「Instagramでキャンペーンを検討しているものの、何から始めればいいのか分からない」「」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
Instagramキャンペーンの成果は、企画の目的設定や設計、実施後の対応によって大きく変わります。なんとなく投稿するだけでは、フォロワー獲得・UGCの収集・ブランド認知の拡大などの成果につながりにくいのが現実です。
本記事では、Instagramキャンペーンの種類ややり方について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Instagramのキャンペーンは禁止されていない!規約を確認しよう
Instagramでは、キャンペーン自体は禁止されていません。
ただし、運営側が定めるコミュニティガイドラインや利用規約に反しないことが前提です。
キャンペーン自体は認められていますが、「確実な報酬を条件にユーザーを誘導する行為」は規約違反となります。
「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、金銭や金券などのプレゼントを申し出たりしないでください。誤解を招く偽のユーザーレビューや評価の提供、勧誘、取引に関与したり、これらの行為を促進、奨励、助長、承認するようなコンテンツを投稿しないでください。
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参照:コミュニティガイドライン|Instagram
たとえば、「フォローしたら必ずギフト券をプレゼント」など、確約型のインセンティブはNGです。
一方で、「いいね&フォローした方の中から抽選でプレゼント」といった形式はOKとされ、多くの企業でも一般的に実施されています。
NG例 |
OK例 |
・フォローで全員に500円分のギフト券進呈 ・同じコメントを何度も投稿して応募 ・DMでキャンペーンのURLを無差別送信 |
・この投稿にいいね&コメントで応募完了 ・#○○キャンペーン をつけて写真を投稿しよう ・フォロー&応募フォームからエントリー、抽選でプレゼント |
Instagramの規約では「スパム行為」や「誤解を招く誘導行為」が問題視されます。抽選形式で公平なキャンペーンを実施しましょう。
Instagramキャンペーンの種類5つ
Instagramでは、目的やターゲットに応じてさまざまな形式のキャンペーンを展開できます。
主な種類は以下の5つです。
- コメント・いいね型キャンペーン
- フォロー型キャンペーン
- ハッシュタグ・メンション型キャンペーン
- シェア型キャンペーン
- 写真投稿型キャンペーン
ここでは、それぞれの種類についてメリット・デメリットを解説します。
1. コメント・いいね型キャンペーン
Instagramの投稿に「いいね」や「コメント」するだけで参加できる形式です。
もっともシンプルなキャンペーン方法で、ユーザーの負担が少なく、初めて参加する人にも親しまれています。
参加条件を「この投稿にいいね&コメントで応募完了」とするだけで、多くの応募を集めやすくなります。
メリット |
・手軽に参加できるため応募数が伸びやすい ・投稿のエンゲージメント(反応)を高めやすい |
デメリット |
・拡散力や話題性はあまり期待できない ・コメント内容に質を求めるのは難しい |
2. フォロー型キャンペーン
Instagramのアカウントをフォローすることで参加できるキャンペーンです。
応募条件として「@○○をフォローするだけ」と設定されることが多く、新規フォロワーの獲得を主な目的としています。
キャンペーンをきっかけにアカウントを知ってもらえるため、認知拡大にもつながります。
メリット |
・フォロワー数を効率よく増やせる ・キャンペーン後も投稿が届くため、再接触しやすい |
デメリット
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・プレゼント目的の一時的なフォローが増えやすい ・キャンペーン終了後にフォロー解除される可能性もある |
3. ハッシュタグ・メンション型キャンペーン
指定のハッシュタグやメンション(@アカウント名)を付けて投稿してもらう形式のキャンペーンです。
ユーザーが自発的に投稿することで、フォロワーのタイムラインにも自然に情報が流れ、拡散力のある企画にしやすい点が特徴です。
ブランド名やキャンペーン名を含むハッシュタグを設計することで、話題化も期待できます。
メリット |
・参加者のフォロワーにもリーチでき、拡散力が高い ・UGC(ユーザー生成コンテンツ)を集めやすい |
デメリット |
・ハッシュタグやメンションの付け忘れが起きやすい ・いいねやフォローに比べて参加ハードルが高い |
4. シェア型キャンペーン
ストーリーズでのシェアやリポストを通じて、指定の投稿を拡散してもらう形式のキャンペーンです。
投稿を自分のフォロワーに紹介する形になるため、企業や商品の認知度アップに直結しやすいのが特長です。
ストーリーズの「@メンション+再シェア」を活用すれば、参加状況も可視化しやすくなります。
メリット |
・拡散力が非常に高く、話題化しやすい ・キャンペーンへの関心が第三者にも届く |
デメリット |
・ストーリーズは24時間で消えるため継続的な露出には不向き ・いいねやフォローに比べて参加ハードルが高い |
5. 写真投稿型キャンペーン
ユーザーが自ら撮影・作成した写真をInstagramに投稿して参加する形式のキャンペーンです。
指定のハッシュタグやメンションを併用することで、ブランドと関連づけた投稿を自然に拡散できます。
投稿内容にテーマを設けることで、商品やサービスの魅力を引き出しながら、参加者のクリエイティビティも促せます。
メリット |
・ユーザー視点のリアルな写真が集まり、UGCとして活用しやすい ・商品やブランドの利用シーンを広く伝えられる |
デメリット |
・投稿までのハードルがやや高く、参加率が下がる可能性がある ・内容のクオリティにばらつきが出やすい |
Instagramキャンペーンのやり方|7ステップ
Instagramで効果的なキャンペーンを実施するには、事前の設計から運用後の振り返りまで、一連の流れをしっかり押さえておく必要があります。
成功するキャンペーンをつくるために、次の7つのステップを意識して進めていきましょう。
- キャンペーンの目的・目標を定める
- 目的に沿った企画を設計する
- 抽選・当選通知の詳細を決める
- 投稿や広告クリエイティブを作成する
- 応募規約を作成する
- 当選通知・賞品発送をおこなう
- キャンペーンの効果測定をおこなう
それぞれの工程でのポイントを、次の項目から詳しく解説します。
1. キャンペーンの目的・目標を定める
Instagramキャンペーンを成功させるには、最初に「何のために行うのか」を明確にすることが重要です。
たとえば、以下のような目的設定が考えられます。
- 新商品の認知拡大
- 公式アカウントのフォロワー増加
- 購買意欲の促進
- ユーザー投稿(UGC)の収集
- 来店・サービス利用のきっかけづくり
目的を定めたうえで、目標(KPI)を数値で具体化しましょう。
たとえば「2週間でフォロワーを500人増やす」「UGC投稿を100件集める」など、定量的な指標を決めておくと、効果測定や改善にもつながります。
目的と目標をセットで定めておくことで、キャンペーン全体の軸がブレずに運営できるでしょう。
2. 目的に沿った企画を設計する
目的や目標が定まったら、企画を具体化していきます。
「どんな形式のキャンペーンにするか」「どんな参加条件にするか」「どんな景品を用意するか」など、ユーザーの動線をイメージしながら設計を進めることが重要です。
▼キャンペーン企画の具体例
目的 |
適したキャンペーン形式 |
新商品の認知拡大 |
ハッシュタグ・写真投稿型キャンペーン |
アカウントのフォロワーを増やす |
フォロー&いいね型キャンペーン |
ブランドや商品の話題化 |
ハッシュタグ・メンション型/シェア型 |
ユーザー投稿を集めたい |
ハッシュタグ付きの写真投稿キャンペーン |
店舗への来店促進 |
フォロー&来店写真投稿キャンペーン |
サービス利用の促進 |
コメント・アンケート投稿型キャンペーン |
また、プレゼント内容も合わせて検討しましょう。
自社商品や割引クーポンのほか、テーマに沿ったオリジナルグッズなど、目的やターゲットに沿ったプレゼントを選定することが大切です。
3. 抽選・当選通知の詳細を決める
キャンペーンを実施する際は、当選者の選び方や通知手段をあらかじめ決めておくことが重要です。
抽選方法には主に以下の3種類があります。
- ランダム抽選:応募者の中から無作為に選ぶ最も一般的な方法
- 選考型:投稿内容や写真の質をもとに選ぶ方法
- 投票型:他のユーザーの「いいね」数などで人気上位者を選ぶ方法
当選連絡はDM(ダイレクトメッセージ)で行われるケースが多く見られます。なりすまし対策として「当選者には公式アカウントからご連絡します」と明記しておくと安心です。
また、当選後の連絡期限や発送時期も事前に定め、投稿内容に記載しておきましょう。
4. 投稿や広告クリエイティブを作成する
キャンペーンを実施する際は、ユーザーに内容がしっかり伝わるように、見た目と情報の両面でわかりやすい投稿やバナーを作成することが重要です。
特にInstagramでは、第一印象で興味を持ってもらえるかどうかが応募数に直結します。
キャンペーン投稿では、以下の要素を意識して構成しましょう。
- 企画名や「キャンペーン実施中」の目立つ訴求
- 応募方法(例:フォロー&いいね)
- 実施期間
- プレゼント内容や当選人数
デザインは視認性を重視し、スマホ画面での見やすさを優先するのがおすすめです。
また、投稿だけでなく、リーチを拡大したい場合はInstagram広告を併用するのもよいでしょう。
5. 応募規約を作成する
キャンペーンを安全かつスムーズに運用するためには、あらかじめ応募規約(利用規約)を明示しておくことが不可欠です。
万が一トラブルが発生した際にも、運営側のスタンスを明確にしておくことで対応しやすくなります。
応募規約で定めておくべき主な項目は以下の通りです。
- キャンペーンの実施期間
- 応募方法と参加条件
- 抽選・当選発表の方法
- 賞品内容と発送スケジュール
- 応募に関する注意事項(複数アカウントの使用禁止など)
- 個人情報の取り扱いについて
- 禁止行為や免責事項
- 主催者の情報
これらを明記することで、参加者にも安心感を与え、トラブルの予防につながります。
6. 当選通知・賞品発送をおこなう
キャンペーン実施後、スムーズに当選通知と賞品発送を行うことで、参加者の満足度やブランドへの信頼感を高めることができます。
当選連絡はInstagramのDMで行うのが一般的です。なりすましによるトラブルを防ぐため、事前に「公式アカウントからご連絡します」と明記しておきましょう。
当選者には、賞品発送に必要な情報(氏名・住所・電話番号など)を提出してもらいます。
その際は、個人情報の取り扱いについても明記し、外部への漏洩がないよう慎重に管理しましょう。
また、賞品到着後に「届きました」といったユーザー投稿を促すことで、自然な二次拡散(UGC創出)につなげることもできます。
7. キャンペーンの効果測定をおこなう
キャンペーン終了後は、目的に対してどれだけ効果があったかを客観的に振り返ることが欠かせません。
事前に設定したKPI(重要な指標)をもとに、数値を定量的に確認することが基本です。
たとえば以下のような項目をチェックしましょう。
- フォロワー数の増加
- 投稿のインプレッション数・エンゲージメント率
- ハッシュタグ投稿数やシェア数
- 応募数やUGCの件数
- 商品ページやキャンペーンLPのアクセス数・CV数
成果が目標に届かなかった場合は、原因を分析し、改善点を洗い出すことが次回施策の質を高めます。
また、UGCが多く集まった場合は、後日の投稿やLP素材として二次活用するなど、キャンペーン終了後の展開にもつなげると効果的です。
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