Instagramのベストな投稿頻度とは？平均やアルゴリズムへの影響も解説

「Instagramの投稿頻度は多すぎると良くない？」「投稿ネタが見つからず投稿の頻度を保てない」と疑問や悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

Instagramでエンゲージメントを高め、成果を上げるためには、自社に合った投稿頻度を見極めて、継続して運用することが大切です。

この記事では、Instagramのベストな投稿頻度や平均、アルゴリズムへの影響や、投稿頻度を保つためのコツなどを解説します。

Instagram（インスタ）のベストな投稿頻度とは？

Instagramでエンゲージメントを高めるためには、どのくらいの投稿頻度がベストなのでしょうか。エンゲージメントは、いいねやコメント、返信、フォローなどのアクションのことです。

このエンゲージメント率を高めるには、投稿頻度が多いほど良いというわけではありません。たとえば、1日に何回も投稿することで、フォロワーがタイムラインを見た際に、鬱陶しさを感じてしまう可能性があります。

反対に、投稿頻度が少なすぎると、フォロワーにとって有益なアカウントではないと判断され、フォローを外されてしまうリスクもあるでしょう。

効果的な投稿頻度を保つためには、自社のフォロワーを意識することが大切です。

通常投稿：2～3日に1回以上

Instagramの投稿頻度は、2〜3日に1回程度が適切と言われています。

前述のように、投稿頻度が多すぎるとユーザーに鬱陶しいと思われてしまう可能性があります。

Instagramユーザーは、量ではなく「質」を求める傾向にあることも理由のひとつです。

たとえば、投稿頻度が高いのにも関わらず得られる情報が少ない場合より、ターゲット層が好む世界観や知りたい情報が詰まったアカウントが人気を集めます。

ただし、1〜2週間に1回など投稿期間を空けすぎると、あまり更新していないアカウントと思われてしまうため注意しましょう。

また、Instagramには「発見」タブと呼ばれる、おすすめ投稿が表示されるタブがあります。投稿頻度が少なすぎると、この発見タブに掲載されなくなってしまうようです。

ストーリー：1日1回以上

Instagramのホーム画面上部に24時間のみ表示されるストーリーは、1日1回以上の投稿頻度がおすすめです。

ストーリーは気軽に閲覧でき、どれだけ多く投稿しても過去の投稿が埋もれてしまうことがないので、フォロワーのタイムラインに影響しません。

ストーリーは、質問や投票などのスタンプを利用してユーザーとの交流を図りやすく、Webサイトへの誘導も簡単に行えるのがメリットです。

また、商品製造の過程や新作情報の公開など、裏側に近い部分を発信することで、ユーザーの親近感を高めることにつながります。

ただし、ストーリーの投稿数が多すぎると最後まで見てもらえない可能性もあるので、内容をまとめられるよう工夫しましょう。

インスタの投稿頻度の平均は？アルゴリズムへの影響も

参照：Instagram活用で効果を感じている企業は9割以上！ 月商1億円未満の企業のInstagram運用担当者221人にアンケート調査を実施

ECマーケティング株式会社がInstagram運用担当者221人に対して実施した「自社のInstagram運用に関するアンケート調査」によると、Instagramの投稿頻度は「1日に1回程度」が36.2%と最も多い結果となりました。

次いで「1週間に2〜3回程度」が23.1%、「1日に2〜4回程度」が19.5%という結果に。

約6割の企業が1日に1回以上投稿していることが分かります。

企業の運用目的やターゲット層によって適切な投稿頻度は変わりますが、自社に合った投稿頻度かつ、継続してInstagram運用を行うことが重要です。

また、適切な投稿頻度を維持することは、Instagramのアルゴリズムにも関わってきます。

コンテンツの露出機会を増やし、インプレッション数やエンゲージメントが増えれば、多くのユーザーにリーチできるアカウントへと成長できるでしょう。

インスタの投稿頻度を決めるポイント

Instagramの投稿頻度は一概にこの回数がベストと決まっているわけではありません。そのため自社アカウントを運用しながら調整することが大切です。

• 自社フォロワーのニーズに合わせる
• 競合・人気アカウントを参考にする
• 頻度とクオリティのバランスを保持する

ここからは、投稿頻度を決めるポイントについて解説します。

自社フォロワーのニーズに合わせる

自社のフォロワーがどんな時間にInstagramを使っているか、どのような投稿テーマに興味を持っているかを検討しましょう。

フォロワーがアクティブな時間帯やコンテンツを楽しめる投稿頻度を見極めつつ、投稿スケジュールを作成するのがおすすめです。

投稿頻度や時間を変化させて、エンゲージメントやフォロワーの増減を比較し、自社アカウントのベストな投稿頻度を見つけましょう。

競合・人気アカウントを参考にする

競合他社のアカウントや、人気のあるアカウントの投稿頻度を調査することも大切です。

それぞれの投稿パターンを参考に、自社フォロワーのニーズに合わせた投稿頻度を検討することで、自社に合った投稿頻度が見えてくるでしょう。

頻度とクオリティのバランスを保持する

投稿頻度を保つことは重要ですが、投稿が多すぎるとフォロワーから飽きられてしまったり、、運用担当者の負担も増えてしまうデメリットがあります。

しかし、投稿が少なすぎると、逆にフォロワーは関心を失ってしまうかもしれません。

そのため、投稿頻度とクオリティのバランスを調整しつつ、定期的な投稿を心がけることを意識しましょう。

「フォロワーにとって価値のあるコンテンツを提供する」ということを第一に考え、バランスを保つことが大切です。

インスタの投稿頻度を落とさないコツ7選

ここからは、Instagramにおいて投稿の品質を保ちつつ、投稿頻度を落とさないためのコツを紹介します。

1. 投稿スケジュールを作成する
2. 次回投稿の予告をする
3. ユーザーの投稿をシェアする
4. 投票・質問形式の投稿をする
5. アンケートを実施する
6. リール動画を投稿する
7. ハッシュタグを固定化する

それぞれ順に見ていきましょう。

1. 投稿スケジュールを作成する

投稿頻度の一貫性を保つために、週または月単位で投稿スケジュールを計画しましょう。

事前にスケジュールを作成しておくことで、コンテンツ制作や準備に十分な時間を確保できます。

「時間のあるときに投稿しよう」と考えていては、投稿が後回しになり継続ができません。

同じ曜日・時間帯に時間を確保するなど、投稿を習慣化すれば、投稿頻度を落とさず継続しやすくなるでしょう。

2. 次回投稿の予告をする

次回の投稿内容やテーマを予告投稿することで、フォロワーの興味を惹き、期待感を抱かせることができます。

主に、新商品やキャンペーンの告知、イベントのカウントダウンといった予告として活用されることが多く、投稿のバリエーションを増やせます。

投稿の最後のページで予告をするケースも多いですが、ストーリーで予告するのもおすすめです。

3. ユーザーの投稿をシェアする

フォロワーが投稿したコンテンツをリポストすることで、投稿コンテンツの品質と頻度を適切に保てます。

他のユーザーやファンによるクリエイティブを活用すれば、フォロワーとの関係性構築にもつながるでしょう。

リポストの際は、「@メンション」でリポストしたアカウントとお礼を記載しておくと好印象です。

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4. 投票・質問形式の投稿をする

一方的な情報発信だけでなく、投票や質問形式の投稿を行うこともおすすめです。

ストーリーでは、簡単に投票や質問を行えるスタンプ機能を活用することができます。

これらの機能を使用してフォロワーからのアクションを活性化させることで、エンゲージメント向上にもつながるでしょう。

5. アンケートを実施する

アンケートを通じてフォロワーの意見や好みを調査し、コンテンツの方向性を調整することもおすすめです。

フォロワーが求めるコンテンツを把握すれば、「投稿のネタが見つからず、気づいたら投稿頻度が落ちてしまった」という事態を未然に防ぐことができます。

6. リール動画を投稿する

Instagramの縦型動画「リール」を投稿し、動画コンテンツを投稿するのも効果的です。

リール動画は、短い時間で商品やサービスを説明したり、情報発信できるため、フォロワーの関心を強く惹くことができます。

近年は動画コンテンツが人気を集めている傾向にあるため、画像による投稿だけでなく、リール動画も活用してみましょう。

7. ハッシュタグをテンプレート化する

Instagramには「#（ハッシュタグ）」の後にキーワードを付ける検索機能が備わっており、ハッシュタグ検索によって新たなユーザーにリーチできることもあります。

しかし、毎回投稿で使用するハッシュタグを1から選び直すと時間がかかるので、投稿に負担がかかってしまう場合もあるでしょう。

ハッシュタグを投稿ごとにテンプレート化して保存しておくことで、投稿を作成する時間を大幅に削減できます。

ただし、ハッシュタグはユーザーの重要な流入元となるので、ハッシュタグ選定が疎かにならないよう注意が必要です。

Instagramの投稿頻度まとめ

Instagramの投稿頻度は、通常投稿は2～3日に1回程度、ストーリーは1日1回以上を目安に運用することがおすすめです。しかし、一概にこの投稿頻度が良いとは言い切れません。

自社のターゲット層に合わせて、投稿時間や頻度をインサイトで分析しつつ、自社に合った投稿頻度を見極めましょう。

また、Instagramの投稿頻度を保つうえで重要なのは、頻度とクオリティのバランスを保つことです。数を重視するがあまり品質の低い投稿ばかりを連投しないよう、ユーザーにとって有益な情報発信を心がけましょう。