UGCの可視化によって、お客様の心をつかむプロモーションと商品開発を実現
— 販促目的のキャンペーンだけでなく、投票キャンペーンやUGCの収集も行われていますが、このようなSNSで得られたデータとお客様の声はどのように活用されていますか?
池田氏:「じゃがいも心地」というブランドでは、ファンと一緒につくるをテーマに開発部が2チームに分かれて、それぞれ考案した商品を作り、お客様にどちらを食べたいか投票していただくキャンペーンを実施しました。ユーザーからの投稿を全て集計し、開発部とマーケティング部へ共有しました。その結果、お客様の望みに応じて両方の商品を開発する可能性も検討し始めました。
SNS上のお客様の要望や感謝の声はSNS担当の広報部に届きやすいですが、現在はOWNLYでお客様の声(UGC)を可視化することで、商品に関わっている担当者に共有しやすくなりました。
自分たちが作った商品はどのように喜ばれているか、お客様の生活にどのように入り込んでいるかを確認することで、担当した商品に対して誇りを持つというポジティブなフィードバックもありました。会社内で共通言語ができたことは、私たちにとっての財産だと考えています。
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— お客様の声を元に、ゼロから商品を開発することもありますか?
池田氏:現時点ではマーケティング部が主導で商品案を考えて、開発部とともに商品を作っています。
将来的にはお客様との接点が多い広報部だからこそ、お客様の望まれる声を共有しながら、一緒に商品開発に携わることができるようになるといいなと思います。
— 各ブランドの担当者と円滑なコミュニケーションを取り、各担当者の要望や自分のアイデアを企画に反映させる際に、心がけていることがありますか?
堀崎氏:私たちは新商品の情報をただ広げればいいという考えでSNSを運用していません。各ブランドのマーケティング担当者と商品が開発された背景、ターゲット、お客様へ届けたいベネフィットの情報を深掘りすることから始めます。その後、お客様にどのように届けると自分のための商品と思っていただけるのか、どのような表現が共感してもらえるのかなどを話し合い、施策を決めています。
OWNLY導入によりSNS横断型のPRが可能に。Twitterのみに注力する状態から脱却へ
— SNSマーケティングツール「OWNLY」を導入していただいた理由を教えてください。
堀崎氏:現在、広報部にとってTwitterは最も効果的なツールだと言えますが、一つのSNSにのみに注力することに危機感を抱きました。今後も引き続きTwitterに力を入れますが、これまで獲得してきた熱量の高いファンを徐々にInstagramやLINEにも繋いでいきたいと考えています。
Twitterキャンペーンへの参加後にLINEに流れる仕組みや、同時にTwitterとInstagramで開催できる仕組みができるツールを探した時に、OWNLYは私たちが求めていた要件に合致しました。
実際に導入してから、OWNLYはUGC分析にも使いやすいツールであることが分かりました。今後はTwitterキャンペーンを実施することだけでなく、UGCを収集し、ファン起点で商品開発に繋げたいです。
OWNLYの管理画面では、収集したUGCを一覧で簡単に確認することができます。
OWNLYの導入により、キャンペーン施策の幅が広がったことはもちろん、その機能が私たちの思想に近いこともありがたいですね。バズを狙いたい、認知だけを拡大させたいだけでなく、お客様に近づき、愛着を持ってもらうために、手元にある全てのものをどのように生かすかを考えると、SNSを横断して利用できるOWNLYが適していると感じました。
— OWNLYのサポート体制について印象に残っていることはありますか?
池田氏:SNSキャンペーンについて分からないことがたくさんありましたが、担当の方が知見を共有してくれたり、サポートしてくれたりしていました。
7月10日からスタートした「The素材のご馳走 リッチに羽をのばそうキャンペーン」では、スマートシェアの担当者からのヒントを得て、UGCが高まりやすい金曜日の夜の時間に当選確率アップの施策を入れ込むことにしました。
キャンペーンURL:https://koikeya.ownly.jp/story/27330
SNS運用はほぼ内製化しているため、枠内でしか考えられないところもあり、OWNLYの導入により施策の幅が広がったものの、未経験の施策の企画が難しいと感じました。そこで、定例会で商品のコンセプトや施策の目的に合わせてアドバイスをいただき、施策に落とし込むこともあります。
スマートシェア社は知見と様々な事例からのアイデアを共有していただけるので、社外にもう一人の仲間ができたような感覚です。
(右)スマートシェア株式会社 齋川
—今後、SNSマーケティング活用において取り組んでいきたいことを教えてください。
堀崎氏:ファンマーケティングを推進していきたいです。「食でくらしをゆたかに。」という思想をもとに、よりお客様と歩んでいく企業を目指したいです。こういった商品があればいいのに、など一人一人と向き合い会話を重ねながら商品を作っていきたいと考えています
また、UGCを活用し大多数の人向けよりも本当に必要としている人々が望む商品を企画していきたいと考えています。