LINEは国内で9,000万人以上のユーザーが利用しているSNSです。
従来の個人間での利用だけでなく、企業がビジネスに活用するケースも増えている中で機能が多いため、集客や販促に便利なLINE公式アカウントを活用するケースが増えています。
LINE公式アカウントの作り方や手順が分からず「活用したいけど始められていない」という方もいるのではないでしょうか。
本記事ではLINE公式アカウントの開設手順や、料金プランなどを解説します。これからLINE公式アカウントの利用を検討されている方は参考にしてください。
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは企業や店舗が個別でユーザーと直接コミュニケーションが取れるサービスのことです。
利用可能な機能が豊富にあるため、様々なビジネスの場面で活用されることが増えています。
LINE公式アカウントと個人のLINEアカウントとの違い
LINE公式アカウントと個人のLINEアカウントとの大きな違いのひとつは、一度に送信できるアカウントの数です。
通常個人のLINEアカウントは、1対1でメッセージのやり取りを行えるツールです。対してLINE公式アカウントはA社が100人、200人に対してメッセージ配信を行えるツールです。
通常のLINEであれば100人に対してメッセージを送る場合、一人一人に送信が必要ですが、LINE公式アカウントは送信ボタン一つ押せば友達登録しているユーザーに対して一斉にメッセージを送ることができます。
LINE公式アカウントの種類
LINE公式アカウントには現在、認証済みアカウントと未認証アカウントの2つのアカウントタイプがあります。
アカウントタイプによって、付与されるバッジの色と利用できる機能が異なります。以下では2つのアカウントを説明します。
認証済みアカウント
認証済みアカウントは、LINEが行う審査を通過することで取得できるアカウントです。青色のアカウントバッジが付与されます。
付与される青色のバッジは一定の審査を通過している信頼の証にもなるため、ユーザーからアカウントへの信頼度が高まることが有利な点です。
商品やサービスの認知、集客や販促が目的の場合、認証済みアカウントの利用がおすすめです。
未認証アカウント
未認証アカウントは、個人でも法人でも審査なしで誰でも作成できるアカウントで、グレーのバッジが付与されます。
有料プランへのグレードアップも可能なため、会員制店舗など個別の運用が目的で、店名やサービス名で検索されたくない場合には未認証アカウントでの運用が適しています。
LINE公式アカウントの作り方
LINE公式アカウントは、パソコン・スマートフォンのどちらからでも作成可能です。ここでは、デバイス別にLINE公式アカウントの作り方を解説します。
【PC版】LINE公式アカウントの作り方
PC版では、公式サイトから手順に沿って進めることで、LINE公式アカウントを作成できます。作成の流れは以下のとおりです。
- LINE公式アカウントの開設ページにアクセス
- 「LINEアカウントで登録」または「メールアドレスで登録」を選択
- 選択した方法でログインし、認証を完了
- 会社名・店舗名、業種、連絡先などの基本情報を入力
- 入力内容を確認し、アカウントを作成
アカウント作成後は、管理画面にログインできるようになります。
管理画面では、プロフィール情報の編集やあいさつメッセージの設定、リッチメニューの作成などが行えます。
開設直後に必要な設定を一通り整えておくことで、スムーズに運用を開始できるでしょう。
【スマホ版】LINE公式アカウントの作り方
スマートフォンからでも、LINE公式アカウントは手軽に作成できます。
スマホ版の基本的な手順は以下のとおりです。
- LINE公式アカウントアプリをダウンロード
- アプリを起動し、「LINEアプリで登録」または「メールアドレスで登録」を選択
- メールアドレス登録の場合は、登録用リンクを受信して認証
- ログイン後、「アカウント作成」をタップ
- 店舗名や業種、連絡先などの基本情報を入力
- 内容を確認し、アカウントを作成
プロフィール編集やあいさつメッセージの設定、チャット対応など、基本的な運用作業はスマホだけで完結します。PC版と併用することで、初期設定と日々の運用を効率よく分担できます。
LINE公式アカウント開設の手順|3ステップ
LINE公式アカウントは、基本的に3つのステップで開設できます。以下の流れに沿って進めれば、初めてでもスムーズに準備を進められます。
- LINE Buisiness IDに登録する
- 必要情報を入力する
- 認証済みアカウントを申請する(任意)
ここでは、それぞれのステップに沿って解説します。
1. LINE Buisiness IDに登録する
LINE公式アカウントの開設は、まずLINE Business IDの登録から始めます。
登録方法は、下記の2通りが用意されています。
- メールアドレスでログイン
- 既存のLINEアカウントでログイン
企業での運用や複数人での管理を想定する場合は、共有しやすいメールアドレスでの登録が適しています。
登録後は、管理画面にログインできるようになり、アカウント作成や各種設定へ進められます。運用体制に合わせてIDを選択することで、スムーズな管理につながるでしょう。
2. 必要情報を入力する
LINE Business IDの登録が完了したら、次に会社や店舗に関する情報を入力します。アカウントの基本情報を設定する工程となるため、内容に誤りがないように進めましょう。
主に入力する項目は以下の通りです。
|
項目
|
内容
|
|
アカウント名
|
ユーザーに表示される名称
|
|
メールアドレス
|
管理・連絡用のアドレス
|
|
所在国・地域
|
事業を行う国やエリア
|
|
業種
|
事業内容に近いカテゴリを選択
|
入力後は、利用規約を確認して同意し、確認画面へ進みます。内容に問題がなければ、そのまま完了ボタンをクリックすることでアカウント作成が完了します。
3. 認証済みアカウントを申請する(任意)
LINE公式アカウントは、作成後に「認証済みアカウント」の申請を行うこともできます。必須ではありませんが、アカウントの信頼性や機能面を強化したい場合は早めの申請がおすすめです。
申請後は、LINE側の審査を経て結果が通知されます。認証されると検索結果に表示されやすくなり、ユーザーからの信頼も高まりやすくなります。
費用はかからないため、集客やブランディングを強化したい場合は申請を進めるとよいでしょう。
LINE公式アカウントで主にできること10選
LINE公式アカウントでは、配信や接客、販促まで幅広い施策を実行できます。ここでは、主な機能について紹介します。
メッセージ配信
メッセージ配信は、友だち追加したユーザーに対して一斉に情報を届けられる基本機能です。新商品やキャンペーン、クーポン情報などをタイムリーに配信できるため、集客や販促に直結しやすい点が特徴です。
テキストだけでなく、画像や動画、リンクも組み合わせて配信できるため、視覚的に訴求しながら行動を促せます。
LINEチャット
LINEチャットは、ユーザーと1対1でコミュニケーションが取れる機能です。問い合わせ対応や予約受付、来店前の相談などに活用でき、顧客対応の質を高められます。
自動応答と手動対応を組み合わせることで、業務効率と満足度の両立が可能です。
たとえば、営業時間外は自動返信で案内し、営業時間内はスタッフが個別に対応するといった運用がおこなえます。
ステップ配信
ステップ配信は、あらかじめ設定したシナリオに沿ってメッセージを自動配信できる機能です。友だち追加後の数日間でサービスの魅力を段階的に伝えるなど、ユーザーの理解を深めながら行動を促せます。
たとえば、登録直後に挨拶と特典を届け、その後に活用方法やおすすめ商品を案内する流れが有効です。配信タイミングや内容を設計することで、教育や購買促進を効率的に実行できます。
リッチメニューの設置
リッチメニューの設置は、トーク画面下部に固定表示されるメニューを活用し、ユーザーの行動を促す機能です。
Webサイトや予約ページ、クーポンなどへの導線をまとめて配置できるため、迷わず必要な情報にアクセスしてもらえます。
キャンペーン情報や人気コンテンツを配置することで、タップ率の向上が期待できます。目的に応じて内容を切り替えることで、集客や回遊の促進につながるでしょう。
友だち追加広告
友だち追加広告は、LINE上で新規ユーザーにアカウントを認知してもらい、友だち追加を促す広告機能です。ターゲットの年齢や興味関心などを設定できるため、見込み顧客に効率よくアプローチできます。
自然流入だけでは伸び悩む場合でも、広告を活用することで短期間で友だち数を増やせます。
応答メッセージ
応答メッセージは、ユーザーからのメッセージに対して自動で返信を行う機能です。
あらかじめキーワードや条件を設定しておくことで、問い合わせに即時対応でき、対応漏れの防止につながります。
よくある質問への回答や営業時間の案内などを自動化することで、運用負担を軽減できます。
クーポン配布
クーポン配布は、LINE上で割引や特典を提供できる機能です。
来店や購入のきっかけをつくりやすく、販促施策として多くの企業や店舗で活用されています。
利用条件や有効期限を設定できるため、期間限定キャンペーンやリピート促進にも適しています。たとえば、初回限定クーポンや誕生日特典などを配布することで、再来店や継続利用につなげやすくなるでしょう。
LINE公式アカウントを開設するメリット3選
LINE公式アカウントを開設すると生まれるメリットを紹介します。自分の利用目的に合ったポイントをチェックしておきましょう。
1.開封率の高さ
LINEはメルマガ等と比べると開封率が高いです。メルマガの平均開封率が10%と言われている中でLINE公式アカウントの平均開封率は60%と言われています。
LINEは日常的にコミュニケーションを取るためのアプリなので、日頃からアプリ自体をチェックしている方が多いのが開封率の高いひとつの要因です。
2.友だち登録に手間がかからない
LINE公式アカウントは友だち登録が簡単に出来ます。例えばメールアドレスで登録する場合、メールアドレスを入力しなければいけない手間や、氏名などの個人情報を求められるケースが多いです。
LINE公式アカウントであれば、QRコードや友だち追加ボタンをタップするだけで簡単に企業アカウントとつながることができます。
3.チャットでの直接的なやり取りが可能
個別でメッセージのやり取りができるため、一人一人に合わせた細かい対応が可能となります。
LINE公式アカウントのチャット画面は、ユーザーから見ると一般的なLINEのチャット画面と全く同じなので気軽なやり取りがしやすいです。
4.集客や販促に便利な機能が揃っている
集客や販促で活用できる機能が多いのもLINE公式アカウントを使うメリットです。クーポンの配布、ショップカードの活用、アンケートの実施などニーズに合わせて便利な機能が備わっています。
上記の機能は無料で使用が可能なため、導入しやすいツールです。
5.自社サービスよりも手軽に構築・運用ができる
LINE公式アカウントはユーザーのLINEアプリを活用して販促や集客ができるため、通常のアプリのようになかなかダウンロードしてもらえない、開発費がかかるなどの問題が起こりません。
LINE公式アカウントの通常の機能を利用するだけでも、クーポンやリッチメニュー、ショップカードなどの多彩なコンテンツを活用することが出来ますし、外部APIツールの拡張サービスなどを利用することにより、自由に自社独自の取り組みなども出来るようになります。
LINE公式アカウントにかかる費用とは?料金プランを紹介
LINE公式アカウントの解説には費用はかかりませんが、運用していく上でプランによってメッセージの送信数と料金が発生します。運用目的とターゲットを明確にして必要なプランを選びましょう。
以下では、全3種類のプランと可能なメッセージ送信数をそれぞれ表で紹介します。

LINE公式アカウントの作り方に関するよくある質問
ここからは、LINE公式アカウントの作り方についてのよくある質問に回答します。
公式LINEを開設できない業種・サービスはある?
LINE公式アカウントは幅広い業種で利用できますが、利用規約やガイドラインにより、開設や運用が制限される業種も存在します。
代表的な例は以下のとおりです。
- 違法性のあるサービスや法令に違反する事業
- 無許可で金融商品や投資を扱うサービス
- 違法な賭博やそれに準ずる内容を提供する事業
- 成人向けコンテンツや過度に刺激の強い表現を主とするサービス
- 薬機法や特定商取引法に抵触するおそれのある商材の販売
開設時には、業種や提供内容の入力が求められ、内容によっては審査がおこなわれます。
申請時に問題がなくても、運用中の配信内容がガイドラインに反すると、アカウント停止などの対応が取られる場合があります。
トラブルを避けるためには、事前にLINE公式アカウントの利用規約を確認し、自社のサービス内容や表現が適切かを見直しておくことが重要です。
公式LINEアカウントのIDは変更できる?
LINE公式アカウントのIDは、原則として後から変更できません。
一度設定したIDは固定されるため、運用を開始してから「別の文字列にしたい」と思っても変更はできない点に注意が必要です。
そのため、開設時にはIDを慎重に決めましょう。ブランド名や店舗名と関係のある文字列にしておくことで、ユーザーに覚えてもらいやすくなります。
確実に希望の文字列を使用したい場合は、プレミアムIDの取得がおすすめです。プレミアムIDは月額または年額で利用でき、任意の文字列をIDとして設定できます。
なお、プレミアムIDを取得した場合でも、設定後に文字列を変更することはできません。将来的な事業展開や名称変更の可能性も考慮し、長期的に使えるIDを選びましょう。
公式LINEは複数人で運用・管理できる?
LINE公式アカウントは、複数人での運用・管理が可能です。
管理画面からスタッフを追加することで、担当者ごとに同じアカウントを操作できます。
権限設定を活用すれば、作業範囲を分けることもできます。
たとえば、配信内容の作成やチャット対応のみを任せる担当者と、設定変更や権限管理をおこなう管理者を分ける運用も可能です。
複数人で運用することで、問い合わせ対応のスピード向上や、配信内容のチェック体制を整えやすくなります。
公式LINEは複数アカウント作れる?
LINE公式アカウントは、条件を満たせば複数作成できます。
1つのLINEビジネスIDに対して、複数の公式アカウントを紐づけて管理できる仕組みになっており、用途や拠点ごとに使い分けることが可能です。
それぞれのアカウントで友だちや配信内容、メッセージ通数は独立して管理できるため、目的に応じた運用がしやすくなります。
複数アカウントを作成する場合は、役割や運用方針を明確にしたうえで、本当に分ける必要があるかを検討しましょう。
まずは1アカウントで運用を開始し、事業拡大や店舗数の増加に応じてアカウントを追加する判断をすると、無理のない運用につながります。
LINE公式アカウントの作り方解説まとめ
LINE公式アカウントを作る際は利用するプランを目的を明確にした上で、決定して運用を始めてみましょう。
費用なしでの活用も可能で、開設する際も時間と準備をほとんど要しないため、手軽に始められるサービスとしておすすめです。