投稿するときには忘れてはならないことがあります。それは、ユーザー目線でポストを作成することです。
私たちはつい、投稿すれば多くの人に見てもらえると考えがちですが、そもそもX(Twitter)ユーザーのほとんどは、あなたの会社にそれほど興味を持っていません。X(Twitter)で認知を拡大したいなら、まずはユーザーに興味を持ってもらうチャンスをできる限り拾っていくことが大切です。
具体的に4つのポイントがあるので、順にみていきましょう。
X(旧Twitter)の企業アカウントとは?
X(Twitter)の企業アカウントとは、企業が自社商品やサービスを宣伝することを目的としたアカウントのことを指します。
X(Twitter)アカウントは、Instagramのように個人アカウント・ビジネスアカウントの区別がありません。そのため、細かなルールを意識する必要がなく、自由に運用できることが特徴です。
リアルタイムで鮮度の高い情報を発信できることから、リリース情報や最新情報をタイムリーに告知できます。
また認知拡大やブランディング、口コミによるサービスの分析、ユーザーとのコミュニケーションが取れる点がメリットです。
以下の資料では、フォロー&リポストキャンペーン成功事例を紹介しています。
キャンペーンの成功事例から、フォロー&リツイートを成功させる方法を網羅的に解説しています。

X(旧Twitter)の企業アカウントを運用するメリット
X(旧Twitter)の企業アカウントを運用するメリットは、以下のとおりです。
- 拡散力が高く認知度向上につながる
- 顧客対応・問い合わせ対応ができる
- UGCの創出・活用ができる
ここでは、それぞれのメリットについて解説します。
拡散力が高く認知度向上につながる
X(旧Twitter)は、投稿がフォロワー以外にも届きやすい仕組みが特徴です。
リポストやいいねによって情報が拡散されるため、フォロワー数が多くなくても認知を広げられます。特に話題性のある投稿や共感を得やすい内容は、一気に数万〜数十万インプレッションに達するケースもあります。
また、検索やおすすめ表示によって過去投稿が再び露出する点も強みです。キャンペーン情報や新商品の告知を投稿すれば、短期間で多くのユーザーに届けられます。
広告に頼らずとも拡散が期待できるため、コストを抑えながら認知度向上を図りたい企業に適した媒体といえるでしょう。
顧客対応・問い合わせ対応ができる
X(旧Twitter)は、ユーザーとの双方向コミュニケーションが取りやすい点も大きなメリットです。
リプライやダイレクトメッセージを通じて、商品に関する質問や不明点に迅速に対応できます。問い合わせ窓口として活用することで、ユーザーの不安をその場で解消しやすくなるでしょう。
さらに、公開のリプライで対応することで、同様の疑問を持つ他ユーザーにも情報を共有できます。
対応のスピードや丁寧さは企業の印象を左右するため、適切な運用を行えば信頼性の向上やファン化の促進にもつながるでしょう。
UGCの創出・活用ができる
X(旧Twitter)では、ユーザーが自発的に投稿した内容を活用しやすい点も大きなメリットです。
ハッシュタグを設けたキャンペーンや投稿の呼びかけを行うことで、商品やサービスに関する口コミや体験談が自然に集まります。第三者のリアルな声は信頼性が高く、新規ユーザーの意思決定にも影響を与えます。
また、集まった投稿をリポストしたり、WebサイトやLPに掲載したりすることで、コンテンツとして再活用できます。
自社で制作する情報だけでなく、ユーザーの視点を取り入れることで表現の幅が広がります。結果として、ブランドへの共感や参加意識の醸成にもつながるでしょう。
X(旧Twitter)の企業アカウントの作り方|4ステップ
X(旧Twitter)の企業アカウントは、基本的な設定を押さえることでスムーズに運用を開始できます。主な流れは以下のとおりです。
- アカウントを開設する
- アイコン・ユーザー名を決める
- プロフィールの文章を作成する
- 外部リンクを設定する
それぞれのステップに分けて解説します。
1. アカウントを開設する
まずはX(旧Twitter)の公式サイトまたはアプリからアカウントを作成します。
メールアドレスまたは電話番号を登録し、認証コードを入力することで基本設定は完了します。企業アカウントとして運用する場合は、個人用とは分けて専用の連絡先を用意しておくと管理しやすくなります。
アカウント名には、企業名やブランド名をそのまま使用するのが基本です。ユーザーが検索した際に見つけやすくなり、信頼性の向上にもつながります。
また、複数人で運用する場合は、ログイン情報の管理ルールや投稿フローを事前に決めておくことが重要です。初期段階で体制を整えることで、運用開始後のトラブルを防ぎやすくなります。
2. アイコン・ユーザー名を決める
アイコンとユーザー名は、アカウントの第一印象を左右する重要な要素です。
アイコンには企業ロゴやブランドを象徴する画像を設定し、一目で公式アカウントだと分かる状態にします。
ユーザー名(@から始まるID)は、できるだけ企業名やサービス名と一致させるのが基本です。短く覚えやすい表記にすることで、検索やメンションのしやすさが向上します。
既に使用されている場合は、不要な記号を増やしすぎず、公式であることが伝わる形に調整しましょう。統一感のある設定にすることで、他チャネルとの連携やブランド認知の強化にもつながります。
3. プロフィールの文章を作成する
プロフィール文は、アカウントの目的や提供価値を端的に伝える重要な要素です。
訪問したユーザーが「どんな企業なのか」「フォローするメリットは何か」を瞬時に理解できる内容にまとめます。
企業名や事業内容に加えて、発信する情報のジャンルや更新頻度なども具体的に記載しておくと親切です。
また、ブランドの世界観やトーンを統一することも重要です。親しみやすさを重視するのか、信頼感を重視するのかによって言葉選びは変わります。
さらに、問い合わせ方法や対応時間を記載しておくと、ユーザーの不安を減らしやすくなります。
4. 外部リンクを設定する
プロフィールには、公式サイトやECページなどの外部リンクを設定できます。
X(旧Twitter)から直接遷移できる導線を用意することで、認知だけでなく具体的な行動につなげやすくなります。新商品ページやキャンペーンLPなど、時期に応じてリンク先を変更するのも効果的です。
また、複数のリンクをまとめたい場合は、リンク集サービスや専用ページを活用すると整理しやすくなります。ユーザーが迷わず目的のページにたどり着けるよう、リンク先は分かりやすく設計しておきましょう。
プロフィールと投稿内容を連動させることで、流入から成果までの導線を強化できます。
X(旧Twitter)の企業アカウントを運用する際のコツ
ここからは、どのように企業のポストを作成していくのかを解説します。
X(Twitter)は個人アカウントとビジネスアカウントの区切りがない分、いくつかのポイントを意識することを心がける必要があります。
1. 初めてのポストはすぐに
アカウントを開設したら、なるべく早く「はじめてのポスト」をしましょう。
ポストが1件もない状態だと、ユーザーからは「更新するつもりがないアカウントかな?」「偽者のアカウントだろうか?」と思われてしまいます。
ポストがないアカウントは怪しい印象を与えかねません。本格運用が先になるとしても、アカウントを作ったらまずは1件ポストしておくことをオススメします。
最初のポストといっても特別身構える必要はなく、X(Twitter)を始めるにあたって、これまで決めてきたことを参考にポストすれば大丈夫です。
会社の自己紹介、何のためにX(Twitter)を始めたのか、どんなポストをしていくのか……など。本格運用まで期間がある場合は、その旨も書き添えておくと良いでしょう。
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例) はじめまして!〇〇株式会社です。 〇〇(事業内容)をする会社です。 ご愛用頂いている皆さまと交流し、〇〇の魅力をより伝えていきたいと思いXを始めました。 6月からX始動すべく準備中です。どうぞよろしくお願いします!
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2. 固定ツイートで”らしさ”を示す
大抵の場合、X(Twitter)での出会いはポストから始まります。ポストからアイコンや名前をチェックして、そしてプロフィールを訪問し、フォローするか決める、という流れです。
プロフィールに訪れたユーザーは、
- まずアイコンと名前を見る
- 次にプロフィール文を読んでヘッダーを見る
- そして最近のツイート1~3件くらいを読んで、フォローするか決める
という順に見ていきます。1. 2. はアカウント開設時点で整えているはずなので、開設後に意識したいのは特に3の最近のポスト部分です。
アイコン、名前、プロフィール文、ヘッダーを見て興味を持ってくれたとしても、プロフィールと最近のポストに一貫性がなければユーザーは帰ってしまいます。
たとえば、プロフィール文には商品の最新情報をポストすると書いてあるのに、最近のポストはランチの話ばかりだとがっかりしますよね。過去のポストにはちゃんと商品の最新情報が載っていたとしても、そこまで遡ってみてもらえるとは限りません。

そこで便利なのが「固定ポスト」です。最も伝えたいポストを1件、最上部に固定することができます。するとプロフィールとポストの一貫性が保たれた状態を作っておけるので、いつプロフィールを見に来られても安心です。

ポストを固定するには、ポスト右上の・・・をクリックし、「プロフィールに固定する」を選択します。
一番見てほしいポストか、ユーザーに響きそう(反応がいい)ポストを固定しておきましょう!
3. 「2つのタイムライン」を意識
ここまでは「プロフィールから見たタイムライン」をいかに整えるかという話でした。
しかし普段ユーザーが見ているのは、個々人のプロフィールではなく全体のタイムライン、つまりホーム画面のタイムラインです。

ホーム画面のタイムラインには、フォローしている人の様々なポストに加え、彼らがいいねやリポストしたものも表示されます。すると絶えず更新されていくので、昔のポストはどんどん下のほうの見えない所へ流れていきます。
タイミングが合わなければ、基本的にポストは見逃されます。あなたのポストは、たまたまその時X(Twitter)を見ていた一部のフォロワーにしか届きません。
だから、アカウントがアクティブな状態をなるべく維持するのが大切です。
といっても、そんなに頻繁にポストするのは難しいですよね。そこでオススメしたいのが、「ストック型ポスト」と「フロー型ポスト」を分けて用意する運用方法です。
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ストック型ポスト
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フロー型ポスト
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概要
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本当に伝えたい情報
高エンゲージメントを狙いたい投稿
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頻繁に投稿できる内容
アクティブな印象を与える
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頻度
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週1回~
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毎日
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例
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お役立ち情報、新商品の情報、 キャンペーン情報
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あいさつ、ニュース紹介、 顧客などのポストに反応(返信やリポスト)
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ストック型ポストは、ユーザーに本当に伝えたい渾身のポストを指します。プロフィールで書いているような本当に発信したいポスト(新商品情報、キャンペーン情報、会社の紹介、お役立ち情報……)で、ユーザーの反応がもらえるよう緻密に練って投稿する必要があります。ストック型ポストは頻繁に投稿するに越したことはないありませんが、週1回くらいでもいいでしょう。
いっぽう、もっと気軽な投稿がフロー型ポストです。たとえば、毎朝のあいさつ、他のアカウントへの返信、業界のニュースを要約して伝えたり、昔のポストを自らリポストしたりといった手段もあります。下記の記事でもいくつかアイディアを紹介しているので、よかったら参考にしてください。
4. 企業公式アカウントの強い味方「予約投稿」
アカウントがアクティブな状態を維持すると言っても、朝や夜の投稿は難しかったり、繁忙期や休暇などでX(Twitter)を更新できなかったりするのはやむを得ないことです。
そんな時に心強い味方が、予約投稿です。あらかじめポストを作っておいて、いつ投稿するのか日時を指定できます。
予約投稿を行うには、(アプリではなく)ブラウザからX(Twitter)にアクセスして投稿する必要があります。投稿画面を開き、下部のカレンダーアイコンをクリックして日時を指定します。ポスト内容を入力して、「予約設定」ボタンを押下すれば設定完了です。
予約済みのポストを見たい時は、投稿画面から「未送信」→「予約済み」と進んでいってください。
広告アカウント開設済みの方は、広告アカウントの投稿作成画面からも予約投稿できます。投稿作成画面の「ポスト」の横の▽をクリックして、「予約設定」を選択するだけです。
予約済みポスト一覧は、クリエイティブ→ポストと進んで、「予約済」で絞り込むだけです。こちらの画面のほうが、投稿の予定は見やすいかもしれません。
新商品発売日の9時に投稿したい、とか、休暇取得する日のポストはあらかじめ作っておこう、など、企業公式アカウントでは時間を指定して投稿したい場面がたくさんあると思います。予約ツイートを覚えておくととても便利です!
企業が投稿する上での注意点
企業がポストを作成するにあたって、「炎上リスク」と「セキュリティ対策」については十分注意しなければなりません。
ここではそれぞれの注意点について解説します。
ポストによる炎上リスクを考える
X(Twitter)は拡散力が高いぶん、好意的でないコメントが拡散されることで、炎上が発生するリスクも考えられます。
個人で使用するアカウントならダメージは少ないでしょう。しかし、企業のX(Twitter)が炎上することは、企業のイメージダウンに繋がりかねません。
一度炎上が発生するとマスメディアなどにも取り上げられ、収拾がつかなくなってしまう恐れもあるので、十分な対策が必要です。
炎上を防ぐことは難しいものの、SNS運用担当者が気を付けるべきポイントはいくつかあります。
SNSでの言及を避けるべき話題は以下の通りです。
- 時勢や政治・宗教・経済格差・地域格差といったセンシティブな話題
- スポーツ、スキャンダルなど考え方に多様性がある話題
- 性差別やセクシュアリティーにまつわる話題
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また上記に限らず、災害やテロが発生した際の投稿内容にも十分注意しましょう。
X(Twitter)アカウントのセキュリティーは厳重に
企業X(Twitter)では、主に情報漏洩とアカウントの不正ログインに対するセキュリティ対策が必要です。
悪意ある第三者にアカウントが乗っ取られることのないよう、発行するID・パスワードは適切に管理することを徹底しましょう。パスワードは分かりやすい文字列を避けつつ、定期的に更新することが有効です。
またセキュリティ設定は、2段階認証の採用やプライバシーの効果範囲についても社内で話し合っておくといいでしょう。
SNS運用担当者が個人アカウントを利用している場合、情報漏洩のリスクも懸念されるため、個人利用に関する制限などの対策も必要になります。
SNSのマニュアル作成や社用端末の管理、投稿前には内容を二重チェックするなど、セキュリティ対策は万全にしておきましょう。

まとめ
X(Twitter)運用は長期施策で、広告のように短期で数字が伸びるものではありません。しかし誠実な運用を積み上げていくことで、あなたの会社やブランド、商品に対し親近感を持ってもらえます。いざ必要となった時に、思い出してもらえるようになるでしょう。
急激に売上を伸ばしたり、多くの人に一気に届けようとしたり、いわゆる”バズり”を狙おうとしたりすることはオススメできません。コンテンツが溢れる今の時代において、情報は届けるだけではあまり意味がないからです。
たった1人に興味を持ってもらうために試行錯誤を繰り返すこと。まどろっこしいように思えますが、SNS運用は将来に向けた投資です。目の前の1人を大切にしていくことが、結果的に選んでもらえるブランド作りに繋がっていくので、コツコツ長い目線で頑張っていきましょう!