の台本を、冒頭3秒から6秒のフック案を3パターン添えて話し言葉で作成してください」と依頼し、骨子を生成して撮影や編集に時間を回す使い方を意識しましょう。
LINE公式アカウント配信文の作り方
LINEで配信しているのに、なかなか開封してもらえないと感じている方もいるのではないでしょうか。LINEはすでにつながっている友だちへの配信が中心で文面の工夫が成果に直結し、ここで役立つABテストとは、複数のパターンを試して反応を比較し、よいほうを採用する手法のことです。
例えば「週末の来店を促す配信文を、限定感・季節感・お得感の3つの切り口で1パターンずつ、本文3行から5行で作成してください」と依頼して比較し、配信のたびにABテストを重ねて改善を積み上げていきましょう。
媒体別プロンプトのポイント早見表
- X(旧Twitter)では、会話を生む短文が有効で、ハッシュタグは使わず、リンクはリプライ側に置きます
- Instagramでは、キャプションSEOと保存・シェアの促進を意識し、AIらしさを抑えた文章に整えます
- TikTokでは、フックからボディ、CTAへと続く3パート構成を守り、冒頭3秒から6秒に力を入れます
- LINEでは、冒頭1行のキャッチを工夫し、本文を短くまとめ、ABテストを前提に複数案を用意します
SNS運用に役立つ生成AIツールの選び方
生成AIと一口に言っても、得意分野はツールごとに異なります。ChatGPTを中心に、文章・画像・動画・音声それぞれで役立つツールと、自社に合った選び方を整理しました。導入を検討するうえでの判断材料として確認しておきましょう。
ChatGPTの特徴とSNS運用での使い方
名前は知っているものの、ChatGPTでSNS運用の何ができるのかが具体的にわからない、という方も多いかと思います。ChatGPTとはOpenAI社が提供する対話型の生成AIサービスのことで、投稿の企画出しから文章の校正、簡単なデータ分析まで1つのツールでこなせる点が強みであり、GPTsという機能を使えば自社のトンマナや運用ルールをあらかじめ登録しておくこともできます。
まずは無料版から試し、運用に組み込めそうだと感じたら有料版を検討する流れがおすすめです。
文章・画像・動画・音声でおすすめのAIツール
ChatGPT以外にどんなツールがあるのか、選択肢を知っておきたいと考える方も多いかと思います。用途ごとに整理すると選びやすく、文章や企画づくりにはChatGPTのほか長文の読解に強いClaudeやトレンド分析に強いGemini、X上の会話を読み解くにはGrok、画像にはNano Banana Pro、動画にはCapCutやSora、音声にはCoefont、リサーチにはPerplexityやNotebookLMが便利です。
すべてを一度に導入しようとせず、自社の課題に直結するものから順番に試していきましょう。
自社に合ったAIツールの選び方のポイント
種類が多すぎて、結局どれを選べばいいのか迷ってしまう、というのは自然な悩みです。ツールを選ぶときは、解決したい課題に合っているか、セキュリティ面で安心して使えるか、料金が予算に見合っているか、すでに使っているツールと連携できるかといった軸で比べると判断しやすく、顧客情報など機密性の高いデータを扱う場面では安全性や運営元の信頼性を重視することが大切です。
多くのツールには無料プランや試用期間があるため、試してから本格導入を判断することを心がけましょう。
目的別おすすめAIツール一覧
- 文章作成・企画づくりには、ChatGPT・Claude・Geminiが向いています
- X上のトレンドや会話の把握には、Grokが役立ちます
- 画像の生成・編集には、Nano Banana Proが活用できます
- 動画の編集・生成には、CapCutやSoraが便利です
- 読み上げ音声の作成には、Coefontが使いやすいツールです
- リサーチや情報整理には、PerplexityやNotebookLMが効果的です
成果につながるプロンプトの書き方と実践ステップ
生成AIを使ううえで、出力の質を大きく左右するのがプロンプトの書き方です。基本の型と、そのまま使える例文、導入を進めるためのステップを整理しました。同じツールでも成果に差がつくポイントなので、しっかり押さえておきましょう。
ChatGPTで成果を出すプロンプトの基本構成
同じChatGPTを使っているのに、人によって出てくる答えの質に差が出るのはなぜなのか、と疑問に思う方も多いかと思います。その差を生む要因がプロンプト(AIへの指示文のこと)の書き方で、役割・前提・条件・出力形式の4つを具体的に伝えると精度が上がり、例えば「SNSマーケティングに精通した担当者として」と役割を与えたうえで業種や目的、文字数や本数を添えると狙いに沿った回答が返ってきやすくなります。
1回で完璧を求めず、注文を重ねて対話しながら精度を高めていくことを心がけましょう。
そのまま使えるSNS投稿プロンプトの例文
何をどう書けばいいのかイメージがわかず、最初の一文で手が止まってしまう、という方もいるかと思います。そうした場合は、型をそのまま使ってみるのが近道です。
以下に汎用的に使える投稿文づくりのプロンプト例を用意しましたので、自社の業種や目的に置き換えて活用してみてください。
SNS運用に精通したマーケターとして、以下の条件で投稿文を3パターン作成してください。 【業種】(例:オーガニック食品のオンラインショップ) 【投稿の目的】(例:新商品の認知拡大) 【ターゲット】(例:健康志向の30代から40代) 【条件】 ・冒頭の1行で続きを読みたくなるフックを入れる ・親しみやすく、押し付けがましくない口調にする ・最後に保存やシェアをしたくなる一言を添える ・パターンごとに切り口を変える
依頼の前提を具体的にするほど、出力の質は安定します。生成された文章は、自社の言葉に整えてから公開するようにしましょう。
AIをSNS運用に取り入れる5つのステップ
便利そうだとは思うものの、いざ取り入れるとなると何から始めればいいのかわからない、という方は多いかと思います。生成AIの導入は一気に進めるよりも段階を踏むほうがうまくいき、まずは小さく試し、手応えを確かめながら範囲を広げていく流れがおすすめです。
下記のステップを参考に、自社のペースで進めていきましょう。
SNS×AI活用 導入ステップ一覧
- Step1:現状の業務を洗い出し、時間がかかっている作業や苦手な作業を特定します
- Step2:1つの媒体・1つの業務に絞り、まずは投稿文の下書き生成などから試します
- Step3:うまくいったプロンプトをテンプレートとして保存し、再利用できるようにします
- Step4:生成した内容を人の手で仕上げる「生成・確認・調整・公開」の運用フローを定着させます
- Step5:効果を測定しながら、他の媒体や業務へ少しずつ横展開していきます
SNSキャンペーン・UGC活用に生成AIを取り入れる方法
生成AIは日々の投稿づくりだけでなく、SNSキャンペーンやUGC活用の場面でも大きく役立ちます。企画から告知、応募規約づくり、口コミの分析、事務局業務まで、負担の大きい工程を効率化するアイデアを整理しました。施策の成果を伸ばしたい方は、ぜひ取り入れてみてください。
キャンペーン企画・告知文づくりにAIを活かす方法
キャンペーンを実施したいけれど、企画も告知文づくりも負担が大きく、なかなか踏み出せないという方は多いのではないでしょうか。生成AIは企画案出しや告知文の作成にも活用でき、インスタントウィンとは応募した直後にその場で当落がわかる手法のこと、ハッシュタグキャンペーンとは指定タグを付けて投稿してもらう手法のこと、レシート投稿とは購入レシートを撮影して応募してもらう手法のことです。
例えば「インスタントウィンの告知文を、X向けに140文字以内で3パターン作成してください」と依頼すればたたき台がすぐに手に入りますが、景品の見せ方には注意が必要なので後述する法的なチェックを必ず行いましょう。
ハッシュタグ・レシート応募などの応募規約の作り方
応募規約を一から書くのは難しく、どこまで書けばいいのか不安になる、という声もよく聞かれます。応募規約とは参加条件・実施期間・賞品の内容・個人情報の取り扱いなどを定めた参加者向けのルール文書のことで、生成AIにたたき台を作らせると抜け漏れの少ない骨子を短時間で用意でき、例えば「ハッシュタグキャンペーンの応募規約を、応募条件・期間・賞品・注意事項・個人情報の取り扱いに分けて作成してください」と依頼する方法があります。
作成後は消費者庁の景品表示法のガイドラインや各SNSの公式キャンペーン規約と照らし合わせ、最終確認は必ず人の目で行うようにしましょう。
AIで作るキャンペーン告知文の例文
【フォロー&リポストキャンペーン告知文の例】 このたび、日頃の感謝を込めてプレゼントキャンペーンを開催します。 参加方法はとても簡単です。 1.公式アカウントをフォロー 2.この投稿をリポスト 抽選で10名様に、新商品の詰め合わせをお届けします。 応募の締め切りは6月30日までです。たくさんのご参加をお待ちしています。
なお、フォロー&リポストとは、企業アカウントをフォローし、対象の投稿を再投稿(リポスト)してもらうことで応募とする手法のことです。例文はあくまでたたき台として、自社のトーンや賞品内容に合わせて整えて使いましょう。
UGC(ユーザー生成コンテンツ)の収集・分析にAIを使う方法
集まった口コミをどう活かせばいいのかわからず、見るだけで終わってしまう、という課題を抱える企業は少なくありません。生成AIを使えばUGCの収集後の分析を効率化でき、例えば集めた口コミを渡して「どのような文脈で自社ブランドが言及されているか分類してください」と依頼すれば、好意的な話題や改善を求める声の傾向が見えてきます。
UGCを広告や自社サイトで使う際に欠かせない使用許諾とは投稿者本人から二次利用してよいという許可を得ること、二次利用とは投稿者が作ったコンテンツを企業が別の用途で活用することで、分析と並行して許諾の取得を仕組みとして整えておくことを心がけましょう。
当選連絡や事務局業務を効率化するアイデア
キャンペーン自体は楽しくても、当選連絡や問い合わせ対応といった事務作業の多さに疲れてしまう、という方も多いかと思います。こうした定型的な業務にも生成AIは役立ち、当選連絡文のテンプレートやよくある問い合わせへの返信文の下書きを作らせておけば対応のスピードと品質を一定に保ちやすく、応募導線(ユーザーが投稿を見てから応募を完了するまでの一連の流れのこと)の案内文づくりにも活用できます。
ただし当選者の個人情報を扱う場面では、機密情報をそのままAIに渡さないよう細心の注意を払いましょう。
口コミの収集から使用許諾、分析や二次活用までを一気通貫で進めたい場合は、UGCを売上につなげる考え方をまとめた資料「SNS上の資産を売上に繋げるUGCマーケティングソリューション『UGC Collect』」が参考になります。比較検討の段階で、具体的な進め方をイメージするのに役立ちます。

SNS×AI活用で失敗しないための注意点とチェックリスト
生成AIは強力な味方になりますが、使い方を誤るとかえって成果を下げてしまうこともあります。誤情報や法的リスク、AIらしさへの対策など、押さえておきたい注意点を整理しました。安心して活用を続けるために、公開前の確認を習慣にしておきましょう。
ハルシネーション(誤情報)を防ぐファクトチェックの方法
生成AIが答えてくれた内容を、そのまま信じて投稿してよいものか不安になる、という方も多いかと思います。注意したいハルシネーションとはAIが事実と異なる情報をもっともらしく生成してしまう現象のことで、とくに統計の数値や制度、固有名詞、いつの情報かといった点でずれが生じやすいため、「市場規模は◯◯円です」とAIが答えても公式サイトや公的機関の発表で必ず裏付けることが大切です。
AIには下書きや要約を任せ、公開前に人が事実を確認する工程を必ず挟むようにしましょう。
著作権・景品表示法・薬機法など法的リスクへの対応
知らないうちに法律に触れてしまわないか心配だ、という声もよく聞かれます。SNS運用やキャンペーンにはいくつかの法律が関わり、景品表示法とは実際よりも著しく良く見せる表示や過大な景品の提供を規制する法律のこと、薬機法とは医薬品や化粧品などの効果効能について認められた範囲を超えた表現を禁じる法律のことを指します。
化粧品の投稿で「必ず治る」といった断定や根拠のない「No.1」という表現は避ける必要があり、口コミ風の宣伝はステマ規制に触れる場合もあるため、生成AIに禁止表現のリストを渡してから文章を作らせ、最終チェックをルール化しておきましょう。
AIっぽさを消してエンゲージメントを高めるコツ
AIに作らせた文章が、なんとなく機械的で温度を感じない、と気になったことがある方も多いのではないでしょうか。生成AIは文法的に整った文章を作るのが得意ですが、その完璧さがかえって「AIが書いた投稿」という印象を与えて反応を下げてしまうことがあり、近年は作り込みすぎないリアルで人間味のあるコンテンツが好まれる傾向が強まっています。
担当者自身の体験談を一言添える、話し言葉を少し混ぜる、自社で普段使う言い回しに置き換えるといった工夫を加え、AIの出力を8割の下書きととらえて残りの2割に人の手を加えることを心がけましょう。
ブランドトーンを統一して運用する方法
投稿のたびに文体や雰囲気がばらついてしまい、アカウントとしての一貫性が保てない、という悩みもよく聞かれます。生成AIに毎回ちがう指示を出すと語尾や温度感にばらつきが出やすいため、語り口調、使ってよい言葉と避けたい言葉、絵文字や記号のルール、1文の長さといった項目を仕様として定義しておくことが対策になります。
お手本となる過去の投稿を数本渡して「この文体に寄せてください」と指定し、トーンの定義をテンプレート化して毎回のプロンプトに添えることを習慣にしましょう。
公開前の最終チェックリスト
- 数値や固有名詞を、一次情報で裏付けたか
- 景品表示法・薬機法・ステマ規制に触れる表現がないか
- 他者の著作物や写真を無断で使っていないか
- AIらしさが残りすぎていないか、自社の言葉に整えたか
- ブランドのトーンや言葉づかいが統一されているか
SNS×AI活用とUGCマーケティングを支援する「OWNLY」
ここまで紹介してきた活用法を、より少ない負担で実現したいときに役立つのが、SNSキャンペーン・UGCマーケティングツール「OWNLY」です。記事で触れてきた課題ごとに、OWNLYがどのように力を発揮するのかを整理しました。生成AIと組み合わせることで、施策の企画から運用、効果測定までをなめらかにつなげられます。
豊富なキャンペーン手法から最適な施策を選べる
どのキャンペーン手法が自社に合っているのかわからず、企画段階で迷ってしまうという方は少なくありません。OWNLYはインスタントウィン、ハッシュタグ投稿、レシート投稿、フォロー&リポストなど豊富な手法に対応し、認知を一気に広げたい場面ではインスタントウィン、購買につなげたい場面ではレシート投稿といったように、目的に応じて最適な手法を選べます。手法選びに迷う場面でこそ、選択肢の広さが力を発揮します。
応募フォーム・応募導線を自社サイトに自然に組み込める
応募フォームの作成や、ユーザーを応募まで導く流れの設計が難しいと感じる方も多いかと思います。OWNLYは応募フォームやキャンペーンページを自社サイトやランディングページに自然に組み込める仕組みを備え、CSSのカスタマイズやHTMLタグの埋め込みにも対応しているため、自社のデザインに合わせた応募導線を整えられます。離脱を減らしてスムーズに応募してもらいたいという場面で、こうした柔軟性が役立ちます。
UGCの収集・使用許諾・二次活用をワンストップで完結
口コミを集めても、許諾の取得や二次活用までを手作業で進めるのは大変だ、と感じている方もいるのではないでしょうか。OWNLYはUGCの自動収集から使用許諾の取得、分析、活用までをワンストップで完結でき、集まった投稿から二次利用したいものを選び、許諾を取り、広告や自社サイトで活用するという一連の流れを1つのツール内で管理できます。口コミという資産を売上につなげたいという場面で、その真価を発揮します。
複数SNSをまたいだ施策・運用に対応
複数のSNSを運用していて、媒体ごとに管理が分かれてしまい手間がかかる、という課題を抱える企業は多いものです。OWNLYはInstagram・X・TikTok・LINEなど主要なSNSをまたいだ施策の実施と運用に対応し、同じキャンペーンを複数の媒体で同時に展開して反応を横断的に把握するといった使い方ができます。媒体を横断して施策を打ちたいという場面で、運用の手間を大きく減らせます。
事務局運営・効果測定まで安心して任せられる
当選連絡や賞品の発送、個人情報の管理といった事務局業務に追われ、本来の企画に集中できないという声もよく聞かれます。OWNLYはこうした事務局業務の代行に対応し、プライバシーマーク(Pマーク)を取得した体制で個人情報を扱うため安心して任せられ、分析やレポート機能によってインプレッション(投稿が表示された回数のこと)やコンバージョン(応募や購入など目標とする成果のこと)といった指標で効果を検証でき、KPI(目標の達成度を測るための指標のこと)に沿って施策を振り返れます。運用と効果測定を一体で支えてくれる点が、大きな安心につながります。
サービスの全体像をまず把握したい場合は、機能や特長を簡潔にまとめた資料「3分で分かるSNSマーケティングツール『OWNLY』」が役立ちます。導入を具体的に検討する段階で、社内共有用の資料としてもご活用いただけます。

今回は、SNS×AI活用の基礎から、媒体別のコツ、ツールの選び方、プロンプトの書き方、キャンペーンやUGC活用への応用、注意点までを解説しました。まずは身近な業務でChatGPTを試し、慣れてきたらOWNLYのようなツールも取り入れながら、成果につながるSNS施策へと一歩を踏み出していきましょう。