デジタルマーケティングのトレンド!分散型メディアとは一体!?

ソーシャルメディアの普及に伴い、「分散型メディア」を利用したマーケティングが注目され、耳にする機会が増えています。
今回は、分散型メディアの特徴やビジネスモデルについてポイントをご紹介します。

目次

  • まとめ

    分散型メディアとは?

    分散型メディアとは?

    分散型メディアとは、オウンドメディア以外のプラットフォーム上でコンテンツを配信し、リーチを広げていくメディア運用です。
    自社サイトなどのオウンドメディアだけではなく、Facebook、TwitterといったSNSなどの外部プラットフォームでそれぞれ最適化されたコンテンツを直接配信する手法です。
    SNSはいまや多くのユーザーを抱える巨大なプラットフォームとなっているため、各メディアに最適化してコンテンツを配信できれば、効率的に多数のユーザーにリーチさせることが期待できます。

    従来のメディア運用との違い

    従来のメディア運用では、自社サイトなどのオウンドディアにコンテンツを蓄積し、そこにユーザーを集める手法が主流でした。
    自社で運用するSNSアカウントは、オウンドメディアに誘導するための動線として利用されることが一般的でした。ブログなどの記事を投稿したら、各SNSにリンクをシェアする、というような使い方です。
    限られた媒体にユーザーを集めることを目的としているので、その媒体のPV(ページビュー)をKPIに設定していた場合が多いと思います。

    分散型メディア登場の背景

    SNSが現在のように巨大なプラットフォームとなる以前は、検索エンジン最適化などの対策を行い、いかにオウンドメディアへ流入させるかということが重要な課題でした。
    それがSNSの台頭により、オウンドメディア以外の場所でコンテンツが大規模に拡散する現象が出てきました。SNSでバズを起こすことを目的にメディア運営を行う企業も多数登場しています。
    そもそも、ユーザーが普段見ているものは企業のサイトではなくSNSです。そのため、オウンドメディアにコンテンツを見に来てもらうという考え方から、SNSなどその場でコンテンツに触れてもらうという考えに変わる必要がありました。
    このような背景から、分散型メディアの考え方が登場しました。

    分散型メディアの特徴

    分散型メディアのメリット、デメリット

    分散型メディアのメリットとしては、オウンドメディアの制作や運用のコストがかからないことが挙げられます。
    また、オウンドメディアにわざわざ集客してPVを稼ぐ必要がないので、検索エンジン最適化の対策をとる必要がなく、検索エンジンの仕様変更の影響も受けにくいことになります。
    さらに、オウンドメディアの場合はサイトにきてくれないと更新状況がわからないということがありましたが、分散型メディアでは普段ユーザーが見ているメディアにコンテンツを配信するため、最新のコンテンツを伝えやすくなります。
    一方、分散型メディアでは、外部のプラットフォームに依存型のビジネスになってしまうというデメリットもあります。
    また、コンテンツを各SNSに合わせて最適化する編集する必要がことや、SNS上で拡散が見込めないコンテンツの場合は集客が難しいといったことがあげられます。
    さらに、オウンドメディアでは広告出稿の枠を設けて収益化を行うことが可能ですが、分散型メディアではそれができないため、マネタイズについて慎重に考える必要があります。

    分散型メディアの主流は動画

    分散型メディアでは、SNSなどのフィード上でコンテンツが閲覧されます。
    コンテンツの形式は、動画が主流になっています。投稿されたフィード上で自動再生されるのが一般的です。
    動画は他のコンテンツと違い、直感的にボリュームの多い情報量でも伝えることが可能になっています。
    動画コンテンツの供給が増加した背景には、通信速度やスマホの性能が向上し、ストレスなく動画が閲覧可能な環境が整ったということが挙げられます。

    分散型メディアのビジネスモデル

    ネイティブアドの配信によるマネタイズ

    ネイティブアドとは、一見広告のようには見えない、記事広告のことです。
    スポンサーがついたコンテンツ記事であり、自社のWebサイトを持っていなくても、各SNSに直接コンテンツを配信することができます。
    また、記事の配信で利益を生み出すことも可能です。

    コンテクスチュアルコマースの活用

    コンテクスチュアルコマースとは、生活上のあらゆる場所で決済を可能とし、さまざまな場所から商品の購入を促すことができる考えのことです。
    従来は、欲しい商品を見つけた場合は、ECサイトで商品を検索し、カートに入れて購入をしなければなかったところ、コンテクスチュアルコマースはECサイトを経由する必要はありません。
    SNS(TwitterやFacebook)やメールに表示されているBUYボタンを使用する事で、webサイトを経由しなくても直接購入することが可能になっています。

    分散型メディアの事例

    Timeline

    Timeline はFacebookの動画を使ったサービスの中では日本一の存在です。
    あらゆる年代の方にも興味が湧くような、幅広いジャンルの動画を配信しています。
    Facebookいいね数は50万件近く(2017年7月現在)非常に大きい影響力をもつメディアと言えます。

    Now This

    Now This は2012年にリリースされた、分散型メディアの先駆け的存在です。
    1日20本前後のオリジナル動画ニュースを配信しています。
    Facebookいいね数は1000万件以上、Twitterフォロー数は90万以上、Instagramフォロー数は60万以上です。(2017年7月現在)

    Business Insider

    Business Insider は、動画でニュースや生活情報などを配信するメディアです。
    主な内容は社会・政治系で、1時間単位で新しい情報を配信しています。
    Facebookいいね数は700万件 、Twitterフォロー数は200万件、Instagramフォロー数は97万件です。(2017年7月現在)

    Spectee

    海外のニュース映像に日本語で字幕テロップをつけて配信するメディア。
    更新頻度はさほどではありませんが、一定の視聴者を獲得しています。Facebookいいね数は5千ほど。(2017年7月現在)

    Buzz Feed Japan

    Buzz Feed は、全世界に12のバージョンと18のオフィスを構えるグローバル企業です。
    Buzz Feed Japanは、2016年1月にリリースされてから瞬く間に高支持を得るメディアになりました。
    Facebookいいね数は1千万件以上、Twitterフォロー数は550万件、Instagramフォロー数は300万弱です。(2017年7月現在)

    KURASHIRU

    KURASHIRUは、Dely株式会社が運営する女性向けの動画メディア。
    たった5ヶ月で国内月間再生数は1億回を記録。
    Facebookいいね数は100万件、Twitterフォロー数は24万程度、Instagramフォロー数は16万件以上です。iosアプリもあります。

    DELISH KITCHEN

    DELISH KITCHENはエブリーが運営する料理動画メディア。若い女性が主な視聴者で、料理のレシピや作り方を紹介しています。
    Facebookいいね数は140万件以上、Twitterフォロー数は13万以上、Instagramフォロー数は95万以上です。(2017年7月現在)

    MINE BY 3M

    MINE BY 3Mは2015年9月にリリースされた、ファッション動画のメディアです。
    マガジン形式で、月間再生回数は○億回、利用者数は200万人を突破しています。Facebookいいね数は70万件以上、Twitterフォロー数は2万以上、Instagramフォロー数は10万以上です。(2017年7月現在)

    KALOS

    KALOS はメイクやヘアアレンジ、ネイル、ファッションの動画を配信するエブリー運営の動画メディアです。Facebookいいね数は40万件以上、Twitterフォロー数は1200程度、Instagramフォロー数は2万4千程度です。(2017年7月現在)

    C CHANNEL

    C CHANNELは2015年4月にリリースされた、女性向け動画メディア。
    スマートフォンアプリのダウンロード数は300万DLを記録。日本国外での再生が大半で、月間再生回数は6億回を突破しています。
    Facebookいいね数は900万件以上、Twitterフォロー数は30万以上、Instagramフォロー数は27万程度です。(2017年7月現在)

    まとめ

    分散型メディアは、自社サイトを持たず、主に動画の投稿コンテンツだけで存在するメディアのことです。まだまだ新しい手法ではありますが、既にいくつかの企業は成功を収めています。
    Webサイトの運営や集客を行う必要がないなどのメリットを持ち、ネイティブアドやコンテクスチュアルコマースなどで活用することが期待できます。