ゲーム要素を取り入れたキャンペーンは、話題化しやすくユーザーに楽しんで参加してもらえるというメリットがあります。
「ゲーム要素を取り入れたキャンペーンの事例を知りたい」「自社オリジナルのゲームを開発したい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ゲーム要素を取り入れたキャンペーン戦略のメリットやゲームの種類、キャンペーン事例などを解説するので、ぜひ参考にしてください。
ゲーム要素を取り入れたキャンペーン戦略とは
ゲーム要素を取り入れたキャンペーンは、名の通り、クイズや謎解き・パズルゲーム・シューティングゲームなどの要素を活用したキャンペーンのことです。
キャンペーン戦略にゲーム要素を取り入れることで、通常のキャンペーンに比べて興味関心を引き、多くのユーザーの参加を促すことができます。
また、ゲームを通じて自社商品・サービスやブランドに対して興味を持つきっかけとなるので、継続的に関心を寄せてもらうきっかけにもなるでしょう。
ゲーム要素を取り入れたキャンペーンは、WebサイトやSNS、アプリ開発などさまざまな分野で活用されています。
ゲーム要素を取り入れたキャンペーンのメリット
ゲーム要素を取り入れたキャンペーンには、以下のようなメリットがあります。
- キャンペーンの話題性が高まる
- 参加率の向上が見込める
- コンテンツが充実する
- 長時間滞在してもらえる
ここでは、それぞれのメリットについて解説します。
キャンペーンの話題性が高まる
SNSキャンペーンにゲームの要素を取り入れることで、キャンペーンの話題性が高まり、ユーザーの関心を引きやすくなります。
たとえば、ミニゲームのスコアに応じてお得に商品を購入できる仕組みを作ったり、おすすめ商品などを掲載したりすれば、集客効果も見込めるでしょう。
また、SNSでのシェアや拡散を促すボタンリンクを載せておけば、キャンペーンに参加したユーザーがSNSを通してさらに情報を発信してくれます。
ゲーム要素を取り入れたキャンペーンが話題化することによって、認知拡大や新規顧客の獲得を図れる点もメリットです。
参加率の向上が見込める
ゲーム要素を取り入れたキャンペーンは、従来のキャンペーンに比べて参加率の向上が見込めるというメリットもあります。
たとえば、SNSキャンペーンを実施する際は、「フォロー&シェア」などの応募条件を定めるのが一般的です。
一方で、ゲームを活用すればユーザーに「楽しそう」「キャンペーン自体だけでなくゲームにも興味がある」と思ってもらえる可能性が高まります。
通常のSNSキャンペーンよりも、ゲーム要素を含んだキャンペーンの方が、多くのユーザーに参加してもらいやすいと言えるでしょう。
コンテンツが充実する
ゲーム要素を取り入れることで、SNSやWebサイト内のコンテンツが充実します。
ゲームプレイを通じて、商品やサービスを体験できるゲームを実装すれば、楽しさを提供しながら商品理解を促せるでしょう。
ゲームを通じて、自社商品の特徴や魅力、競合他社との違いなども訴求できれば、新規顧客の獲得やロイヤリティ向上も見込めます。
自社Webサイトのコンテンツが充実すれば、ユーザーの再訪問を促すきっかけにもなります。
長時間滞在してもらえる
ゲーム要素を含んだキャンペーンは、ユーザーの滞在時間を延ばせるというメリットもあります。
Webサイトの滞在時間を延ばすことは、Webマーケティングにおける顧客のナーチャリングで欠かせません。
商品や企業に対するロイヤリティ向上だけでなく、ゲーム内に広告を表示させるといった施策も効果的です。
SNSキャンペーンに活用できるゲームの種類
SNSキャンペーンに活用できる代表的なゲームの種類は、以下が挙げられます。
- クイズ・謎解き
- パズルゲーム
- シューティングゲーム
- スロット・クレーンゲーム
それぞれの種類について見ていきましょう。
クイズ・謎解き
クイズ・謎解きは、出題したクイズや謎を解く形式のゲームです。
商品やサービスに関連するクイズを出すことで、商品やブランドに対する理解度を深めつつ、自社商品の認知度を高められるきっかけになります。
また、頭を使ったクイズを出すことでユーザーの記憶に残りやすい点もメリットです。
簡単すぎず難しすぎないよう、ほどよい難易度に設定するといいでしょう。
パズルゲーム
パズルゲームは、ブロックやピースを組み合わせて解く形式のゲームです。
謎解きやクイズなどと組み合わせる形式や、クロスワードのようにだんだん完成させるタイプの形式などがよく見られます。
パズルゲームは途中離脱が起こりにくく、最後までメッセージを伝えやすいのがメリットです。
シューティングゲーム
シューティングゲームとは、ユーザーの操作によって機体を動かし、的を撃つ形式のゲームです。
他のゲームに比べて臨場感があり、視覚的な効果を与えやすいのが特徴。シンプルかつ誰でも楽しめるうえに、やり込み要素を盛り込むのもよいでしょう。
スコア機能を使ったクーポン配布とも相性が良いと言えます。
その他
このほかにも、以下のような種類のゲームも効果的です。
「当選」「落選」といったシンプルな当選通知も、これらの要素を取り入れることでユーザーにワクワク感を与えることができます。
自社商品やサービスに合わせて、最適な形式のゲームを選ぶといいでしょう。
ゲーム機能を活用したSNSキャンペーン事例
ここからは、ゲーム機能を活用したSNSキャンペーンの事例について紹介します。
ゲーム型マイレージキャンペーン|スマートシェア株式会社
参照:アサヒ飲料「ドデカミンBIG」とカプコン「ロックマン」がコラボレーション。スマートシェア株式会社が、ゲーム型マイレージキャンペーンを開発
アサヒ飲料株式会社が実施する、「ドデカミンBIG」と人気ゲーム「ロックマン」がコラボしたキャンペーンの事例です。
対象商品を購入し、キャンペーンシールの二次元コードを読み取ると、対象商品1本購入につき「挑戦チケット」が3枚分マイページ上に蓄積されます。
挑戦チケット1枚あたりゲーム内で1回の挑戦が可能で、勝敗に関わらずポイントを獲得でき、ポイントを貯めることで賞品に応募が可能です。
ドデカミンの主要消費層は30代以上の男性ですが、10~20代の若い世代を対象に広げるため、エンターテイメント性豊かなゲームを通じて販促キャンペーンを企画したとのこと。
ファミペイ限定 毎日挑戦ゲーム|ファミリーマート
参照:【ファミマのアプリ ファミペイ限定】1日1回挑戦できる!5月度 毎日挑戦ゲーム|FamilyMart
ファミリーマートの公式アプリ「ファミペイ」では、アプリ限定で1日1回挑戦できるピッチングゲームチャレンジを実施しています。
期間中、1日1回ゲームに参加でき、最大10万円相当のファミペイボーナスが当たるというもの。
ファミペイでは、ピッチングゲームだけでなく、レースゲームや釣り、金魚すくい、ボウリング、スロットなど、さまざまな形式のゲームキャンペーンを展開しています。
このように、あらゆる種類のゲームを通じて定期的にキャンペーンを実施することで、ユーザーの定着率が高まったり、ロイヤリティ向上などの効果が見込めます。
ARパッケージキャンペーン|SUNTORY
サントリーでは、強炭酸水「THE STRONG 天然水スパークリング」と対戦格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」がコラボしたARゲームを公開しました。
THE STRONGのボトルにスマートフォンをかざすと、無料で何度もプレイできます。
強炭酸水が埋まった氷山にダメージを与え、スコアを競う内容で、賞品の爽快感を体験できるゲームとなっています。
ゲーム内で人気の高いステージをモチーフにしており、ゲームの人気キャラクターを選択して遊べるため、ゲームのファンにも喜ばれる事例となっています。
体験型キャンペーン|いろはす
コカ・コーラの「い・ろ・は・す」ブランドでは、スマートフォンで気軽にサステナビリティに貢献できる体験型キャンペーンを実施しました。
同ブランドの商品を購入し、ラベルに記載している二次元コードを読み込んでサイトにサクセスすると、ブロックを1個獲得することができます。
このブロックを参加者同士で積み上げることでオブジェが作られ、ブロック1個につき1円が森・山・川・海を守る活動団体に寄付されるというもの。
さらに、積んだブロック数に応じて抽選に応募できるダブルチャンスなども用意されており、サステナビリティに関心を持つ消費者層以外にもアプローチしている事例です。
大玉チョコボールをついつい食べたくなるゲーム|森永製菓
参照:https://www.morinaga.co.jp/kyorochan/game/
森永製菓株式会社では、9月6日「キョロちゃんの日」に合わせて、「大玉チョコボール」をついつい食べたくなるゲームを公開しました。
チョコボールならではのワクワク感の詰まったゲームを楽しむことができ、ゲームをクリアすると抽選で大玉チョコボールが当たるというもの。
キャンペーン終了後もWebサイトからゲームを遊ぶことができるので、再訪問の促進やロイヤリティ向上が見込めます。
ゲーム機能を活用したSNSキャンペーンならOWNLY
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