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アンバサダーマーケティングとは?メリット・デメリットや費用相場・成功事例も紹介

アンバサダーマーケティングとは?メリット・デメリットや費用相場・成功事例も紹介

インフルエンサーをアンバサダーとして採用し、SNS上のPR活動を行う取り組みが活発になっています。

今回は、Instagramでファン(※)の中からインフルエンサーを見つけ、アンバサダーとしてPRのサポーター活動をしてもらっている例をご紹介します。

※ここでいう「ファン」とは、ブランドそのものやブランドに合ったハッシュタグを付けてくれているユーザーなどを含みます。

アンバサダーは、SNS上の影響力があったり、ブランドのマーケティング活動に理解があったりと、協力的なユーザーを選ぶことが一般的です。
お金を払ってキャスティングするインフルエンサーと異なり、元々ブランドのファンであるアンバサダーには、自発的に商品の宣伝をしてくれたり、準スタッフのように共に施策を盛り上げてくれたりといった高い貢献が期待できます。

それでは、早速事例を見ていきましょう。

目次

  1. 約2週間でハッシュタグ付きの応募投稿が650件以上に
  2. アンバサダーの投稿を二次活用
  3. 定常的なハッシュタグの訴求で「アンバサダー候補」を育成
  4. まとめ

アンバサダーマーケティングとは

アンバサダーマーケティングとは、自社の商品やサービスを実際に愛用しているファンを「アンバサダー」として起用し、魅力を広めてもらう手法です。

企業からの一方的な宣伝ではなく、消費者目線のリアルな声が発信されるため、広告よりも信頼されやすい点が大きな特徴です。

SNSやブログを通じた発信はもちろん、イベントや体験談の共有など、具体的な取り組みも幅広く展開されています。

従来のインフルエンサーマーケティングとの違いは、フォロワー数や影響力に頼るのではなく、実際に商品に共感し愛着を持つ人が主体となる点です。

そのため、発信内容が自然で説得力を持ちやすく、購入検討中のユーザーにポジティブな影響を与えられるでしょう。

アンバサダーマーケティングのメリット

アンバサダーマーケティングには以下のようなメリットがあります。

  1. 信頼性・説得力が高まる
  2. ユーザーの生の声を吸収できる
  3. 多様なコンテンツを作成できる
  4. 広告感が薄い
  5. 新たな層へアプローチできる

ここではそれぞれのメリットについて解説します。

1. 信頼性・説得力が高まる

アンバサダーマーケティングの大きな強みは、実際に商品を利用している人の声が発信の中心になる点です。

企業発信の広告は「売りたい」という意図が前面に出やすく、ユーザーに敬遠されることも少なくありません。

しかし、アンバサダーは一消費者としてリアルな体験をもとに発言するため、自然に説得力が生まれます。

また、友人や家族からの口コミと同じような親近感を持たれることで、購入検討者の信頼を獲得しやすくなります。

2. ユーザーの生の声を吸収できる

アンバサダーマーケティングでは、日常的に商品を使っているユーザーがアンバサダーとなるため、企業は実際の使用感や改善点を直接把握できます

従来のアンケートや市場調査よりも具体的で、リアルタイム性のあるフィードバックが得られる点が大きな価値です。

例えば「使いやすい場面」「不便に感じた部分」といった細かな感想は、次の開発やサービス改善に直結します。

また、アンバサダー同士の発信を通じてユーザーが何を求めているかを把握でき、ブランドと顧客の距離を縮める効果も期待できます。

3. 多様なコンテンツを作成できる

アンバサダーマーケティングの魅力は、アンバサダーそれぞれが独自の視点で発信することで、多様なコンテンツが自然に生まれる点です。

たとえば写真や動画、レビュー記事、日常の活用シーン紹介など、発信スタイルは人によって異なります。

企業が一方的に制作した広告では伝えきれない細部の魅力や利用シーンが、リアルな生活の中で表現されるため、消費者は具体的なイメージを持ちやすくなります。

さらに、SNSやブログ、YouTubeといった複数のプラットフォームに拡散されることで、ブランドの露出が広がるのもメリットです。

ブランドイメージの強化だけでなく、購入検討層へのアプローチにもつながるでしょう。

4. 広告感が薄い

アンバサダーマーケティングは、従来の広告と比べて宣伝色が強く出にくいのが特徴です。企業からの一方的なメッセージではなく、実際に商品を愛用しているユーザーが自発的に体験を語るため、自然な口コミに近い印象を与えます。

とくにSNSでは、日常生活の一部として商品を紹介する投稿が多く、フォロワーにとっては「広告を見せられている」という感覚が薄れるでしょう。

その結果、情報の受け入れやすさが高まり、購買意欲にもつながりやすくなります。

さらに、広告感が少ないことでブランド好感度が上がり、長期的な信頼性も向上しやすいでしょう。

5. 新たな層へアプローチできる

アンバサダーマーケティングは、従来の広告では届きにくかった層にアプローチできる点も大きな魅力です。

アンバサダーは必ずしも有名人や大規模な影響力を持つ人ばかりではなく、日常生活の中で身近に情報を発信している一般ユーザーも多く含まれます。

そのため、友人やフォロワーといった小さなコミュニティに自然に情報が広がり、結果的に新しい潜在顧客層へブランドの存在を届けることが可能です。

また、アンバサダーの属性や趣味嗜好に合わせた発信によって、ターゲットを絞った広告以上に効果的に働く場合があります。

アンバサダーマーケティングのデメリット

アンバサダーマーケティングは信頼性や拡散力に優れる一方で、注意すべき課題も存在します。

企業が導入を検討する際は、以下のようなデメリットを理解しておく必要があります。

  • 発信内容がアンバサダー任せになるため、ブランドイメージのコントロールが難しい
  • アンバサダーの熱量や発信頻度に個人差があり、効果にばらつきが出やすい
  • 成果が短期的に表れにくく、効果測定が難しい
  • 報酬や商品提供の仕組み次第では「広告・ステマ」と見なされ、信頼を損なう可能性がある

これらの点は、企業がアンバサダー選定や発信ルールの設計を丁寧に行うことである程度解消できます。とはいえ、従来型の広告とは異なり、企業側が自由にコントロールしきれない側面を持つことは認識しておくべきといえるでしょう。

アンバサダーマーケティングの成功事例|MUSE&CO.(ミューズコー)

約2週間でハッシュタグ付きの応募投稿が650件以上に

会員制ファッションセールサイトMUSE&CO.(ミューズコー)は、Instagram上で公式アンバサダーを募集しました。
公式アンバサダー募集ページ

サイトの大幅リニューアルに伴い、ミューズコーを一緒に盛り上げていくという位置づけで募集。
アンバサダーには、Instagramでハッシュタグ「#museco」「#ミューズマガジン」と自社アカウントのタグ付けをして定期的にブランドPRの投稿をしてもらいます。アンバサダーになると、人気ブランドの展示会やイベントへの招待、撮影同行、サンプリングなど、ファンなら確実に喜ぶ特典が用意されています。

アンバサダー応募方法は、アンバサダー活動時同様のハッシュタグ「#museco」「#ミューズマガジン」を付けて期間内にInstagramへ投稿すること。約2週間と限られた応募期間にも関わらず、投稿総数は650件以上となりました。今回実際にアンバサダーに選ばれたのは37名で、そのフォロワー数の合計は35万人以上となるそうです。定期的に投稿をしてもらったら、単純計算でかなりのリーチが見込めることになりますね。

アンバサダー募集時にはOWNLYで応募投稿を収集して、効率的に閲覧・管理をしていました。

アンバサダーの投稿を二次活用

ミューズコーは、公式アンバサダーにInstagram上で投稿してもらうだけにとどまらず、アンバサダーの投稿をECサイトや自社のアカウントで積極的に二次活用しています。

ECサイトのトップページでは、アンバサダーの投稿をInstagramフィードで大きく表示しています。

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ミューズコーの公式アンバサダーは、一覧ページで紹介しています。
公式アンバサダーの一覧ページ

また、自社で運営している「MUSE MAGAZINE」でもアンバサダーの投稿を活用しています。記事ではアンバサダーひとりひとりにクローズアップして、コーデ術などのテーマでアンバサダーの投稿を紹介しています。
「MUSE MAGAZINE」 公式アンバサダーSTAFFBLOG

ミューズコーのInstagram公式アカウントでは、アンバサダーの投稿をリポストされています。

このように、アンバサダーの投稿を重要なコンテンツとして取り上げていくことで、ミューズコーの一員としてPR活動を盛り上げていく意識が高まり、自発的な投稿の増加につながっていきます。
実際、ほとんどのアンバサダーたちは、アカウントのプロフィール欄にミューズコーの公式アンバサダーであることを書いています。
自分の投稿やアカウントの露出機会が増えていくことでフォロワー増にもつながるので、インスタグラマーとして活躍したいと考えているようなアンバサダーにとっても、アンバサダーとしてのPR活動はたいへん良い機会となります。

定常的なハッシュタグの訴求で「アンバサダー候補」を育成

ミューズコーは、ファンとの日常的なつながりからアンバサダー候補を育てていく取り組みも行っています。

MUSE Girls」というInstagramコミュニティのページでは、定常的に訴求しているハッシュタグ「#museco」や「#ミューズコーねこ部」のついたユーザー投稿(UGC)を紹介しています。

ここで集まった投稿から新たなアンバサダーを選出したり、ミューズマガジンの記事で活用したりといった意図があるようです。アンバサダーになりたいと思うファンの投稿意欲を高めながら、同時にサイトのコンテンツの充実にもつながっていますね。

まとめ

いかがでしたか?Instagram上でアンバサダーの募集を行い、アンバサダーにPR活動を依頼することで、ハッシュタグや自社アカウントの拡散、マーケティングに活用できるコンテンツ拡充を効率的に行えることがお分かりいただけたかと思います。

今回詳しくご紹介はしていませんが、OWNLYでは、アンバサダーの選定や管理、コンテンツ活用に役立つ機能を多数提供しています。

アンバサダーの募集に興味がおありの方は、ぜひお問い合わせください。

各SNSの特徴を理解したり、キャンペーンを企画したりするのに役立つ資料も無料配布中です。
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